キャプテン・フューチャー 宇宙囚人船の反乱
エドモンド・ハミルトン著/野田昌宏訳

 ジョオン・ランドールが宇宙囚人船に乗り込むと聞き、なんとかやめさせようとするカーティスだったが、ジョオンは相手にしない。
どうしても心配が拭えないカーティスは、仕方なく彼も囚人船に乗り込むことにした。
彼が乗り込むとなれば当然他の3人もついてくる。
囚人船ヴァルカンは非常に厳重な警備体制が敷かれており、カーティスも囚人の脱走は考えられないと思いかけたその時、それは起こった・・・。

 まずタイトルが伝えるあまりにもしょぼい内容にびっくり。
宇宙囚人船の反乱など、今までのシリーズ内容からすればよくて1章、下手をすると冒頭の数行ですんでしまうようなイベントである(笑)
そして実際にじっくりと描かれる囚人船の様子と、反乱の発生。
ところがその先の展開がものすごかった。
<以降ネタバレ>
 ヴァルカンは脱走した囚人達に占拠され、カーティス達も捕まってしまう。
その後どうなるのかと思いきや、囚人のリーダーであるキム・イヴァンの計画はなんと太陽系の脱出(汗)
ここで笑わせられたのだが、キムの「目的地はアルファ・ケンタウリだぞ!」という台詞で第4章が終わり、ページをめくった第5章のタイトルはこれである。
「遭難!」
(笑)
 そして実はそれからが本書のメインストーリーであり、彼らは太陽系に向かう小惑星に不時着して船を失い、道具もない状態から2ヶ月以内に宇宙船を作り上げないと全滅するという状況に追い込まれるのだ。
ヴァルカンは綺麗さっぱり溶岩の下に沈んでしまい、道具はおろか材料も無い(笑)
そして小惑星には見たこともないような奇妙な生態系が・・・。
 本作は今までにない「地に足ついた」プロットと、魅力的なサブキャラクター達、非常に困難な挑戦に囚人たちをまとめて立ち向かうフューチャー、謎の生命体の悲劇的な歴史、そして恐るべき精神操作を行う生物の謎と、とにかく濃厚かつ見どころ満載で疑いなく今までに読んだシリーズ中では一番面白かった。
それにしてもこれまでとあまりに異なるこの内容は、一体どういう流れで生まれたのだろうか。
 気になったことが1つ。
道具も一切ない状況・・・だが、確かグラッグは体内に道具箱があり、ライダーマンみたいに腕に取り付けることで様々な道具を使えるという描写が今までに2度ほどあったと思うのだが・・・今回のドラマティックなシチュエーションを構築するために無かったことにされた(笑)?

20220802(mixi日記より)
20220803


グレートマジンガー対ゲッターロボG 空中大激突
明比正行監督

 巨大な宇宙船が現われ、早乙女研究所を攻撃する。
ゲッターロボが反撃するが、宇宙船からは空魔獣グランゲンが現れゲッターを圧倒し、ムサシが犠牲に。
宇宙船は今度は科学要塞研究所に向かった・・・。

 ゲッターチームのムサシの死とゲッターロボGとベンケイの登場が描かれるが、それよりもグレートマジンガーのグレートブースターの登場の方が大きく取り扱われ、ゲッタードラゴンは颯爽と登場したものの、これと言った見せ場無し(笑)
これは当時の人気が如実に表れた結果だと思う。
そう言う私もグレートマジンガーの方が圧倒的に好きだった(笑)。
それにしてもちょっとあんまりな気はする。

20110410(mixi日記より)
20220804


UFOロボ グレンダイザー対グレートマジンガー
葛西治監督

 ベガ大王によりスカルムーン基地に派遣されたバレンドス親衛隊長は兜甲児を拉致した。
自白装置によってグレートマジンガーの存在を知ったバレンドスは、ロボット博物館からグレートマジンガーを強奪し・・・。

