Call of Cthulhu リプレイ49

ヨグ・ソトースの影
キャニッチの魔女団 その18

探索者紹介

ジョナサン・クラーク(J プレイヤーはマリネラ島 島猫氏
医者 33歳
クリス・オニール(C プレイヤーはVALIS氏
私立探偵 21歳
グレッグ・イーガン(G プレイヤーはpsan氏
スリ師 25歳

※背景画像はLITHOS(http://www.lithos-graphics.com/contents.html)さんに掲載されている画像の一部を加工して使用しています。


K

前回ケネディ氏に渡されたコピーの内容は以下の通り。

写本の一部の写し

 自分のいるのが神殿ではなくて深い森の中だということに気づいたマルクスが、まず真っ先に考えたのが元の場所に戻って仲間たちを助けることだった。しかし神殿の崩壊によって扉は破壊されてしまっており、帰ることはもはや不可能だった。
 やがてマルクスは森の住人たちを見つけ、彼らと親交を結んだ。彼はその部族の一員となり、部族の娘と結婚した。
マルクスは家族の者たちに自分の言葉を教え、自分の工学技術を部族の役に立てようとした。しかしこの人々は自由な森の民であり、道路や橋といったものにはまったく用がなかった。彼らはただ雨露をしのぐに足るささやかな掘っ立て小屋があればそれで良いのだった。
しかし数年後、思いもよらぬ悲劇が平和な部族に降りかかった。
 ある晩のこと、武器と炎を携えた蛇人間たちが村を襲い、部族の大部分を殺害した。彼らは、掘壇のような翼を持ち、絶えずのたくり、姿を変え続けているように見える真黒な蛇に似た怪物たちを伴って釆た。マルクスは怪物の一匹を剣で殺したが、蛇人間の短剣を背に受けて倒れた。
 マルクスが倒れると、襲撃者たちは去って行った。
この夜、彼の妻と息子たちは死んだが、彼自身はもう数週間だけ生きのび、たったひとり残った娘に剣の使い方を教え、また別の襲撃者がやって来たときはそれで村を守るように教えたのだった。
 ここにマルクス・アルトゥルスの物語は終わる。
その後どうなったかを知る者はいない。

 興味深い物語だとはお思いになりませんか。枢機卿猊下。私はこの物語のいくつかの箇所を調べてみました。
プラトリウス・ネポスは、この時期のブリタニア提督でした。
ハドリアヌス帝の長城は紀元122年から126年にかけて建設されています。
こういった事実以上のことはほとんど発見できませんでした。
私は語り手としてはあまり出来の良い方ではないのではないかと内心心配しているのですが、ともあれこの物語を楽しんでいただければ幸いです。
 人々に真の平和をもたらさんとする我々の努力が実るように、私は常に祈っています。

マクブライド師(サイン)

   
K さて、みなさんは「王様の頭」亭の2階の室内で相談中ですね。
そろそろ鍵を借りに行く時間です。
その前に相談のまとめをしておきますか?
C はい
G はい
C 車に全員乗れないのでどうしようかと。
G お使いをたのむの
それとも見張り
J Psan氏が一番でしょうが、たしかドロシーも運転出来たはずですね。
C できますね
車は何人乗りですか?>キーパー
K 5人。無理して乗って6人ですね。
G 一人余る
K ドロシーも運転できます。
マークも運転できます。
G 長距離いけます
C ケネディ氏の護衛兼留守番で何人か残しますか?>ジョナサン&グレッグ
J アリステア・マクギリヴレイは怪しいですよね。
C 怪しいですね。
J 邪悪だ
G 宿に一人ないし二人残しますか
J ひとりだとナニなので、二人でしょうか。
C NPCにしますか?<二人
G そうですね
アンソニー
J PCは探索に出たいでしょうね。
C アンソニーは残したい
クリスとしてはドロシーは危険にさらしたくないので残したい(笑
いつの間にか芽生えていた愛情(爆
K ラブって不思議ですね(笑)
J ところでスコット代表の杖ですが、POWを吸い取る機能があるとかないとか、試す機会もなく来てしまいましたね。
K ジョナサンが持ってるんですよね。
杖もちジョナサン(笑)
C 適当な敵キャラがいたら試しましょう<吸い取り
K ちなみに買い与えた杖を今でも使っているのはアンソニーだけです。
J でしょうね・・・。
G では借りてきます車

