トップをねらえ2!
第1話 お姉さまと呼ばせて下さい!
2003年日本/鶴巻和哉監督
更なる未来。宇宙怪獣との戦いはまだ続いていた。
宇宙パイロットになるのを夢見る少女ノノは、宇宙港近くのレストランでウェイトレスとして働きつつ機会を探していた。
そこにやってきたのは宇宙怪獣退治を専門とするチーム「トップレス」の、バスターマシンパイロットのラルクだった・・・。
あまりいい評判を聞かない本シリーズだが、1の更に未来世界の話としては充分いい感じに出来ていると思う。
見所のバスターマシンと宇宙怪獣の対決はゲッターロボ味(笑)。
これも正常進化と言えるので、いい感じ。
問題は主人公ノノだが、ラストになにやらすごい能力を見せていたが・・・・・・???
20090628
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第2話 お姉さまになんかなりたくない!
2003年日本/鶴巻和哉監督
ノノのいたのは火星。そしてノノは自我のあるメイドロボットだった。
ラルクは査察艦隊に拘束され、そんなところに攻めてくる宇宙怪獣。
トップレスのメンバーニコラの操るバスターマシン「ヴァンセット」が迎撃に向かうが・・・。
いきなりノノがロボットということで腰砕け。でも素性不明でそのまま進む。
そういうところ、実に最近のアニメっぽい。
戦闘シーンは相変わらず魅せるが、メカがぐにゃぐにゃ動くと量産型エヴァを思い出して気持ち悪い(汗)。
バスターマシンとエヴァはちゃんと描き分けてほしい。
20090628
トップをねらえ2!
第3話 トップレスなんか大嫌い
2003年日本/鶴巻和哉監督
ついに対宇宙怪獣部隊フラタニティの一員として認められたノノだが、バスターマシンは使わせてもらえない。
そんなところに19年ぶりに新造されたバスターマシン「キャトフヴァンディス」が納品される・・・・。
子供の夢を叶えるのがトップレス???
そんなドラマは全然説明が足りていない本作では不必要だと思う。
やるならテレビシリーズでお願いしたい。
キャトフヴァンディスの活躍は流石新型バスターマシンと思わせるもの。
そういうところを外さないのは流石。
20090628
JM
1994年アメリカ/ロバート・ロンゴ監督
近未来(今では微妙な表現)。
脳内にデータを記録して運ぶ「運び屋ジョニー」は、のっぴきらない理由で記憶容量を遙かに超えた容量のデータを運ぶはめに。
しかしそれは蔓延する不治の病の治療法で・・・・・・。
ウィリアム・ギブスンの原作を雰囲気満点で映像化した意欲作。
今では懐かしいサイバー・パンクだが、それを最もそれっぽく映像化した作品の一つだろう。
久しぶりに観てみたが、やはり面白かった。
今観れば記憶容量のあまりの少なさや、情報伝達手段の未熟さが目立つのも確かだが、それはそれで時代を感じて面白い。
出演陣もキアヌに北野にドルフ・ラングレンと見所多し。
なによりRPGシャドウ・ランを楽しんだ化夢宇留仁としては、極限までサイバー化された怪物神父とか、唯一単分子ムチの映像が観れる作品としても貴重。
20090628
原作を読んだので見直してみたのだが、非常に面白かった。
まずは非常にテンポがいいのに驚いた。
最近化夢宇留仁は映画1本を通して観るのがしんどい。それは体力的なものもあるが、本やらゲームやらプラモやら、他にもやりたいことがたくさんあるのが大きい。
しかしこの映画はそういうことを考える前に最後まで見通してしまった。
そして原作の再現性だが、雰囲気はなかなかいい感じで再現できていたと思う。
白黒ボディーガード姉妹とか完全に再現してたし。
ストーリーは全然違う(笑)
なにしろ原作が短編なので、そのままというわけにはいかなかったのも勿論あると思うが、なによりそのまま再現してしまってはアメリカ映画にならないというところだろう。
結果原作の尖ったところは雰囲気だけ残してわかりやすいアメリカ映画に仕上がっているが、これはメディアも対象も違うので、大正解だったと思う。
残念なのは原作のかっちょいい殺し屋とモリィの設定が丸々変わってしまったところで、殺し屋はしょぼいおっさんとサイボーグ神父に分離し、モリィは人懐っこい戦うおねーちゃんといえばこの人(笑)というディナ・メイヤー演じるジェーンという女性に代わっている。
しかしどちらも悪くはなかったので、かえって微妙というか(汗)
モリィのミラーシェイドは観たかった。
そしてタケシ(笑)
彼も原作には一切出てこないのだが、変に味わいがあってよかったと思う。
一番衝撃的だったのは冒頭に出てきた「2021年インターネット」という文字で、去年かい(汗)!?ってなった(笑)
それにしてもサイバーイルカは簡単にリアルにできていいね(笑)
もう1つ言い残していたことがあった。
邦題を「JM」にしたのはまさに天才のセンスだわ(笑)
20221001
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第4話 復活!伝説のバスターマシン!
