ONE PIECE
第1話 ROMANCE DAWN |
とりあえずコミックの映像化という点では可能な範囲で最高の完成度になっていると思う。
キャストもぴったりだし、脚本もあんな長い原作をそのまま再現するわけにはいかないが、非常にしっかりと練られていてそれはおかしいと思わされるところがない。
演出はそこそこで特別よくもないが悪いところがあるわけではなく、原作を活かすならちょうどいい塩梅だと思った。
化夢宇留仁的にはナミが実にいい感じで、(いつも通り/笑)おっぱいも実にいい感じだった(笑)
予告編で心配だったゾロの見せ場がしっかりかっこよく撮れていたのもよかった。
はっきり言ってワンピース序盤はゾロさえかっこよくできれば合格でしょう。
20230902(mixi日記より)
20230903
SPACE BATTLESHIP ヤマト
山崎貴監督
まあまあまともに作ってあったと思う。
強制的に当時の思いを再現されてしまう音楽再現は卑怯なり(笑)
残念なのは、荒れ果てた地球の様子と防衛軍の崩壊、ヤマトの長い旅の2つの要素の説明が足りていなかったこと。
特に前者はしっかり説明されていれば、後のストーリーがもっと盛り上がったのに。
だいたい昨今のドラマはドラマチックな場面そのものばかり用意して、それが本当にドラマチックになるための説明が足りないのが多いように思う。
そしてもちろんおかしなところはたくさんあった。
沖田艦がガミラス巡洋艦に見えてしまうデザインフォルムはどうなのか?
放射能を完全に毒ガス扱いしているのは今時どうなのか?
そもそも場所と設計図を送ったのはなんのためなのか?
なんでシャツとパンツが残るのか(笑)?
よかったところはアナライザーの声(笑)
アナライザーのマルチターゲットシステム(ちうかこの性能でアナライザーという名前はおかしい/笑)。
相原が可愛い(笑)
以上(笑)
20120318(mixi日記より)
20230904
八甲田山死の彷徨
新田次郎著
本を持ってくるのを忘れてしまったが、こんなこともあろうかと会社が社員教育用に確保していたと見られる本書をちょろまかしておいたので、読んだ次第。
同じパターンで前に「新書太閤記」も読んだ(笑)
日露戦争直前。ロシアの艦隊が津軽海峡及び陸奥湾を封鎖した場合、鉄道や道路が艦砲射撃によって使用不能になることが考えられる。
そうなったら連絡は八甲田山を越えるしかなくなるが、冬の八甲田山を踏破するのが可能なのか皆目分からず、陸軍は研究目的も含めて1月の厳冬期に八甲田山を越える訓練を行うことにした。
それはただでさえ過酷なものだったが、旅団長が第5聯隊、第31聯隊を競わせるようなことを言い・・・。
登場人物の名前は微妙に変えてあるが、基本的にはわかっている限りの史実にドラマ的な味付けを少々施したものになっている。
予想はしていたがその内容は悲惨の一言で、悲惨な小説といえば思い出す「女王陛下のユリシーズ号」よりはるかに悲惨と言えばその悲惨さが伝わるだろうか(笑)
読んでいると山田少佐をぶっ殺したくなるのだが、もちろんわざわざ手を下す必要もないのである(汗)
開国してまだ世界の事をよく知りもしないうちに日清戦争に快勝し、押せ押せムードだった日本軍。驕りと精神主義がまん延する陸軍上層部。
現在のように誰でも情報を入手できるわけではないので、ある程度は仕方がないとは言え、八甲田山での死はあとから見れば必然としか言いようがないのがなんとも切ない。
その経験を活かして日露戦争の勝利をつかんだと考えることはできるが、それらの経験が太平洋戦争での悲惨な結果を招いたとも考えられ、とにかく切ない。
それはさておき、本書はまあまあ古いことだし内容も内容なので読みにくさを覚悟していたのだが、全然そんなことはなく、非常に読みやすい上に描写が実に巧みでぐいぐい惹き込まれてあっという間に読んでしまった。
実は読みやすくて盛り上がる冒険小説という見方もできると思う。冒険小説にしては結末が悲惨すぎるが(汗)
そうそう史実を基にしているだけあって、ラスト近くは普通なら蛇足以外の何物でもない内容がしばらく続いたのもなかなか新鮮だった(笑)
20230904(mixi日記より)
20230905
インスタント沼
三木聡監督
非科学的なことは一切信じない沈丁花ハナメが編集していた雑誌が廃刊に。
そして彼女の母はカッパを探して池に落ちて昏睡状態に。
その池から発見された母の手紙から自分の出生の秘密を知ってしまったハナメは行方知れずの実の父らしき沈丁花ノブロウの居場所を探し出し・・・。
なんとも言えない不条理コメディ。
とにかく麻生久美子たんが可愛いの一言に尽きる(笑)ので、他に特に意見はない(笑)。