C お願いします
J みんなで見に行きましょう。
K 了解。ではマクギリヴレイの部屋の前に来ました。
みんな来るのか(笑)
J ではのこります
K いやいいんですけど(笑)
J 断固残ります(笑)
K 残ってももちろんかまいませんけど(笑)
G ノックします「マクギリヴレイさん」
K ドアが開きます。
G 「やどうも」
K 「やあ、車の鍵だね。これだよ。ボロい車だが、壊さないようにしてくれたまえよ。」とマクギリヴレイ
ドアの隙間から部屋の中が見えます。

G 「ありがとうございます」のぞく
K 意外に綺麗に整頓されているような感じです。
¥本とか書類とかが机の上にまとめられています。
「ではドライブを楽しんでくれ給え。」
G カギを受け取りながら「いつもなにしてるんです?」
K ドアが閉まり・・・そうになりますが、止まります。
「なにということもないよ。ここには休養に来ているのだからね。」
G 「暇なんですか」
K 「では・・・・ん?暇・・・暇と言えば暇だが。
のんびりするのに忙しいと言ったところかな。」
G 「実は気になることがあるんですが」
K 「ほう?どんなことかな?そう言われると私も気になるね。」
ドアがまた開いてきます。
G 「あのいつも食事時に会うきざな紳士が気になるんですが」
K 「ああ・・・」少し残念そうな顔になります。
G 「彼はいつも何処に行くのか知ってますか」
K 「彼は確かにこのへんにそぐわない男だね。私には彼のことはさっぱり分からないよ。イングランドから来たということ以外はね。
それだけかね?」
G 「それとあなたと会ったハンコック荘の様子が気になってるんですが」
K 「おう。それは私も気になっているよ。結局なにがおこったのかね?殺人があったという噂を聞いたが。」
G 「蝶の採集がてら様子を見てきてくれるとうれしいのですが」
K 「様子を?私がかね?」
G 「どうも警察が信用ならなくて
あなたなら信用できそうだし」
K 「ふむ・・・かまわんよ。ただし君達があそこでなにを見たのかを教えてくれたらね。
報酬は好奇心を満たすことというわけだ。」
G 「言っても良いですけど信じちゃくれないだろうな」
K 「それは聞いてみないことには分からないね。しかしあそこで起こったことならなんでも信じる気になるかもしれん。」
もっとドアを開きます。
G 「じゃ夕方車を返しに来たら情報交換しましょう」
K 「立ち話もなんだ。中に入って話さないかね。なに5分くらいですむだろう?」
G 「いや楽しみはとっておきましょうね」
K 「そうかね。では楽しみにしておくよ。」ドアが閉まります。
G では車のところへ行きますみんなと
K 了解。結局誰が残るのかな?
G はい手を挙げる
C アンソニーとドロシーでいいですか?
G 運転しなきゃ(笑)
J ドロシーやマークはどんな意向ですか?
K アンソニーは行きたい〜〜〜〜!と言いますが、仕方がないので納得します。
ドロシーはクリスの顔を見て・・・
  「仕方ないね。気をつけるんだよ。」と言います(笑)。
アンソニーはまだ少しぐずってます(笑)
「もうこの宿は見飽きましたよう。」

