闇よ、つどえ!
フリッツ・ライバー著/風見潤訳/ハヤカワ文庫

 を読んだ。2014年7月8日。
 科学を宗教化した未来社会では、厳しいカースト制がしかれ、神の名のもとに下層階級が弾圧されていた。
修練士のジャールズは民衆が無知なままそれにしたがっている状況が我慢できず、とうとう集会で声を大にする。
ところがそこに本物の悪魔としか思えないものが現れ・・・・。

 よくあるデストピアものかと思いきや、読み進めるうちに意外すぎる展開にめまいが(笑)
出てくる要素は、科学宗教、悪魔、使い魔、魔女、吸血、洗脳、植民星、天使型飛行戦闘用ロボット、巨大人型ロボット(笑)。
これだけ並べても壮観だが、物語展開はさらにその上をいく奇想天外さで、それでも最後は普通にまとまって終わるのが一番意外だった(笑)
いろいろなバランスが崩壊しているような気はする(笑)ものの、一見の価値ある作品である。

20141031(mixi日記より)
20240520


恐怖王ターザン
エドガー・ライス・バロウズ著/高橋豊訳

を読んだ。実家から戻る電車で。
 ジェーンが生きている可能性があると知ったターザンは彼女の捜索を開始。
やがてそれはアフリカ奥地の人間がほとんど足を踏み入れていない地域に彼を導く。
 最初にターザンが出会ったのは、なんと尻尾のある人間だった・・・。

 ちうか表紙でバレバレなのだが恐竜も出てくるのである(笑)
しかもなぜか肉食化したトリケラトプスとか(笑)
ちうわけでもはやほとんど地球上とは思えない舞台で物語が展開し、雰囲気はほとんどペルシダーか火星シリーズ(笑)
そして相変わらずジェーンとの再会は引っ張りまくり、まさにもうやめてあげて・・・と思うくらいの障害が立ちふさがりまくる。
また今回は彼の痕跡を追ってず〜〜〜〜っと遠くから少しずつ近づいてくる正体不明の人物(バレバレではあるが/笑い)の存在もあり、化夢宇留仁はウルトラマンタロウ第2〜3話を思い出したりもした(笑)
今回の見所は恐竜よりもむしろ有尾人たちの方で、彼らの中でも人間に近い容姿のものと、黒くて毛深い容姿のものとで種族が分かれており、その中の同種族間でも争いが生じており、更にその中の国の中では王派と司教派に分かれておるなど、相変わらずやりだすと止まらないいつものバロウズ先生節で、巻末には彼らの言語の単語リスト付き(笑)
 あとはジェーンの頑張りっぷりも。
これまでも散々な目に会い続けていたジェーンだが、今回は輪をかけてえらい目にあった挙げ句、とうとう彼女もターザン並みのジャングルサバイバル能力が(笑)
 ちうわけでなかなか面白かった。
前巻がジェーンが殺されたと思ってターザンが自暴自棄になっているのがしんどかったので、本作では雰囲気がやっともとに戻った感じ。
ちうか前作が名作と言われている理由がさっぱりわからない(汗)

20240522(mixi日記より)
20240522


妖精作戦
笹本祐一著/創元SF文庫

を読んだ。バイトのOKさんに借りて。2014年1月30日。
 榊裕オールナイト映画のはしごの帰りに出会ったのは、自動販売機で切符も買えないような機械オンチの小牧ノブという少女だった。
次の日の放課後、榊とその友人達が買い物に出かけると、ヘリコプターの墜落という事件に遭遇する。
その現場には昨日であった少女ノブが。
実はノブは強力な超能力者であり、その能力を狙ってある組織が彼女を誘拐しようとしていたのだが・・・。

 その後ノブは潜水艦に拉致され、榊達はそれを追跡して潜水艦に潜入、基地まで連れて行かれ、結果的には月面上でのエイリアンとの戦争に巻き込まれる(笑)
まあ物語としては荒唐無稽以外に言いようがないのだが、この作品の見所はそんなところではない。
描かれた当時である1980年代の最先端オタクの有り様がとにかくインパクトが大きいのだ。
やたらに乗り物とか兵器とかのメーカー名やら正式名称が出てきたり、巻き込まれ型でかつノリでなんでも乗り越えたり、当時のいろいろなもののパロディも。それやこれやがどうなるかというと、当時の自分を思い出しまくって恥ずかしさ大爆発になるのだ(笑)
もう体中が痒くて痒くて(笑)
当時読んでいればノリノリで楽しめたと思うのだが、そこがまた痒い(笑)

20141101(mixi日記より)
20240522


妖精作戦PART2
ハレーション・ゴースト

笹本祐一著/創元SF文庫

を読んだ。バイトのOKさんに借りて。2014年3月末。
学園祭での上映に向け、2年B組の面々は自主制作SF映画の撮影に追われている。そんな時彼らのいる建物だけが地震にさらされるという事件が。更には理科標本室では剥製の始祖鳥が羽ばたき、大温室ではドラキュラ伯爵が出現。
さらに幽霊が・・・・・。

 「妖精作戦」に続く、4部作の2作目。
1作目がエスパー戦隊と月基地と宇宙人との戦いという大風呂敷だったのに対して、こちらは学園祭でのドタバタと、いきなりローカルな話に(笑)
しかし次元のなんだかんだで妖怪やらなんやらが大量に出現して街ごとめちゃめちゃになるなど、それなりに大事にはなる。
1作目でも思ったのだが、本作でも昭和テイストは濃〜〜〜く備えており、パロディ満載な上に相変わらず「うる星やつら」ノリも強烈で、読んでいて体中がかゆくなる(笑)
だって「ビューティフル・ドリーマー」そのまんまやし(笑)
「ビューティフル・ドリーマ」と言えば、当時のオタクの最優先科目(笑)であり、それだけに楽しい思い出や、恥ずかしい思い出も多い。
そこを刺激されまくるので、その分かゆさ爆発(笑)

20141101(mixi日記より)
20240523


妖精作戦PART3
カーニバル・ナイト

笹本祐一著/創元SF文庫

を読んだ。バイトのOKさんに借りて。2014年4月1日。
 再び小牧ノブを狙うSCFは、女子転校生を星南学園へ送り込む。
これに対し、探偵平沢も学校に姿を見せる。
事態を察した沖田たちは結希の正体を推測し、情報収集のためにお近づきになろうとデート作戦を繰り広げ・・・

「妖精作戦」シリーズ第3作。
本作では舞台は学校のままながら、1作目のエスパー戦隊に続くストーリーとなっている。
最強のエスパーであるヒロイン(?)ノブを誘拐するために、サイコクラッシャーと呼ばれる精神力で物を破壊する能力を持った少女が転校してくる。
様々な組織の陰謀が錯綜する中、のうのうとラブコメを展開し、最後は例によってのドタバタ活劇。
結末はと言えば、結局ノブがさらわれて以下次号!って、この1冊で語られたことって、全く意味がなかったのでは(汗)???

