Step. 2 用地の確保
建物を建てるには、まずそのための土地を用意しなくてはならない。また、アステロイド、海洋世界のように「土地」が無いよう
な世界でも、場所の占有の対価を支払うため、「土地購入」もしくは「借地」の手続きが必要。
Step. 2.1. 土地私有の可否 (既に設定がある世界なら無視しても構わない)
まずは根本的問題として、土地私有や購入が認められているかどうかを決定する。これは政治コードによって左右される。Table.
6で土地私有の可否を判定すること。
Table. 6 土地私有表
政治コード0の場合、惑星全体が個人所有か、土地所有の概念が無いか、所有権を管理する政府が機能していないかのいずれか
である。コード1は全体が企業の所有であるため、企業に属さない人間に分譲される可能性は低い。非カリスマ的独裁政治(B)およ び寡頭体制では、社会主義化や土地の寡占化が進みやすい。宗教独裁(D)では、教義によって禁止されたり、教会による寡占化 が進んだりする。E以上になると完全な全体主義社会である。土地の私有が禁止されている世界では、土地は借りるしかない(そん な社会に旅行の自由があるのか、外世界人観光客の需要があるのかは別問題)。
Step. 2.2. 用地の選定と価格の決定
用地の選定には、まず必要な面積を明らかにして、ホテルの立地を選定し、そして地価(例え土地私有が認められなくても、借地
料の計算に必要)の決定を行う。
まずは法令表で1D6をふり、建築面積に対して必要な敷地の倍数(建蔽率のようなもの)を決定し、それに応じた面積の土地を選定
する。
Table 7.1 法令表
出目の結果を、計画上の建築面積にかけ、それ以上の面積の用地を確保しなければならない。例えば、建築面積300sqmで出
目4(x2.5)なら、300x2.5=750sqm以上の面積の用地が必要である。なお、建築面積以外の残りの面積(前述の例なら少なくとも 450sqm)は、プレハブの物置程度以外の建物を建てることは許されず、基本ルールでは屋外駐車場としてのみ利用できる(後述の 上級ルールでは庭園としても使用できる)。屋外駐車場の駐車台数は、屋内と同じく通路なども含めて30sqmあたり一台
次に立地を選択し、様々な条件を選定する。条件については、選択できるものと、選択不可能なものがある。Table 7.2から立
地による基準地価を調べ、条件による修正値を調べること。
Table 7.2 地価決定表
※1: 海洋世界の人口島や真空世界のドーム、地下都市などの内部 ※2: 水中、ドーム、地下都市などの外で普通は荒涼地である。自前で小さな
居住ドームを建てるつもりで望まねばならない。 ※3: 陸の孤島も含む ※4: 過去に大火災、殺人事件などがあった場所。具体的ないわくはレフリ ーが決めること(笑) ※5 閉山になった鉱山、巨大な廃墟、産業廃棄物処理場跡、放射能汚染といった経済的価値が無いに等しい土地である。具体 的になぜ見捨てられたかはレフリーが決めること(笑)
立地を決めたあと、条件による修正値を合計し、さらに+1したものを基準地価にかける。例えば、+0.5、+2、-0.4の修正値なら
ば、1+ (0.5+2-0.4)=3.1倍が最終的な基準地価への修正である。+1しても修正がマイナスになるなら、地価基準を1ランク下げ(都 心→都市部など)、そのランクの基準地価が土地の価格になる。もともと「荒廃」で下がりようが無く、それでもなおマイナスなら、無 料で譲渡される(ただし、こういう場合は、汚染された土地の回復とか、離島の交通路整備など、何らかの条件がつくことが多い)。
選択不可能な条件にハマるのは強制的なもので、これ以外は適切な用地が無いことを意味する。「いわくつき」と「見捨てられた
土地」は後々の営業に支障が出る。不満なら建設計画を修正するか、一年後に再度挑戦するしかない。
地価が決定されれば、土地に対する固定資産税と借地料を計算する。
Table.7.3 固定資産税と借地料
なお、宇宙港の軌道施設のような場所で借地する際は、建築面積ではなく述べ床面積で計算しなおすこと。これは、既存の構造