まあ面白くなくはなかったが、久美子たん主演じゃなかったら観られないかも(汗)
20120318(mixi日記より)
20230906
ヤッターマン
三池崇史監督
実写映画版を観た。
こりゃひどい(汗)
この監督の「妖怪大戦争」はすごくよかったのだが、同じようなエロさ、グロテスクさが、本作では嫌みになってしまい、最初から最後までなんだか気分が悪い(汗)
ストーリーヒロインがなぜかず〜〜〜〜っと酷い扱いなのは面白かったが。
とりあえずぱ〜〜〜〜っと盛り上がって終わるべきところでピアノソロをかけたがる病気はこの世から撲滅されるといいのに。
20120322(mixi日記より)
20230908
シャーロック・ホームズ
ガイ・リッチー監督
最近テレビで放映したアクションホームズ。
原作の尊重という意味ではまさに最悪と言える内容だが(笑)、思っていたより楽しめた。
これだけ違うともはやホームズである必要もないくらいだが、唯一アイリーン・アドラーというキャラをほぼ峰不二子にすることで、原作のイメージを発展させることで面白みを生んでいたと思う。
ちうか他の要素もホームズと言うよりルパン三世に近かったかも(笑)
またレストレードがキャラクターの重要度でえらい昇格されているのも意外性という意味で面白かった。
あとはこれまでのホームズ物の映像作品に無かったものとして、ヴィクトリア朝時代のロンドンの遠景がある。
こればっかりはCGIが無ければ不可能だったことなので、最新映画の面目躍如と言えるだろう。
これまでは異世界や異時代の遠景は、小説だけが可能だった表現なのだが、やっと映像が追いついてきた。
20120324(mixi日記より)
20230909
世界侵略:ロサンゼルス決戦
ジョナサン・リーベスマン監督
を観た。昨日。
世界各国の都市の沿岸の海に、突如として流星群が落下。
それらは実は異星からの侵略者で、彼らは海岸から上陸。更にはどこからか無人の戦闘機を飛ばし、人類の都市を制圧してゆく。
ロスも制圧され、軍は大規模な空爆を決意。
しかし空爆の影響範囲にまだ逃げ遅れた人々がおり、彼らを救出するために海兵隊員達が向かうが・・・・・・。
結論から言えば、実につまらなかった(汗)
全てが中途半端すぎる。
例えて言うなら、SF戦争映画を見て影響された子供が真似をして作った映画のよう。
SFじゃない。
SFっぽい設定を作ろうとしているが、全然SFになっていない。
新しいものの創造か、SF的状況に対するリアリティのある描写のどちらかが無いとSFとは言えないと思う。
ありきたりな異星人と、納得のいかない状況と描写。
私にとってスピルバーグの「宇宙戦争」はSFだが、本作は全然SFじゃない。
戦争じゃない。
完全な「異質」を描写できていればその必要はないのだが、それが出来ないのであれば戦争は理詰めで表現されるべきだと思う。
なぜわざわざ歩兵が海から上陸するのか?
水が欲しいのであれば軌道上から攻撃すればすむこと。
なぜ航空戦力は無人なのか?
お祭りじゃない。
ご都合主義なお祭り映画はそれはそれでOK。
しかしご都合主義で感動を与えようとするのは典型的なシロウト作品。
海兵隊をかっこよく見せようとしているはずなのに、ご都合主義のおかげで他に類を見ないほどかっこわるい(汗)
見せ場がが無い。
なにもかも悪くても、こういう映画は見せ場さえあれば及第点にはなれる。
しかしそれがない。
通常こういう作品では破壊とエイリアンの描写が見せ場になるのだが、それが全然無い。
エイリアンが出てきても遠景でちょこちょこ動いているだけで、なんだかよく分からない。
異星の高度な知性や技術を感じさせる描写も皆無。
SFっぽい見せ場も全然無し。
裸さえない。
なにもかもダメでも、可愛いおねーちゃんの裸さえ出てくればそれなりに満足するのだが(笑)、出てきたのはバイオハザード&アバターの軍人ねーちゃんが相変わらず軍人しているだけ(笑)
感想書く気力が出なくて寝てしまったのもうなずける(笑)
20120329(mixi日記より)
20230910
タイタス・クロウ・サーガ
地を穿つ魔
ブライアン・ラムレイ著/夏来健次訳
タイタス・クロウは各地で頻発する地震の影に、クトーニアンが関わっていると予測。
調査を開始する。
アンリ・ローラン・ド・マリニーと合流したクロウは、事件の核心に迫り、やがてはウィンゲート・ピースリーが率いるウィルマース・ファウンデーションと共にシャッド・メルとの戦いに挑む。
ダーレスの影響を受けているブライアン・ラムレイは、旧神が旧支配者を封印したという設定を採用している。
ま、それはいいとしても、調査を進めたはいいが、ピースリーと合流してからは事件に全然絡まないというのはどういうことか(笑)?
