アヴァロン
2000年日本

 近未来。
仮想戦闘ゲーム「アヴァロン」は、時に脳を破壊し現実に戻れない未帰還者をも生み出す危険な非合法ゲームだった。
ゲーム内世界で注目を集める孤高の女戦士アッシュは、レベルが上がるにつれてゲーム内世界に危険な隠しステージが存在することを知る・・・。

 とにかくゲームが古くさすぎる。なにしろウィザードリィそのままなのだ(笑)。
もちろん化夢宇留仁はウィザードリィは大好きなのだが、この映画の設定を納得させるためには、アヴァロンはせめてウルティマオンラインを越えるものであるべきだと思う。
ルールがチープなところがまた味わい深くもあるのだが。
 3ヶ月にわたってポーランドで撮影されたという映像はなかなか味があるが、予算の関係かあまりスケールの大きい画面が無かったのは残念。

 で、オチだが・・・結局どーなのよ?どーよ(笑)?

20040918


ダンジョン&ドラゴン
2000年アメリカ

 邪悪な宰相プロフィオンは、イズメール王国を支配しようと陰謀を巡らせていた。
そんな時城に忍び込んだ盗賊達が、ドサクサに紛れて王女と共に脱走し・・・。

 おっもしろくね〜〜〜〜(汗)。
D&Dの映画化ということを除いて普通のファンタジー映画としてとらえてもダメダメでした。
なにがいけないって、悪の宰相の髪型が・・・(笑)って、冗談はさておき、ドラゴンが単なる兵器みたいに扱われてるのも駄目だし、盗賊や戦士などのキャラクターもステロな感じで魅力がない。
そしてD&Dらしさというのも全然感じられない。
なんかもう全然いいところがなかったなあ・・・
 ドワーフのじじいが思わぬ反撃をするシーンだけよかったかな(笑)?

20040925


ガメラ3 邪神<イリス>覚醒
1999年日本

 1999年。ギャオスが世界各地で大量発生。
その頃日本では、4年前にガメラに両親を殺され、恨みを抱いている少女が、奇妙なモンスターと遭遇していた・・・。

 元ノムラ氏とあるふぁさんの結婚披露宴の2次回に行き、会場が京都駅ビルだったので、じっくり観察して、帰ってからガメラ3を観なおした(笑)。
ガメラ&イリスでかっ(汗)!
元々サイズのよく分からない建築デザインなので映画だけでは把握できなかったのだが、実物を見た後ではそのでかさに圧倒されてしまった。
またあとから聞いたところによると、撮影と演出の都合上、あのシーンではガメラとイリスは設定より小さくなっているとのこと。
怖ろしか〜〜〜(汗)。

 で、感想だが、やはり面白い。
一番のお気に入りはガメラの登場の仕方と、それに続く雲海のシーン。
何度見ても泣ける(マジ/笑)。
 1、2と比べるとイマイチという意見が多く、化夢宇留仁もそうだと思うのだが、それでも本作も他の日本や海外の特撮映画の中でも最高レベルの内容なのは間違いない。

20041003

を観た。ブルーレイにて。
 前2作とは毛色の異なる内容だが、3部作完結編としては隙のない完成度。
当時の水準としては、ドラマと密接にリンクした映像の完成度も世界に類を見ないものだと思う。
このカットではこれを魅せる!というのがはっきりしていて、まさに劇映像の見本と言えるだろう。
 とりあえず呼ばれもしないのに飛行するイリスの前に突然現れてケンカを売るガメラの姿はなぜかいつも感動する(笑)
それに藤谷文子が超好み(笑)

20120501(mix日記より)
20230918


Mr.インクレディブル
2004年アメリカ

 かつてのスーパーヒーロー達は、15年前にその破壊力が問題視されて以来、その活動を制限され、正体を隠して一般市民として暮らしていた。スーパー・ヒーローとして活動することを禁じられていた。
Mr. インクレディブルは保険会社で働いていたが、その人柄が影響してどうしても業績に結びつかない。しかし妻子のこともあり、我慢していたのだが、ある日堪忍袋の緒が切れて大暴れしてしまい、会社をクビに。
途方に暮れているところに、無人島でスーパーヒーローとしての能力を存分に生かせる魅力的な依頼が舞い込む・・・。

 劇場で観てきた。
宣伝ではファミリー&お子様向けな感じだが、今までのピクサー作品では一番対象年齢高いかも。上映時間も115分と結構長いし。
後半はスーパーヒーローと言うよりも007のようなシーンもあり、大いに気に入った。
奥さんは可愛いし(笑)。
  化夢宇留仁はこれまでの中で一番好きかも。