2003年日本/鶴巻和哉監督
なんとか自分のバスターマシンが欲しいノノは、異星人のバスターマシンと噂されている発掘現場に侵入して厳罰処分に。
だが謎めいた双子のトップレスに冥王星付近に古いバスターマシンがあると聞かされる・・・・。
予想通りだがやはり盛り上がる展開。
旧トップ第4話のオマージュも盛り込み、見せ場多し。
しかし最初から設定がぶっ飛びすぎていることもあり、がっつりとカタルシスを楽しめないのは実に残念。
完全に楽しむには別に背景設定を知る必要があるような作りはどうかと思う。
20090704
トップをねらえ2!
第5話 星を動かすもの
2003年日本/鶴巻和哉監督
真の宇宙怪獣は別にいた。
トップレスが戦ってきたのは、古代(と言っても現代よりはるかに未来)に作られた無人バスターマシンの末裔だった・・・。
能力を封印されて軟禁されるトップレス達・・・・・。
第5話で急展開というのも旧トップへのオマージュか。
時間スケールが桁違いにでかいのはトップシリーズらしくて実に楽しい。
しかしその辺ももう少し説明不足で、もっと面白くできたような気が強くする。
全編なんとなくもったいない感じ。
20090704
トップをねらえ2!
最終話 あなたの人生の物語
2003年日本/鶴巻和哉監督
地球に迫る惑星クラスの超巨大宇宙怪獣。
「星を動かすもの」として地球最後の砦となったラルクは、最終兵器ドゥーズミーユで発進する。
ドゥーズミーユの最終兵器は地球・・・・・・。
最終回らしい展開で、それらしく盛り上がる。
面白いが前から書いてきた一定の不満は相変わらずで、もっと面白くなったはずと言う思いは強い。
ラストにはまさに感涙もののイベントが用意されているが、まさにイベントで物語に組み込まれていないのが実に残念。
でもまあ全体的にレベルの高い作品だったのは確かである。
20090716
ブラッド・パラダイス
2009年アメリカ/ジョン・ストックウェル監督
ブラジル旅行に来ている兄妹と友人。
しかしバスの事故にあい、次のバスが来るまで時間をつぶそうと近くのバーに行ってはしゃぐが、目が覚めると・・・・・・。
ホステルブラジル奥地版と言った趣の作品。
イン・トゥ・ザ・ブルーと同じ監督なので、ホラーでもやっぱり水着と水中映像が多い(笑)。
ストーリーはまあ普通。演出もまあ普通と言った感じで、特別誉めるほどでもないが、特別悪いところがあるわけでもなし。
ゴアシーンもあるが、なんだかあっさりしていて普通に手術な感じで特別インパクト無し。
あえて言えばラスト近くの水中洞窟息継ぎ合戦は目新しかったか(笑)。
ヒロインはまあまあ可愛いのがそろっているが、やはりジェシカ・アルバとは比べられず(笑)。
20090718
ヘルボーイ
ゴールデン・アーミー
2009年アメリカ/ギレルモ・デル・トロ監督
晴れてリズとつきあい始めたヘルボーイだが、大雑把な性格が災いしてケンカばかりの日々。
仕事でも隠密行動向きの性格ではなく、新たな管理者を呼び寄せる結果に。
その頃伝説のエルフの一族の生き残りが、人類への復讐を胸に、最凶の軍団ゴールデン・アーミーを復活させようとしていた・・・・。
前作に引き続いてギレルモ・デル・トロ監督がメガホンを握っており、実に安定した内容で楽しめた。
これは原作も大きいのだろうが、前作に引き続いてキャラクターを起てるのと強そうな敵を描くのがうまい。
今作の敵であるエルフの王子も、魔法がどうのこうのじゃなくて剣術と体術が滅法強いという分かりやすい描き方が好感触♪
本体が煙(魂?)になっている新教官もいいキャラで楽しい。
もちろんメインのヘルボーイとリズのラブコメも(笑)。
世界的にも前作よりも深みが増して、人間には入れないマーケットとかゲーム的なところもいい感じ。
残念なのは、ヘルボーイ達の属している組織の活動がイマイチ掴めないところ。
視点がヘルボーイでは仕方がないが、もっと他の視点からの捜査の流れも見てみたい・・・・と言うのはクトゥルフ好きのわがままか(笑)
20090906
リトルマーメイド
1989年アメリカ/ロン・クレメンツ、ジョン・マスカー監督
人魚のアリエルは好奇心旺盛で、特に海上に棲むという人間に強い興味を持っていた。
そんな彼女が船に乗る人間の王子に恋してしまう。
彼女は人間には近寄るなという父親の言うことを聞かず、人間になれるという取引を魔女と交わしてしまい・・・。
しばらく前に見たので、記憶が定かではない(汗)。
とりあえず第一印象は、画があまりきれいでないということ(汗)。
影とかぜんぜんついてないし、背景も奥行きがない。画自体はめちゃくちゃにうまくて流石ディズニーなのだが、おそらく最も多作でCGIの無い時代の作品なのだろう。
それでも主人公アリエルは、見事に女の子から見て憧れの対象になるであろう描き方がされているのは流石。
物語的にはディズニーの恋愛ものであって、それ以上画もそれ以下でもないのだが、流石にキャラは起ってて退屈はしない。
化夢宇留仁は魔女がいい感じで、あのビッチに最後勝ってほしかったかも・・・(笑)
20090906