C 出発前にケネディ氏を攻めますか?
死体の話をして。
J Chris氏、お願いします。
G お願いします
J その間、アンソニー氏らには、ならず者兄弟についてアンガスから聞き出し、警戒するよう措置したいのですが。
K そう言えばアンガスも車で同行するはずでは?
G 同行します
J クリス氏がケネディ氏にコンタクトとっているあいだ、ちょっと特徴などを聞き出すぐらい出きませんか?
K なるほど。ではドロシーとアンソニーがアンガスのいる1階の店の方に行きます。
G その間におやじに弁当たのも
K しかしアンソニーは「僕聞き込みとか苦手なんですけど・・・」とつぶやいています。
J ジョナサンも一緒に向かいます。
K ジョナサンは誰と一緒に?
J アンソニーらと、兄弟の特徴を聞きに。
K 了解。
ではグレッグとマークが主の所に弁当を頼みに行きます。
G はい
C ドライバー二人だから好都合ですね
K グレッグは弁当頼む以外のことはなにもなし?
G おやじに農場の場所聞きます
K ではおやじは場所を教えてくれます。しかしまたあそこのおやじはあんまり信用しない方がいいとも教えてくれます。

G 「どんなおやじだい?」
K 「鼻のでっかい大酒のみの大ボラふきでさ。」
G えー主
K 画像は王様の頭亭のおやじ(笑)
G そうじゃなくて
K 「なんですかい?」
G 農場の主でしょ
ちょっと怒るグレッグ
「農場の主はなにか趣味はあるのかな?
好きなものとか」
K 「趣味?さ〜〜〜よく知りませんが、酒呑んで大ボラを吹くことじゃないですかねえ。」
G 「話し好きなんだね酒と」
K 「それは確かですな。」
G 「じゃ手みやげになるような酒ある?」
K 「あることはありますがね。あんなやつにいい酒をのましても仕方がありませんぜ。
酔っぱらえればなんでもいいんですから。」
G 「じゃ中の上ぐらいでいいや用意してくれる」
K 「わかりました。では包んでおきましょう。」
G 「ありがとおやじさん」
というところですか
K ではジョナサンとドロシーとアンソニーですが。
J はい。
K アンガスのところにやってきました。
  「やあ。話はまとまりましたか?」とアンガス

J 「ミスター・アンガス、マッコーリー兄弟について少し詳しく教えて欲しい」低い声で言います。
風貌や、彼らが関連したという事件の手口、武器など聞き出したいのですが。
K アンガスは彼らのことを説明してくれます。
それによると風貌は似たような背格好で、身長は175cmくらい。銀髪。鋭い目つきをした方が兄のアンドリュー。
いつもナイフを持ち歩いていて、リアターの村では手のつけようのない悪として有名なんだそうです。
J はい
K キャニッチでもその噂が流れていたくらいですが、それでもヘンリーが彼らを雇ってしまったのは外から来た人でよく分からなかったのだろうと言うことです。
表立ってはいませんが、殺人をふくむ犯罪を犯しているという噂です。
J アンソニー氏に、銀の黄昏錬金術会で見つかった報告文の、いや、ダンカン・マクベインですね。彼が始末を付ける為に部下の二人を潜り込ませたという話しと、兄弟がヘンリー氏らを手伝いに入ったという話をそれとなく関連付けるように話し、注意を促します。
あと、アンソニー氏もベルフェゴールの手配書を見ているのですよね?

K アンソニーも見ていたと思います。
J 注意するように伝えます。
K アンソニーはゴクリとつばを飲み込んでうなずきます。
J それに、王様の頭亭近辺に来る人物たちやその会話などにも注意するようにと。
K アンソニーはうなずきます。
ではクリスの方へ移っていいですか?
J 以上です
お願いします。
K 了解。ではクリスはケネディ氏の部屋の前です。
C ノックして、「ケネディさん、クリスです」と。