それで襲われるだけは襲われるという実に変な展開。
ラムレイはやっぱり作家ではなくて単なるファンだったようだ。
20120331(mixi日記より)
20230911
銀河辺境シリーズ外伝5
辺境星域の神々
A・バートラム・チャンドラー著/関口幸男訳
第一部
辺境の星間運輸会社リム・ランナーズの運行本部長であるジョン・グライムズは、惑星ローンに縛り付けられているのにうんざいりしていたところに、パイアティーという正体不明船の「レクター」よりローンのフォーローン宇宙港に着陸したいという要請を聞いて冒険の匂いを嗅ぎつける。
レクター(主任司祭)とは古代地球では船長の意味で使われていたこともあるのだ。
果たしてパイアティーには狂信者達が乗り込んでいた・・・。
第二部
かつてグライムズが貴族による支配から開放した惑星サーンに降り立ったグライムズは、叛乱によって期日を過ぎても一向に出港しないリム・グリフォンクルーの調停に向かった。
一番の問題は二等航宙士のミスンダンだと判断したグライムズは彼を異動させることにいたが・・・。
第三部
ローンへの帰途で立ち寄ったメリーズは、かつてグライムズが発見して航路に書き込んだ惑星だった。
そこには両生類の原住民がおり、つつましいながら貿易も順調だったのだが、最近主な輸出品である真珠養殖場を食い荒らすヒトデが発生しており・・・。
第四部
航路上にあるはずのない惑星を発見したとき、グライムズはまた家に帰るのが遅れるのを覚悟した。
その惑星はありもしない恒星の光に照らされており、調査のために上陸してみると空には辺境とは思えない見事な星空と月までもが存在していた。
しかしその惑星の奇妙さはそんなものではないのだった・・・。
ちうわけでグライムズが主役の4連作で、壮年グライムズの活躍が満喫できる・・・のだが、あまり面白くない(汗)
やはり観察宇宙軍を辞めてからリム・ランナーズに入って存在感を増していく過程がすっぽり抜けているので、この世界に馴染みが無さすぎ、友人知人もほとんどおらず、奥さんさえよくわからないということで、要するに全然地に足がついていないのだ(汗)
その上本作では奥さんのソニアは出てこず、そればかりかしれっと「ふたりの妻と数人の情婦」などというとんでもないことが書かれていたりする。もうひとりの妻は名前さえ不明(汗)
これではどんな物語になっても一番謎なのが主人公なので、全然乗り切れない。
しかも地に足がついていたとしても元々特別面白い内容では無いのだ(汗)
ただし第一部のオチだけは少し笑わされた。
そこで出てくるのがあなたたちとは・・・(笑)
20230912(mixi日記より)
20230913
スカイライン-征服-
グレッグ・ストラウス、コリン・ストラウス監督
ロスで友人たちが高層マンションのペントハウスに集まって誕生日パーティを開催。
翌朝レイが青白い光の中に吸い込まれる。窓の外には巨大な未確認飛行物体が大量に飛来し・・・。
巷でめっためたにこき下ろされている本作だが、無理もない。
みんなこの映画がSF大作だと思って観てしまっているのだ。
かく言う私もそうだったが、途中でこれは違うと気付いた。
この映画のタイトルは、内容を正しく伝えるとすればこうである。
「クトゥルフ・ナウ-ユゴスよりの侵略-」
も〜〜〜〜〜〜〜〜まさに上記タイトル通りの内容で、そう思えば滅茶苦茶よくできた映画である。
もうラストなんて拍手喝采の大爆笑!!!
