Call of Cthulhu リプレイ14

ヨグ・ソトースの影
銀の黄昏錬金術会 その1

探索者紹介

ジョナサン・クラーク(J プレイヤーはマリネラ島 島猫氏
医者 33歳
ヒルディ・ジョンソン(H プレイヤーは酔っ払い氏
フリーのジャーナリスト 27歳
ピーター・ジョン・ブランデン(P プレイヤーは秋山氏
フリーのカメラマン 29歳
クリス・オニール(C プレイヤーはVALIS氏
私立探偵 21歳

キーパーの独り言
 セッション14回目にして、とうとう本命の「ヨグ・ソトースの影」が始まりました。
ちなみにあまりにオーバーキルな内容を鑑みて、探索者は5つの命を持っているという特別ルールを採用しています(笑)。

 そして今回より、新しくVALISさんのキャラクター、クリス・オニールが参加します。
まずはクリスの登場となるのですが、話は過去に遡ります。


K

4月23日18:00頃。
 クリス・オニールは、目の前を走る中国人風の男レイモンド・ロークを追って、ボストン港近くの暗い路地を走っていました。
なぜそんなことになったかと言うと、話は1年前まで遡ります。

 クリス・オニールは、1年前に兄ジェームズが失踪して以来、兄が生きていることを信じ、その行方を探していました。
しかし当時ジェームズが研究していた書物の類は全て持ち去られており、頼りに出来るのは当時の記憶と、ジェームズの遺したメモ帳だけでした。
記憶をたどってジェームズが調べていたようなオカルトっぽい書籍などをあたってみましたが、今のところこれと言った手応えはありません(<オカルト>+1D20+1)。
 またジェームズが失踪する2ヶ月前に担当した仕事(ジェームズが最後にまともに探偵らしく仕事をした依頼です)は、クリスは別の細かい依頼を担当していて詳しいことは分からなかったのですが、それはニューヨークで働いていた息子が行方不明になったのを探して欲しいというボストンに住む父親からの依頼でした。
メモの当時のページには「未来???」「拉致?」と書かれていました。
結局行方不明の息子は見つからず、それどころか依頼主だった父親までもが行方不明になってしまい、その後ジェームズは奇妙な本を調べるのに没頭しだします。
今となってはこの依頼は関係者が全て行方不明になってしまい、どうにも手の着けようが無い状態です。
 メモ帳はスケジュールなどが書かれていましたが、他人に見られた場合を考えていたらしく、どの項目もあまり具体的なことは書かれていませんでした。
しかしジェームズが失踪する3日前のスケジュールに、どうやら電話を聞きながら書き取ったらしいメモがあり、「グランドホテル 16:00 レイモンド・ローク」と書かれていました。
クリスはその名前からなんとか探し出そうとしましたが、見つけられませんでした。
そこでホテルの従業員の一人に金を掴ませ、当時確かにレイモンド・ロークという中国人風のイギリス籍の男が泊まっていたことを確認し、また同じ男がやって来たら連絡すれば金を渡す約束をしていました。

 従業員から連絡が入ったのは、1928年4月18日のことでした。
ホテルを見張り、レイモンド・ロークの人相を確認。
更にどこへ行って、どういうことをするのかを確かめようとしたのですが、男はたまに食事にでかけるくらいで、ほとんどホテルから出ようともしません。
従業員の話では、やって来た初日には鞄を持って出かけ、帰ってきたときには鞄は無くなっていたということなので、もう用は済ませてしまったのかもしれません。しかし電話はたまに掛かってきたり、掛けていたりするようでした。
ロークに電話を掛けてきた男は、ベルフェゴールと名乗っていたそうでした。
クリスは電話帳を調べましたが、ベルフェゴールという名前は見つかりませんでした。

 4月22日の夜に、ロークが外出しました。
こんなチャンスは2度と無いかもしれないと思い、タクシーに乗って後をつけます。
ロークはボストンの外れの木々の間に建つ住宅を訪ねました。
クリスは停まると怪しまれると思い、場所を覚えてそのまま通過しました。
翌日行ってみると、そこはモーリスという名前の自動車部品製造会社の社長の家だと分かりました。
思い切って訪ねてみると、太った黒人の女性が出て、夜はここにいないので分からないし、名刺を出してくれれば旦那様が会って話すと言います。
しかしクリスは兄の件もあって用心深く、名刺を渡しませんでした。
 その日の昼に、レイモンド・ロークがイギリス行きの船のチケットを買い、今チェックアウトしたという連絡を受けます。
ロークの乗る船は19:00出航予定でした。
クリスは慌ててボストン港へ向かい、船に乗る前のロークを捕まえます。
ロークを路地に引っ張り込み、「1年前に失踪した探偵ジェームズ・オニールについて話を聞きたい」と言うと、ロークは突然走り出しました。
その後を追うクリス。
二人の足音が、暗い路地に響き渡りました。

