Nikon 1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM

 ニコンのミラーレスカメラのCXフォーマット用レンズ。
画像はNikon 1 J4につけた状態。
35mm換算で27〜81mmをカバーするズームレンズで、交換式のレンズには珍しくレンズシャッターを備えたモデルで、使い心地はほぼコンデジ。

 実のこのレンズの前に同じ焦点距離をカバーする沈胴式のレンズ1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6が存在したのだが、これがとんでもない設計ミスレンズで、使っているうちにすぐに絞りが壊れて真っ暗の写真しか取れなくなるという代物だった。
これが完全に時限爆弾で、ちゃんと動いているものを送っても、移動中の振動で着いたら壊れているということも十分にありえるレベル(汗)
そこでニコンがこりゃいかんと同じ焦点距離で出し直したのが本レンズである。
当時の状況は知らないが、無償交換とかをしていればいいのだが、そうじゃないならなかなかやばい案件である。
ちなみに化夢宇留仁も該当レンズの壊れて使えないのを1本持っている(汗)
このレンズ騒動もCXフォーマットを終わらせた原因の1つだと思う。


 カメラの電源を入れると、鏡胴がせり出して自動的にレンズのシャッターが開き、撮影可能状態になる。
この感覚は完全にコンデジ(笑)
ここで重大発表だが、ニコン1シリーズのレンズの多くにはピントリングが無い(汗)
マニュアルでピントを合わす場合には本体から操作するのだ。
これはもうニコンの大失敗で、これもCXフォーマットを終わらせた原因の1つだと思うのだが、みんなピントリングをくりくり回すのが大好きなのに(笑)、その楽しみを奪ってしまったのだ。
ちうわけでそういうところもコンデジっぽい。
レンズ本体にはズームリングがあるが、これも電動ズームである。
これは動画撮影を意識した結果かと思うが、化夢宇留仁は動画を撮らないのでよくわからない。ちうか電動ズームの割に本体にはズームレバーが無いんですけど・・・。
電動だったら手動で回しても一定の速度でズームできるということか?
そうだとすると動画の都合で静止画の利便性を捨てていることになるが・・・(汗)

1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOMの得意なところ・いいところ
●小さくて軽い
●レンズシャッター式なので蓋を付けたり外したりする手間がない
●画質もシャープでそこそこいい
●手ぶれ補正付き

1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOMの苦手なところ・悪いところ
●ピントリングがない
●電動ズームが触っていて気持ちよくない

作例(ライトルームによる編集済)
ゾック 混沌 ココイチ 病院 街並み チャーシューはみ出しすぎ 地下鉄 チキンラーメンカー

 普段使い用としては、非常に小さくフタを開けなくてもいいなど機動性が高く、画質も悪くないので使い勝手のいいレンズ。
その代わり交換レンズならではの趣は少々犠牲にしている感がなきにしもあらずだが。

 ところで化夢宇留仁はいろいろあってこのレンズを2本所有している(汗)
そうしたかったわけではないが(汗)、ニコン1はJ4とV3があるし、J4の方は基本的にこのレンズを付けっぱなしでプラモ制作経過の撮影に使うので、2本あっても困ることはない。

20241028


Nikon 1 V3 カメラ道楽 Nikon 1 NIKKOR VR 30-110mm f/3.8-5.6

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