2010年1月24日
新年会という名のゲーム会2



 記念すべき月例ゲーム会第1回を開催のはこびとなり、山ほどゲームを持っていそいそと出かけるのだった。

 メンバーはテノムフ氏とαさんとcerberus氏。
テノムフ氏のリクエストがあったので、まずは「ドミニオン」をプレイ。

 テノムフ氏とαさんは初めてなので、例によってルールブックにある「最初のゲーム」でプレイ。
「最初のゲーム」は初心者向けだけあって、アタックカードは「民兵」だけで、防御カードである「堀」もあるのでそう大した脅威にはならない(とも言い切れないのがドミニオンだが)。
その他は「村」をはじめとして分かりやすくコンボがつながりやすいカードがそろっていて、ソロプレイ感は強いものの、なかなかやりがいのある組み合わせだと思う。


 で、やはりと言うかテノムフ氏もαさんも予想通り飲み込みが早く、いきなり財宝とアクションをバランスよく購入してゆき、コンボをばしばし決めてくる。
αさんの手番最初にはほぼ必ず「村」が出てくるし(笑)。
 化夢宇留仁はと言えば、最初になぜか「民兵」と間違えて「鍛冶屋」を買ってしまい(笑)、しかしそれはそれでいい感じにカードが引けて最初に「属州」にたどり着いた。
それじゃあということで、「鍛冶屋」を中核に据えて財宝やら「村」やら「市場」やらで、「属州」買いまくりデッキ構築に勤しむが・・・・失速(汗)。
ちょっとアクションカード買いすぎたか(汗)。
それに「民兵」が嫌なタイミングで出され、手札に8金がそろっている状態を何度も崩される(泣)。
 化夢宇留仁がそんなことをしている間にテノムフ氏が順調に「属州」を購入していった。
結果はテノムフ氏42、αさん18、cerberus氏25、化夢宇留仁30。
って、またルール説明して負けてるやん(汗)

 もう1回やることになった。
今度はランダム選択。
決まった王国カードは「市場」「鍛冶屋」「改築」「村」「魔女」「泥棒」「密偵」「役人」「宰相」「冒険者」
なんとも派手な陣容で、特にアタックカードの多さが目立つが、コンボを生み出すカードもほとんど全部そろっている。
逆に防御っぽい雰囲気のカードは皆無である。
もう清々しくらいにバランスを欠いた内容(笑)で、初心者2人にはきつかったかもしれない。

 ゲームは冒頭から「泥棒」が猛威をふるった。
ちうか化夢宇留仁が真っ先に買ったのだが(笑)。
盗られっぱなしでは話にならないので、テノムフ氏もαさんも手を出す。
 「泥棒」が活動的だと、財宝カードを買う気になれない。
なにしろ買ったそばから盗られてしまうのだ。
それでもがんばって財宝を買っていたcerberus氏はただ一人この世界に外貨を仕入れ、全員の経済活性化に貢献していた(笑)が、やはり全員じり貧で、「属州」など夢のまた夢な状況。
 化夢宇留仁は「泥棒」でかき回しつつ、+2金のある「宰相」、+1金の「市場」、手札にカードを3枚追加できる「鍛冶屋」、強引に手札に財宝を2枚追加できる「冒険者」で、泥棒に盗まれない形のお金を集める作戦。
しかしcerberus氏の「密偵」「役人」のいやらしいカード操作で、もう一つ波に乗れない。
それではということで自分は呪い処理用に「改築」を購入した上で「魔女」を購入。
他の3人を自分よりも不幸にする作戦である(笑)。
「村」「魔女」「魔女」という実に不幸なコンボ(笑)も決まり、化夢宇留仁以外の3人のデッキは呪いだらけに(笑)。
しかしテノムフ氏が呪いにめげず、何度か「属州」にたどり着く。
αさんもコンスタントに「公領」を購入しており、コツコツと勝利点をためている。
王国カードはすでに「村」が無くなり、ゲームは終盤。
このままでは負けてしまうと、化夢宇留仁も「金貨」購入に踏み切る。
「属州」購入はもちろんだが、「改築」とセットで手札に入ればそのまま「属州」に改築し、差をつけた上でゲーム終了になだれこむ作戦である。
しかし・・・・・・・・そんな手札は1度も来なかった(汗)。
 結果はテノムフ氏13、αさん13、cerberus氏8、化夢宇留仁12
・・・・・・って、初心者2人にそろってトップとられてるやん(汗)!
きつかったのは化夢宇留仁の方でした(笑)。