C 「待て!!」
K というところから始まります。

探索者詳細

クリス・オニール
(Chris O'neal)
プレイヤー・VALIS氏

 
●私立探偵 21歳
STR 12 DEX 13 INT 18
CON 16 APP 14 POW 12
SIZ 11 EDU 11

耐久力:14
収入$9,500

言いくるめ(40) 忍び歩き(30) 錠前(80)
法律(30) 拳銃(80) 泳ぐ(50) 回避(71)
機械修理(40) 考古学(10) 説得(40)
ボートの操縦(30) 目星(50)

【基本的な背景】
 クリス・オニールはアイルランド移民の2世です。
幼少の頃、両親は他界し、身よりは10歳違いの兄ジェームズだけとなります。
ジェームズは長じて私立探偵として身を立てるかたわら、両親のいないクリスを献身的に育てました。
クリスもそんな兄を誇りに思い、いつか兄と一緒に探偵として活躍したいという夢をいだくようになりました。

 高校進学時、クリスは進学せずにすぐに働きたかったのですが、兄の強い命令でボストンカレッジ高校に進学します。
しかし在学中も兄の探偵業の手伝い、探偵にまつわる修行にあけくれ、高校側からは不良学生とみなされていました。

 なんとか高校を卒業したクリスは晴れて兄の探偵業を手伝うことになり、二人でボストン市内にオニール兄弟探偵社という事務所を開きます。
探偵業は順調で、クリスも兄の薫陶の結果、19歳の頃には、いっぱしの探偵として活躍するようになりました。
 しかし、幸福な日々は長くは続きませんでした。
その頃から、ジェームズの様子がおかしくなります。図書館に入り浸り、何やら調べ物をして過ごすようになります。
また見たことのない外国の書物を読み耽るようになります。
しだいに探偵業がおろそかになっていくジェームズに、クリスは何度も説明を求めましたが、ジェームズは「お前は知らなくてもいいことだ」とにべにもありませんでした。ジェームズの代わりに探偵業をこなすことによって、この時期クリスの技量が格段に上がったのは皮肉な結果です。

 クリスが20歳の時、ジェームズは突然事務所の自室から失踪しました。部屋には荒らされた跡とおびただしい人血が飛び散っており、
ジェームズが集めていた書物は全て無くなっていました。
その血は血液型からジェームズのものだと判定され、ジェームズは失踪したとしても長くは生きられないだろうというのが警察及び監察医の所見でした。
警察は物盗りの犯行と断定、犯行を押さえられた犯人がジェームズを殺害し、遺体を遺棄したと発表しました。
しかし懸命な捜査の甲斐無く、遺体は見つからず、犯人の行方も杳としてしれません。

 クリスは最愛の兄の死を信じず、今も、探偵業の傍ら兄を探し求めています。
クリス・オニールは行動派の人間であり、思索よりは行動による事態の打開を好みます。
兄に対して半ば盲目的な愛情をいだいており、兄をそしる言動には理性を失います。
兄の事件の影響で、超自然的な出来事には嫌悪感と興味の相反する感情を持っています。

 兄の事件はクリスの探偵眼からしても奇妙な点が多すぎました。
兄の失踪の手がかりが少しでも掴めないか?その一心で、超自然的な出来事が絡む事件に関しては必要以上に興味を示します。
風貌は爽やかで、物腰も必要に応じて穏やかにすることもできますが、基本的には熱血漢です。
あまり探偵らしくない身軽な格好を好みます。
学生時代の付き合いが効を奏して、今もダウンタウンのごろつきの間では少しは名の知れた存在です。
兄仕込みの拳銃使いはかなり高度な域に達していますが、本人は競技には興味が無く、あくまで探偵技術として腕を磨いています。

