惑星大戦争
福田純監督

 金星が発信源の怪電波で各地の連絡が途絶え、UFOの目撃情報も。
国連はこれを異星からの侵略行為の可能性が高いと判断し、建造を中止していた地球防衛宇宙戦艦「轟天」の建造再開を指示するが、異星人の魔の手がすでにのびており・・・。

 一言で言ってしまえばスターウォーズ人気にあやかって作られた子供だまし(汗)。
子供だましと言っても、当時の東宝映画スポンサーや制作スタッフにSFをまともに理解していた人が存在していたかどうかも怪しいので、本気で作っても大した違いは無かったかもしれない。
しかし製作期間は2ヶ月(笑)らしいので、本気で作っていないことも確かだろう。
宇宙船内の真っ白さや、宇宙服のデザインなど、2001年をまんまパクっているのだが、宇宙服の足の裾が開放されているとか、完全に投げやり(笑)
特筆すべきはキャストの濃さで、森田健作、沖雅也、宮内洋、浅野ゆう子が狭いボックス席で乾杯している画は濃すぎて目が開かない(笑)
また浅野ゆう子扮するジュンがエイリアンに捕まるとなぜかエロエロなボンデージ風衣装に着替えさせられているのはこの作品唯一の高得点ポイント(笑)
 注目すべきは勿論宇宙戦艦の戦闘シーンだが、残念ながらほとんど見るべきところはない。
ただし艦載機のリボルバー式発艦装置はすごかった(笑)
しかしあとで同じ穴からビームを出しちゃって台無しに(汗)
構造的にミサイルだったら問題なかったのだが。

20220508(mixi日記より)
20220512


海の男ホーンブロワー2
スペイン要塞を撃滅せよ
セシル・スコット・フォレスター著/高橋泰邦訳

 西インド諸島に向かう戦列艦レナウン号に乗船したウィリアム・ブッシュ三等海尉は、その艦長ソーヤーが偏執狂であることを知り、困惑していた。
志願兵の士官候補生ウェラードが艦を守るために行った艦長命令への不服従を、ソーヤーは謀反と受け取り、ウェラードを弁護しようとしたホーンブロワー五等海尉をも巻き込み、やがては副長やブッシュまでもが謀反を企てたとして軍法会議に掛けられかねない状況に。
 やがてレナウン号は目的地であるサント・ドミンゴ島のスペイン要塞攻略に向かうが、要塞の高所からの砲撃は強力で、レナウン号は被害を受けて撤退することに。
しかしホーンブロワーは逆転の秘策を持っていた・・・。

 連作短編集だった1冊目に対し、本作は本格的な長編になっている。
上記にある通り主にブッシュという人物の視点で語られ、長編ということもあって当時の生活や要塞攻略の様子も丁寧に描写されており、実に興味深い。
 今回特に印象的だったのは、著者の人物の思考の描写が非常に巧みだったことで、頭はよくてもこういう系統の思考はできないタイプとか、微妙な脳みその出来(笑)の違いをわかりやすく表現しているのが興味深かった。
 またラスト近くでは終戦を迎える。
終戦と聞くと我々は無条件で喜ばしいことのように思ってしまうが、9年も続いた戦争で若い頃からバリバリの海軍軍人として過ごしてきた人物にとってはそうとは限らず、むしろ浮浪者同然の悲惨な状況に陥ってしまうのも、非常にリアリティがあって面白かった。
 この時代ならではのあり得ないほどの現在との常識の乖離を受け入れられない人もいると思うが、超一級のエンターテイメントシリーズなのは間違いないと思う。
要するにすごく面白い(笑)

20220513(mixi日記より)
20220514


バットマン・ビギンズ
クリストファー・ノーラン監督

 ゴッサム・シティの富豪の息子であるブルース・ウェインの両親は路地で強盗に襲われて殺された。
ウェイン夫妻殺害の犯人ジョー・チルが仮釈放されるのを聞いて復讐しようとするブルースだったが、それは彼の無力さを思い知るきっかけとなり、やがてブルースはアジアの「影の同盟」に入門することになった・・・。

 なかなか評判のいい本作だが、化夢宇留仁の予想よりも面白かった。
荒唐無稽なヒーロー像を、あくまでリアルにダークに描くのに専念しているのが心地いい。
しかし少々長すぎるきらいはあるか。
それにしても豪華すぎて気持ち悪くなるくらい(笑)のキャストにはびびった。