K 少し間があり
「ああ・・・クリスさん。」ドアは閉じられたままです。
「気分が悪くてね。悪いがまたにしてくれないか。」
C 「お話があるんですが、入ってもよろしいですか?」
K 「今ベッドの中なんだ。すまんが今度にしてくれ。」
C 「ヘンリー氏の消息についてでも、聞いてはいただけませんか?」
K 「ヘンリーの?見つかったのかね?」
C 「廊下で大声でお話しするないようではないのですが・・・」ごにょごにょ
K 少ししてドアが開きます。
寝間着姿のケネディが中へ通してくれます。
C 「お疲れのところ申し訳ありません」
K 「ここ数日の執筆で予想以上に疲れていたらしくてね。今日は休むことにしたんだよ。」
C 「お察しいたします」
G (なんだか哀れに感じてきたよ)
C では話に入ります。
K 「で?ヘンリーはどこに?」
C 「その前に、我々はこれから調査にでかけますが、仲間のアンソニーとドロシーを宿に残していきます。
K 「ふむ。」
C 「あなたの護衛もするように言い含めています。後ほど挨拶に来させますので、よろしくお願いします。」
K 「む・・・そうかね。ありがとう。」肩に入っていた力がぬけたような感じです。
「ふう・・・・」
C 「何でも言いつけてやってください。それでは、ヘンリー氏についてですが・・・」
K 「うむ。どうだったんだ?」
C 「わかっていることだけお話しします。ヘンリー邸には身元不明の遺体が残されていました。遺体は損壊しているため、ヘンリー氏であるかどうかはまだわかりません。」
K 目を見開きます。
「君達は・・・・・ヘンリーの顔を知っているのだろう。なぜ・・・・」
C え、知ってたっけ?(笑
J そう思いこんでいるのでしょう
K 「損壊・・・そんなにひどい状態なのか?」
知ってますよ。<ヘンリーの顔。写真を見ています。
G 二人はそうでしたね
C でも遺体はヘンリー氏と確認できなかったんですよね?
K 顔もぐちゃぐちゃでしたから。
C 了解(汗
K ヘンリーの写真は持ってきています。
でも幽霊の顔は確かにヘンリーでした(笑)
J そうだったのか(笑)
C なるほど、幽霊の話は伏せておこう。
「残念ながら、顔の損壊もひどく、確認不可能でした。
ヘンリー氏である可能性は高いですが・・・」
K ケネディは口を手で多い、目を見開いたままクリスを見ています。しかしその目はなにも見ていなさそうです。
C 「我々はこれ以上犠牲者を増やしたくありません。そう、我々や、あなたも含めて・・・」
K よろよろ・・・・と力がぬけたようにベッドに座り込みました。
1d100
Keeper: 5(1D100) = 5
なんとか意識は保っているようです(笑)
「すまんが、ますます気分が悪くなってきた。やはり休んだ方がよさそうだ。」
C 「これから我々は、マクドナルド農場に参ります。あなたは農場について何かご存じですか?」
K 「詳しい話はまた明日にしてくれないか。護衛してくれるという二人も挨拶など来なくていいよ。私は混乱していて、今はなにも話せない。すまないが休ませてくれ。」
顔色も真っ青ですね。
C 「わかりました。では何かありましたら二人を呼んでください。アンソニーとドロシーです。」
K 「ああ・・・ありがとう・・・・」聞いてるのやらどうやら。
C 心理学とか振っていいですか?
K どうぞ
C Chris: 77(1D100) = 77
失敗です。
K とりあえず大きなショックを受けているのは間違いなさそうです。
J これから、これからですよ末広がり。
C 身のある情報は引き出せませんでした〜
K クリスが部屋を出ると、予想以上の素早さで中から鍵がかけられた音がします。
J 彼の状態からして、致し方ないでしょう・・・。
C むーん(汗
K では楽しいドライブの開始といきますか(笑)
C では、みんなのもとに戻ります。
K アンガスも合流。
J これから、これからですよ末広がり。
G じゃ車に
J 向かいます。
C アンソニーとドロシーに、ケネディ氏の護衛と様子を監視するよう念押ししておきます。
K 「まかせときな」とドロシー
ビクビクしているアンソニー。
ガソリンは半分くらい残っています。
C クリスも車に。
G 一応トランクとか調べます
J そういえば、雑貨店にガソリンはあったでしょうか?
K トランクなどを調べる人は<目星>
雑貨屋にはガソリンもありました。
でも「王様の頭」亭の車庫にも予備のタンクがいくつか置かれています。
J 73>73/47 失敗
G PsanGreg: 93(1D100) = 93
うwq
C 87>87/54 失敗
K 今日のサイコロは前回と打って変わって走ってますな(笑)
ボロい車です。これといったものは見あたりません。
G 入れておきますか
K おそらく勝手に入れたら泥棒になるでしょう。
C その前に、ケネディ氏の様子を見に行きたいです。いるかどうか?
J NPC
K ああマークもいたか。
Keeper: 72(1D100) = 72
J かっくん
K アンガスは調べません。
マークは肩をすくめます。
J あからさまな血痕などは残っていませんか?
K まったく見あたりません。
G おやじに了解をとります<タンクからガソリン
K 勿論お金を払えばOKです。
G Chrisをじっと見つめます
C わはは
財布を出します
K ではガソリンは満タンになりました(笑)
G やった
J ふふ
K 最初の目的地は郵便局かな?
G ではまず私が運転します
郵便局へGO
のって
K 郵便局までは、アンガスが話をするほどの時間もかからずに到着します。
J はい。
早速ロバート・マクフェランド氏およびハンコック氏宛に電報を。
K 相変わらず堅物そうな局長が手続きをしてくれます。