 今回のように、具体的な作戦を立ててプレイすると、「ドミニオン」はアホのように面白い。
それがうまくいくかどうかは別問題で(笑)。


 次は最近の化夢宇留仁のお気に入り「ケルト」
とりあえず定番をというリクエストもあったので、ドイツゲーム大賞受賞作ということもある。


 白が化夢宇留仁、茶がαさん、グレーがテノムフ氏、黒がcerberus氏。
化夢宇留仁以外は全員初めてである。

 今回はタイルがそこそこばらけて配置され、極端なスピードコースなどはできなかったが、そうなるとかえって戦略が立てにくい。
 化夢宇留仁はとりあえずカードが足りそうなコースの宝石(早い者勝ちの得点タイル)を取りに行くことに。


 しかし必ず他のプレイヤーコマに先行され、1枚も取れない(泣)
そしてカードの引きも偏りまくり、コマ2個がマイナスゾーンで完全停止(汗)。
 そのころテノムフ氏のグレーコマは5つとも出撃(汗)。


 黒のcerberus氏の2倍コマが5つ目のゴールゾーン突入を果たし、終了。
 白の化夢宇留仁は2倍コマがゴールの1歩手前で止まっていた(泣)

 結果はテノムフ氏35、αさん10、cerberus氏15、化夢宇留仁18。
コマを5つ進めたはいいが2個がマイナスゾーンを突破できなかったテノムフ氏の勝利である(汗)。
化夢宇留仁は2位だがマイナスゾーンに残っているコマがある上に、他のコマも大して得点できなかった(泣)。
一番有望と思えたコースの2倍コマさえゴールマスに入れていないのが切ない。


 最後にやったのは「ロンドン掠奪事件
ケルトと同じくクニッツァ作のカードゲーム。
 化夢宇留仁は一度会社でやったことがあるのだが、いわゆるゲーマーと戦ってみたかったゲーム。
運もあるが、作戦の比重も大きいゲームなのだ。



 ゲーム序盤。
事件を解決するには、その事件の色の証拠カードを全て取得、または破壊しなければならない。
事件は5つあるが、その内最後まで解決されなかった事件は迷宮入りとなり、それまで手に入れていた証拠は得点にならず、無駄になってしまう。
 今回のゲームでは、黄色の事件の証拠が最上段に3つもあり、迷宮入り事件はほぼ黄色に確定と言っていい状況。
一応めくり直しをして、しかし2回とも同じような結果だったので続行したのだが、やはり最上段には5色の証拠を並べるべきだった。
どの事件が迷宮入りになるかを予想し、コントロールするのがゲームの最大のポイントなのである。


 結果黄色は無駄になるのをおそれてなかなか取られず、残りまくりに。
一番右の列など、完全に壁になっている(笑)。



 ゲーム終了直前。
黄色と紫が残った。
最後は化夢宇留仁が紫をとって終わったが、あとで思えばそれは大きな間違いだった。
点数をちゃんと把握していなかったのが原因だが、まだ紫を迷宮入りにすれば勝てる可能性もあった。
やはりゲーム終盤では、慎重に判断しなければならない。
反省。

 結果はcerberus氏25、化夢宇留仁20、テノムフ氏8、αさん2。
ちうか化夢宇留仁はまた負け(汗)。

 その後は日本橋のちりとり鍋屋さんで新年会。
ピリ辛でモツに甘みがあって非常にうまかったが、また食べるのに夢中で写真を取り忘れた(汗)。

 んで、カウンターで一緒に呑んでいたTunami氏と「すすめ!!海賊さん」をプレイ。
隙あらばゲームを始める化夢宇留仁なのだ(笑)。

「すすめ!!海賊さん」はすごろくとババ抜きを組み合わせた2人用ゲームで、お互いカードを引き合い、爆弾を引かなければカードに書かれている数だけ進むことができる。
爆弾を引いたら進めずにカードを相手に返す。
進んだ場合はそのカードを手札に入れる。
ここがシステムのキモで、進めば進むほど手札に数字カードが増えて相手プレイヤーが進みやすくなり、先に進んでいる方は爆弾を引きやすくなる。
単純にして実に効果的なシステムである。



 化夢宇留仁が緑。
カードの引きがよく、本日初めて勝利。
化夢宇留仁が勝てるのは頭を使わないゲームだけなのか(汗)!?

 その後は2次会で大正浪漫酒場で電気ブランを呑んでへろへろになったのでした(笑)。
これまたいい新年会でした。
2月くらいにまたやりたい(笑)。

20100129

 


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