20041215


ドクター・ドリトル

 子供の頃から動物と話す能力を持っていたドリトルだが、飼っていた犬との哀しい別れが原因で話すことを忘れていた。
大人になり、 美しい妻と2人の娘に囲まれ、幸せな生活を送っていた医師ドリトルだが、車で接触した野良犬の文句をきっかけに能力を取り戻す。
話が通じる医者と言うことで動物たちに大評判になるのだが、彼の人間社会での生活は・・・。

 いかん面白い(笑)。
とにかく動物たちのセリフがいい感じで、引き込まれる。
惜しむらくは脚本の詰めが甘いところで、主人公ドリトルの微妙な心情の変化が読みとりにくく、ストーリーももう一つ取り留めがなく、時間の流れも掴みにくい。
この辺がよければ完璧だったのだが。
2は改善されていることを期待。

20060212


007 カジノ・ロワイヤル

 各国の諜報部員が次々に暗殺される事件が。
それぞれの国は一時休戦し、共同でこの事態に対処することに。
そのリーダーに選ばれたのは引退した伝説のスパイ、ジェームズ・ボンドだった・・・。

  映画化権の関係で、他のシリーズとは別系統で製作された本作。
しかしネバー・セイ・ネバー・アゲインと違い、正式な007映画ではあるのでややこしい。
  子供の頃に観てわけが分からず悪夢のような印象を受け、しかしなんか色っぽかったという記憶が残っていたのだが(笑)、見直してみて納得。
本作は007シリーズのお約束を分かっている人向けに作られている上に、その出来が悪いために007シリーズを分かっていても意味不明な迷作だったのだ。
なんか色っぽかったというのは正しい認識だったと再認識したが(笑)。

 とにかく豪華なキャストに5人の監督で作られた本作は、上記の通りわけの分からないことになっているが、それなりに見所は多い。
とりあえずはマネーペニーとマタ・ボンドが可愛くて色っぽいのは確かである(笑)。
それにしてもよくこんなバカな映画作ったな(笑)。

20060212


ガントレット
1977年アメリカ

 平刑事ベン・ショックリーは、ラスベガスからフェニックスまで証人を護送する任務を受ける。
ベガスで彼を待っていたのは、美しい娼婦マリー。
彼女は何者かに命を狙われており、それは高倍率の賭けの対象にまでなっていた。
やがて彼らに襲いかかってきたのは、仲間であるはずの警察だった・・・。

 小さい頃にテレビで観て以来、おそらく20年振り以上。
うろ覚えの昔の感想は、なんだかよく分からないけど主人公が自分の上司に騙され、罠にかけられるのが少しスリルがあり、なぜかバスが蜂の巣になるのがすごかった・・・という感じ(笑)。
で、今見直してみると、結局同じような感想になった(笑)。
流石に小さい頃よりはストーリーを把握できたが、序盤の展開はブラフのギャングの存在も効いて確かに少々分かりにくい作りだと感じた。賭けのシステムももう一つよく分からないし。
 イーストウッドが監督もしているのだが、その演出はクレバーで、スリルや迫力を産むカット割りやアングルは無いが、その分雰囲気は出ていて、退廃的な音楽も相まっていい感じ。
ただしヒロインがイマイチ美人じゃないのが気になったが、あとで聞いたところによると当時のイーストウッドの恋人らしい(のちに結婚するが離婚)。
やっぱり身内キャストはもう一つになりがちだ。
 有名なラストのガントレットシーン(バスが両側に立った警官達に蜂の巣にされるところ)は流石に見応え満点だが、昔観たときも、今回も気になったのはバスのスピード。
実にゆっくり徐行してゆく。
多分様式美のようなものだと思うし、その効果もあがっているので文句があるわけでは無いのだが、やはり気になり出すと気になるのだった(笑)。
 どうでもいいけど暴走族の皆さんはなんにも悪いことしてないのに可哀想だ(笑)。

20060212


月のひつじ
2000年オーストラリア

 1969年7月。
初の人類の月着陸に備え、その微弱な電波を捉える南半球の担当は、オーストラリアの田舎町パークスにある巨大パラボラアンテナだった。
羊しかいないようなのどかな町は活気づき、スタッフは失敗の許されない偉大な任務に緊張した。
いよいよアポロ11号が出発し、電波の受信は順調かと思われたが、停電が発生し、なんと11号の位置を見失ってしまう・・・。