J 電報の文面は
『6ガツ21ニチゴゴ、ゲンチツク。ヨク22ニチ、ハンコックソウニテフメイイタイハッケン。トウキョクニツウホウ。ヤハン、ナゾノシュウゲキヲゲキタイ。チョウサゾッコウ、JC。』
ついで、ロバート・マクフェランド氏およびハンコック氏宛に国際郵便を。文面は・・・
『6月22日、ハンコック荘にて激しく損傷した身元不明遺体を一体発見。夕刻現地駐在に通報。駐在がインヴァーネス警察を要請する間、ハンコック荘に残した見張り二名が尋常ならざる襲撃を受け、撃退。インヴァーネス警察到着後、遺体およびハンコック荘は警察の管理下に入る。ヘンリー氏の失踪届けを提出する意向。現地は不穏な状況にあり。引き続き調査続行。J.C.』
C らしいなあ(笑
J あ、クリス氏やグレッグ氏に手配書について注意を促します。
C おお、見ます、見ます<手配書
G 見ます手配書
J 遺影のような感じも<手配書
K 確かに(笑)
グレッグは手配書を見て頭の上に電球が灯ります。
G 「あいつだ」
Chrisに手配書の顔に見覚えがあることをつげます
C 驚きます!「どこで?」
G 「お化け屋敷」
と見た場所やその時のことを更につげます
K 電報と手紙は局長が受け取りました。
C 「面妖だな。そんな場所にいるとは。襲撃に関係あるのか?」
G 「そのようだね」
J ジョナサンはマクイヴァー局長の仕事振り、手際をそれとなく窺っておきます。
K その局長ですが、手紙の内容は見ていませんが、電報の内容は確認しています。
J 電報は即打たないのですか?
K なにしろ彼がトンツーツーと打ちました。
J 打電了解です。
K 「とうとう死体が見つかったか。ヘンリーさんも気の毒にな。」と局長
郵便局を出ますか?
J 「彼に関する噂はキャニッチ中に広まっているのかね。」嘆息します。
ほかのメンバーはどうですか?
C かまいません<出る
G 出ます
K 「彼が行方不明になったのは誰でもしっとるよ。
ここキャニッチは平和な町だった。こんなことが起き出したのは、あの怪しいイングランド人が来てからだ。」
J 肯きます。
K 「お前さん達も気をつけることだな。」
J 「そのイングランド人とは・・・トミー・ハイエス氏かな。」
K 「ハイエスとか言う奴だ。」
C 出かける足を止めて聞きます。
G 外で来るまで待ちます
周りを警戒してます。
K 「確かにここにはいろいろな人間が住んでいる。しかしもめ事を起こすのは決まって外から来た人間のせいだ。
お前さん達のようにな」
ジロリとジョナサンをにらんでいます。
J 肩をすくめて「これから私は失踪届けと捜索願を出さなければなりません。面倒なことです。」
K 「私の仕事も増えると言うことだ。ここは役所も兼ねているからな。面倒なことだ。」
J 「失踪届けはここで受理できますか?」
K 「駐在か警察関係者の確認も必要だが、受け取ることは出来るよ。受理されるのは警察の確認があってからだ。
毎日駐在が顔を出すはずだから、問題はなかろう。」
言いながら書類を出してきます。
J ではジェイコブ・ハンコック氏の代理人として失踪届けを処理します。
K 「しかし誰の失踪届を出そうというのだ?ヘンリーは死んだんじゃろう?」
J 「遺体はインヴァーネス警察に送られ、検死中です。」
K 話を聞きつつ、書類に書かれたヘンリーの名前も見て
「他にいなくなったのは赤ん坊だけじゃ。死体はヘンリーにきまっとる。」
J 「身元確認はとれていません。役所には役所の手続きというものがありますからね。」肩をすくめます。
「 順序という物が。」
K 「役所には役所の手続き・・・まったくその通りだな。わしよりあんたの方がこの仕事に向いとるかもしれん。
ヘンリーの助手という男はアフリカに帰ったらしいしな。」
J アダムでしたっけか・・・。「聞いておりませんね。」
K 「わしはそう聞いとる。ヘンリーが行方不明になる少し前にアフリカへ戻ったと。」
J 「ヘンリー氏からですか?」
K 「いや。王様の頭亭のおやじからだ。」
J 「局長氏は『王様の頭』亭に行かれるのですか?あそこの肉料理は絶品ですな。」
羊料理ですね。
K 「私だってたまには酒を飲みたくなることだってある。確かにあそこの料理はなかなかいける。おやじのおしゃべりは耳障りだがな。」
J にこっと笑います。
K にこっと笑ったジョナサンってなんとなく不気味(笑)
J 「そうですか・・・亭主がそうおっしゃっていたのですか」
K 「あいつの言うことはいつもいい加減だから、アダムの行方も分かったものじゃないがね。」
J 「ところで、ここでは国際郵便などは取り扱いが多いのですか?」
K 「たまに扱うこともあるよ。」
J 「ヘンリー氏も利用して居られましたか?」
K 「ヘンリーも利用していたな。他にも利用していた者もいる。」
J 「先月も?」
K 「ヘンリーの宛先は今あんたが出したところと同じだった。先月も2通ほど出していたな。
そう言えば同じ宛先に手紙を出していたのがもう一人いたよ。」
J 肯き、さりげなく「ほう・・・どなたですか」と。
K 「王様の頭亭のおやじだ。」
C (面白くなってきましたね)
G (たのまれ?)
K 「ヘンリーに頼まれたんだろう。」
J 「そうですか。ありがとうございました。」
礼を言って郵便局をあとにします。
K 了解。出ました。
J ジョナサンらの会話はほかの探索者も聞いていますか?
C クリスは聞いていました。
K 聞いています。グレッグ以外は。
J グレッグ氏は警戒中ですか。
K グレッグ氏は車で警戒中ですよね?
次はどこへ?
J なんだか時間が立つのはやい・・・
K そうですねえ。
G 農場は遠い
K では農場へ向かうのですね。
C でも郵便局は有意義でしたね。
G たしかに
J 車に乗り込み、どこかひとけのないところに止めてアンガスの話を聞こうかと。
K 了解。では車を停めました。
  アンガスは少し迷ったような様子がありますが、意を決して話し始めます。
「私の妹であるマーガレットですが・・・・実はヘンリーさんととても親しい間柄だったようなのです。何度か目を輝かせてヘンリーさんの頭の良さと、男らしさを話してくれました。
しかしそれからしばらくして、彼女の様子がおかしくなりました。それまでは何かというとヘンリーさんに会いに行っていたのですが、ある日からあまり会いに行かなくなりました。
しかしどこかへ出かけてゆくのです。
どこに行っているのかと訪ねると、マーガレットはヘンリーのためになることをしているとだけ答え、行き先は教えてくれませんでした。

