2012年5月27日
第17回月例ボドゲ会


 毎度のアジトにて。
シイタ毛さんが遅れるということで、最初は軽く「カルカソンヌ」+「拡張1」をプレイ。
メンバーは化夢宇留仁、テノムフ氏、αさん、cerberus氏、AKI氏、MIK氏の6人。



 序盤の様子。
グレーがαさん、赤はテノムフ氏、緑はcerberus氏、黄色はAKI氏、黒MIK氏で、青が化夢宇留仁。
 グレーは「拡張1」で追加された色で、これで6人プレイを実現している。
また一番奥の黄色が乗っているタイルは「大聖堂」で、完成の暁にはタイルの枚数×3の点数がもたらされるが、完成しないと0点となるハイリスク&ハイリターンの代名詞のようなタイルで、これも「拡張1」に入っている。
「拡張1」が入るとやはり大きな点数が動く「大聖堂」タイルの行方が勝敗を左右することが多い。



 もう少し進んだ状況。
「大聖堂」のまわりにαさんのグレーが2個、そして青の化夢宇留仁が1個群がっている。
実は化夢宇留仁の青は「拡張1」で追加された大ゴマであり、完成時に人数勝負になったら2人分として数えられる。
黄色のAKI氏危うしである。
 他の特徴的な動きとしては、黒のMIK氏がやたらに寝っ転がっているのが気になる(笑)
寝っ転がっているのは「草原」に置かれたコマで、ゲーム終了時に大きな得点を生み出す可能性があるが、それまで寝っ転がったままである(笑)。



 更に広がるカルカソンヌの街。
大聖堂の街はゾウさんみたいな形であとタイルが1枚はまれば完成し、青の化夢宇留仁の独占か、青とグレーのαさんが得点という状況だが、問題のタイルの内容があまりにも厳しく、化夢宇留仁の記憶ではこのセット内容でははまるタイルが無かったような・・・(汗)
 その他青と黄色のAKI氏ばかり「教会」をめくってブーイングをもらったりしつつ(笑)ゲームは進んだ。



 そうしてゲーム終了。
やはり大聖堂の街は完成しなかった(泣)。

  AKI cerberus テノムフ 化夢宇留仁 MIK α
得点済 61 40 29 30 28 18
未完成+草原 27 25 26 16 13 12
合計 88 65 55 46 41 30

 結果は黄色のAKI氏の圧勝。
ゲーム中の得点も、未完成タイル&草原の得点もトップなので、もうどうしようもない(汗)
主な得点源はこまめな街の完成、「宿屋」のある道、それと「教会」だったようだ。
 大聖堂が完成していればトップ間違いなかった化夢宇留仁だが、ダメだったのでそこに使ったタイル分全て無駄に(泣)
 緑のcerberus氏は宿屋の道で高得点をとっていた。
 グレーのαさんは化夢宇留仁と同じく大聖堂でコマやらタイルやらを無駄にした上に、なにも無い道タイルばかりひいていたのが響いていたようだ。

 実は今回はもう1つ拡張を持って行っており、それを初めて対戦するのを楽しみにしていたのだが、初めての人が多かったので1つだけにした。
次回はぜひ他の拡張も含めてプレイしてみたい。


 次はシイタ毛さんも入って「世界の七不思議」。
αさんは体調不良で少し離脱。
 MIK氏が初めてだったので、再びシイタ毛さんのインストから始まった。
毎度ありがとうございます♪


 化夢宇留仁は2段階目の能力が強力な「ハリカリナッソス」で、左右は平和な「エフェソス」と「バビロン」なので、比較的気楽に開発を進められそう。
問題は大事な第2段階に進むために「鉱石」が3つ必要なのに、左右ともその発掘ができないというところ。なんとか「鉱石」3つを手に入れる算段をしなければならない。



 第2時代が終了。
なんとか「鉱石」を2つは確保。
しかし・・・・・左右の文明に「鉱石」は1つも無い(汗)
なんたることか第2段階に進むのが不可能になってしまった(泣)。
仕方がないので慌てて青と緑と赤を増やし、とにかく目の前の高い得点をかき集めた(汗)。

  七不思議 市民 戦争 科学 商業 ギルド コイン 合計
テノムフ 8 26 14 2 2 0 1 53
cerberus 10 11 2 16 0 8 1 48
化夢宇留仁 3 16 12 16 0 0 1 48
シイタ毛 10 0 6 4 7 10 7 44
AKI 10 15 -4 11 0 5 6 43
MIK 3 0 6 1 9 6 6 31

 結果はテノムフ氏の勝利。「市民」と「戦争」で稼いでいる。
化夢宇留仁は後半「市民」「科学」「戦争」で点を伸ばしたが、やはり第2段階に進めなかったのが大きい。
第3段階まで進められれば更に7点入ったのに・・・(泣)
まあその為には最低でもカードが3枚必要なので、その分他の点数が減っているわけなのだが。
 「商業」でトップだったMIK氏は総得点では最下位。
「商業」はあまりお得ではないのだろうか。
と言うよりも、それだけで成り立つものではないということか。


