K |
「ヘンリーが言うには、その時代から最も古い神として崇められていたということだが、私には正直よく分からなかった。」 |
C |
「そこに素晴らしいお宝があったと・・・」 |
K |
「お宝なのかどうかは私にも分からないがね。」 |
C |
「そのお宝を魔女が狙っているということは考えられますか?」 |
K |
表情が暗くなります。
「魔女かどうかは分からないが、何者かに狙われていたのは確かだ。」 |
G |
「この部屋でですか」 |
J |
「なにか、不審な出来事でも?」 |
K |
「詳しくは話せない。
さて、話はそのくらいかな?まだ聞きたいことがあるかね?」 |
J |
「ヘンリー氏の発見とはどのようなものだったのです?」 |
K |
「詳しくは分からない。なにかの破片らしいのだが。」 |
C |
ふうむ・・・
ケネディ氏はまだ我々を信用していない感じですか? |
J |
「ヘンリー氏とアダム氏の安否は確認されましたか?」 |
K |
彼はすでに自分のやるべきことを決定しており、それには人の助けを必要としていないという感じです。
「確認なんて、私にはしようがないのだ。どうなったのか、誰にも分かるまい。」 |
G |
「もしよければ私たちの部屋でお護りしましょうか」 |
K |
「ありがたいが結構だ。私はやることがある。それが終わったらエジンバラに帰る。」 |
J |
「最後に会われたのは?」 |
K |
「もう2週間ほども前だ。それ以来二人には会っていない。」 |
J |
「どちらで会われたのですか?」 |
K |
「最後に会ったのはハンコック荘だ。」 |
J |
「彼を手伝うよう依頼されたとのことですが、ご一緒ではなかったのですか?」 |
K |
「発掘現場ではなるべく一緒にいたがね。夜はこの通り別々のところで寝ていた。」 |
J |
「二週間前から会っていないというのは?
ヘンリー氏とのあいだに何かあったのですか」 |
K |
「単に彼が行方をくらましてしまったということだ。」 |
J |
「行方をくらました?」 |
K |
「そうだ。」 |
C |
「では、ハンコック荘にはいないと?」 |
K |
「ハンコック荘に彼が?
・・・・・・・・・
わからん。私には分からんのだ・・・・
話は終わりだ。今日はもう遅い。私は寝ることにするよ。
また今度ゆっくり話をしよう。おやすみ。」 |
J |
「・・・。」 |
K |
部屋を出ますか? |
G |
「では失礼しましょう」
でます |
J |
釈然としないながらに部屋を出ます。 |
C |
彼が今晩中に姿をくらます危険性はないかな?と出ながら考えます。 |
K |
ドアが閉まり、また鍵をかけているようです。 |
G |
今何時です |
K |
今は・・・21時くらいかな。 |
J |
「釈然としない話ばかりだな・・・。」 |
G |
「みはりますか」 |
C |
クリスは毛布を持ってケネディ部屋前に張り込もうかと思っています。 |
J |
そんなにしずちゃんが怖い?
失礼。 |
C |
いや、そんなことはないけど・・・ |
G |
では25時に交代しますのですぐ寝ます |
J |
「なんだかあやふやな話ばかりだが明日にしよう、おやすみ。」 |