20141101(mixi日記より)
20240524


妖精作戦PART4
ラスト・レター

笹本祐一著/創元SF文庫

を読んだ。2014年4月4日。バイトのOK氏に借りて。
 「妖精作戦」4部作完結編。前作で努力の甲斐なく誘拐されてしまったノブを救出すべく、じたばたしていた一行だが、相手が自衛隊と米軍では手の出しようがない。あきらめかけたときに、なんとノブのテレポート能力が発動。彼らはノブを基地に運ぶ輸送機の中に現れた。
パラシュートで脱出した一行にさらなる追っ手が迫る。
隙を観て潜水艦に潜り込むことに成功し、大気圏外戦闘機を強奪して脱出。
とうとう衛星軌道上まで来てしまうが、結局そこで月と地球を行き来する宇宙船ルナトランスポーターに捕まってしまう。
奇しくも月基地では異星人との全面戦争が始まろうとしていた・・・。

 今までが完全にまとまっていて完成度が高かったとは言わないが、この完結編はこれと言った印象的な舞台が無かったせいか、どうも散漫な感じで、内容を思い出すのも苦労した。
基本的には主人公(?)とヒロインの想いが骨格なのは間違いないが、そもそも感情移入は全然無理なのでこんなことになっているのもあるだろう。
ラストはなかなか余韻を残すシーンになっているが、これも上記と同様の理由でいまいちピンと来ない(汗)
しかしこのシリーズが駄作かと言うと、そうではない。
なぜなら化夢宇留仁も高校の時に読んでいたら熱中して感動したと想像つくからである。

20141101(mixi日記より)
20240525


クラッシャージョウ
安彦良和監督

待ちに待ったブルーレイボックスが発売されたので購入して視聴。
 西暦2160年代。宇宙航路の整備や惑星改造の仕事を請け負うクラッシャーの1チームであるジョウと仲間のアルフィン、タロス、リッキーのところに、エレナという娘をある星へ運んで欲しいという依頼が。
ジョウたちの宇宙船ミネルバが目的地に向っていると、突然空間異常が発生し、乗員は意識を失ってしまう。
意識を取り戻したジョウたちが船内を調べると、バレンスチノフ、エレナの姿が消えていた・・・。

 昔から大好きな映画なのだが、流石に今観ると事件の連続ぶりが少々しんどいところがある。前に小説の感想でも書いたが、事件は日常があってこそ引き立つと思う。
しかしそれはこういう活劇作品では当然のことでもあるので、化夢宇留仁がわがままを言っているだけなのも間違いない(汗)
 昔から思っていたが、この作品の最大の見せ場はタロスがわざと負けて捕まるシーン、リッキーをかばってタロスが拷問を受けるシーン、それと連合宇宙軍の圧倒的な強さの3つである。異論は認めない(笑)
今回見直してアルフィンの可愛さを当時よりも強く感じたのは歳のせいだろうか・・・(汗)
あとはミネルバがやたらに重武装なのと、ガレオンがやたらにかっこいい。
 ブルーレイの画は非常に美しく、しかしだからこそ制作時からそうだったのか3/4比率の画面と、全編濃厚な手書き感で影のトレス線がやたらに目立つのは痛し痒しで、特にトレス線は近眼であえてメガネを外して観るのがちょうどいいかも・・・・って、フルHDの意味が無い〜〜〜(汗)

20240525(mixi日記より)
20240526


予告された殺人の記録
G・ガルシア・マルケス著/野谷文昭訳/新潮文庫

を読んだ。SRさんに借りて。2014年5月4日。
 サンディアゴ・ナサールが殺されたのは、司教の船が川岸を通った日だった。
その27年後、「わたし」はそのときの関係者から話を聞き、事件のあらましをあらためて振り返る。
 サンディアゴが殺されたのは、アンヘラ・ビカリオとバヤルド・サン・ロマンの結婚式の翌日だった。
そしてサンディアゴを殺したのは、アンヘラの双子の弟2人だった。
その日彼らがサンディアゴを殺すということは、殺される本人を含めたわずかな人以外には周知の事実だった。
それはなぜなのか。そしてサンディアゴはなぜ殺されなければならなかったのか?
 サンディアゴが殺されたという事実の提示に始まり、彼が殺されるまでの経過(時にはその後の物語もはさまる)が語られ、彼が殺されて終わる。
そこにはストーリーといえる流れはなく、様々な人々が語る状況の断片のみがばらまかれ、それらが積み重なることで少しずつサンディアゴが殺される理由と経過が見えてくる。
実にトリッキーな構成だが、ミステリー小説というわけではなく、むしろ小さな村で起こった凄惨な事件を柱に、その村全体を描きだしている感がある。または人間の関わりというものの一例か。
 化夢宇留仁は最初適当に読んでいたら、なにがなにやら分からなくなって途中で最初から読み直す羽目になった(汗)
登場人物が多い上に上記の通りの構成なので、全然ついていけなくなったのだ。
落ち着いて読みなおしたらなんとかなったが。
なんというか、ピースが必ずはまるとは限らないジグソーパズルを遊ばされているような感じ(笑)
とりあえず面白くは読めた。

2014/11/05

20141106(mixi日記より)
20240527


ジェイムスン教授シリーズ1
二重太陽系死の呼び声
ニール・R・ジョーンズ著/野田昌宏訳/ハヤカワ文庫

を読んだ。2014年7月19日。
 ジェイムスン教授は自分の死体を永久に保存する方法を捜し求めていた。
そしてたどり着いた結論が、死体をロケットに乗せて打ち上げ、人工衛星にするというものだった。
幾多の苦労の末についにそれを実現した教授は、死亡後息子の手によって打ち上げられ、無事人工衛星となった・・・。
しかしそのまま永遠に地球の周りを回り続けるという教授の希望は叶えられなかった。
異星人の宇宙船に発見され、蘇生されてしまったのだ。
機械の身体を持ったゾル人、21MMー392として!

 ちうわけで本シリーズは機械人となった教授の大冒険を描いたものである。
本書は3部立てになっており、それは以下のようなタイトルである。
第1部 機械人21MMー392誕生!ジェイムスン衛星顛末記
第2部 奇怪!二重太陽系死の呼び声
第3部 仇討ち!怪鳥征伐団出撃す!
なんともはったりの効いたタイトルが微笑ましい(笑)
内容的にも、まさにタイトル通りの大はったりの効いた大冒険ばかりなのだが、機械人の設定の面白さと、スケールの大きさは群を抜いている。
まず機械人だが、とりあえず脳は生身で、それ以外は全て機械である。
その姿は立方体に近いボディに円錐系の頭部。頭部には目などの代わりを果たすセンサーが放射状についているが、顔の体は成していない。
ボディからは4本の脚に4本の触手(笑)!
会話はテレパシーで行う。
機械人には彼らのルールにしたがった名前があり、例えばジェイムスン教授は21MMー392であり、機械人達の隊長は25Xー987で、数学者は459Cー79である。
このパターンの名前がずらりと並んだカバー裏の登場人物紹介が面白すぎる(笑)
そして基本的に不死であり(事故死はある)それ故に最後に残った娯楽である宇宙探検を続けているのだ。
この不死というのが物語のスケールをただ事ではなくしている要因の1つで、まず(これは機械人の寿命とは関係ないが)ジェイムスン教授が人工衛星で地球の周りを回っていた期間は、4千万年である(笑)
そして第2部から第3部にかけて、教授は独りぼっちで動けなくなった宇宙船で、再びある惑星の人工衛星になってしまうのだが、今度は睡眠もなしで意識を維持したまま約800年その状態が続くのだ(笑)
その間実は生き残っていた仲間の一部は、惑星の海底で同じく身動きがとれなくなっていたのだが、それもまた救出された(笑)
 そんなこんなでとにかく色々と濃い〜〜〜作品なのだが、それに輪をかけるように更に濃くする要素が2つもある。
まず翻訳の野田元帥。
この人はこのシリーズが大好きだったそうで、翻訳もノリノリで機械人達のしゃべり言葉もくだけまくりで、「〜〜〜じまっている」「〜〜〜だなア」「〜〜〜いぜ!」てな感じで、どことなく江戸っ子っぽい(笑)
その上イラストがなんたることか藤子不二雄で、ぶっとんだ描写を緻密なタッチでそのまま再現するのに成功しており、これまた濃すぎる(笑)
 とにかく「濃い」の一言であるこのシリーズは、宇宙SF好きで未読などは許されない冒涜と言えるだろう(笑)