 珍しくタイトルに偽りなく、敵宇宙人に操られたグレートマジンガーとグレンダイザーの対決が見られる。
地球人の私としては、当然地球産のグレートを応援(笑)
これはテレビ放映当時から感じていたことだが、グレンダイザー作中での兜甲児の立ち位置はあまりにも可哀想。それにグレートマジンガーは強奪されるのに、その隣に並んでいたマジンガーZはスルーされるのも切ない。
最後はグレートに乗り込んで活躍する甲児だが、やはりZに乗せてやりたかった。
 関係ないが、今まで3作観てきた中では、本作の画質はずばぬけてよく、動画枚数も多い。
一言で言うと、ちょっと映画っぽい(笑)。
やっとシリーズが波に乗って、予算も増えてきたのだろうか。

20110410(mixi日記より)
20220805


グレンダイザーゲッターロボGグレートマジンガー 決戦!大海獣
明比正行監督

 海底調査船バチスカーフが行方不明に。
ゲッターチームが捜索に乗り出すが、海中で巨大な怪獣ドラゴノザウルスと遭遇。
ドラゴノザウルスを倒すためにゲッターロボG、グレンダイザー、グレートマジンガー、ビューナスA、ダイアナンAによる「ロボット軍団」が編成されるが・・・。

 この作品は小さい頃、父親かじいちゃんか、どっちかに連れて行ってもらって観た覚えがある。
とにかくお祭りという雰囲気の作品で、これと言った癖もない出来(笑)。
しかしやっぱりゲッターロボはしいたげられている感がある。
本作ではまだとどめにシャインスパークを使えただけマシだが。
今こういう作品を作れれば、それぞれの研究所の方向性とか、なんやかんやと凝って面白いものができそうなんだけどなあ。
その時には脚本か監督にはぜひ桜多吾作にお願いしたい(笑)

20110411(mixi日記より)
20220806


新ジェイムズ・ボンド・シリーズ スペクターの逆襲
ジョン・ガードナー著/高見浩訳

 続けざまにハイジャック事件が発生し、その陰に壊滅したはずのスペクターが関わっていることが判明。
スペクターの情報を入手したCIAは、MI6に協力を要請。
ジェイムズ・ボンドはテキサスの砂漠に王国のごとく存在するビズマーカー牧場に潜入し・・・。

 前に読んだ「独立戦争ゲーム」からすると、2作「前」の作品となる。
本棚から出てきたのだ(笑)
でもなにしろ内容が内容だけに、全く問題ない(笑)
 本作はアメリカはテキサスが舞台で、ボンドはフェリックスの娘と共に、版画の画商として、砂漠の真ん中に封鎖された広大な街を所有する億万長者に迫る。
そこにはかつて強大な敵であったスペクターの影が・・・・・という話。
 とりあえず・・・・・・・・・
まあまあ(笑)
やっぱりイアン・フレミングの究極的にねちっこいけどドライな文体から醸し出される独特の旨みはないものの、それなりに楽しめた。
そんな感じ(笑)

20110414(mixi日記より)
20220807


第9地区
ニール・ブロムカンプ監督

 1982年、ヨハネスブルク上空に巨大な宇宙船が現れ、その中には大量のエイリアンの難民が。
エイリアンたちは隔離地区である「第9地区」に移される。
28年後、数を増したエイリアンを新たに用意された第10地区に移住させることが決定され、超国家機関MNUの職員であるヴィカスが立ち退き要請のために第9地区を訪れるが・・・。

 古本屋で中古ブルーレイを買ってきた「第9地区」だが、実に面白かった。
特に前半の実におバカな描写や展開は傑作。
フルCGで描かれたエイリアンの、南アフリカの強い日差しを浴びたコントラストの高い画も斬新でリアルだと思った。

20110417(mixi日記より)
20220809


タイタンの戦い
ルイ・レテリエ監督

を観た。新しい方。
 アルゴスの兵士達がゼウス像を破壊し、神の怒りに触れた。
そこにちょうど通りかかっていたペルセウスと彼の家族の乗った漁船も巻き込まれ、ペルセウスだけが生き残った。
彼はアルゴスの王宮に連れてこられ、そこで王妃カシオペアが娘アンドロメダが神々よりも美しいと言い、神の怒りに触れるところに巻き込まれる・・・。