を大きく変更することが不可能だと思われるからである(軌道施設が三層構造なら、中のホテルもそうなると言うこと)。ただし、スペ ースコロニーのような人間の定住を目的とした超巨大な構造物は、惑星と同様に扱っても良い。購入する際は、建築面積と法令 表による調整で計算して良いが、これは既にある層構造を利用しないことが前提であり、後述の建設ルールにおける「既にある宇 宙施設内」とはみなされない(もし階層があればそれをぶっ壊して作り直すと言うこと)。またこうした施設の一部だけ、特に宇宙港の ような公共性の高い施設の一部だけを購入することは不可能に近いだろう。
Step. 2.3 封土
封土は用地取得の例外であり、取得は無償である(ただし、取得資格を得るのは高くつく場合がある)。
帝国の貴族には、爵位に応じて封土が与えられる。その面積は以下のとおりである(HJメガトラベラー 帝国百科 p14-15)。
男爵(C) = 100平方キロ以内(荒廃換算100MCr 1平方キロ=1,000,000sqm )
侯爵(D) = 1,000平方キロ以内(荒廃換算 1,000MCr)
伯爵(E) = 10,000平方キロ以内(荒廃換算 10,000MCr)
公爵(F) = 100,000平方キロ以内(荒廃換算 100,000MCr)
帝国百科の記述から、これらの封土は「荒廃」の地価を基準として、その地価に相当する荒廃地域以外の封土を与えられるもの
と考えられる。この計算には、当然ながら立地による修正も計算される。
キャラメイクや冒険の結果、庶民の出から貴族になったPCと、もともと貴族でもランクが上がったPCは、その爵位に応じて与えら
れる封土面積の( 2D6-2 ) x 10%が実際に与えられる(2が出れば、何らかの理由でもらえない)。キャラメイクの時、社会身分度 がいきなりC(男爵)で、そのまま変化しなかったPCは、封土が無いか、既に固定されているものとして、本ルールの対象とは ならない。
得られた封土を1sqmあたり1Crとして地価を計算し、地価にしてその金額を超えない範囲で、荒廃以外の場所に封土がもらえ
る。例えばとある男爵が限度いっぱいの封土(100平方キロ)を与えられたとすると、その地価は100MCrである(荒廃 1Cr/sqmの一 億倍)。もし彼が何の修正も無い都心部の封土が与えられたなら、都心部の基準地価は10,000Crであるから、面積は10,000分の 一、0.01平方キロ(1万sqm)となる。男爵が駅に近い場所を望んだ場合、修正+1で地価は20,000Crとなるから、面積は5000sqmにな る。この計算の場合、「嫌な条件」の判定は行わなくても良い。立地条件とUWPによる修正だけを適用すること。こうした場合は、 一続きの場所ではなく、パッチワーク上に分散した地所となる可能性もある。
なお、封土は売却することは出来ないし、当然ながら場所を変更することも出来ない。また、土地は要らないからと代わり
に現金を受け取ることも出来ない(テラの歴史では、所領購入費と言う形でお金が支給されることもありましたが、ここではないものとします)。また、固定資産税 の課税の対象にもならない(ただし、建物に関しては固定資産税の課税対象になる。土地から上がる利益は当然、課税対象にな る)。
用地取得の例
例1) ビジネスホテルつづれ屋 ダイトカイ星館
建築面積は397.5sqm。法令表の1D6の結果は3で、x2の面積が必要。きりが良い所で800sqmの土地を探すことにしました。ダイトカイ星は土地が私有でき
る極普通の世界です。57エモン氏は、ホテルの立地として、都心部ではない都市部、そして近くに駅がある場所を選定しました。
この結果、まず基準地価は1,000cr/sqm (都市部)。
条件修正として、
近くに駅がある(宇宙港以外の交通の要所)で+1。空き地はありましたが、しかし、外世界人の57エモン氏は知らないことながら、そこは以前に放火殺人事件