 兄共々クラーク医院にはお世話になっており、ジョナサンとは顔なじみです。
またヒルディとピーターとも、何度か情報交換したことがあります。

【持ち物】
兄の写真
会う人には誰でも兄の写真を見せるのが半ば習慣化しています。
解錠セット
虫眼鏡
45口径オートマチック


K 男は荷物を持ったまま、息を切らして逃げています。
クリスはCON×5ロール
C 27>27/80成功です
K では路地を走り続け、やがては金網で行き止まりになっているところにたどり着きます。
男は金網を登ろうとしますが、クリスが迫っているのを見て諦めた様子です。
C 「やあ、レイモンド、手間かけさせんなよ、こら!」
K 開き直った感じで、こちらを振り返りました。
「誰だおまえは。」
C 「しがない私立探偵さ」
K 「探偵が探偵の敵討ちってわけかい。なるほどな。」
C 「ジェームズを知っているのか!
K 「忠告してやる。おまえさん、見たところまだヒヨッコじゃねえか。
オニールが関わっていた事件は、おまえのようなヒヨッコが関わってもどうにもならねえ。
命が惜しけりゃ手をひくこったな。」
C 「ひよっこかどうか試してみたって良いんだぜ」と言いつつ、銃を構えつつ注意して近寄ります
K 「おっとっと。そんな危ないオモチャはしまっておくんだな。怪我するぜ。」
  そう言う男の顔は焦っています。
C 「俺は何もお前に恨みがあるわけじゃない。情報提供には礼はたんまりはずむぜ」
K クリスが5mまで近寄ったとき、男が右腕を振り、その腕をクリスの方に向けようとします。
C 伏せます!
K Keeper: 45(1D100) = 45
ではクリスは<回避+20>
C 15>15/91成功です
K 銃声がとどろきますが、いきなり伏せられて男は戸惑いつつ、しかし再び手にしたデリンジャーを向けます。
もう1発残っているはずです。今度は避けようがありません。
C しょうがない!撃ちます!
K 3d6
Keeper: 10(3D6) = 10
クリスが先のようです(笑)。

キーパーの独り言
 実はロークのデータは作っていなかったのですが、出目45なら命中させるくらいの腕は持っているだろうと判断しました。
しかし前もって「伏せる」という有効な発言があったので、回避に+20のボーナス。
 最後の3D6は勿論ロークのDEXを決めたものです(笑)。


K 普通に撃ちますか?
C

銃を持っている手を狙い撃てますか?

K 命中率は大幅に下がりますが可能です。
C 狙い撃ちます
K では拳銃/2で。
C

わあ
72>72/40外しました

K 基本命中率では命中ですね。
男の右腕の付け根に命中しました。
チェックは無しです。
C 了解です
銃を奪い取れますか?
K 男は一応反撃します。しかし腕が痺れているようです。
Keeper: 60(1D100) = 60
クリスの頭上を銃弾が通り過ぎました。
路地に銃撃音が反響しています。
男の銃は手首と腕に縛り付けて固定されているようです。
C

殺したくないなあ
普通に撃ちます

K ではその前に<目星>
C 89>89/50 失敗!
K では撃ってください。死ぬかも(笑)
C

1>わああ!

K 距離的にはゼロ距離で・・・あああ(汗)
C

「しまった!」
駆け寄ります

K 距離が近いのと、サイの目もあるので、好きなところに命中したと言うことでかまわないですよ。
チェックもつけておいてください。

キーパーの独り言
 そもそも腕の付け根に命中したダメージを出すのを忘れています(汗)。
そして<目星>は男の銃が2発で弾切れのダブルバレルデリンジャーだと確認するためでしたが、失敗。
 キーパーとしては、登場したばかりのクリスに大怪我されても困るし、ロークにも少しはしゃべってもらわないと格好が付かないので、なんとか殺さないように苦労しています(笑)。
しかし結局至近距離で45口径オートの致命的な命中弾が(笑)。


C

では右手に当ててください

K 了解。では右手に命中。
一応ダメージを振ってください。
C 1d10+2
Chris: 9(1D10)+2 = 11
やば、死にましたか?
K 右手なので即死はしませんが、距離も近いことだし、右腕はぐちゃぐちゃですね(汗)

キーパーの独り言
 その前の右腕のダメージもあるし、今回も本当は倍ダメージなので、ルール通りなら3回くらい死んでます(笑)。


C

銃の脅威はなくなったようでしょうか?

K Keeper: 75(1D100) = 75
男は意識を失って倒れます。
銃の脅威は意識があっても完全に無くなりました。
C 止血します
K <応急手当>
C 12>12/30 成功
K ではどうやら一時的には出血を止められました。意識も戻るようです。
少しして、目を覚まします。
C

では尋問します
「知っていることをあらいざらい喋るんだ」

K 「・・・・・やるじゃねえか。ヒヨッコのわりにはよ。」
C 「追従はいい!兄は、ジェームズは?」
K 男は腕時計を見ます。
「もう時間がねえ。俺を船に乗せてくれ。」
C 断ります。
K 「俺は秘密を話せば死ぬより酷い目に合うことになる。だから話せねえ。
あんたも聞いたら同じ目に合うんだ。聞かねえ方がいい。」
C

「もとより覚悟は出来ている」

K Keeper: 29(1D100) = 29
「兄・・・ 」
C !?
K 「おめえ、あいつの弟か・・・」
C 「そうだ」
K 「そうか・・・なるほどな。」
C