 なんとものどかな雰囲気が心地よく、キャラクターもどいつもこいつものどかでいい人ばかりで、観ていてほのぼのしてしまう。
 それとは対称的に巨大アンテナの迫力はものすごく、目を奪われる。
直径50m以上の巨大建造物で、丸くて、しかも動くのである(笑)!
のどかな雰囲気とアンテナの迫力は、この映画にコントラストをもたらし、更に全てが初の月面着陸という人類史上でも最大の事件に昇華することで、映画のラストも貴重な瞬間に立ち会ったような気分にさせてくれる。
パークス一の美人もほんとに最高に可愛くていい感じ(笑)。

 「アライバル」と「コンタクト」と本作を並べて、アンテナ3部作上映会でもやってみたいな(笑)。

20060220


エイリアン vs プレデター
2004年アメリカ

 2004年、南極大陸に謎の熱源が発生。
それぞれのジャンルのエキスパートがチームを組んで調査に向かうが、彼ら以外にもそこに向かっている者たちがいた・・・。

 微妙〜〜〜〜〜〜〜(笑)!
 まずはエイリアンとプレデターという2大スター(?)を、それぞれのイメージほとんどを壊すことなく映像化している点には拍手を送りたい。
ただエイリアンはクイーンを助けるところが変に人間くさく、プレデターはずんぐりむっくりで、頼れるものはなんでも頼るという戦い方が少々イメージと異なったが。
まあ後者に関しては、彼らの美学が侍のそれではなく、松本零士のそれに近いものだとすれば納得できる(笑)。
そう思えばマスクを取った顔もおいどんに見えてくるから不思議だ(笑)。
 プレデターが戦士として認めた者を丁重に扱うというのはプレデター2から直接繋がる部分で、まったく問題ではないのだが、「エイリアンの槍」と「エイリアンの盾」はちょっと面白すぎないか(笑)?
仲良く並んで走って逃げる姿はもはや微笑ましささえただよっているし。

 色々書いたが、総じて考えればそれぞれの見せ場をしっかり作った職人芸的な作品で、監督は決して悪くないと思う。
問題は根本的な舞台設定にあるのではないか。
化夢宇留仁なら完全にプレデター視点で新たな獲物が見つかって戦いを挑む物語にするか、まったく関係ないエイリアン視点にしてそれぞれの戦いを描きたいところである。
どちらにしても地球人は一切出てこないの(笑)。

 完全な不満点が2つ。
ラストのジュラシックパークな展開はあんまりだと思う。
更にラストのオチは誰を不安に陥らせたいのか不明で蛇足すぎる。

 中途半端な不満点が1つ。
お気づきだろうが、調査の出資者であり、言い出しっぺの爺さんを演じているのはエイリアン2のアンドロイドを演じていた人である。
どうせ彼を使うのであれば、アンドロイドに彼の意匠を使うことになると思わせる展開があった方が過去の作品とのつながりが出来て、更に彼が演じているということに意味も出てくると思うのだが。
あのままでは単なるカメオ出演で、なんかもったいない。

20060220


ブレイド
1998年アメリカ

 臨月の母親が吸血鬼に襲われ、その命と引き替えに生まれてきたブレイドは、吸血鬼ハンターとして吸血鬼達にも怖れられる存在になっていた。
彼には吸血鬼のパワフルさと再生能力が備わっており、太陽やニンニクなどに対する耐性をも持ち合わせていたのだ。
 吸血鬼達の方もブレイドとは無用の衝突を避け、人間社会に溶け込んで暮らしてきていたが、人間から吸血鬼になったフロストはそんな状態を打破し、吸血鬼の神であるマグラを復活させて世界を支配しようとする・・・。

 やっと観た。
今の目で見ると普通のゴシックホラーアクションだが、マトリックスより前の作品だと考えると当時の人気も納得できる。
 脚本にはキャラクターの心情の変化など、所々穴があるのが気になりはするが、キャラクターの魅力とアクションがそれを上回っている。
変に日本を意識した部分が多いのも面白い。
 ただ続編の2は面白くなく、1は最高という意見を多く聞いていたせいか、2と大して変わらないという感想だった。
1は確かに魅力的だが、むしろ脚本の完成度などは2の方が上だと思うし、どちらもそこそこ面白かった。
とにかく2があんなに批判されるのがよく分からない。

20060222


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