2005年2月16日
パンドラ号の遭難(2)

 どうもルールブックの説明が明瞭ではなく、またシステム的にも問題を感じたので、いくつかオリジナルルールと、同じく解釈を行ってみることにした。

 まず発見フェイズだが、ドアごしに見た場合は中にいた標本生物に発見されるには、2D6でその生物の知能以下が必要とする。

  そして反応フェイズ
標本生物の反応だが、 その区画に目標になるユニットがおらず、かつ攻撃の反応が出た場合、その場で暴れているのみとする。
更に一度反応を示した標本生物と凶暴化ロボットは、それ以降の反応フェイズで戦闘中でなければ、1D6で1が出ればランダムな方向に移動する。
移動した先に乗組員ユニットがいれば反応チェックを行うが、凶暴化ロボットと標本生物の場合は行わない。
移動した先がまだプレイヤーの確認していない区画だった場合は、そこにとどまって以降反応チェックを行うまでなんの行動も行わない。

 麻痺能力のある攻撃力をもった凶暴化ロボットは、乗組員との戦闘時に、1/2の確率で麻痺攻撃を行う。
乗組員が麻痺した場合は、次の反応フェイズでサイコロを振って1、2が出たら乗組員は殺される。それ以外ならロボットは乗組員から興味を失う。

 プレイヤー移動フェイズ
例え戦闘中であっても移動を試みることが出来る。
その場合移動力が戦闘中の生物以上である必要がある。


 今回も生き残っていた乗組員は一人だけという設定でプレイ。

 初期配置
 使用するキャラクターはまたランダムに決めて、生物学担当官ヘシオッド・チャリブディスとなった。
彼の各能力をサイコロを振って決定。
攻撃力(7)防御力(6)修理能力(1)重量(1)運搬能力(4)移動力(2)スタミナ(7)
妙に軽い人だ(笑)。
更に彼の初期配置をランダムに決定。
Bデッキの4番ポッド内であった。

 そこは環境制御システムポッドだった。
他にはなにも見あたらないし、環境制御システムも正常に動作しているようである。

 すぐ外のチューブ14を覗いてみると、麻痺棒船外作業服が転がっているのが見えた。
標本生物の姿はない。
チューブに出て、まず船外作業服をチェック。残念ながら酷く破れていて使い物にならなかった。
続いて麻痺棒をチェックすると、こちらは損傷を負ってはいるが使用は出来そうだったので持っておいた。

 突き当たりの7番ポッドを覗いてみる。
そこは医療ポッドだった。 工具が転がっている。
早速中に入って、工具をチェック。これも損傷は受けているが、作動可能だった。
医療ポッドも損傷を受けていたが、どうやら作動は可能なようだった。
工具も持って歩きたかったが、チャリブディスの運搬能力を越えるので、やはり麻痺棒のみ持ってゆくことにする。

 目が覚めたポッドの反対側にある1番ポッドを覗いてみた。
そこは船外脱出用エアロックだった。
また標本生物のフレッチャーゴーレムがいたが、どうやらエアロックのドアが開いているらしく、どちらも死んでいた。

 続いて隣のチューブ25を覗いてみたが、そこにはなにも無かった。
25チューブに入り、左壁の2番ポッドを覗いてみる。
そこはロボットを修理できるロボット・ポッドだった。
中に入って調べてみると、ロボット・ポッドも損傷を受けているようだったが、まだ作動していた。

 次に右壁の5番ポッドを覗いてみた。
そこは作業服を修理できる作業ポッドで、2体のロボットがいた。
標本生物用ロボットと、汎用ロボットである。
しかしなんたることか標本生物用ロボットは損傷のために凶暴化しており、こちらに気付いたようだった。
しかしなにもしようとしない。 多分思考がループにはまりこんでいるのだろう。
物騒なのでさっさと退散することにする。

 隣のチューブ36に入った。
ホッとしたことに、そこにはなにも無かった。
左壁のポッド3を覗いてみる。

 そこはいくつかのロボットをリモートコントロールできるサーベイ・ポッドだった。
他にはなにも無いようだ。

 反対側の6番ポッドも確認してみる。
そこは船外連絡用エアロックで、麻痺爆弾が転がっているのも見えた。
しかしドアが開いてしまっているらしく、宇宙服を手に入れないと中に入れない(汗)。

 その時背後でなにかが動く音が聞こえた。どうやら凶暴化した標本生物用ロボットが隣のチューブ25に出てきたらしかった。
ぐずぐずしていられないので、他のデッキにつながるラッタルに飛び込んだ。
そこにはコンピュータ・ポッドを修理できるコンピュータ・キットと壁に穴を開けたりふさいだり出来るターボ・レーザーが落ちていた。
チェックしてみると、ターボ・レーザーはなんとか使えそうだったが、コンピュータ・キットは壊れてしまっていた。

 ラッタルを降り、Cデッキへ。
Cデッキのラッタルには標本生物のブラインド・ピッグ監視ロボットがおり、その足元には武器を修理できる武器キットが落ちていた。
気付いたときにはブラインド・ピッグが体当たりをしかけてきていた(汗)。
ふっとばされて3ダメージ。
しかし同時に反撃でブラインド・ピッグに2ダメージをあたえ、殺すことに成功した。

 監視ロボットと武器キットはどちらも損傷していたが、なんとか使えそうだった。
しかしやはり重すぎるので、相変わらず麻痺棒のみを持ってゆく。

 Cデッキである。
隣のチューブ36を覗いてみると、船外作業用ロボット麻痺ガンがあるのが見えた。
チューブに入って調べてみると、ロボットは正常作動中だったが、麻痺ガンは壊れていて使い物にならなかった(汗)。

 右壁のポッド3を覗いてみると、そこは生物捕獲ポッド2で、標本生物のスクロッド偵察ロボットがおり、医療キットが落ちていた。
スクロッドはこっちに気付いたようだったが、なにを考えているのか医療キットを拾って逃げようとしている。しかしポッドからの出口は今覗いているドアだけである。
おたおたしているスクロッドを残し、反対側のポッド6を覗いてみた。

 そこは監視ロボットをリモートコントロールできるクルー・ポッドだった。
しかし標本生物のマザーがおり、こっちに気付いて攻撃しようと触手を振り上げていた(汗)。
う〜む。

  なんだか物騒な雰囲気になってきたので、いったんBデッキの先端まで戻って医療ポッドで怪我を治すことにした。
なんとか医療ポッドにたどり着いたが、チューブの方で物音がする。凶暴化したロボットが動いているらしい(汗)。
医療ポッドで治療を受け、スタミナは2回復して6になった。どうやら医療ポッドも保ってくれたようだった。
まだ完治しているわけではないので、もう一度治療を受ける。
更に2回復してスタミナは8になったが、医療ポッドは煙を噴いて止まってしまった(汗)。

 チューブ14に出て、隣のチューブ25を覗くと、凶暴化した標本生物用ロボットがうろついているのが見えた。
向こうもこっちに気付いたようだが、相変わらずうろうろするばかりだ。
思い切って中に入ってみた。
襲いかかってきた(笑)。
麻痺させられた(笑)。
そして殺された(笑)。

 だいぶマシになったが、まだ不明瞭な点や納得できないところがある。
今度やるときにはもうちょっと手を加えてみたい。


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