があって30人が死亡した場所で、しかも被疑者が冤罪で処刑されため、幽霊が出ると言う噂がありました(いわくつき判定に成功? )。1D6/10の結果、修正-0. 2。
そして、ダイトカイ星のUWPはA897996-E。UWPによる修正は、大きさについては、(5-8)x0.01=-0.03
水界度については、(7-7)x0.05=0 人口については (9-9)x0.05=0
よって基準地価に対する修正値は、(+1-0.2-0.03)+1=1.77。
これにより、57エモン氏が目をつけた土地の値段は1sqmあたり1,770Cr (基準地価1,000 x 1.77)です。土地の値段は
1770Cr x 800=1,416,000Cr つまり1.416MCr です。
固定資産税のサイコロ振りの結果、1D3=2、1D6=4、2D6=6となりました。この結果、固定資産税額は
1416000 x (2 + 4)/10 x 6/200 = 1416000 x 1.8% = 25,488Cr
借地した場合、ダイトカイ星の借地料の相場を調べると、1+1D3=2となり、25,488x2=50976Crです。
57エモン氏は、1.416MCr払って土地を購入することにしました。建築面積以外の部分およそ400sqmは、13台駐車可能な(400/30=13.33)屋外駐車場として利
用します。
例2) 僻地の再開発 (ここではわざわざ見捨てられた土地を選んでいるものとしています)
かつては金の採掘で賑わっていた、面積100,000sqmの鉱山の離れ小島。そこは島の形から「戦艦島」と呼ばれています。金脈が掘り尽くされて以来、戦艦島
は無人のまま放置されていましたが、かつての繁栄よ今一度、と戦艦島出身の大金持ちがリゾートホテル建設を計画しました。そこは田舎で(基準地価50Cr/ sqm)。離島(1D6で修正-0.6!!)、見捨てられた土地(1D6/10で修正-0.5)、UWPによる修正は、面倒なので(笑)全部0としておきましょう。この結果、基準地 価への修正値は(-0.6-0.5)+1=-0.1。修正値がマイナスなので、基準地価は1ランクさがり荒涼地なみ(5Cr/sqm)となりました。大金持ち氏は、鉱山会社か らこの値段で島全体を買い取ることにしました。5Cr x 100,000=500,000Cr です。でも、こんな場所に旅行客が来るのでしょうか…。
固定資産税は、1D3=1、1D6=3、2D6=9となり、500,000Cr x (1+3)/10 x 9/100= 500000 x 0.4 x 0.09=18,000Crです。
例3) 僻地の再開発 その2
戦艦島では、愚かにも水銀アマルガム法による金の精錬が行われていました。さらに愚かなことに、水銀が垂れ流しで、島はもはや草一本生えぬ荒廃した
地域(基準地価1Cr/sqm)でした。現地を視察した大金持ち氏は愕然とし、値段交渉をやり直しました。その結果、マイナス修正でもはや基準地価が下がりよう が無いため、島全体が無償で大金持ち氏に譲渡されました。固定資産税は地価が0なので無料です。ただし、水銀汚染を除去することが、政府と戦艦島を管轄 する自治体から課された条件です(具体的にどうするかは適当に判断して下さい)。
例4) 公爵様、封土を請求する
元海軍大佐、ジャン・バプティスト・コラート公爵(9CCACF 94歳!! SEHx3, MCGx18, MCUFx14, Purple Heartx25, Command Clustersx9, Combat Ribbonsx22)
は、80年近い海軍勤務を終えました(キャラクター自動生成プログラムMTGENで、実際にこんな怪物が出来ました。どうやら年齢効果は考慮されていなかったよう です)。彼は、退役後の新生活はホテル業と決めていました。与えられた封土は荒廃地域60,000平方キロ分(出目8)。地価にして60,000MCr分!です。封ぜら れた世界はA563856-E(修正-0.25)。
公爵は、観光地が近く(+0.5)、宇宙港(+2)と鉄道駅(+1)も近くにある都心部と言う、贅沢極まりない場所を押さえにかかりました。