20141106(mixi日記より)
20240528


ジェイムスン教授シリーズ2
放浪惑星骸骨の洞窟
ニール・R・ジョーンズ著/野田昌宏訳/ハヤカワ文庫

を読んだ。2014年7月22日。
 今回は3つの話が入っている。
第1部 水球惑星義勇軍出撃の巻
第2部 教授なつかしの四千万年昔へ戻るの巻
第3部 放浪惑星骸骨の洞窟の怪の巻
 第1部では一面が海の惑星にて、海底に潜む何者かによって奴隷にされているプレクネ人達のため、ゾル人達が戦いを挑む。
第2部ではウッケ人に科学技術を提供していた惑星から連れてきたズレストルムが作ったタイムマシンによって、時間の旅へ出発。しかしこのタイムマシンは過去や未来の世界を見ることだけしかできず・・・。
第3部では珍しい放浪惑星を見つけた一行は、奇妙な地下洞窟に住む地底人達と、彼らを脅かす怪物の群の世界にたどり着き・・・。

 相変わらず濃い〜〜〜内容(笑)
驚くべきはこれらの内容が1920年代末から1930年代に描かれているということである。
確かにリアリティという点では最近の作品には及ぶべくもないが、その無限かと思わされる想像力の広がりっぷりはまぶしいほどで、逆に今ではこんな自由な発想で描くことは不可能に違いない。
とにかくどこをとっても目を見張るような作品である。
必読の書(笑)

2014/11/13

20141115(mixi日記より)
20240529


ドクター・フー・シリーズ 時空大血闘!
デイヴィッド・ホイティカー著/関口幸男訳/ハヤカワ文庫

を読んだ。2014年6月6日。
 ロンドン郊外の自動車事故の現場に通りかかったイアン青年は、2人の美女と黒ずくめの不気味な老人に出会う。
警察を呼ぶために近くにあった警察専用の電話ボックスに飛び込んだイアンは、その中は広々とした宇宙船の内部のような世界が広がっているのを知って驚く。
それはタイムマシン「タルディス」だった・・・。

 イギリスで有名なSFテレビシリーズの小説版。
青年イアンが時空を旅する謎の人物ドクター・フーと出会い、彼のタイムマシン(と同時に宇宙船でもある)で想像を絶する世界の冒険に旅立つ。
と言っても最初は秘密を知ったがために拉致されただけなのだが(笑)
 いかにも外国のSFテレビドラマっぽい内容と言えば、説明が完了する感じ。電話ボックスにしか見えないタイムマシンというのは奇抜なアイデアだが、テレビならではの予算の関係もかいま見える。
物語は典型的な異世界冒険で、変わっているところと言えばドクターのキャラクターくらいだろう。
そのドクターだが、偏屈で頑固なのはよくある設定だが、秘密主義で自分勝手で理論家というのは少々個性的だろう。
まあそれもドクターにしか分からない理屈ということで難しい科学的な設定描写を割愛するためかもしれないが(笑)
 本編に登場するダル族は、汚染された世界で特殊な保護服で身を守り、その服に合わせて進化(?)してしまったという奇妙な存在だが、これの見た目と設定が面白かったので、テレビシリーズでは大人気悪役になっていたそうで、確かにスターログとかの昔のSF雑誌でやたらにその姿を見た覚えがある。
一度彼らが活躍している様子を見てみたいものである。

 とりあえず古きよきSFの1つには違いない。

20141117(mixi日記より)
20240530


アシモフの科学エッセイ3
時間と宇宙について
アイザック・アシモフ著/山高昭訳

第1部 時間と宇宙について
1 1年は何日あるか?

 閏日はなぜ必要なのか?暦はどうやって始まり、変化してきたのか。

 日の出を堺に1日が始まり、月の満ち欠けから1月ができ、季節の移り変わりから1年ができ・・・というのはシンプルでわかりやすいが、ことはそう簡単には収まらない。
でもみんな一度決めたことは変えたがらないから話がややこしくなるんだよね(笑)

2 ものみな始めあり
 時間は単位で細切れにされることで測れるようになったが、1日を測る開始時間はどこに設定すればいいのか?
 ユダヤ教の影響でクリスマス・イブやら大晦日やらが祝われているとか、関係あるようなないような、でも面白い話をはさみつつ、西暦に至るまでの国や時代によって変化する紀元という奇妙な現象を説明。

 結局すごくテキトーなところに収まっている(笑)

3 天上の幻の線
 アジマス(方位角)になぞらえて名前をからかわれるアシモフ家の苦難(笑)から、方位角の話に。

 いかに「地球儀」と「天球儀」ができていったかの話なのだが、途中で真上にある太陽を基準にしているところで赤道と黄道の差が思い浮かび、なんだかもやもやした(汗)

4 天界の動物園
 皆既日食が起きる稀有な条件と、それから連想される天球儀の分割とそれぞれのエリア内に存在する星座。

 いい加減なことがまかり通ることもある(笑)

5 太陽系総ざらえ
 太陽系の各惑星、衛星の発見と命名の歴史。

 こういうのって、天文学以外ではなかなか見当たらない独特のロマンがあって楽しい。

6 ぐるぐる、ぐるぐる……
 月は地球に対して永遠に一方の面しか見せない。それは月が自転していないからだが、見方を変えると自転していると言えなくもない。
それを言ったら地球の自転も曖昧なところがあり・・・。

 化夢宇留仁はこの話を読んで恐ろしい衝撃を受けた。
これまで生きてきて地球の自転1周にかかる時間が24時間だと信じていたのだが、実際は違うのだ!!!
太陽が真上から移動し、再び真上に来るのには確かに24時間かかる。
しかしそれは自転1周の時間とは異なるのだ(汗)!
って、これって常識(汗)?
あなたは知ってましたか?
 ちなみに会社でいろいろな人にこの衝撃的な事実を話してみたが、そもそも1日(24時間)=地球の自転という認識が薄く、反応が全然薄くてショックだった(笑)

7 衛星漫歩
 太陽系の各惑星の衛星が、どれだけ太陽の重力の影響を受けているのか、また衛星が存在するのに適した惑星からの距離はどのようなものなのか。独自の視点で計算してみると、浮かび上がってくる奇妙な衛星・・・。

 月が今の状態で存在しておれるのは魔法のせいかもしれないと思わされるデータ(笑)
また化夢宇留仁的には元々の衛星と捕獲衛星という記述に対し、元々の衛星はそもそもどうやってできたのかがわからなくてモヤモヤした(汗)

8 最初でビリ
 重力は非常に存在感のある力だが、実は発見されたのは最初であるにも関わらず、その手の力の中では最も弱々しい力であるというお話。

 化夢宇留仁は電磁力も核力も全然知らなかったので勉強になったが、化夢宇留仁の脳の限界を越えたようで少し眠くなった(汗)

9 夜はなぜ黒い?
 宇宙が無限だとすると、理論的には夜空は星星の光で埋め尽くされているはずである。
しかし現実は夜空は暗く、黒い。
現実を説明するために様々な理論と観測が繰り返され、やがて宇宙の膨張という決め手にたどり着く。

 夜空が暗いのは理屈に合わないというのはちょくちょく目にする話題だが、それが初めて提唱された当時はまさに衝撃的な理論だったようなのが興味深い。

10 銀河系全体がいっぺんに
 強烈な電波が送られてくる銀河では、銀河の衝突が生じているのがわかったりしたが、それだけでは説明がつかない。
銀河の中心部で恒星の連続超新星化が発生しているのではないかというアシモフの仮説と、それが地球から見えたらどんな様子かという空想。

 化夢宇留仁が思い出したのは「七色星団の決闘」とニーヴンの「銀河の<核>へ」の2つ(笑)

第2部 その他について
11 忘れちまえ!