「頼む、教えてくれ!兄貴は生きているのか?」

K 「俺は・・・死ぬのか?」
ほっとけば死ぬでしょう。
C 「今から医者に連れて行く」
クラーク先生のところに連れて行きます!
K 「そうか・・・兄貴の行方を追ってるってわけか・・・」
C

「知り合いに名医がいる、助けてやるから、気を確かに持て」

K 「じゃあこれだけは教えてやろう。銀の黄昏だ。銀の黄昏には近づくな。おまえも兄貴と同じ目に合うぜ。」
C 「銀の黄昏?それは何だ?」
K 男はふっと笑い・・・
Keeper: 63(1D100) = 63
再び気を失います。
C かつぎあげてジョナサンの元に運べますか?
K 運んでいる間に死亡する可能性は非常に高いです。しかもその状態でタクシーには乗りにくそうな。
Keeper: 51(1D100) = 51
なんだかやばそうです。今すぐに処置をしないと死ぬでしょう。
C

応急手当ではだめですか?

K ではもう一度<応急手当>どうぞ。大成功なら。
C はい!
42>42/30 失敗
K 男の脈は無くなり、呼吸も止まってしまいました・・・
C 死んだか…
K 死んだようです。
C

所持物を漁ります

K イギリス国籍のパスポート、財布、短剣、デリンジャーの弾丸、メモ帳くらいですね。
C 全部持ち運べそうですか?可能なら身ぐるみ剥ぎます(笑
K 荷物はもう一つ、鞄がありますが。
C おお
K では男の鞄にその辺をつっこみました。
C

落とし物など無いか確認して、その場を立ち去ります。

K 了解。その場を立ち去りました。
J

なんと・・・ハードボイルドな。いいなあ(笑)

K 翌日。24日火曜日。
C 「うう、成り行きとはいえ、人を殺してしまった」悪夢から目覚めます
K ピーター、ジョナサン、ヒルディ、アンソニーは事件のごたごたで1日潰れます。
クリスは好きに行動できます。

キーパーの独り言
 化夢宇留仁もハードボイルドは好きなので楽しかったですが、こんなことやってたらプレイヤーの命がいくつあっても足りないとも思いました(笑)。

 4月24日火曜日は、前回の「夜の魔王」で、ポール・モーリス社長が行方不明になった翌日にあたります。


C ロークの死体が事件になっているか、ボストン・ガゼット紙かなにかで調べます
K まだモーリス社長行方不明のニュースは朝刊には載っていません。ロークの死体は記事になっています。
レイモンド・ローク イギリス人
住所はロンドン。
C 了解です。遺品を調べます。
K メモ帳にはシルバーと書かれて、電話番号、それにベルフェゴールという名前。
それ以外には特に目を引く情報は無いですね。
C 電話番号をメモります
新聞には他に目を引く記事はありますか?
犯人の目星とか
K Keeper: 73(1D100) = 73
今のところは分からないですが、大口径の銃で撃たれたための出血多量が死因のようです。ご存じだと思いますが(笑)。
しかし財布その他も取られているので、物取りのせいだと思われている様子です。
C 当時弾道検査なんかあったんでしょうか?
弾回収してないし(笑
K そう言えばデリンジャーは死体の右腕に固定されたままです。
弾道検査については、至近距離から腕に侵入して徹底的に破壊しているので、シロウトが見ても大口径の銃だと分かる状態でした(笑)

キーパーの独り言
 ルールブックにも書かれていますが、当時は弾丸から発射された銃のタイプや、銃の現物があれば、その弾丸がその銃から発射されたものかどうかは分かりましたが、旋条痕を指紋のように銃の個体を特定する証拠としては考えていませんでした。


