化夢宇留仁の普通の(?)旅行記03

2007年8月5日

 7時のモーニングコールで起床。
7時は早起きだが、日本で言えば8時なのでまだマシ。
 写真は朝のホテルの庭。
庭師らしい人が歩いている。
こんなところの維持管理はさぞや大変であろう。

 朝食はロビー向かいのレストランで。
バイキング形式で、洋式と中国式のミックス。和式も少し。
うまかったのはやっぱりお粥だった。

 今日は蘇州観光。
最初の目的地は「東方のピサの斜塔」として有名な塔のある虎丘。
有名と言っても勿論化夢宇留仁は聞いたこともないのだが(笑)。

バスの窓からも、少し傾いた塔がすぐに目に入った。
この写真はそうでもないが、角度によってもっと大幅に傾いているのがよく分かる。

登攀開始。

昨日に続いて酷暑であり、みんな汗だくになっている。
けっこう距離もあり、登り終えた頃にはヘロヘロに(汗)。

しかし流石に古いだけあって、その質感は他の建物よりも面白い。
上に登るのは無理で、それどころか1階にも地盤沈下の可能性があるので10人以上入ってはいけないのだそうな。
こんなの地震の多い日本に建っていたら、今頃跡形もないのは間違いない(笑)。

1階を見ると、物の見事に傾いている。眼がおかしくなりそうである。
中にも入ってみたが、順路以外のところにはコップや洗面器なんかがあって、変に生活感があった。
隠しておけよ(笑)。

 虎丘を出て、次の目的地へ。
この辺の町並は上海と比べるとのどかで、建物も低い。
それでも店の看板の派手さは日本とは比べ物にならないが(笑)。

 着いたのは黄色い壁に囲まれた寒山寺。
寒山寺と言っても、相変わらず酷暑だし、山もどこにも無い(笑)。

 線香を買ってお祈りする方法をガイドさんが教えてくれたが、みんな暑さでゲンナリしていて実行しようとする人は1人もいなかった(笑)。

寒山寺には黄金の仏像がたくさんあった。
日本と大きく違うのはその顔。
個性的すぎ(笑)。

 他にも賽銭を高いところに投げて幸運を祈るとか、色々変わった特徴があったのだが、暑さも手伝って大して興味がもてない。
どれも同じような印象だしで、すでに名所旧跡には飽きちゃった(笑)。
他のみんなも似たような印象らしく、だんだん言葉少なになって、ただ汗を拭きながら歩いている。

 バスに戻る途中で、お土産屋さんを覗いてみた。
流石は中国、お土産もひと味違う。
日本のお土産屋に置いてある木刀みたいなノリだろう。

 次に行ったのは、中国政府が運営しているシルク工場。
なんでも偽物や混ぜ物をしたシルクが出回りすぎて、中国のシルクの信用ががた落ちになり、それではいかんと政府が始めた会社だそうで、すごいのかしょうもないのかよく分からない生い立ちである(笑)。

 中ではシルクのドレスの似合いそうな女性が流暢な日本語で案内してくれた。
一通り工程を紹介した後は、商売スタート。
もうまさにTVショッピング状態で、メイン商品のシルクの布団を薦めまくる。
しかし工場直売で安いとは言え、そこそこの値段はする。
化夢宇留仁はばあちゃんの土産にどうかと考えたが、なかなかまとまらず、悩んだまま(汗)。

展示販売場の横ではファッションショーもやっており、めちゃめちゃスタイルのいい美人モデルが歩いていた。
写真撮りたかったけど、顔がにやけそうだったのでやめておいた(笑)。

 ところで化夢宇留仁は、旅行に行く前日にi-Pod nanoの8GBの黒いやつを買っていた。
傾いた塔のところを出たところで汗だくになったので、 上着を脱いだのだが、その時i-Podをどうしたかをよく覚えていない(汗)。
気になったのでバスが開いてるなら確認しようと思ったのだが、結局飯を食っていた運転手を呼び出すことになってしまった。
この運転手だが、実に怖い(笑)。
基本的に中国人のほとんどは無愛想で怖いのだが、この運転手は中でも一番怖い顔をしていて、一言もしゃべらず、乗り込むときにもにらんでいるとしか思えないくらいなのだ。
i-Podは見つかってほっとしたのだが、ますます運転手が怖い顔になったような気がするのは、多分気のせいではない(汗)。

 そうこうする内に昼になり、シルク工場内にあるレストランで昼食ということに。

工場内とは言え、これまたでっかいレストランで、内装も豪華。
国営だから?国営だから?

入り口には色々やばげなものが漬け込まれた薬酒の列が。

我々以外にも客は多数集まっており、盛況。
中国風のいい感じのBGMがかかっていると思ったら、中央で生演奏していた。
国営だから?国営だから?

さて昼食だが、やっぱりぐるぐるテーブルに、昨夜と似たような料理が並ぶ(汗)。
おおう、夜だけではなく、昼までも(汗)。
しかしこれが実に旨く、みんな食いまくり。
途中で出てきた(有料/笑)薬酒も飲んだせいか(化夢宇留仁は飲んでないが)、みんなペースも上がり、何度も中国に来ている人が頼んだ中国の白米がこれまたうまく、おかわりまでして食いまくり。
結局一番平均年齢の高いおっさんばかりの化夢宇留仁のいたテーブルが一番食っていた(笑)。

似たような料理ばかりだが、味が全然違ったりするのも面白い。
特に麻婆豆腐はどこの店でも出てきたが、どれもまったく味が違っていた。
ちなみにここのは濃い味で、白米によく合った。
あとどこでも出てくるのがセロリの炒め物とデザートのスイカ。
セロリは化夢宇留仁は大好きなので嬉しい。
しかしどこも塩味がきついのには少し困る。
スイカは道端で1個2元(34円)くらいで売っていたりするのだが、ジュースになると20元くらいしたりする。
なんだかよく分からん(笑)。

 さてバスに乗ろうかと言うところで、今頃ばあちゃんにシルクのふとんを買おうと決意した化夢宇留仁(汗)。
急いで販売場に戻ると、すでに片付けを始めていた。
なんとか買えたが、上の写真にある製作工程も綺麗さっぱり片づけられていたのには笑った。
それっぽいけど、ここにあるのは全部観光客向けのデモなのだ。
 1人遅れてバスに戻る。
少しだがみんなを待たせてしまい、実に申し訳ないことをしたと思ったが、実はまだまだ序の口なのだった(汗)。

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