 迫力満点。
しかし見事に内容がない(汗)
ある意味完璧なアメリカ映画(笑)
最後のクラーケンは、あれで不吉さをまとっていたらまさにクトゥルフ。
しかし神話っぽさとか、メデューサの怖さとか、要するに作品としての出来では本家に遠く及ばず。
化夢宇留仁は昔のは劇場で観て、メデューサのシーンでちびりそうになった(笑)
あの弓を引きながらゆっくり迫ってくるのが怖かったのだが、新作のメデューサはドタバタしていた(汗)

20110420(mixi日記より)
20220810


バットマン ゴッサムナイト

俺たちのスゴい話 監督 - 西見祥示郎
クロスファイア 監督 - 東出太
フィールドテスト 監督 - モリヲカヒロシ
闇の中で 監督 - 青木康浩
克服できない痛み監督 - 窪岡俊之
デッドショット  監督 - Jong-Sik Nam

 先日@2c氏が来た時に、GEOで5枚1000円で投げ売りされていたDVDの1枚。
バットマンをテーマにしたオムニバスアニメで、内容と言い、スタッフと言い、「アニマトリクス」に近い。
「アニマトリクス」と比べると、あっちは作品毎に世界や舞台が全然違うが、こっちは同じ舞台で同じヒーローが出てくる。しかし同じ舞台で同じヒーローなのにそれぞれが全然違うというのが見所。そういう懐の深さはバットマンならではだと思う。
とりあえずどの話も小粒だけどなかなか面白い。
200円だったら買って損なし(笑)。

20110423(mixi日記より)
20220811


アバター
ジェームズ・キャメロン監督

を観た。
5本1000円DVDの1本。
 
元海兵隊員のジェイク・サリーは、アルファ・ケンタウリ系惑星ポリフェマスの衛星パンドラで原住民の調査を行うはずだった兄が急死したことにより、その仕事を引き継ぐことに。
戦傷で下半身不随になっていたジェイクは、車椅子で宇宙船に乗り込む。
身体を治す治療代を得るため、ジェイクはRDA社の誘いに応じることにする。
およそ6年の冷凍睡眠を経てパンドラに辿り着いたジェイクは、原住民の体を模したアバターで自由に歩き、走れることに興奮するが、原住民と地球人の争いを目撃し・・・。

 絵はすごいけど話がしょうもないと聞いていた本作だが、予想に反して滅茶苦茶面白かった。
確かに話は大作アメリカ映画の典型で、どーこー言うようなものではないが、とにかくあそこまで徹底的に異世界描写を成されたら、もうストーリーなんてどうでもよくなる(笑)
TRAVELLERレフリーは必見。
NHKスペシャルのつもりで観るべし(笑)!

20110424(mixi日記より)

 やっぱ異星の広大で巨大な森の画は素晴らしい。
その他の画も加えて鑑み、もはや映像化不可能なシチュエーションというのは(視界に限っては)無くなったと言えるだろう。
そろそろバカバカしいくらいの大スケールのSF巨編の登場を望む。
例えば「降伏の儀式」とか(笑)

20110708(mixi日記より)

 ブックオフで中古ブルーレイディスクを買ってきたので、またとばし観。
とにかく「異世界」がいいので、UOみたいなノリで、アバター・オンラインとかあったらやってみたいかも。

20110710(mixi日記より)
20220812


筋肉男のハロウィーン 13の恐怖とエロスの物語2
ミシェル・スラング編/吉野美恵子訳

を読んだ。
 コナン・ドイルから現役バリバリの作家まで、広く網羅したホラーアンソロジー。
著者はレイ・ブラッドベリ、デーヴィッド・キュール、アーサー・マッケン、メイ・シンクレア、ハーラン・エリスン、J・G・バラード、サラ・スミス、リサ・タトル、チャールズ・ボーモント、ロバート・ブロック、A・E・コッパード、クレメント・ウッド、アーサー・コナン・ドイル。