クトゥルフ神話をご存じの方は、ぜひそういうつもりで観てください。
最高に楽しめます。
知らない方はクトゥルフ神話を勉強してから観るように(笑)
20120401(mixi日記より)
20230914
湖底から来た吸血鬼
赤川次郎著
5年前にダム湖に沈んだ村が姿を現し、それを見つけた3人の学生は重い物が転がる音と、祭り囃子を聞いた・・・。
その後近くの町で、湖に肉親の墓を遺してきたままの人が死人の声を聞き、導かれるままに夜の倉庫へ・・・。
吸血鬼はお年ごろシリーズ10冊目。
久しぶりにホラー&サスペンスと言える内容の長編で、なかなか雰囲気があって面白かった。
できればミステリーに行ってほしいのだが、こっちに行くならこれくらいは雰囲気を出してほしい。
そしてこういう話になるとかっこいいクロロックの見せ場があるのもいい。
特別盛り上がる訳では無いが、十分に楽しめる内容だった。
クトゥルフのシナリオ元にもいいかも(笑)?
20230914(mixi日記より)
20230915
ルパン三世 vs 名探偵コナン
亀垣一監督
を観た。昨日。
内容はタイトルから想像する通りで、「vs」とありながら直接対決するわけでもないのも想像通り(笑)
すごいのはそれぞれの絵柄を全く合わせようとせず、全然違うテイストで同じ画面に収まっているところ。
もう滅茶苦茶な画面(笑)
物語的には例によって架空の王国を登場させ、そこのお家騒動に巻き込まれるというものだが、そこの王女がコナンのメインヒロインそっくりという、これまた噴飯もののど〜〜〜しようもない脚本。
まあこんな企画に本格的に面白い脚本が用意されるとも思えないが、それにしてもあんまりな感じ。
そしてやっぱり不二子と銭形の声の衰えがしんどい。
色々な意味で痛かった・・・・。
20120415(mixi日記より)
20230916
グリーン・ランタン
マーティン・キャンベル監督
最近元気のいいマーベルコミックに対抗し、バットマンを擁するDCコミックが放った意欲作。
テストパイロットのハルは宇宙人の宇宙船の墜落事故に遭遇し、そこでグリーン・ランタンの後継者となる。
恐怖を力の源とする悪の接近に対し、果敢に戦うハル・・・・・。
前半のつまらなさは筆舌に尽くしがたい。
なんだか同人ムービーみたい(汗)
後半ハルがグリーン・ランタンの能力を身につけてからは、その意思の力であらゆる物を実体化するという能力が面白くてそれなりに観れるが、それももっと工夫すればとてつもなく面白く出来たはずなのに、物足りない。
一番よかったのは、古風なヒーローマスクを付けたハルが、一瞬で彼女に正体を見破られるところだった(笑)。
とりあえず続編が作られる可能性はゼロだろう。
20120415(mixi日記より)
20230917
特攻野郎Aチーム THE MOVIE
ジョー・カーナハン監督
あのAチームをそのまま超バカアクション大作に仕上げている。
昨今のアメリカ映画はかっこうだけ深刻な雰囲気に仕上げるのが流行っているようだが、この映画はとにかくAチームをヒーローとして描いていて、エンターテイメント作として上々の出来。
ただ面白ければいいという内容こそ、プロにしか作れないと思う。
合格(笑)!