 世代が更新される事に、新たな科学知識は5倍になる。そんなペースにはついていけないと悲観するアシモフだが、古い数学書を読み解く内に無駄な知識を切り捨てることの重要さに気づく。

 なかなかの暴論に感じるところも多いが、歴史的遺産としてではなくあくまで科学知識としては納得できるところ。
しかし通貨の共通化は国が分かれている以上は難しいだろうと思う。
様々な単位を換算する呪文のような例示部分は完全にギャグ(笑)

12 ものの数じゃない
 ローマ数字をきっかけに、数の表し方を古代に遡って考察する。

 アラビア数字が如何に優れているか、現在アラビア数字だけを使用できる環境が如何に幸せかを噛みしめることができる(笑)
ちうかほんとに0(ゼロ)を発明した人は、全ての人類の中でも最もその繁栄に貢献した人物の1人と言えると思う。

13 e=mc²
 例の方程式を紐解く。

 化夢宇留仁には全然ついていけない領域(汗)
オチの意味もさっぱりわからなかった(汗)

14 エネルギーの一切れ
 1900年に登場した物理学のある理論によって、それまでの科学は「古典科学」となり、それ以降は「現代科学」となった。
それは黒体輻射の結果と理論が合致しないことに端を発し、結果的には「量子」という概念の誕生に導いた。

 ちんぷんかんぷんです!
チンプンカンプン!

15 変りもの歓迎!
 安定した原子であるキセノンを化合させることにより、模倣者が続出する話。

 化夢宇留仁的には化学もさっぱりわからないのだが(汗)、電子の取り合いや共有のイメージはまあまあわかりやすかった。
こんな授業内容だったらもう少し化学に興味を持てていたかもしれないと思う。
いずれにしろオチはピンと来なかったが(笑)

16 反応促進剤
 触媒というものは、それ自体は一切変化しないにも関わらず、ある物質間での反応を劇的に加速する効果がある。

 相変わらず化学式的な説明はチンプンカンプンなのだが(汗)、触媒が経済に及ぼす非常に大きな影響は興味深かった。

17 ゆっくりと動く指
 人間の寿命が延長されていく歴史と、他の生物と比べての人間の長過ぎる寿命の特異性。

 結論として理由は不明で終わっているが、化夢宇留仁的には明白だと思う。
人間の寿命が桁外れに長いのは、人間だけが目前の生命の危機以外の、遥かな未来にやってくるであろう生命の危機を知っているからだと思う。
せいぜい近辺に食料が何日分あるかという未来予測と、いずれは死ぬという現実を認識したうえでの未来予測は質が異なる。

 ちうわけで非常に面白かった(中には全然ついていけなくて少々辛かったものもあるが/汗)。
シリーズの1、2巻目と比べても化夢宇留仁的に興味深く、ついていきやすいテーマが多かったのは大きいとは思うが、アシモフのノリも1、2よりもよかったように思う。
それにしてもこんなタイトルでこんな内容で、読んでいてニヤニヤしたりワクワクしたりさせられる本を書けてしまうアシモフはやっぱり只者ではないと強く思った。
また同等の厚さの小説に比べ、こっちは情報の密度が半端ないので、読むのにやたらに時間がかかるというのにも今回初めて気付いた(笑)

20240531(mixi日記より)
20240531


重力の使命
ハル・クレメント著/浅倉久志訳/ハヤカワ文庫

を読んだ。2014年7月1日。
 ムカデのような姿の船乗り達の小さな船は嵐の中にあった。
そこは世界の「縁」にずいぶんと近く、彼らの体重は考えられないほど軽くなっていたので、風にとばされないかと心配だった。
「空の人」が言うには嵐は「赤道」の向こうの火山の噴火による影響だということだったが、そもそも「縁」ではなく「赤道」であり、「縁」のさらに遠くに世界が続いているなど考えられないことだったが・・・。

 これぞハードSFという内容で、まさにSF本来の楽しさを凝縮した感じ。
ムカデのような姿でちっぽけなメスクリン人が高度な知能を持っているというだけでハードSFとは思えないところが、説得力のある世界設定と物理的な解説で、見事にリアリティのある存在になっている。
昆虫のような呼吸器を備えているメスクリン人が、英語を覚えてぺらぺらしゃべるのもハードじゃないのにハード(笑)
と言うのも翻訳機などという無粋なものは出てこず、普通に学習しているところが微笑ましく、やはりリアリティにつながっている。
 物語がメスクリン人の船長バーレナンの視点で進む。彼の視点で当たり前のように描写される地域によって極端に重力が異なる惑星の様子が、リアリティとセンス・オブ・ワンダーの両立に効を成している。
 バーレナン率いるブリー号の冒険は非常に広範囲にわたる。
そのほとんどはバーレナンも初めて目にする地域であり、その生態や文化も異質なもので、彼らが彼らなりに驚嘆する様をさらに一歩引いて見ることになるわけだが、この辺の距離感も素晴らしく、すっかりメスクリン人に感情移入してしまうのだった(笑)
 確かにここまで生態や文化が異なる異星人にしては人間と思考が似すぎているというのは納得できる意見だが、そこはエンターテイメントにするためには仕方が無いところだろう。
とりあえず化夢宇留仁的にはここ1年くらいの間に読んだ本の中でもトップクラスの面白さだった。
ところでこの作品には続編があるのだが、今のところハヤカワの銀背でしか存在していない。
なんとかして手に入れたいところだ。

20141117(mixi日記より)
20240601


きまぐれ暦
星新一著/新潮文庫

を読んだ。2014年10月8日。おそらく3〜4回目の再読。
 エッセイ集である。
今で言えばブログで垂れ流すような内容が集まって本になっているわけである。
今でもエッセイ集という書籍は出版されているとは思うが、昔当たり前と思えたその存在は、今となっては違和感を禁じ得ない。
それはそうと、化夢宇留仁がこの本を初めて読んだのは、おそらく中学生の頃だと思う。中学から高校にかけてあたり、ご多分に漏れず、星新一、筒井康隆をよく読んでいたのだ。
私の世代前後の人はそういうパターンが多いのではなかろうか。
で、今回久しぶりに再読したのは片づけをしていて出てきて、懐かしかったのと一番気楽に読めそうだったからである(笑)
なにしろエッセイなのでまともに感想を書いても仕方がないという気がするのだが、ここはあえて1作1作に細かく注目してみようと思う。
エッセイの感想もエッセイみたいなものじゃないんかいとか思いつつ、実験実験(笑)

星という姓
 星という姓が、新潟県から福島県に多く、四国には無い。
星新一とその奥さんの家紋は九曜星だそう。
・・・いきなり「そうですか」としか言いようのない内容(笑)
興味深い(笑)

かゆさ
 床屋で顔そりの時の顔のかゆさをなんとかするために、泡にかゆみ止めの成分を混ぜた製品を作ったらどうかと思うが、床屋を出たらけろりと忘れるという話。
・・・文庫で8行しかないエッセイに感想は無理がある(笑)
しかしこの文章には矛盾がある。
床屋で書いているわけではないと思うが、忘れてないのだから。
メモしたかな???