C ではその他の持ち物を調べます。
K ナイフは曲がった刃のついたエキゾチックなデザインのものですが、それ以外はこれと言ってなにも分かりません。
財布の中身もこれといって目を引く物はなし。
C パスポートにも変わった点はないですか?
K パスポートは正式なイギリス政府の発行した物ですね。
C ローク本名?
K 本名のようです。
C 鞄には他に何か入っていませんか?
K 着替えがほとんどですね。あとは45口径のリボルバーと、丸い石に奇妙な星のようなものが描かれたものも。
C 「何だこの石ころは」
K なんでしょうねえ(笑)
C 興味がないので鞄にしまいます(笑
K 了解(笑)
あ、一応<オカルト>を振ってください。
C はい!
<4>4/10 成功^^
K 星形のマークは五芒星と呼ばれ、オカルトでは重要な印だと分かりますね。しかしこの印は中央に炎のような印があるのが少し変わっています。
C 「見たことのない模様だ…」
では、何かの役に立つかもしれないので、大事にしまっておきます、金庫にでも。
K 了解。
それからどうしますか?
C はい、2点あります。
まず「銀の黄昏」という言葉について調べる。
次に電話番号に間違い電話のふりをして電話する(笑
K これまでに仕入れたオカルト知識で、アレスター・クロウリーという人物が作った「黄金の曙錬金術会」というのは聞いたことがありましたが、「銀の黄昏」は・・・
<知識>どうぞ。
C 9>9/55 成功ですね
K ボストンの街に「銀の黄昏錬金術会」という友愛協会が建物を買い取って活動しているのを知っています。
建物は何度か見たこともあります。
C なるほど、会の名か!
では、電話番号を確かめた後、銀の黄昏錬金術会について調査します、今日一日で。
K 電話はしますか?
C 今、何時ですか?
K 昼前ですね。
C ではやってみます。
K では電話に男が出ます。
「はい。銀の黄昏錬金術会です。」野太い声です。
C 「ボストン運送のもんですけど、ベルフェゴールさんはいらっしゃいますかね?」
K 「・・・・・・・」
C しまった、ま、いいか
K 「少々お待ち下さい。」
少しして「どこからの荷物ですか?」
C 「ロークさんからのお届けもんなんすよ、小包、今から届けていいっすか?」
あ、しまった、またやった(汗
K 「ローク?」少し驚いた様子です。
C 名前出し過ぎ…
K Keeper: 16(1D100) = 16
「よく分からないので、とりあえず届けていただけますか?それから確認しますので。何時頃になるでしょう?」
C 「じゃあ、小一時間後にお届けしますよ!」
K 「分かりました。ボストン運送さんの・・・担当の方のお名前をお教えいただけますか?」
C 「ジム・ハットンでさあ!」
K 「ジム・ハットンさんね。分かりました。お待ちしております。」
電話が切れました。

キーパーの独り言
 シナリオ通りなら、ベルフェゴールはとっくの昔にアメリカを出ているのですが、後々の展開への振りが多い方がいいと思ったので、最近までアメリカにいたという情報を出しました。
おかげでこの後の時間の辻褄をどう合わせばいいのか途方に暮れました(笑)。

 それにしてもクリスのプレイヤーはクトゥルフは初体験の筈なのですが、アドリブ能力の高さには驚かされました。


C むーん
K なんか届けるんですか(笑)?
C さて、小包は届けません
出まかせです
K はい(笑)
あの調子だとボストン運送に確認されているでしょう。
C でしょうね(汗
ですから、行かない方が無難です
K 偶然そこにジム・ハットンという人がいたら酷い目にあってるかも(笑)
C わああ!ごめんよおお!
K それからどうしますか?
C 協会について調べます。
K どうやって?
C 図書館(笑)
K 了解。一番近い大きな図書館はボストン図書館です。
C ではボストン図書館に弁当もって出かけます
過去の新聞などは置いていますか?
K ありますよ。
C では、「銀の黄昏」というワードに引っかかりそうな記事をかたっぱしから調べます。
協会の歴史・沿革など。
K パソコンがないので、自力で範囲を絞って探すか、司書に案内して貰うかのどちらかになります。
C うーん
K パソコンってほんとに便利ですね(笑)
C google神召還したいです(笑

キーパーの独り言
 最近キーパーやってて常々思うのですが、インターネットのワード検索というのはほんとに便利です。
便利すぎてみんな調べものとはそういうものだと思ってしまうようで、ほとんどのプレイヤーが1920年代の図書館や新聞社でもワード検索をしたがります(笑)。
当時ワード検索をしようと思ったら、有能な司書に頼るしかないでしょうが、勿論司書でも蔵書の全ての内容を記憶しているような人はいないでしょう。


C 司書に頼むと後でなんかありそうなので、自力で。
K 了解。
それっぽいと思われるコーナーでそれっぽいと思われる本を捜すと(笑)
C 本ではなく新聞調べたいです
K 了解
C 閉館時間まで時間の許す限り
K 新聞はなにしろ毎日色々な出版社から発行されているので、より見つけるのは困難かも。
期日は特になしで?
C む、そうですね
期日は…うーん
どうしたらいいだろう(とPlayerさんたちを見る(笑))
K ご意見ある方がいたら言ってもいいですよ(笑)
C やっぱり本にしたほうがいいですかね?神秘主義関係
探しやすそう
K はっきり言って情報が少なすぎるので、まだしも書籍の方がいいかもしれないですね。
C 神秘学関係の書棚で探すことにします
K 了解。
では<図書館>
C 66>66/25失敗
K 了解。それで今日は終わりです(笑)
C 「うーん、骨折り損か」
H (横から口出し:電話帳に「銀の黄昏…」が乗っているなら、地方紙からそのキーワードを探す…って手もありますよ。ただの融和協会を偽装しているなら、ボランティア活動や、寄付の欄から探す事も出来ます)
C おお!なるほど!
J (さすがジャーナリスト)
C ありがとうございます、ヒルディさん