20120513(mixi日記より)
20230920
アイダ王女の小さな月
魔法の国ザンス21
ピアズ・アンソニイ著/山田順子訳
を読んだ。3日前くらい。
延々と続いているザンスシリーズ21冊目。
今回はフォーンのフォレストが主人公。
友人のフォーンが守護していた木を残して行方不明になってしまい、その木を守るためにはどうすればいいか、ハンフリーにたずねることに。
しかし苦労の末にあったハンフリーは質問を聞きもせず、夢魔のインブリとともに旅に出ろと言う。
そうして2人が旅立つ先は、アイダ王女の頭の周りを回っている月の中の世界で・・・・・・
ちうわけで粗筋を書いているだけで気が狂っていると勘違いされそうなのは相変わらずのザンスシリーズ(笑)
今回はパラレルワールド的な存在である月の中の世界のアイダ王女の頭の周りを回るピラミッドの中の世界のアイダ王女の頭の周りを回るリングの中の・・・・・という風に多重構造まで登場し、ますますわけが分からなくなっているが(汗)、メインのストーリーは相変わらずの主人公の自分探し。
特に今回の主人公は基本的に知能があまり無いフォーンなので、その成長ぶりは分かりやすく描かれている。
エロいのも相変わらずだが、ダジャレの洪水に押し流されている感じ(汗)。
もうとにかく相変わらずのザンスとしか言いようがない(汗)。
20120519(mixi日記より)
20230921
オーシャン・ワンダーランド2 海竜の世界3D
3Dブルーレイ。
水中の巨大生物に無条件で恐怖と魅力を感じる化夢宇留仁なのだが、そのツボを突きまくりのタイトル。
内容はまあまああっさりしていて、海棲爬虫類を中心に地球の歴史を紹介するというもの。
暗い水中で巨大な爬虫類がゆっくりと泳いでいるというのをイメージしていたが、全体的に画面は明るめで、見やすいけど化夢宇留仁的には不気味さが足りないかも(笑)
3D作品としてはまずまずの出来で、見所もそこそこ。
海竜はもちろん、時代を表す3Dの円グラフ(?)みたいなものがかっこよかった。
20120519(mixi日記より)
20230922
WWII IN 3D
ブルーレイ3D。日本語無し。
当時の戦車をCGで再現してぐりぐり紹介・・・・と思ったら、当時すでに開発されていた3Dカメラによって撮影された実際の3D写真の紹介がほとんど。
しかしこれが流石にドイツ。どれもこれも素晴らしい写真ばかりで、3D効果も最高で見応え満点。
戦争中期になると動画も撮影され、戦争末期にはカラーも。ただし末期のは連合軍による撮影だが(笑)
資料的にもビジュアル的にも大満足な1本だった。
20120520(mixi日記より)
20230924
アフロサムライ
木崎文智監督
サミュエル・L・ジャクソンが監修した、日米合作のアニメ。
ナンバー1だった父親を殺されたアフロサムライがナンバー2となり、ナンバー1への復讐を果たす物語。
冗談のような世界で、くそ真面目に剣豪ストーリーを描きだしている。
主人公は名前の通り、どう見ても黒人の超でっかいアフロヘアのサムライである(笑)
なかなかぶっとんだ内容ではあるが、そういう意味では「普通のぶっ飛んだ内容」で、想像を超えるところが無かったのは残念。
そこそこ楽しめはしたが。
20120520(mixi日記より)
20230925
食物漫遊記
種村季弘著
内容は数日前にほぼ読み終わっていたが、最後の章を昨日読み終えた。
前回ボドゲ会の時に「1Q84」の文庫版4巻を読んでいたのだが、電車の中で読み終わってしまい、帰りの電車で読む物が欲しかったので、急遽隠れ家でお借りした物。
種村季弘の食べ物に関するエッセイのような、妄想のような、知識のひけらかしのような内容。
そもそも種村先生の著作は、化夢宇留仁には少々難解すぎて苦手だったりする(汗)
難読漢字がルビ無しでぞろぞろ出てくるし、文体も読みやすいとは言い難く、内容も迷走気味でテーマが分かりにくい。
その辺澁澤龍?は対極にあり、パッと見似たような感じで書店で一緒に並んでいることも多いが、読みやすくてテーマもはっきりしていて楽しい。
これは多分私の読書力の乏しさによるものだと思うが、やはり今回も「なんだかよくわからない」(笑)という結果になった。
まあまあ面白く読めはするのだが。
とりあえず天丼が食べたくなったので、昨日の昼に食べた(笑)
20120609(mixi日記より)
20230926
エルリック・サーガ8 薔薇の復讐
マイクル・ムアコック著/井辻朱美訳
エルリックが新王国をさまよい、タネローンさえあとにしてさまよっていた頃、おそらくザロジニアと出会う少し前。
傭兵家業の末に仲良くなった女伯爵のところにしばらく身を寄せていたエルリックだが、別れを告げてまたさまよう。
そこに突然現れたのはメルニボネに眠っているはずの竜の1頭だった。
その竜「傷鼻」はエルリックを乗せて飛び立つが、たどり着いたのは1万年も過去のメルニボネであり、そこにはエルリックの父サドリック86世が待っていた・・・。