書斎
 少し薄汚れた所々に不満のある自分の書斎でないとアイデアが浮かばないという話。少々は問題点がないと頭が働かず、そういう研究もされているだろう。
・・・されているだろうか?
意外に今からでも一生懸命研究すれば大きな成果が得られるかもしれない。
そうでもないか(笑)

ドア

 ドアを開けると見知らぬ人がいて、という始まり方の作品が多い。ドアは神秘的。
・・・そうですね(笑)

単位について
 翻訳時の単位の換算について。テレビの外国映画で「犯人の身長は約183cm」と言っているのに違和感。おそらく元は6フィート。
星が英国のSFを翻訳したときは、フィート、ヤード、マイルなどをメートル法に直したところ、英国らしさが少し失われたが、SFならまあOK。
しかしメートル法は地球を単位にしているので、日常生活上はあまり便利ではない。
そこでアイデア。100円を1尺にしたらどうか。
例えば値切りのときに腕を広げて「これぐらいまけないか」とかできる。
これはすごくいいアイデアに思える。
しかし少し考えてみると、欠点もある。
尺のように身体の大きさを単位にした場合、その恩恵を受けられる大きさに制限ができる。100円1尺で車を買うときに役に立つ表現ができるだろうか?
などととりとめない考えを楽しめるのはエッセイのいいところだろう(笑)

幸福感
 幸福感を得るには、その前に不幸がなくてはならない。したがって童話の「末永く幸せに〜」というのは嘘ではないか。いや、童話の登場人物はそうなる前に大冒険、つまり大きな不幸を味わっているからそれを思い出しさえすればいいという内容。
・・・化夢宇留仁はそうは思わない。やはり童話の「末永く幸せに〜」は嘘だと思う。
人は忘れっぽいので、昔の不幸がどれほど大変なものでも、今の幸せを維持するほどには実感を持って思い出せない。
だから幸せを維持するには、頻繁に小さな不幸に見舞われる必要があると思う。
あ〜〜〜〜とりとめない(笑)

すごく・やっぱり
 みんな語彙が貧困である。なんでも「すごく」ですまし、意見を求められたら「やっぱり」とつけて自分がその他大勢と同じだということをアピールする。総平凡化が進んでいる。
・・・化夢宇留仁もそう思う(笑)
それに加えてその状況を憂いている。特に日本は他の国に比べて酷いように思うが、他の国のことを知らないだけかもしれない。
それはそうと、化夢宇留仁の勤めている会社は大バカばかりである。
社員の60%が大バカで、37%がバカ、残り3%くらいが普通くらいである。特にうちの会社はバカ率が高すぎるように思う。他の会社のことを知らないだけかもしれないが。
などとバカなことを考えるきっかけになるのもエッセイの楽しみどころか(笑)?

東京に原爆を!
 最近なんでもかんでも衝撃!を伝えようとして、みんなが麻痺している。
それはそうと、いつ来るか分からない地震におびえるのはいやなので、みんな一時的に避難してから東京の地下で原爆を爆発させて、地震のエネルギーを強制的に解放し、不安をぬぐい去ってはどうかという提案。
 いいアイデアだと思う。
問題点は古い家屋に住んでいる人が反対するだろうということと、それで地震を起こせなかったら単なる自爆になること(笑)

うどん
 刑事が尾行中にうどんを食べるのは、すぐに席を立つことができるから。それにしても日本のドラマには斬新なアイデアがない。ハードボイルドの探偵は独身ばかりだが、例えば家庭的な探偵があってもいいのではないか?
 元からとりとめのない内容なので、上の内容はだいたい正しいのだ(笑)
完全に思考の垂れ流し。
誰の頭もだいたい似たようなもののようだ(笑)

星鶴の由来
 著者がサインを書くときに付け加える奇妙な鳥のイラストの話。実物が掲載されているが、なかなか味わい深いシロモノ。
何度描いてもうまくならないのだそうな(笑)
 こういうのこそまさに感想記述不可能(笑)

フグのくしかつ
 四国の高松で食べたフグのくしかつがうまかった。
 これだけの内容(笑)
初めて見たので嬉しくて報告しているらしい(笑)
しかし確かにフグを揚げたらうまい(笑)

新年
 去年があっという間に過ぎ去った。マスコミが未来を先取りしすぎ。問題定義のしすぎ。
今年は問題定義が1つか2つくらいに抑えてもらえば、1年はのんびり長くなるだろう。
無理だと思うが。
 これが書かれた当時は昭和40年代後半らしいが、当時でさえ情報過多だと言うのだから、今ならどうなのだろう?
飽和状態を通り越して一切情報が無いのと同じになっているかもしれない。
1年は短いままだが。

減食
 ダイエットの話。澱粉質を控えたら痩せたが、今度は痩せるのが楽しくなってきた。
趣味のある人は太らない。
 そんなことはないと思うぞ(笑)

おかしな世
 著者が描く小説には、時事風俗に絡むことがほぼ出てこない。金額などの具体的な数字さえ極力出さないようにしているので、古びない。
それはそうと、誰かの不幸が存在する事件にあえて関わる仕事で利益を得るのは、少しやりきれない。事件の当事者はだいたいリスクを負っているが、彼らはそうではない。
批判しているわけではないが。
 批判しているわけではないならなんなのか?
どうももやもやとまとまらない状態らしい(笑)
そんなもやもや感がエッセイらしい(笑)

ブラックユーモア漫画
 ブラックユーモアの定義。
ヒッチコックはブラックユーモアではない。
ブラックユーモアは論理的であってはならない。ドライであってもならない。ウィットでもない。
矛盾の中にブラックユーモアはある。
 ヒッチコックはブラックユーモアだと思っていた(笑)
じゃあ「ハリーの災難」はなんというジャンルになるのだろう?
思い出せないが他の呼び方があったような・・・。

文体
 文章の大事なところは、内容だけではない。その文体も重要。
しかもうまい下手ではなく、人柄が重要。
 著者ほどの作家にそう言われてしまえば「そうなのか」としか言いようがない(笑)が、今著者がそこら中で垂れ流されているブログとかを見たらどう言うのか、聞いてみたかった。

矛盾
 私的な自制心の無い人の立派な主張というのは胡散臭く、口だけのものに思える。立派な主張ほど空しいものはない。
 あまり論理的ではない。気持ちは分かるが。
化夢宇留仁的には本人の行いと食い違っても、正しい意見は正しいし、逆もまたそうだと思う。

ものぐさ
 著者は映画などの記憶が残りにくく、特にいろいろな場所に移動されるとだめで、そいのせいか描く小説も舞台が限られたものが多い。
 星新一の作品は、思考実験的なものが多いと思う。実験だと不確定要素が多すぎると結果が定まらないのでそういうことになっているのだと思う。
そういえば星のいくつかあった長編はどれも面白かった印象がある。
また読んでみたい。