キーパーの独り言
 ヒルディ流石です。
サイコロ振る前に言ってくれるともっとよかったのですが(笑)。
チャットの場合は長文を書いている間に話が進んでしまうことが多いので、入力に時間がかかりそうな時は、とりあえず「はい」でも「あ」でも、簡単な言葉を表示させておく必要がありそうです。


K 25日水曜日。
ピーター、ジョナサン、ヒルディの3人は今日は自由に活動できます。
今日の新聞にはモーリス社長行方不明の事件も載っています。
例の招待状はまだ届いていません。
C
「モーリス社長ってあの!」
K クリスはその記事を見てショックを受けます。
C 詳しく紙面を読んでおきます
K 紙面ではモーリス社長が夜中に行方不明になり、それを目撃していたのは娘のジョディー、それに医師のジョナサン、ジャーナリストのヒルディ、カメラマンのピーター、作家のクラークだということです。
妙に見覚えのある名前が並んでいます(笑)
C 「なんと!クラーク先生!それに、兄さんの知り合いの、ジョンソンさんとブランデンさんか!」
K まず3人はどうするかを確認しておきましょう。おそらくなにもすることは無いと思いますが(笑)。
J とりあえず集まって相談を・・・
K アンソニーも呼びますか?
J そうですね。
K 了解。アンソニーも来ます。

C 新聞を見てジョナサンさん達を尋ねてみる気になります。
K 了解。まずどこへ連絡を?
C ロークの件と何か関係があるかもと考え、まずはジョナサンに電話。
K 4人はクラーク医院に集まっているのかな?
H 密造ウィスキーを呑みながら、自室でタイプライターを叩いています。「ああ、記事にならない^^; うがぁ^^;」
J クリスと他の探索者を引き合わせるかはまだですね。
C そうか!この時代は密造なんですね(._.) φ メモメモ
H とか言いながら、ピーターの写真上がり待ちですね
K そこにジョナサンから召集令状が(笑)
P 一日あれば現像できるでしょ
K でも昨日は警察にごやっかいになってたから・・・(笑)
J 橋の欄干?
P そうだ、今回撮ってないや(笑)
欄干しか
H あの丸い欄干で記事を書いているんです。悩むでしょ(笑
K ではジョナサンのところに4人集まっているとします。
実家の方の居間です。家族は病院に行っています。
H はい、では、書きかけの記事を持って、ジョナサン邸へ
C では実家に電話します「もしもしクラーク先生をお願いします。」
K 了解<電話(少々お待ち下さい)
J 受付嬢「どのクラーク先生?」
K ああ、話がこんがらがっている(笑)
C 電話は一旦止めますね
後ほど〜
相談してください(笑
K 了解(笑
で、4人はなにか取り決めや相談などありますか?
アンソニーはまだショックが抜け切れていないようです。
C せっかちですいませんm(__)m
K いえいえ(笑)

キーパーの独り言
 明らかにキーパーの説明不足です。
キーパーとしてはクリスが連絡をとるまでに、前日も含めて4人は相談する時間があるはずなのでそれを取ろうと思ったのですが、かえって混乱を招いてしまいました。
またこの相談が予想以上に長引いたのも想定外でした(笑)。


J まず事件と警察の捜査および新聞の記事について相談したのち、事件の拝借品について。
H 記事は警察担当の記者がそのまま、警察発表を(憶測を交えて)書いただけと思って間違いないでしょう
K その通りです
H 警察捜査に関しては、取調べの程度によりますが、ココはkeeperにたずねるしかないかと思います
K みなさん他にも新聞記者に何度も取材されました(笑)
警察の捜査に関しては詳しいことは聞いていませんが、ジョディーの証言もあり、夜闇に乗じて「何者かに」連れ去られたということになっています。
J Hildy記者が入手した、ポール・モーリス社長の呪文めいた書類と、Peter氏が入手した古の印の石が問題なのですが。
H ジョディーは、書類等を失敬した事に気が付いていますか?
K 気付いていないようでした。
J 確認しますと、判読した限りでは、そこに記されていたのは「夜の使者への呼びかけ」と「夜の使者の支配」それに「毒蛇の腕」「古き印の創造」といった呪文、それに銀の黄昏錬金術会の教義がいくつかとのことでした。
K ぶっちゃけて言えば、「夜の使者」は「夜のゴーント」です
C おお!
僕の好きな(笑