ここまでがプロローグという感じで、その後なかなか想像を絶する展開に突入していく。
新たな登場人物も山ほど出てくるし、移り変わる舞台も目をむくような異郷。
しかし化夢宇留仁が読んだ中では最も普通のファンタジーっぽい作品という印象だった。
登場人物たちがビジュアル的にも面白くて皆なかなか魅力的だし、上記の通りその舞台の異郷ぶりも凄まじい。ちうかあれは絶対にジプシーじゃない(笑)
その分なんだかエルリックの存在感が全体的に希薄で、むしろ「薔薇」の方が主役と言ってもよさそう。
前巻もまあそんな感じだったが、今回はますます脳天気な感じも強まり、あの悲惨さしか存在しないような作品世界はどこに行ったのかと不思議な気持ちになった。
特にラストの爽やかさは一体どうしたことか(笑)
しかしなんだかんだでとても濃い内容で、最初から最後まで楽しめた。
これはこれであり・・・だが、エルリックシリーズでやらなくてもいいのではと思った。
20230926(mixi日記より)
20230927
ナショナルトレジャー
ジョン・タートルトーブ監督
地上波録画。
ニコラス・ケイジが好きではないこともあり、序盤あまりのつまらなさに頭痛がしたが、次第にワクワクドキドキ度が上がってきて、結局とても面白く観れた。
とりあえず悪役が人間味があるのが全体の雰囲気を悪くしない効果を挙げており、その他メインとなる謎や仕掛けもアイデアが効いていて面白かった。
眼鏡はいいね(笑)
20120610(mixi日記より)
20230928
大和撫子紫電改
志真元著
そもそも会社の児童図書という夏休みなどに販売する書籍の1冊だったもので、読む物が無くなった時に手に取り、暇を見てちょこちょこと読んでいた。
そもそも架空戦記を小学校向けの推薦図書に選ぶというのが意味が分からない。
これから歴史を学ぼうという小学生に嘘の歴史を教えてどうする(汗)?
案の定売れ行きは散々だったらしい。
そもそも私は架空戦記はあまり読まないようにしている。
変な思想とか育っても困るし(笑)
しかし上記の理由でちょこちょこと読んでいて、今日ラーメン屋で最後の方を読んでいたら、大不覚にも地中海での戦闘シーンで大感動してしまい、涙と鼻水で大変なことに(汗)
護送してきたユダヤ人を満載した客船を守るために、フロート付きの爆撃機まで動員して迎撃に入る日本機・・・・・みたいな、ツボすぎるシチュエーションがクリティカル・ヒットしてしまったのだ。
ちうわけで特に面白いというわけでもないのだが、ピンポイントで非常に盛り上がる話でした。
機会があれば続編も読んでみるかな???
そもそも架空戦記は・・・・・・・・・・・・・・
20120612(mixi日記より)
20230929
機動戦士ガンダムUC4
古橋一浩監督
連邦政府首都ダカールを強襲するネオジオンと、それに呼応した旧ジオン軍部隊。
地球へ降下したバナージはトリントン基地を目指す。
ジオン残党はネオジオンより供与された巨大モビルアーマー「シャンブロ」を起動し、無差別攻撃を開始。
それに搭乗するのはバナージを助けてくれたロニだった・・・。
地球上でいろいろ。
前回の顛末をあんまり覚えていなくて、とりあえず流れを追う感じ。
見所は今までの歴史に出てきたMS博覧会状態の戦場。
またゲームなどでしか登場しなかった機体の本編初登場も。
まあまあ楽しめた。
とりあえずバイアラン強え(笑)
20120617(mixi日記より)
20231001
1Q84
村上春樹の大ベストセラー。
アルバイトの女の子から文庫版を借りた。
内容はと言えば、非現実的なものであるがリアリティーはあり、SFでもファンタジーでもないというなんともジャンル分けのしにくいもの。
もしかして恋愛小説なのか???
流石に続きを読ませる力は強力で、次の本を待っている状態(文庫で全6冊)で、登場人物達の状況を思い浮かべて早く続きを読みたい、物語の時間を進めたいという懐かしい感覚を楽しむことができた。
この先は具体的なことは書いていないが、念のために未読の方は見ないように。
Book4の発売の可能性も噂されているが、一応3で完結ということらしい。
話としては確かに終わっているが、ものすごい投げっぱなし状態で、確かにBook4を求める気持ちも分かる。
しかし物語の目的が1Q84世界を描くということであれば、あの展開ではもはや続きを描く意味は無いのも明らか。
視点が限られている以上、全てが解き明かされる方がおかしい。
・・・・・・・・・でも微妙に三人称視点だったり、誰も見ていない状況が描写されたりもしていたが(汗)。
新たな主人公をもうけてBook4が登場するというのであれば納得できるが。
とりあえず読んでいる間の時間は充分に楽しめた。
当たり前だが日本語のプロの文章という意味でも、その完成度の高さも心地よかった。
春樹の他の作品も読んでみようと思う。
20120617(mixi日記より)
20231001