 ところで、私はホラー小説を読んで恐怖を感じたことがない。
今回はどうかと思ったが、やはり恐怖まではいかなかった。
果たしてホラー映画に負けない恐怖を与えてくれるホラー小説というのは存在するのだろうか?
そしてもし存在しないのであれば、ホラー小説はどうして存在できているのだろうか?
そんなことを思わせる内容だった。
化夢宇留仁が今まで疑似体験として一番恐怖を感じたのは、ビデオゲームのサイレントヒル2で、怖すぎて最初のセーブポイントで挫折した(笑)
結局恐怖というのは如何に主人公の立場に同化できるかにかかっているのかもしれない。
そう言えば「クトゥルフの呼び声」のセッションで、「ヘルレイザー」をそのままシナリオ化したものをプレイして、ここぞという時にビデオで怪物が迫ってくるカットを流された時は漏らしそうなほど怖かった(笑)。
でも小さい頃に読んだ「デビルマン」は膝が震えるほど怖かったなあ。

20110427(mixi日記より)
20220813


13日の金曜日 Part2
スティーブ・マイナー監督

を観た。多分初見。
 お母さんを殺されたジェイソンが、敵を討って、その5年後またクリスタル湖キャンプ場近くにやってきた若者をぶっ殺しました。
以上(笑)。

 パロディされまくっているショッカーの大元だけあって、純粋に上記の内容しかないのがピュアな感じ(笑)。
とりあえず可愛い女の子とおっぱいが大きい子が出てくるのも基本な感じで、それは無条件に嬉しい(笑)。
 まともには初登場のジェイソンは、ホッケーマスクもないし、大男でもなくチェックのシャツを着た普通の男という感じで、チェーンソーに至っては逆に使われてる(笑)のが意外だった。
 それにしてもマフィンはなぜ生きてるの?あの死体は全然関係ない犬なのか???
彼女も言ってたけど、ポールはほんとにどうなった???
とりあえず終わり方が適当すぎる(笑)。
寝る前に軽い映画でも、ということで選ばれたのがこれだったのだが、少なくともニーズにはピッタリの内容だった(笑)

20110501(mixi日記より)
20220814


幻の女
ウイリアム・アイリッシュ著/稲葉明雄訳

 その男は不機嫌な顔で夜の街を歩き、真っ赤なネオンの店に吸い込まれた。
そこでオレンジ色の奇妙な帽子をかぶった女に声をかけ、2人で食事をし、カジノ座でショウを楽しんだ後、最初に出会ったバーに戻って別れた。
その男スコット・ヘンダースンが家に戻ると、そこには奇妙な男たちと、妻であるマーセラの彼のネクタイが首に巻き付けられた死体があった・・・。

 ホームページの掲示板で話題に上がったので、買ったけど未読だったミステリの人気投票では1位常連の本書を読んでみた。
とりあえず想像していた内容とは全然違った。
想像していた内容というのは、なにしろ古典&名作に当たるものだし、なんとなく地味な展開を予想していたのだが、まずいきなりありえない現実の足場が粉砕されるような展開に、京極夏彦か(汗)!?と思わされ、その後裁判では検事が空想でしか無い犯罪の経過を嫌疑者の心理描写まで含めて延々と語るのに誰も止めないのにびっくり(笑)
これは小説の問題というより、当時と今の裁判のルールの違いからくるものだと思うが、あんなことされては陪審員制だったら100%有罪になるわ(笑)
そして更に意外な展開が畳み掛けられ、「走る取的」を思い出すシチュエーションまで(汗)
そこ辺りまで読んでいて思うのは、果たしてこれはミステリーなのか(汗)?という疑問だったが、最後はまさにミステリーという意外な結末を迎えてしっかり終わる。
結果流石ミステリ1位常連と思わされる内容だった。
読んでいる間化夢宇留仁はほんとに著者のコントロールのままに惑わされ、翻弄されるばかりだった。
ただ1箇所、突然彼の話し相手の台詞が直接話法ではなくなったのには違和感を感じ、なにかあると思った。
思っただけで真実に迫った訳では無いが(笑)
 とりあえずミステリ好きなら絶対読んでおかなければならない1冊だろう。
それにしてもミステリの感想は内容の説明ができないので書きにくい(笑)