キーパーの独り言
 基本的には呪文や怪物の名前は、ルールブックそのままでは出さないようにしています。
名前が出た途端にデータがプレイヤーの頭に浮かんでしまっては、緊張感も雰囲気もあったものではありません。
ここで「夜のゴーント」の名前を出したのは、呪文の名前も変えてあるし、それを覚えるかどうかなど、考慮する要素が多すぎると進まなさそうだと判断したためです。
すでに終わったシナリオのことだというのも勿論あります。


J 「毒蛇の腕」以外の呪文1つを習得することも可能ということです。
K 「毒蛇の腕」も不可能ではないですよ。難しいだけで。
「毒蛇の腕」は自分の両腕を毒蛇に変えるという恐ろしく邪悪な呪文です。
H ちなみに英語…だったですよね?<書類
K 英語です。詠唱部分はいわゆるローマ字読みが必要なところも多々あるようですが。
J 英語ですね。呪文倍数は高いぽいと予想されますが、INTが高いほうが習得しやすいでしょう。
K 言ってしまうと、呪文を覚えるには<INT×8>、「毒蛇の腕」も<INT×4>という高確率で覚えられます。
メモの不完全なレジュメを元にした場合は、呪文倍数がそれぞれ1下がります。
しかし今回のシナリオが始まるまでに覚えるかどうか試せるのは各自一つだけです。
C 夜のゴーント使役できたら便利そうですね
H では、呪文系統は誰かにお任せして…「銀の黄昏錬金術会」の教義を調べてみます
J 呪文習得はやりたくない感じなのです(笑)
K 教義の方も、このシナリオが始まるまでに、じっくり読む機会が1回あります。
J なお<古き印>を入手しましたが、はたして活性化されているかとか厳密には分からないわけです。
C (合流してからで良ければ、呪文覚えますけど)
K この相談が終わった頃に、電話がかかってきます(笑)
アンソニーは「夜の使者の召喚」を覚えたいと言います(笑)
J 召還しても従属しなければ無意味です。
K でもアンソニーは召喚したいようです(笑)
H 「おい! 何があるかわからないんだぞ! 社長みたいになりたいのか?」とアンソニーに言います
K 「でも・・・もっとはっきり観察したいじゃないですかあ。」
J POWが高くないと従属は厳しいです。
ぶっちゃけ召還しても、心身にダメージが入る危険性があります。
K 召喚/従属の両方を覚えていれば、緊急時以外は自動従属ルールを適用予定です。
J <古き印>の活性化というのも、これから神性とその眷属と対峙する場合を考えると有用なのですが。
また呪文の出所を考えれば、召還より従属の方が優先順位が高いでしょうね。
K しかし古き印の効果は詳しく書かれていないので、なにやら護符にもなって夜の使者を呼ぶのに必要としか分かりません。
従属はいざとなったら実に役立ちそうですね。
J と、今までの発言は『Jonathan本人』ではなく『Jonathanのプレイヤー』の意見です。
H 「時が来るまで、Drに預かってもらう! Drの了解が出るまで堪えてくれ」とアンソニーに頼みます
K 「分かりました。」残念そうですが、素直なアンソニーです。
H という事で、茶封筒に入れて、難儀な書類をジョンサンに押し付けます
K ピーターは覚えたい呪文は無いですか?
P 無いです。SANはこれ以上減らしたくないです(笑)
K そうですよね(笑)
ではジョナサンはどうしますか(笑)?
キーパーの独り言・・・
この先のキャンペーンは・・
実にオーバーキルで・・・
夜のゴーント程度の雑魚は出てこないかも・・・・
独り言終了(笑)
C ふぇぇぇ(;>_<;)
J ルールにはあいまいな記述しかないのですが、魔術師の呪文メモを精査して正気度が失われることはあるのでしょうか。
K 正気度消失はありません。
J ありがとうございます。そこら辺のルールがわりとあいまいなんですよね・・・
K その辺はその都度でっちあげるのがクトゥルフだと私は考えています(笑)
J <古き印>の活性化はできる限りの方に習得して欲しいですが、うかつに試すわけにも行かないですし・・・習得できるのでしょうか(汗)
K 修得自体は簡単ですよ<INT×8>ですから。レジュメでも×7。
モーリス社長の勉強のたまものです(笑)
J なお、Jonathanのキャラクターは別にオカルト寄りではない、という設定も苦しいところです。
K その辺はプレイヤーが折り合いをつけていただくと言うことで(笑)
今まで怪物を・・・あ、ジョナサンは1回しかまともには目撃してないのか(笑)
ピーターは3回ともバッチリ目撃してるのに(笑)
C POW12のクリスが取るのは無謀ですか?
クリスは兄を助け出すには何でもやる覚悟ですので、いざというときはご用命を(笑)
K クリスはこのパーティーではPOW高い方です。
というか一番高い(笑)
J 呪文の概念を学ぶ、ということはそれ自体がオカルティスト的な概念にコミットするということでもありますから・・・
K そうですね
しかしメモに書いてあるのはあくまで手順なので、暗記と考えても大丈夫ですよ。
H ともあれ、「君子危うきに近寄らず」ってところで、今回は保留と言うのは?
K ジョナサンだけまだ結論が出ていないのです。
H いつか、使いこなせる人間が出てくるまで(笑
K もう出てこないでしょう(笑)

