Modeling and painting
化夢宇留仁の
プラモデル& フィギュア塗装

化夢宇留仁の(異常にズボラな)フィギュアペイント
第4回 金属とツヤ

 最近ネットでフィギュアが塗装された作品を観ると、全てをツヤ消しの塗料で仕上げているものがほとんどである。
ツヤ消しでツヤの表現をどうするかと言うと、陰影や光沢を描き込むのだ。
これが絵画的表現で非常にかっこいい仕上がりになる。ツヤ消しなのにメタリックな剣や鎧の表現など、見事である。
しかし化夢宇留仁は金属表現にはメタリック塗料を使う。
まずあんな塗装テクニックは化夢宇留仁には無い(汗)!
それにやっぱりメタリック塗料はギラギラ光ってかっこいい(小学生脳)!
もう一つネットでよく見る超絶かっこいい作例は、ほんとにかっこいいけど化夢宇留仁のやりたいことではないというのもある。
化夢宇留仁がプラモデルから入ったせいか、あのあらゆるディテールにきれいに陰影が入ってマックス情報量という感じじゃなくて、なんかそこにいるリアリティみたいなものを出したいのだ。出せないけど(汗)
この話は長くなるので今回は金属の表現に絞って進める。


 金属部分多めの作例。
ちなみにメタリック部分に使用しているのは、最近はシタデルもまあまあ使っているが、メインはラッカー系塗料である。
やはり金属っぽいギラギラ感はまだラッカー系の方に分がある。

 これらは刀身はメタリック色を塗っただけで、鎧部分などはメタリックで塗ったあとにシェイドで凸凹を強調してからハイライト部分にメタリック色を載せたりしている。


 こいつの鎧は金を塗ってからシェイドで墨入れし、その後少し明るい金色で装飾部分を塗って変化をつけてみた。


 金属のようなメタリック以外でつや消しで表現するのが難しいのが液体を筆頭にした文字通りツヤ有りの物質で、これもネット上では見事な絵画的表現で仕上げているものが散見されるが、化夢宇留仁には上記メタリックと同じ理由でこっちもツヤ有りで表現することが多い。
中でもよく遭遇するのが目や口のうるおい(笑)と、血糊である。


 これらは上記の部分に上からクリアー塗料を塗ってあえてツヤツヤにしている。
特にこういう化け物系だと生々しい気持ち悪さが加味されていい感じだと思う。
ちなみに血糊に使用しているのはクレオスのブラッドレッド2である。

 どちらも共通して言えるのは、つや消しで絵画的表現をするより遥かに楽で、ズボラ者にも簡単にできるということである。
これ一番大事(笑)

20240108


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