20220814(mixi日記より)
20220815


宇宙船サジタリウスvol.1
横田和善監督

第1話 消えた美人教授を終え!
 宇宙便利舎に勤めるトッピーとラナは、空港で怪しい男に追われるアンという女性を助ける。
2人は久しぶりに家に帰るが、宇宙便利舎から急な呼び出しが。
その内容はアン教授の捜索依頼だった・・・。

第2話 謎の異星人!?シビップ現る
 アン教授が向かったベガ第3星空域に到着したトッピー、ラナ、ジラフ。
アン教授は見つかったが、彼女はムー大陸の新説を証明するまでは帰らないと言い、姿を消す。
困り果ててケンカを始めた3人の前に、宇宙の吟遊詩人と名乗る異星人が現れ・・・。

第3話 追跡!トッピー危機一髪
 シビップに命を救われた3人は、アン教授を捜索しようと船で次の村まで向かうが、途中でコスモサービスの宇宙船と遭遇する。
アン教授はトッピーたちから逃れるためにコスモサービスに救助を依頼していたのだ・・・。

第4話 空とぶ蛇! 赤ちゃん怪獣を救え
 クーニョという村にたどり着くが、閉所恐怖症のラナは狭い宿を嫌がって野宿しようと言い出す。
そんな時、村に鐘の音が響ったと思うと家という家の戸が閉じられてしまいトッピーたちは閉め出されてしまい・・・。

 久しぶりのサジタリウスはやっぱり面白い!
最初の3話は近い雰囲気のSF作品を探すとすれば、デュマレストか。
インドのような惑星で、食料として登場しつつ、その後親子のつながりを描かれる原生巨大動物など、まさにSF的視点で素晴らしい。
こんな作品が当たり前になれば、日本人の知能レベルも底上げされそうなのだが。

20110503(mixi日記より)
20220816


CUT 人間彫刻
ニコラス・フェイバリット監督

 美術学校に通う盲目の少女リズは、姉のルーシーや彼女の恋人たちと、工場跡で開催されている前衛美術の展示会に訪れる。
そこにはまさに究極と言える彫刻が並んでおり、それらを創り出した彫刻家とも知り合いになるが・・・。

 C級ホラー映画。
アーティスト志望の若者たちが、人間を彫刻しているキチガイアーティストの餌食に。キラームービー。
しかし脚本ボラボラ演出ダメダメ見せ場へなへな。
 盲目の女性というキーになりそうなキャラクターを出しておいて、それを活かすシーンが一切無いというのもすごい。
特にラストは、真っ暗の中で音だけで続けて、惨劇を伝える音のあとに近寄ってくる足音。それは味方なのか敵なのかといったベタでも絶対盛り上がる見せ方も出来たはずなのに、そんなのも一切無し!
 かと言ってベタな残酷描写で盛り上げるのかと思えば、そんなシーンも全然無い!
 じゃあせめてエロい見せ場を持ってくるのかと思えば、スタイルのいい女優さんは出ているものの、そういう見せ場も一切無し!
 せめてテーマである人間彫刻の作品ですごいのが出てくるのかと思えば、なんとそれさえ一切無し!
無し無しずくしでこれはある意味悟りに到達!?
もうほんとにどうしようもないクズ映画。
なんとなくそれを予想しつつ観ていたというのも事実だが(笑)

20110503(mixi日記より)
20220817


ウィッシュマスター
ロバート・カーツマン監督

 古美術収集家のボーモントが購入した古代ペルシャのアフラマズダ神の石像を港で荷下ろししていたところ、クレーン担当者の操作ミスで落下して破損。
作業員がその像の中から出てきた深紅の宝石をくすね、宝石鑑定士のアレックスのもとに持ち込む。
鑑定してみると、宝石の中に封じ込められていたなにかが・・・。