 祖父の伝記を書くために記録を調べる内、江戸時代のいろいろと興味深いことが分かる。
意外に血縁による家系存続に無とんじゃくで、養子が全く抵抗無く行われていたらしい。
江戸時代には基本的に私有財産は無く、とにかく収入を得る手段自体が財産みたいなものだった。
 子供が家系をつなぐための取引材料になっている。
興味深い。

あやしげな仮説
 空想的な随筆を書いてみようという試み。
幽霊がいると仮定したら、生者の肉体無しにそれはどのように記憶され、再生されるのだろうか?
いろいろ検討した結果、どうも植物が怪しいということになり、さらにそれが正しいとしたら植物を使ったテレパシー通信機が実用化できるかもしれないという話に。
 植物の無いところに幽霊が出ないという話は聞かない(笑)

米の飯
 米がうまい。江戸時代には米で税金を払い、米で給料を払った。
それもこれも米がうますぎるためで、これで太らなければ最高。
 ダイエットの結果、ますます米が好きになった著者の思い(笑)
確かに米はうまいが、ああも全く味付けをせずに大量に食べられる食材も珍しいと思う。それこそがあらゆる副菜に合う秘密だと思う。
しかし味付け無しの米のうまさは小さい頃から食べていない人にも分かるだろうか?味が無いと思うのでは???

アテネ・マドリッド
 小松左京と20日ほどヨーロッパを旅してきた様子。
ギリシャは新築の建物ばかり。マドリッドで新年を迎え、靴磨きに金をむしりとられ、日本と大差ない正月を過ごす。
 ほんとになんということもない旅行記(笑)
ちなみにギリシャの様子は1971年当時の話である。

ノー・サンキュー
 旅行記の続き。ホテルの受付に「ノー・サンキュー」は日本語でどう言うのかと聞かれ、答えに困る。日本語にはぴったり当てはまる言葉がない。
ノー・サンキューが無いといろいろ不便だが、そこが日本らしいところでもある。
 そういうのって確かにある。
だから正確な翻訳というのは突き詰めれば不可能ということである。

珍味アングラス
 スペインのアングラスという料理が、ウナギの稚魚をニンニクを効かせたオリーブオイルで似たもので、著者は大変気に入ってスペインではそればかり食べていた。
料理の中の食材の出会いは神秘的だが、科学が進歩しきればそんな組み合わせも全て判明するのか。
 今で言うところのアヒージョか。さすがにウナギの稚魚のアヒージョは今でも日本では食べられないと思うが、そもそもスペインでもウナギの稚魚なんか手に入るのか(汗)?
いやいや稚魚は捕まえられるけど産卵させて育てるのが難しいんだったか。確か深海で・・・・・・
まあいっか(笑)

バスチーユ
 フランスのバスチーユは外敵に備える城という意味だったが、大砲の発明以降は用無しになり、監獄に転用されたが、その監獄が貴族の別荘みたいな状態になり、怒った民衆に壊されてフランス革命の原因の1つになったのだそうな。
バカバカしいことに税金を使われるのが一番腹が立つ。
 そうかもしれない。例えば・・・・
と考えたが例が思い浮かばない(汗)
無駄や利権の為など、税金が浪費されるケースはいくらでもあるが、「バカバカしい」使い方にぴったりはまるのは思いつかない。
なんだかつまらん(汗)。

オランダの印象
 計画性のあるオランダの国民性。
国土の4割が埋め立て地で、それは19世紀からの努力のたまもの。
空港、都市開発、教育、とにかくあらゆるとこに神経が行き届いている。
 1971年の話なので、今はどうか知らない(笑)
オランダがらみの逸話の1つとして「三浦按針(みうらあんじん)」にも触れられていた。
日本に流れ着いたオランダ船に乗っていたイギリス人で、本名をウィリアム・アダムスという。
この名前を聞くと、小さい頃に彼を主役にした「将軍」という映画のロケ地見学に行った懐かしく思い出す。
意外なところで意外な接点があるものである。

未来の衣服
 映画などでは身体にぴったりフィットした服をよく着ている。でぶは困るし、トイレやラブシーンで困りそう。
美はそれが作られた手間に比例すると思うので、そういう観点からは和服のきものはとても美しい。
自己表現に時間をかけるのは未来的。
 少々話がとりとめないが、未来的というか、生活の余裕の現れだと思う。
手間のかかっていないものでも美しいものはあると思うし。

時代考証
 時代物に手を出した著者。昔は歯をみがくのにフサヨウジというものを使っていた。
木枯し紋次郎のくわえているのがそうかと思ったら、あれは単なるつまようじだった。
それはそうと、綱吉がショウルイアワレミノ〜を発令したのは元禄年間だが、それは討ち入りの時期と重なっている。
討ち入りの時に家にいた犬はどうなったかと調べてみると、「日本史探訪」という本に国芳という江戸時代後期の画家が描いた口絵が載っていて、1人の義士がが犬にえさをやっておとなしくさせている様子が描かれていた。すでに2匹をてなずけ、吠えかかる3匹目の相手をしているところだった。
ところで時代劇に出てくる若い女の1人旅はなぜああも軽装なのか?
 というわけでとりとめのない文章だが、内容は非常に興味深い。
犬の相手に焦点を当てた忠臣蔵というのは面白そう(笑)

七夕
 日本人は昔から星に興味がなく、その中で七夕は珍しい存在。
日本人は星よりも月が好き。
日本人が方角の目安として星を意識したのは、北海道の開発が始まってから。
海外では月よりも星の方が身近なものとして扱われている。
七夕の牽牛星はわし座のアルタイル。ギリシャ神話から来ている。
アルタイル星人というと、途端にSFっぽくなる。
アルタイルは0.9等星、スペクトルはA型。地球からの距離は16光年。こんな風にいうと科学っぽい。
見方によって印象が変わってくる。
 とりあえず周りに起伏の無い地形では星を方角を定めるために利用しないというのがTRAVELLERで利用できそう(笑)

意外な素顔
 筒井康隆は酒の席で直立不動で汚い話をしゃべりまくるというようなキチガイだったが、作品が狂気じみた内容になってくると本人はすっかり紳士になった。
 筒井と星が変な手紙や電話に悩まされているという件が出てくるが、ほんとに昔は個人情報垂れ流しだった。
化夢宇留仁の高校の時の名簿など、全員の住所と電話番号はもちろん、親の職業まで明記されている(笑)
どちらかというと隠さなければならない環境の方がおかしいような気はするが。

古美術店
 著者は毎日1〜2枚の原稿を書く。締め切りに遅れたことも休んだこともないが、特別大量に書くこともない。
休みには海外漫画の収集を趣味にしていたが、これも最近仕事のようになってきたので、このところ古美術を収集するようになり、江戸時代の看板などを何枚か買った。
研究に発展して仕事にならないように気をつけつつ。
 趣味が仕事のようになって困るというのは化夢宇留仁もよく分かる。
この感想文もその1つ(笑)

九月
 八月は暑いと言い、九月になると「去りゆく夏を惜しむ」とか言う。
いろいろと九月は矛盾に満ちている。
いっそのこと矛盾総点検の月として、みんなで指摘コンクールでもやればどうだろう?
 9月が矛盾に満ちているという前提がもう1つピンとこない。