地価は 都心部10,000Cr/sqm x 修正4.25 (0.5+2+1-0.25+1)=42,500Cr / sqm
荒廃の地価は1Cr ですから、
公爵の封土の面積は、60,000平方キロ/42,500 = 1.411765平方キロとなります(これは、甲子園球場なら35個、東京ドームなら30個分の面積で
す)。
おそらく、公有地が全てかき集められたのでしょう。本人にはSEH3回、パープルハート25回の輝かしい軍歴に対する当然の報償としても、この広大な一等地
が、課税されることも無く、報償を得るに値する功績が無い子々孫々に受け継がれていくわけですから、少なくとも不動産に立脚した貴族制度というものが、どれ ほど不公平で有害かが如実にわかる例です。相続税の対象くらいにはすべきでしょう。ただ、公爵本人は温厚な人格者であり、あと50年ほどは生きていそう な活力ある人物であることを付記しておきます。
次はstep.3 建設 にすすむ。
参考資料 (Ver.2.0で追加)
マングース版トラベラー 「ディレッタント」に見る地価
マングース版トラベラー「ディレッタント」は金持ちセレブキャラを扱ったサプリメントであり、その中に土地と家屋の値段表がありま
す。この「The landlord」を公表したかなり後まで、「ディレッタント」の存在を知らなかったのですが、一読してみて「似たようなこと考 える人はいるんだな」と思うと同時に、「SF世界でも人間のやることは変わらんな」と感心した次第です。この「ディレッタント」は、金 持ちがかかる依存症の種類やストーカーの種類まで決められるもので、私的にはトラベラーのサプリメントの中では最高に人間臭 い傑作だと思います(笑)。それはさておき、トラベラー世界における「公的」な性格の地価の目安を参考として挙げておくのが、サー ドパーティー製作者として守るべき徳目だと思うので、掲載しておきます。
なお、原典の面積は平方km(=100万sqm)単位でしたが、この表では1sqmあたりに換算してあります。安いですが、多分これは平
方kmまとめ買い価格(笑)という理由もあるのでしょう。ということで、下の価格を本ルールで使用する場合は、勝手ながら最低100万 sqmからのご購入となります。Step.3.の「『ディレッタント』に見る建設費」とも合わせてご覧ください。
マングース版トラベラー 地価表
へえ、山のてっぺんて、住宅向きの平地よりも高いんだ…。あれ? Extremely Highって、首都の中心は良しとしても、他はえらく住
みにくそうな…。多分、お金持ち用で別荘としての利用が前提なので、人里はなれた景色のよい土地が好まれ、便利さも加味せね ばならない商業利用とは評価基準が違うのでしょう。
選択ルール
以下は選択ルールで、採用してもしなくても良い。
1) 経済状態と地価の推移
本ルールでは、経済状態による地価の推移を考慮していないが、このルールを導入することでそれを表現する。安い買い物にな
るかもしれない反面、高い買い物になる可能性もある。固定資産税額や借地料も、修正後の価格から計算する。
2) 固定資産税の変化
上記の地価の推移に従い、固定資産税額が毎年改訂される。
3) 技能の活用
土地の値段と言うものは、値引き交渉でどうにかなる性質の物ではない。不動産取引は「買い取ることが出来るか」「借りられる
か」の方に技能が発揮されるものであるが、本ルールでは取り扱うところではない。しかし、そうした交渉を再現したい場合について は、NPCの反応表を利用し、PCもしくは代理人のブローカー技能と交渉技能をDMとして地主の反応を探ること。結果が「敵対的」 なレベル(トラベラーの版や訳によって用語が違うでしょうが)であれば、地主は土地を売るのも貸すのも拒む。「無関心」レベルなら 借地契約になり、「友好的」では土地を売ってくれるようになる。
4) 宇宙空間の取り扱い
ハイテク世界になると、軌道上や水中にホテルを建設する場合もあるだろう。これも地上と同様の不動産取引で処理し、「駐車場