 ウェス・クレイヴン制作のB級ホラー。
80年代の雰囲気を色濃く残した末期の作品。
ウェス・クレイヴンがらみだからか、フレディの役者が素顔で出演している。
 要するにジンを復活させてしまった顛末を描いた作品だが、ジンは願いを叶える能力しか無いというのがうまく効いていて、ルールに従った攻防が繰り広げられるのが心地よい。
 また演出&編集が実によく出来ていて、テンポが素晴らしい。
百万長者になりたいと願った男の祖母(?)が遺産相続人に彼の名前を書いた後、飛行機が飛び立つ映像の直後に私が「どか〜ん」と言うと、同時に画面でもどか〜んと爆発していたのが大爆笑だった。
 超小粒ながら特殊メイクの見所も多く、まあまあの佳作。

20110505(mixi日記より)
20220818


ゾンビ・ストリッパーズ
ジェイ・リー監督

 タイトル通りのバカホラー(笑)
しかし実は前から好評しか聞かないのでそこそこ期待して観たのだが、まあ評判通りだった。
 軍で研究されていたゾンビウィルスがなぜかストリップ劇場に漏れだして・・・というストーリー(笑)
とにかくテンポはよく、研究所は全米でも最高のセキュリティが施されていると言った次のカットではもう大混乱に(笑)
出てくる女優はきれいでスタイル抜群でしかもストリッパーなので当然脱ぎまくり。
しかし店で一番きれいな女優は脱がないのだった(笑)
 とりあえずホラーと言うよりコメディの要素が強いのだが、ツボはしっかり抑えているのが好印象。
なぜか露出度の高い美女が混じっている最強部隊Z分隊が最後までとにかく強いのもいい。
一番よかったのは看板ストリッパーのキャットちゃんだが(笑)

そう言えば偶然またフレディの役者が素顔で出ていた(笑)

20110507(mixi日記より)
20220819


火星の古代帝国
E・R・バローズ著/厚木淳訳

 ハワイでカメハメハ大王の夢を見ていたバローズの前に再びカーターが姿を表し、今回は彼の孫娘の話を聞かせてくれる。
 カーターは時たま1人になりたい時があり、そんな時は快速艇で見知らぬ土地へ向かう。
今回彼が向かったのは火星最古の都市の1つであるホルツで、そこにかつて住んでいた白い肌と金髪で聡明な種族はもう遥かな過去に滅び去っていたが、都市は未だにその威容を誇っていたのだ。
ところがそこで複数の緑色人に襲われている1人の戦士を見つけ・・・。

 今回は1つの長編としての体裁だが大きく4章に分かれており、その趣も全然異なる内容になっている。
サクサクと読み進めていくと4つの味の冒険を楽しめるわけで、これはこれで悪くはないが物語としての重みには少し欠けるように感じた。

第1章 古代の死者たち
 この話が本のタイトルでもある古代帝国にまつわるもので、なかなか趣深い描写や長大な時の流れを活かしたキャラクターなどが出てきて面白い。
カーターの孫娘ラナの登場はあまりにも唐突だったが(笑)

第2章 火星のブラック・パイレーツ
 懐かしい第2巻で出てきたブラック・パイレーツが再登場し、カーター達は奇妙な機械で人々を奴隷化している国に囚われてしまう。
この話ではカーターが奴隷の闘士となり、無敵の強さでご主人様(笑)を喜ばす毎度の展開が楽しめる。

第3章 火星の冷凍人間
 命からがらガソールにたどり着いた一行だったが、どうも様子がおかしい。
というのもガソールは北極近くにあるバンコールからの艦隊に兵糧攻めにあっている最中だったのだ。
なんとかガソールの部隊と合流したカーターだったが・・・。
 カーターが艦長となって飛行船を修理し、同士を集めて脱出する件が盛り上がる。
また表題の冷凍人間のからくりも面白い。