キーパーの独り言
 相変わらず強力な、「現実」の壁です。
特にヒルディは呪文に対して拒否反応を示しています。
気持ちは分かるのですが、「ヨグ・ソトースの影」は現実にすがっていては生き残れないキャンペーンなので、キーパーとしては複雑なところです。


J Peter氏とHildy氏はJonathanに押し付け、ということで決まっているようですね。
K そのようです(笑)
H ええ、手に負えないものは投げちゃう(笑<押し付け
P いや、私はアンソニーに覚えて貰うのが一番良いような気がします
C なるほど、いいアイデア(笑)
K 出た!ビット、またはファンネルNPC(笑)!
ジョナサンがこれを覚えろと言えば、どれでもアンソニーは一生懸命覚えると思いますよ(笑)
J ところがどっこいJonathanは、ジャーナリスト二人にメモのもうひとつの危険な側面−『銀の黄昏錬金術会の教義』の分析を押し付けたいと考えているのです
H 読むだけなら、『十戒』ぐらいなもので影響無いかと。
ただ、暗黒面に引きずられたら知りませんが(笑
C 複数の人間が同じ呪文を習得できますか?
K できますが、本文を持っていないと修得確率が下がります。
C なるほど
J 複数で同時習得なら有志が夜間集まって・・・て魔術団結成かい(笑)
C いいですねえ(笑)それでこそクトゥルフ
K ちなみに書類には呪文を唱えたときのSAN値喪失に関しては一切記述されていません。
唱えてみないと分からないのです。<SAN値喪失
もちろんプレイヤーがあらかじめルールブックを読んでおくのは禁止しません。
J ヤバい、というのは探索者たちの本能でわかるでしょうし、探索に必要になるかもしれない、というのはプレイヤーの本能でわかるので苦悩しているわけですが
K 実に筋の通った苦悩だと思います。
C ではとりあえずリフレクターアンソニーさん(笑)に覚えてもらってSAN値喪失の目安を推量してみてはいかがですか?
K 覚えるだけならSAN値喪失は無いですよ。
C あ、そうなんですね(#^_^#)
K 唱えてみたら狂っちゃうかもしれません(笑)
H 時限式発動トリガー?
K はい(笑)
C 覚えてPOWが減ることはあると…
K POWも減りません。覚えるだけなら。
やってみたらPOWゼロになって廃人という可能性はあります(笑)
J 旧版p.71の冒頭は気にしなくていいということで、それだけは楽です
C じゃあ、覚えておくだけ覚えておく(笑)
でも覚えたら使いたくなる(笑)
K キャラクターが納得できればゲーム的にはその方が有利ですね。
H あとは、ジョナサン次第^^
J 書類は手元にありますが、手元に<古き印>を持つのは私ではありません。
覚えたい人に書類はお渡ししますよ、ふふふ
K 古き印はピーターが持っています。
J それとクリス氏と。
P お望みなら、お譲りします
J ババ抜き状態ですな。
K ではそうやってジョナサンが書類を出したところで、電話がかかってきます。
C (#^_^#)
K 家には他に誰もいません。
C では電話かけています。
K ベルが鳴っています。
C 「あれ?留守かな?」
J 受話器を手に取りますが少々酔っているため「アロー」と思わずフランス人を気取ってしまいます
C 「クラーク先生、お久しぶりです、クリス・オニールです」
J 「久しぶりだね、元気かね」と。
C 「元気です、それでですね、実は…」
ジョナサンに、新聞を見たこと、事件の容疑人がモーリス社長に接触していたことを告げ、もし情報があればお伺いしたいとお願いします。
J 「・・・ふむ。では今度会おう」
C 「今からではダメでしょうか?」
J 受けます。
K というところで今夜はお開きですかね(笑)

キーパーの独り言
 な・・・なぜ今度(笑)?

第14回セッション終了

 


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