(ここではボートやシャトルを係留しておけるスペース)」も設置できる。アステロイドベルト(大きさ0)の世界以外では、価格は「荒涼 地」となり、その他一切の修正は不要。アステロイドベルトでは普通の世界と同様に扱う。
5) 立地の明確な基準
本ルールにおいては、都心、都市部、田舎といった分類はプレイヤーとレフリーのフィーリングに任されているが、ここで
はその基準を明確にする。
都心部: 人口100万人以上の都市、または人口コード7以上の世界の首都の中心部
都市部: 人口100万人以上の都市、または人口コード7以上の世界の首都の中心部以外の地域、人口10万人以上100万
人未満の都市全域、
郊外: 人口1万人以上10万人未満の都市全域、人口10万人以上100万人未満の都市の住宅街、人口コード3以下の世界
の首都
田舎: 人口一万人未満の集落の全域、もしくは農業など何らかの生産活動が行われている場所
荒涼地: 生産活動が行われていない、その世界における標準的な自然環境がある地域、人工的居住域が近くにある真
空、異種大気、砂漠、宇宙空間などの環境に適応した生物以外の生存が困難な地域、
荒廃: 真空、異種大気、砂漠、宇宙空間などの環境に適応した生物以外の生存が困難、かつ近くに人工的居住域が無い
地域、自然環境が破壊されている地域
上級ルール
これはホテル業界のベテランに対する上級ルールである。
1)立地の確保
誰でも宇宙港に近くて観光スポットが近い土地を選びたいだろうが、そうそう都合よく、そんな売り土地があるはずもない。このル
ールでは、入手の可能性を決定する。2D6を振って、指定の出目が出れば、目的の土地が入手できるか、借りられるかする。決定 に当たっては、ブローカー技能か交渉技能をDMとして用いて良い。
2D6で9+
修正値
二つの条件が重複する:目標値に+3
三つの条件が重複する:目標値に+5
宇宙港に近い:+3
失敗した場合、近くには駅も観光地も、宇宙港も無い何の特徴もない土地になる(いやな条件の出目によっては、いわくつきかも
しれない)。
2) 借地の契約年数
このルールを採用した場合、まず契約金として借地料の1D6倍の金額を最初に支払う。そして、この金額の出目の10倍の年数だ
け、借地契約は続く。契約切れ時の更新は同様に行うが、その時、2D6で11+(もしくは選択ルール3の敵対的反応)で、地主は契約 延長を承知しない。土地を買収するか、商売をたたむかの選択を迫られる。
3) カントリーリスク
非カリスマ的独裁体制(政治コードB)と、独裁的で非民主的な社会(D-F)では、往々にして「資産の凍結」「資産の接収」が行われ
ます。理由は何だってかまいません。外交的紛争による対抗措置かも知れないし、外貨収入の確保と言うわりとまともな目的か(対 象が外世界人の経営なら特に)、ホテル側が文化的にそぐわないイベントをやらかしたのか(接収の理由としては比較的まともで す)、はたまた、単に私腹を肥やすためだけかも知れません。ホテルが反体制派をかくまったとか、マネージャーが国税庁の役人に 贈賄を拒んだとか、接収する側はとにかく、理由は何だってこじつけます。土地私有の可否に関係なく、政治体制BとD-Fの世界で は、毎年2D6を振り、12+の出目でこうした資産接収が発生します。資産接収があった場合、ホテルの持ち主の対処は以下のよう なものが考えられます。
・地元人の場合
・泣き寝入り ・反体制派に加わる ・動産を国外に出してから亡命 ・適切な人に贈賄して回避する(この場合、気短に没収する
よりも、長期的に多額の金がフトコロに入ることを納得させねばなりません) ・恒星間国家(帝国など)レベルの司法に訴える
・外世界人の場合
・泣き寝入り ・動産を国外に出してから脱出 ・ホテルに立てこもって抵抗(推奨しません) ・自分の出身世界の世論や恒星間国
家の司法に訴える ・反体制派を支援して政府打倒を目指す ・占拠される前にホテルを爆破(腹いせです)
いずれも、立派なシナリオのネタになります。
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