第4章 火星の透明人間
 カーター達は透明人間の国に囚われる。
透明人間の国インバクの美女ロハスを誘惑して脱出のチャンスを・・・。
 この第4章は蛇足だと感じた。
まず前に同タイトルの本があるのがおかしいし、文字通り透明人間というネタは2度目である。最も前回の透明人間とは全然別物だが。
しかし別物である上にそのカラクリは完全に劣化しており、要するに透明になる飲み薬が出てくるのだが、それによって衣類とか装備まで見えなくなってしまう説明は一切無し(汗)
 またラナのことを孫娘だと告げた上で自分が妻帯者であるというのは隠しているという奇天烈な状況にツッコミもなし(汗)
第3章で終わっていればよかったのに・・・(汗)

 ちうわけでイマイチなところも多いが、見どころも多い1冊だった。
見どころといえば、本作は第2章のブラック・パイレーツもそうだが、これまでのシリーズに出てきた懐かしいキャラクターや設定もばんばん出てきて化夢宇留仁はちょっと「雪の魔女の洞窟」を思い出したりもした(笑)
完全に忘れ去られたかと思っていたカーターのジャンプ能力も活躍しまくるし(笑)
 ところで本書の原題は「LLANA OF GATHOL」、要するに「ガソールのラナ」であるが、ラナの活躍シーンなどほとんど無い(汗)
どういうことやねん(笑)
 1つおおっ?と思ったのは、冒頭でカーターが前にバローズと会った場所の候補としてターザナを挙げていたところである。
ということはカーターもターザンと会ったことがあるのだろうか???

20220819(mixi日記より)
20220820


横溝正史シリーズII 夜歩く 全3話
水野直樹監督

 南方の戦場で死にそうになっていた金田一を助けた屋代寅太の消息を、戦後2年経って見つけ出した金田一。
屋代がいるらしい屋敷を訪ねると、そこでは当主らしき老人が日本刀を振り回して画家らしき男を斬り殺しそうになっていた。
なんとか事なきを得、屋代と再会する金田一。
屋代の頼みでしばらく逗留することにするも、画家の蜂屋小市らしき首無し死体が発見され・・・。

 突然戦場のシーンから始まって、これは「獄門島」だったかと混乱(汗)
初っ端から原作を再現する気が0%(笑)
しかしこれは仕方がない。
そもそも原作は基本的に映像化不可能な内容なのだ。
原作の印象的なシーンの殆どはなんとか近いシチュエーションに持ち込んで再現しているし、ストーリーも大筋は近い形にしてあるのだが、とにかくメインの謎は映像化できない、または映像化してもルール無視の噴飯ものの結果にしかならないのだからどうしようもない。
そしてもちろん傴僂もない。
これはいろいろな事情から仕方がないとはわかるが、無くなってみるとこの設定で原作が情報の整理のキーとなってわかりやすく工夫されていたのかが浮かび上がってくる。
首無し死体の謎はもちろんのこと、例によって登場人物が多いのだが、原作はこの特徴によって判別しやすく迷うこと無く読むことができる。
ドラマの方はこれがなくなったせいで似たような顔の辛気臭いおっさんがぞろぞろと居座っている異様な屋敷になってしまい、誰がなにやらすぐわからなくなる(汗)
岸田森演じる蜂屋小市だけはもちろんわかりやすいのだが、この人はすぐに退場してしまうのだ(汗)
そんなこともあってドラマはなんとなく散漫でダラダラと進む印象で、しかも最後の謎解きがそれまで一切触れられなかった新事実の連発で唐突すぎる(汗)
 ちうわけで色々と残念な感じだった。
しかし化夢宇留仁が気に入った要素も。
アマプラで観たのだが(900円もかかった/汗)、フィルムの状態がよろしくなく、もちろんリマスターなぞ誰もしてくれないので(笑)、粒子バリバリのこ汚い映像が雰囲気満点で、昔テレビで観ていたフィルム撮影ドラマを懐かしく思い出すことができたのだった(笑)