ショウチュウのなぞ
 疑問を抱き、自分で調べる習慣を身につけなさい。そう言われると誰もがうんざりするだろう。
ところで時代劇などで傷口にショウチュウを吹きかけるのをよく見るが、当時実際に行われていたのだろうか?
徳川時代末期には蒸留の手法自体はオランダから伝わっていたらしい。
しかしそもそも消毒という概念が公式に発表されたのは1867年のイギリスで、これは明治元年の前年にあたる。
さらに病原菌発見の公式発表は1878年のパスツールによるものだった。
しかし戦国時代の末期にショウチュウで傷口を洗う手法が記録されていた。元々麻酔薬代わりに使われていたショウチュウが、傷口の化膿を防ぐというのが偶然分かったのではないか?
 こういうちょっとした疑問をひもといていくのはとても楽しい。
例えば新月の時の太陽と地球、月の位置関係は?と聞くと、常識のようで、意外にすぐに正解を答えられる人は少ない。
化夢宇留仁もその1人だったので最近調べた(笑)

年末年始
 年末に家族連れでハワイに旅行。
テレビでは「鬼平犯科帳」をやっている。
ウイスキーばかり飲んでいる。
28日には東京に帰っており、SF作家たちと飲む。年始になっても飲む。
以上(笑)
 単なる日記で、今見るとブログっぽい(笑)

話芸
 ハワイの出来事。日系3世のガイドの話術が見事だった。
最近落語の質が低下していると言われているが、テレビではリアクションが無いのだから当然。
 そうですね(笑)

コミック・ブック
 昭和30年頃からアメリカのぺらぺらのコミック・ブックを集めている。
しかし最近飽きてきた。全然変化がない。
それにくらべると日本のコミックはすごい。活気に満ちており、変化し続けている。
 確かに日本のマンガ文化は他に類を見ないもので、最近パワーが落ちてきた感はあるものの、相変わらず変化し続けている。
絶えず新しいものを求める国民性とか、いろいろ理由はあるのだろうが、芸術と言える高度な文化に達しているのは間違いない。
その目的地は見えないが。

ワンテンポのずれ
 著者は時流に興味を持つのがワンテンポ遅れる。
遅れると大騒ぎしていたことも、全く情報がなくなって顛末さえ分からなくなったりする。
いかにその場しのぎで口だけの情報が多いかということ。
 化夢宇留仁も最近テレビを見なくなったせいで、前にも増して時流にうとくなってきた。
今頃こんなエッセイ集の感想を書いていることでもそれが分かる。
ワンテンポどころではない。
仙人になりそう(汗)

入院
 盲腸になって手術した。
盲腸の手術が世界で初めて行われたのは明治18年。
それまでは不治の病だった。
 盲腸ほど高確率でかかる病気が不治の病だったというのは、改めて考えてみると恐ろしいことである。
ぞっとする。

時代のずれ
 著者は蒸気機関車にはさほど郷愁の念を抱かない。東京生まれだからあまり見ていないのだ。しかし飛行機から見下ろす景色は大好き。
著者の子供は飛行機など興味がなく、機内上映の映画の方が興味深い。
これ世代のずれ。
 なんだか途中で趣旨が変わったような(汗)???

ギャンブル
 香港のついでにマカオに寄った。うらさびれた感じ。ポルトガルのムードが残っている。
ドッグレースをやり、その後カジノへ行ってルーレット。
日本の賭博と違って長時間遊ぶ娯楽なのだと思う。
しばらくしたら飽きた。
 化夢宇留仁は社員旅行でマカオに行ったが、カジノの入ったホテルの派手さもあってそんなにうらさびれた感じだとは思わなかった。郊外はまあそんな感じだったが。
ちなみに化夢宇留仁もカジノにはあまり興味ない。

意味の重圧
 ことわざを崩してばかばかしい内容にするなど言葉遊びで盛り上がる。
風刺もなにもないばかばかしい笑いは貴重。
 同意(笑)

八月。その戦争と平和ーひまにあかせての産物ー
 年に関わらず、8月に起こった出来事を1日から順番に1つずつ紹介。
8月は戦争に関わる出来事が多い。
 最近ではいろいろなところで年に関わらない今日(と同じ日付の出来事)を見る機会が増えたと思う。
昔はそんなことを調べるのもなかなか大変だったと思う。
結局今も深く知ろうと思うと本に頼ることになるのだが。
それはさておき、この8月の出来事はどれも興味深かった。

団扇
 昔の日本は今ほど暑くなく、団扇の使い方も優雅だった。
最近は見ない。
 見る(笑)
当時は宣伝用にうちわを配るということがなかったらしい。

三死に一生
 1971年の8月13日に星はひどい目にあったらしい。
1972年の8月13日(金曜日で仏滅)はSF作家仲間の高斎正の結婚式の媒酌人をすることに。
その前夜睡眠薬を飲んで寝たら煙草の火が布団に燃え移って死にかける。
不運だったのか幸運だったのか。
 とりあえず気になるのは1971年の8月13日になにがあったかである(笑)

絵本
 絵本についての記憶があまりない。そういう世代らしい。
 人によると思う(笑)

痛み
 腹が痛くなる。かかりつけの医者を呼ぶが、すぐに来てくれない。
あとで胃けいれんだと知る。
死に対する不安は貴重な体験だった。
 化夢宇留仁はそういう体験って、あとで思い返してちゃんと再現できた試しがない(汗)

歴史の教育
 歴史を教えるときに、現代から過去にさかのぼってはどうか?物事の原因がなにかが分かる。
こういう逆転させてみるのは発想のコツの1つ。
 面白そう。

困った質問
 作品量産の秘訣は?と聞かれても、1作1作を必死で書いているだけなので返答に困る。
しかしその秘訣がそのうち分かりそうな気もする。そして分かったとたんに一切書けなくなりそうな気も。
 なんとなく気持ちは分かる。
秘訣が分かったとたんにすごくしょうもないことだと思ってしまったりしそう。
化夢宇留仁の日々やっていることもそう。

拾いもの
 海岸で拾ったガラスの破片は丸くてぼんやりと美しく、人工物から自然物の仲間入りをしたよう。
 少年みたいな視点。
著者の人柄が想像できる。


 気象学の本が面白い。人間は大気の寄生生物だ。
 地球の、ではなく大気のというのは珍しい。

宇宙との縁
 星が19歳の時に終戦。22歳の時にアメリカを端として空飛ぶ円盤騒ぎが勃発。それを機にSFにのめりこんだ。
 著者は初めて空飛ぶ円盤の記事に触れたときに、これは世の中ものすごいことになるに違いないと興奮したそうで、化夢宇留仁が初めて触れたときにはすでに手垢まみれの過去からの積み重ねの1つにすぎず、そういう興奮ができなかったのが残念。

大伴さんの思い出
 1973年1月27日、大伴昌司が亡くなったのでその追悼。
「怪獣図鑑」の生みの親。
 怪獣図鑑のシリーズにはもちろん化夢宇留仁も大いにお世話になった。
当時の作家仲間たちの様子も語られていて、いつもと違ってなんだかリアル。

シンボル
 幕藩体制はパターンとシンボルの時代だった。
お歯黒、武士の刀、当時の看板も文字と形の組み合わせで、文盲にもすぐ分かるデザイン。
職業ごとに全く異なる大きなリスクを背負って生きており、それぞれがそれぞれのルールを明示しないと大きな問題につながった。
それにしても当時の日常感覚はどんなものか、全く想像がつかない。
 時代劇で見る江戸時代はのんきな雰囲気があるが、もっと刹那的だったのだろうと思う。
しかしやっぱり全く想像できない。

旅先の音
 オーストラリアに家族旅行。上の娘にせがまれてテープレコーダーを買い与えたら、旅行中に大量に録音し、あとで聞いてみると写真では味わえないいい思い出になった。
 音というのは意識はされにくいが、記憶と密接につながっている。今はみんな動画が撮影できるが、下手に画像があるより音だけの方が効果的だったりもする。
なぜならカメラの視点の画像は、人間の視野とあまりにも異なり、見え方が全く違うので記憶とのずれを生じるからである。
そのうち目で見たものをそのまま記憶できるようになれば、画像付きの記録の方が「いい思い出」と言えるようになるかもしれないが、その頃にはどんな映像も音も作り出して頭の中で再生できるかも(汗)?