そんなことが続く内、どんどんマーガレットはやつれてゆき、目には異常な輝きが宿っているように見えました。
そしてヘンリーさんが失踪しました。
それを知ったときのマーガレットは、大きなショックを受けたようで、そんなはずはないと何度も繰り返し、泣きわめいていました。
そしてその翌日には、なんとマーガレットの記憶から、ヘンリーさんのことがすっかり消え失せてしまったのです。
店にも出られるくらいに元気にはなりましたが、あれは表向きで、ヘンリーさんのことを思い出しそうになるとショックで気絶してしまうのはご覧の通りです。
私はヘンリーさんを殺したやつと、マーガレットをそそのかした人物は同じか、仲間だと考えています。
そしてそれが誰かを突き止めたいのです。」
C 「突き止めてどうするんですか?」
K 「・・・・・・・・
分かりません。自分でもどうしたいのか・・・・・」
苦渋の表情ですね。
J マーガレット嬢が『王様の頭』亭で働き出したのはいつぐらいか質問します。
K 「2年ほど前からです。」
J ヘンリー氏と付き合う以前は、どこかにでかけるようなことがあったか聞きます。
K 「ヘンリー氏と付き合う前には、僕に教えずにどこかに出かけるというようなことはありませんでした。
こちらからも質問があります。
ヘンリーさんが行方不明になったのが分かった日の夜、半狂乱になったマーガレットを落ち着かせ、なんとか眠ったと思ったら、妙なことをつぶやいていたのです。
それは銀の黄昏という言葉でした。なにかご存じないですか?
それと『門の守護者』とかも言っていました。
私にはなんのことやらさっぱりです。」
J 「ああ・・・ボストンの、いや、ボストンにあったというべきだろう。秘密結社だ。」

