Canon PowerShot G9X Mk.2

 前々からカメラをいじるのは好きだったのだが、本格的に触りだすきっかけになったのが本機の初代のMk.2じゃないやつを買ったことだった(2015年のクリスマスの購入)。
それまでは主に安いコンデジを買ってきてはちょっといじって満足していたのだが、ネットでG9Xの高性能さを紹介する記事を読んで興味が湧いた。
そして気に入ってず〜〜〜っと使っていたのだが、センサーの中央付近にゴミがついてしまい、修理代が高かったのでMk.2に買い替えた。
初代とMk.2の違いは画質などの微妙なものだけなので、ここではMk.2を紹介する。
ちうか初代は会社の女の子にあげてしまって手元に無いのだ(笑)

Canon PowerShot G9X Mk.2
センサーサイズ:1インチ(2020万画素)
レンズ焦点距離:10.2〜30.6mm 3倍ズーム(35mm換算:27.54〜82.62mm)
レンズF値:F2〜F4.9
手ぶれ補正有り
ファインダー非搭載

 1インチセンサー機としてはとにかく小型なのが最大の特徴。
同様のコンセプトのライバル機としてはSONYのRX100があるが、あっちは101.6×58.1×41mmで本機の98×57.9×30.8mmより大きい。
画質に関してはそれまで使っていた1/2.3センサー機とはまさに雲泥の差で、オートでも夜景などはびびるくらいキレイに撮れる。
しかし当時の化夢宇留仁はまだ露出(撮影時の光量の調整のことをこう呼ぶ)の仕組みもよくわかっておらず、なんだかほわほわのソフトすぎる画や手ブレした画などを大量に生み出して困惑していた。

 最近は普段使いのメインカメラとして重宝しているが、これまでに覚えたこのカメラの使い方のコツをメモしておく。
1.普段使い用設定を登録する。
主に室内でボードゲームや模型の進捗などを撮ることが多いのだが、その時は登録してある露出設定でなにも考えずに撮影している。
とにかく機敏に間違いない結果を残すのはこの方法がベスト。
設定内容は、モード:マニュアル、シャッター速度:1/60、絞り:F2.8、露出補正:-0.3、ISO:AUTO(上限6400)、ホワイトバランス:オート、ドライブモード:単写 であるが、設定内容に関してはもっと人によって好みが分かれると思う。
露出補正を下げているのは白飛びを防ぐためである。
2.真面目に撮影するときはAモードで主にF2.8に絞って連写。
このカメラの開放F値(絞りを一杯に開けたときの明るさ)はF2なのだが、それだと全体的に非常にソフトな画質になり、ポートレイトなどには向いているかもしれないが、ディテール多めの画が好きな化夢宇留仁には物足らない。しかしF2.8まで絞るとピントが合っているところは非常にシャープな画が、外れているところにはキレイなボケが得られる。
フォーカスモードはSERVO AF(シャッターボタンを押している間はピントの合った被写体との距離が変化しても追従する)で連写することで、撮影失敗の確率を減らすことができる。
3.近くにいる動きの速い被写体をSモード(シャッター速度優先)の高速連写で。
実はこう見えてSERVO AFの性能もよく、SDカードの速いものを使えば連写速度も素晴らしく速い。
なので例えば一眼レフに望遠レンズをつけて撮影しているときに近くで速く動く被写体を見つけたときなど、このカメラをさっと出して上記モードで撮影すると思った以上の結果を得られることが多い。

PowerShot G9X Mk.2の得意なところ・いいところ
●ズボンのお尻ポケットに入るほど小さい
●表面のテクスチャと裏面のサムグリップのおかげで小さい割に持ちやすい
●本体の大きさもボケ具合も料理写真にピッタリ
●意外にAF追従連写が強力で距離が近ければスポーツ撮影にも使える
●そこそこ暗いところでもキレイに撮れる
●Canonにしてはデザインがかっこいい(笑)

PowerShot G9X Mk.2の苦手なところ・悪いところ
●接写や光り物ではAFが迷って機能しない場合がある
●35mm換算最大約80mmの望遠では普段使い以外の撮影はほぼ不可能
●ファインダーが無い

作例(ライトルームによる編集済)
料理 薄暗いところを歩き回るジャガー 制作途中のMIG-25
ホテルのバイキング 薄暗いところで木に登るセミ

 ちうわけで普段使い機としては欠点のほとんど無い素晴らしいカメラである。
化夢宇留仁はいつでもカバンに入れて持ち歩いているし、自室でもなにかあるとすぐこれを持ち出している。
今使っているのが壊れたらまた同じ機種を買いたいのだが、発売当初と比べて価格が倍くらいになっている上に最近ディスコンになってしまった(泣)

20240921

 コンティニュアスAFとSERVO AFを間違っていたので修正した。

20240929


カメラ道楽 Nikon COOLPIX P610

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