20220819(mixi日記より)
20220821


幻の女
1944年アメリカ/ロバート・シオドマク監督

 バーに入ったスコット・ヘンダーソンは、派手な帽子をかぶった女にショウのチケットを譲ろうとするが断られ、なら2人で観に行こうと誘ったらついてきた。
スコットが家に帰ると、奇妙な男たちが待っており、妻が彼のネクタイで絞め殺されていた・・・。

 原作を読んだので映画も観てみたパターン。
モノクロ映画で辛気臭そうな印象だが、実にテンポのいい脚本で、全然退屈しないで観られた。
まずびっくりしたのは奥さんのキャストが省略されていたこと。
確かに最初から死んでる人の出演料を払うのは無駄かもしれない(笑)
 そしてサスペンス色の強いミステリーだった原作を、完全にサスペンスに絞って作られていたのにも驚いた。
なので中盤ですぐに犯人は判明し、「視聴者は知っているけど登場人物は知らない」というサスペンスの王道手法に。
確かにミステリーとして仕上げるのは原作も無理していることろもあったし、英断だと思う。
そして地味にカジノ座でのショウや、地下室でのジャズセッションなど、音楽がとてもよかったのが意外だった。
 ひさしぶりに観たモノクロ映画でちょっと面白かったのは、原作で印象的だった「真っ赤なネオン」「オレンジ色の帽子」「赤いネクタイ」「青いネクタイ」という色に関する部分はセリフからして完全に削除されていたところ。
まあ無理もないが(笑)
 ちうわけでヒロインもなかなか魅力的だし見どころも多く、予想よりも全然よくできていて楽しめた。
ただし上記の事情から原作を読む前には絶対に観てはいけない。
原作の「意外な犯人」という面白さは映画では全く再現されていないのだから。

20220821(mixi日記より)
20220822


3001年終局への旅
アーサー・C・クラーク著/伊藤典夫訳

 3001年、太陽系外縁部で氷の小惑星を回収する仕事に就いていたゴライアス号は、太陽系から離れてゆこうとする微小な物体の調査を命じられる。
果たしてそれは2001年に宇宙空間に放り出されたフランク・プールの遺体だった・・・。

 ちうわけでフランクが復活して3001年の世界を体験し、再びモノリスに相まみえるというストーリーである。
なかなか燃える設定で、読んでいて鳥肌モノの展開もあるのだが、残念ながら最高傑作とは言い難いという感想だった。
2001年、2010年で広げた夢に溢れた大風呂敷を、思った以上に小さくたたまれてしまったような印象。
ちうか創造主達の超光速移動または通信を今更否定するのは2001年のめくるめく描写からしたらあり得なさすぎる。
その結果もたらされる1000年前の状況に対する決定というのもあまりに硬直思考で、そんなことならそもそもこんなプロジェクトを行ったとは思えない。
デイブも2001年終了時点では無限の選択肢を前にしていたのに・・・。
 ちうわけでなんだかションボリな結果でこの偉大なシリーズの「終局」としては全然満足できるものではなかったが、もちろん楽しめるポイントはそれなりにあった。
特に気に入ったのはフランクがパトリック・スチュワートと会ったことがあるというところ(笑)

20220822(mixi日記より)
20220824


ウルヴァリン:X-MEN ZERO
ギャヴィン・フッド監督

 1845年のカナダから始まる若き日のローガン(ウルヴァリン)の半生。
ローガンにはビクターという同じ再生能力を持つ兄がいた・・・。

 X-MEN特にウルヴァリンの誕生秘話。
ついでにサイクロップスの誕生秘話も(笑)
 このシリーズは前からそうだが、TVシリーズを観ているような濃密なストーリー展開があって面白い。
ウルヴァリンにあんなに個性的なお兄さんがいたとは知らなかった(笑)
とりあえずX-MENシリーズの新作を願う。

20220825追記
 後にデッドプール誕生秘話でもあると知った(笑)

20110507(mixi日記より)
20220825


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