K 「ボストン?アメリカの?」
J 肯きます。
K 「マーガレットはアメリカのことなどなにも知らないはずです。なぜそんな彼女が秘密結社の名などを・・・」
J 「ところで、ダンカン・マクベインという人物をご存知だろうか?」
K 「え?マクベイン・・・ええ。勿論知っています。この辺では有名なきちがい爺さんですよ。」
J 「どんな人物だろうか、詳しく話して欲しい。」
K 「なにやらいつも散弾銃を持ってうろついているとか。クリード・ドゥーブ山の近くの小屋に住んでいるらしいですが、それ以上はよく知らないですね。
僕も何度か見たことはありますが、目つきの異常な爺さんでしたね。」
J 「日用品など買いに、キャニッチに来るんじゃないのかね?」
K 「らしいですね。僕が見たときもそんな様子でした。
汚いワゴン車みたいなので来てましたよ。」
ワゴン車は当時無いか(汗)
小型のトラックかな。
J 「失踪前のヘンリー氏の様子はどうだったろう?」
K 「私も途中までは一緒に発掘作業に関わっていたのですが、強い不安を感じていたように見えました。警戒していました。」
というところで今夜はこのあたりまでですかね。
J 23日キャニッチにはインヴァーネス警察は残っているのでしょうか?
K 警察はまだいます。今のところはハンコック荘を重点的に調査しているようですが。

第49回セッション 終了


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