20101010(mixi日記より)
20220517


ストレンジャー・シングス 未知の世界
シーズン3 第1〜2話

第1話 スージー、応答せよ Suzie, Do You Copy?
 1984年6月。ソ連で行われた裏側の世界への道を開ける実験は失敗に終わった。
1年後のホーキンスでは新しくオープンしたスターコート・モールが大盛況だったが、客を取られた小売店がつぶれており、問題になっていた。
1ヶ月も旅行に出ていたダスティンは仲間たちに発明品を披露し、中でも目玉がユタ州の彼女とも連絡ができる組み立て式のアンテナで、みんなはアンテナよりもダスティンに彼女ができたことに驚く。
一方マイクとエルは超イチャイチャしており、ホッパーは気が気ではなかった。
ところでプールの監視員をしているビリーは、廃工場で怪物に襲われ・・・。

 

第2話 モール・ラッツ The Mall Rats
 
 ホッパーに脅されたマイクはエルに嘘をつき、怒ったエルはマックスとモールへ。
新聞社で働いているナンシーとジョナサンは奇妙なネズミが出たという通報のあった家に向かう。
ダスティンが録音したロシア語の暗号は、スティーブの働くアイスクリーム店の同僚のロビンが翻訳はしたが、意味がわからない。しかしその中で流れていた音楽が・・・。

 ちうわけでシーズン3開幕。
とりあえずはマイクとエルが超イチャイチャバカップルになっていたのには笑った(笑)
あとは先生の趣味の1つがフィギュアペイントという渋いところを攻めてきたり(笑)、相変わらず見どころが多い。
ワンダーウーマン1984でも出てきたモールはやっぱり80年代を代表するものなんだなあ。

20220501(mixi日記より)
20220519


キャプテン・フューチャー 惑星タラスト救出せよ!
エドモンド・ハミルトン著/野田昌宏訳

 ハレー彗星から救出された火星の科学者チコ・スリンがキャプテン・フューチャーに緊急呼び出しを掛けた。
何事かと火星の衛星ダイモスに行ってみると、そこには20億光年離れた別な宇宙からのゲストが迎えられていた。
彼らの宇宙では太陽が全て燃え尽きようとしており、更には<冷たきものたち>と呼ばれる者たちに蹂躙され、滅びる寸前なのだという。
彼らには勇者カフールが復活して助けてくれるという伝説があり、なんとカーティスにその勇者になってくれと言うのだった・・・。

 これまで読んだシリーズの中では最もまとまりのよい作品だと感じた。
最初から最後まで中だるみなく一定のリズムで進み、珍しくいくつか配置していた伏線の回収もビシッと決まってスキッと終わる。
ハミルトンも円熟に達してきたということか。
科学的な部分も、途中の「宇宙の泡」と質量の関係にはぶっとんだが、重要な秘密の鍵はなかなか納得の行く内容で、いつになくSFっぽかった(笑)
逆に言うとちょっと大人しい作品とも言えるかも知れないが、化夢宇留仁的には十分に楽しめた。
そしてジョオンがすでにキャプテンをコントロールしつつある気が・・・(汗)

20220517(mixi日記より)
20220520


アルゴ探検隊の大冒険
ドン・チャフィ監督

 ペリアスは謀反によって王アリストを殺してテッサリアの王座を奪ったが、神の使いから「片足のみ裸足の男」によって王座を奪われると予言される。
アリストの一族を根絶やしにしようとするペリアスだったが、アリストの娘のブリセイスを女神ヘラの神殿で殺し、女神ヘラはこれを神殿への冒涜としゼウスに文句を言い、生き残ったアリストの息子ジェーソン(イアソン)に力を貸すことにする。
20年後、ペリアスが池で溺れそうになっているのを助けたのは成長したイアソンだった。
ペリアスは彼をイアソンだと見破り、不可能だと思われる黄金の毛皮を見つけ出す旅に送り出す・・・。

 皆さんご存知の超名作(笑)
勿論脚本やら演出やらをどうこう言う作品ではない。
やはりハリー・ハウゼンの特殊効果に尽きる。
巨大なテイロス(タロス)、老人を襲うハーピー、毛皮を守るハイドラ(ヒュドラ)、そして骸骨戦士との死闘。
コマ撮りばかりがクローズアップされるが、崩れる岩壁を押さえて船を通してくれたトリトンのライブ合成も迫力満点で実にかっこいい。
 

 
しかし出色はやはり7体の骸骨戦士のシーンで、ここに限らずこの映画の特撮シーンはアートに満ちていて、勿論リアリティでは現代のCGIには敵わないが、映像の面白さという点ではまだまだ圧倒していると思う。
こんなのを子供の頃に観たら洗脳されるのは確実で、変な少年を山ほど生み出した罪な作品とも言えるだろう(笑)。
ちうか化夢宇留仁は今回渋いオープリングの画だけでもガツンと来た(笑)

20220517(mixi日記より)
20220522


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