医院がよい
 医院がよいが趣味になっている。一種のストレス発散。
指輪を飲んだという患者が来ていたのを見たが、どうも警察に連れられた泥棒で、盗んだ指輪を飲んじゃったらしい。
 医院通いは結構贅沢な趣味である。会社勤めの化夢宇留仁には到底無理。
うらやましくはないが(笑)

たかが
 スプーン曲げの超能力について、「たかが」スプーンと言っていてはだめかも?
いろいろな発明も、「たかが」をつけていたら生まれていない。
 どうもこのとき(1973年)大々的にスプーン曲げ超能力者がテレビなどで紹介されたらしい。誰だろう?
調べれば分かりそうだが、面倒くさい(笑)

奥只見
 奥只見のダムを見てきた。観光地としても有名。
新しいエネルギーもここのように安全で美しいといいのだが。
 ダム見学に行きたい(笑)

むかしの医学
 江戸時代には薬と言える薬は無かった。病気に対するまともな治療法も無かった。
 現代みんな様々な病気にかかりながら生きているが、死につながるのはほんの少しである。
しかし当時はその多くが死につながる病気だった。
人生50年という信長の言葉に重みを感じる。

ブタの声
 養豚場のブタの声がうるさいということで、声帯に手術を施して音量を半分にした。
暗に酷い行為だという発言を求められたが、一概にそうとも言えない。
 動物と家畜は違う種類の生き物だという意見を見たことがあるが、家畜の肉を食べる限りはその通りだろう。
ブタの声帯を手術するのは可哀想だが、家畜のそれは仕方がないと考えるのはある意味自然。

鴎外と良精
 森鴎外と、星の祖父である小金井良精はドイツ留学時代からの友人で、その内良精が鴎外(当時は林太郎)の妹と結婚し、その後も親しくしていた。
生まれとは逆方向に進もうとする両者は、お互いに欠けているものを求めるように仲がよかった。
 まさにそうですかとしか言いようが(笑)

横浜・船・海・神戸
 横浜から船で神戸へ。
 船内の床屋の話、鯨の話、船長の話、神戸の楽しみ、どれも興味深かい。しかし化夢宇留仁の場合は船の話は脳内で宇宙船内の話に変換してしまう。変な癖だ。
神戸は最近月一くらいで行くので、なんだかちょっと嬉しかった。

SFと寓話
 風刺を目的に書かれたものは面白くなく、寓話になりえない。
ただ面白く書かれた作品は自然に寓話になる。
 全部が全部そうではないが、確かにそういうものだと思う。

三十年目のベートーヴェン
 30年ぶりに名曲鑑賞をしてみると、次々に思い出される昔よくクラシックを聴いていた頃の記憶。
ところで勝手に「月光」とかいうタイトルをつけるのはやめてほしい。
 クラシックの曲のように、聴く人によって全くことなる印象をもつようなものに、こともあろうか作者以外の人間が後でタイトルをつけるというのは化夢宇留仁も大反対。
無神経きわまると思う。

手の故障
 頸肩腕症候群にかかり、字が書けない。医者に診てもらってもだめだったので、針を試したら効果があった。
針は地球を西と東から回って日本に伝わった。
現代医学も命に関わらない病気の治療にも力を入れてほしい。
 小説家が字が書けなくなったらそれは命に関わる病気だと言えると思う。

トリかカラスか
 奈良の飛鳥の鳥の字が、正しくは烏だったように思う。東京の飛烏山は確かに烏という字だった。
役所や古地図やといろいろ調べるも分からず、結局飛鳥山の研究者に話を聞き、昔市電が走った時に車体に間違えて鳥ではなく烏と書いてしまったのだそう。
生きているといろいろと意外な面白いことがある。
 これは面白そう。
真相が分かった時にはまさに歴史の一大ミステリーの発見者になった気分が味わえただろう。
羨ましい(笑)

 ちうわけでなんとか全部書いた(笑)
やってみていくつか分かったことがあった。
1.やたらに文章量が多くなる。
2.だんだん作者に同化してくる(汗)
3.無駄に時間がかかる(笑)
とりあえず以上のようなしょうもないことが分かった(笑)が、これもまたやってみないと分からない貴重な体験だということにする(笑)
これを続ければメタエッセイという変なジャンルを開発できるかもしれない(笑)

20141202(mixi日記より)
20240602

無敵鋼人ダイターン3
第16話 ブルー・ベレー哀歌
富野善之監督

 
 パーティーの買い出しに出ていた万丈とビューティーだったが、メガノイドの特殊部隊ブルー・ベレーに襲撃される。
ブルー・ベレーは若者たちだけで構成されたソルジャー未満の部隊だったが、彼らを殺せない万丈は苦戦する。
一方ブルー・ベレーの隊長ラッドは偶然生まれ育った家に来て妹ケリーと再会し・・・。

 

 前半のビルの中から出てくる植木鉢の載ったスケボーとか、マッハアタッカーに変形不能になった時の繰り返し演出とか、とぼけた味が楽しい。
 またシャアとセイラの例のシーンそのままの演出があったのも興味深かった。
 清々しいラストもなかなかの味わい。
ちうか確かにソルジャーの能力を持った4人の若者には、大きな可能性が開けていそうだと思った。

20240602(mixi日記より)
20240603


ゴジラ-1.0
山崎貴監督

を観た。アマプラ。
 1945年。世敷島浩一は機体の故障を装って小笠原諸島の大戸島の守備隊基地に着陸。
その夜島の伝説で語り継がれる巨大な恐竜のようなゴジラと呼ばれる生物が基地を襲撃し、敷島は零戦の20ミリ機銃でゴジラを撃つように言われるが、恐怖で撃つことができず、敷島と橘以外の整備兵たちは全滅する。
東京に帰ってきた敷島は、闇市で空襲で親を失った大石典子とその連れ子を成り行きで家に泊めることになるが・・・。

 とりあえずまあまあ面白かった。
噂通り脚本の特に台詞の出来は非常に悪く、まるで学芸会みたいではあるが(汗)、「高雄が向かっています」とか、シチュエーション的にどうしても燃えまくる要素が多く、盛り上がるのは間違いない。
 アカデミー賞まで獲得した特殊効果に関しては、期待したほどではなかったが、やはり当時の重巡や駆逐艦が活き活きと動いている様は感動的。
 ちうかこの映画はヒロインの典子があまりにもいい女すぎて、ほぼ全て持っていかれている感がある。
もう典子のことが心配すぎて他がどうでもよくなるような(笑)
この人はシン・仮面ライダーのルリ子も演じてるのだが、ちょっと存在感が強すぎませんか(笑)?
 巷でよく言われるシン・ゴジラと比べたらどうかというところでは、化夢宇留仁はシン・ゴンジラの方が100倍好きだが、こっちが(台詞以外は/汗)できが悪いとは思わない。
しかし頭に残るのは典子ちゃんのみ(笑)

20240602(mixi日記より)
20240604


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