 席と文明を替えて、もう1度プレイ。
今度はランダムに裏面も使用。
 化夢宇留仁は「アレクサンドリア」のBになった。
 両隣は偶然にも、1回目と同じく「エフェソス」と「バビロン」で、平和な感じ♪
 「アレクサンドリア」はとにかく生産物の種類が多いのが売りで、のびのび開発できる。
 その特徴を更に活かそうと、最初に確保したのは「木材」と「粘土」の生産カード。
これで「粘土」をもう1つ確保すれば第1段階の条件を満たす。



 サクサク〜〜〜〜っと第3段階まで進め、「科学」を集める。
しかしなかなか思うようには集まらず、そうこうする内に終盤に。
最後は「戦争」をちょびっと追加して両隣に勝利。

  七不思議 市民 戦争 科学 商業 ギルド コイン 合計
cerberus 10 32 -6 16 0 0 1 53
テノムフ 10 12 14 1 0 12 2 51
シイタ毛 20 14 -3 0 4 10 6 51
化夢宇留仁 7 0 14 21 0 0 9 51
MIK 10 7 17 1 5 0 3 43
AKI 10 27 -3 0 0 0 3 37

 最終結果は「市民」で32点をたたき出したcerberus氏の勝利となった。
他の分野では「戦争」の-6を始め、合計4分野で最下位だというのに。
やはり「市民」最強か?
 化夢宇留仁は「七不思議」で最下位だが、これでもマックス得点なのだ(汗)
やはり圧倒的なのは「ギザ」のシイタ毛さんの20点。
 最下位のAKI氏も「市民」で27点を獲得しているのだが、他にこれと言った得点が無かったのが痛い。
やはり最低でも2分野で大きく得点する必要があるようだ。

 これで4回「世界の七不思議」をプレイしたが、今のところテノムフ氏とcerberus氏がそれぞれ2勝で勝利を独占状態(汗)。
次こそはその牙城を崩さなければ。


 次から2卓に別れてプレイすることに。
隣の卓では最近話題の「街コロ」をプレイ。
こっちでは化夢宇留仁的に本日のメインイベントである「フレスコ」をプレイすることに。
ありがたことに再びシイタ毛さんにインストしてもらった♪


 「フレスコ」は聖堂のフレスコ画を修復するゲームで、プレイヤーは画家となって、弟子を派遣して絵の具を買わせたり、アルバイトさせたり、修復作業をさせたりする。
そうして最終勝利ポイントが高いプレイヤーの勝利となる。
 複数人いる弟子を派遣して行動を決定すると言うところはワーカープレイスメントっぽいが、「フレスコ」では弟子の起床時間でイニシアチブを決めるのと、弟子の配置は同時プロット式というのが特徴。

 これが弟子の機嫌チャート。
早起きすれば市場の商品はそろっているが、価格が高い。
その他のアクションも起床時間順に行う。
ただし早起きをさせすぎると弟子が嫌になって辞めてしまうことも。
逆に毎日ゆっくりしていると、あそこの先生は優しいと噂になり、弟子が増える(笑)。
弟子の数=アクションの数であるから、勿論非常に重要である。
 ちなみに赤がシイタ毛さん、緑がcerberus氏、青が化夢宇留仁で、今回はこの3名でプレイした。

 弟子はついたての裏で、こんな感じに配置する。
1つのアクションには3人まで派遣でき、アクションは合計5種類ある。
画像では最初のアクション「市場で絵の具を買う」に3人派遣している。
 次のアクションが「フレスコ画の修復」で、ボード上のフレスコ画を修復して得点する。
 次は「似顔絵を描いてお金を稼ぐ」で、貴族の肖像画を描いたりしてお金を稼ぐ。
今回のゲームでは同梱されている3つの拡張も使用した。
その内の1つが「肖像画」
通常ルールだとこのアクションは単にお金がもらえるだけなのだが、「肖像画」を使用すると早い者勝ちで公開されている貴族を選択し、それぞれ異なるボーナスを得る。
またこの拡張を使用していると、全ての貴族が亡くなった時点でゲームが終了する。
 フレスコ画を修復するには、市場では売っていない色が必要になる場合もある。その場合「色の調合」アクションを選択し、持っている色を混ぜ合わせて新たな色を作ることになる。
 最後のアクションは「弟子を劇場に連れて行く」で、このアクションによって早起きで早起きで機嫌が悪くなった弟子の機嫌を治すことができる(笑)。


 化夢宇留仁はとにかく勝利ポイントの高い部分を修復する作戦でいくことにした。
今回は拡張の「新たな色」も含まれているので、ピンクや茶色を作ることで高い修復点を得ることができるのだ。
ちうかそれが拡張だということはゲームをやっている時には気付いていなかったが(笑)。
 最初の内は上記の通り絵の具を買い集めるのに力を入れ、その後調合を繰り返してピンクと茶色を作成。
フレスコ画の修復は一番最後になったが、一番高い部分の修復に成功して一気にトップに躍り出た。
 しかしプレイが進むに連れ、「司教」による勝利点が結構でかいことに気付いた。
フレスコ画の修復時には「司教」のいるタイルなら+3点、隣のタイルなら+2点のボーナスがあり、これを繰り返すとバカにならない得点になるのだ。
「司教」は修復されたタイルの場所に移動するのだが、1ターラーを支払うことで、修復前に1歩だけ動かすことができる。
調合などで時間をかけて高いタイルを取るよりも、「司教」に観てもらいながら何枚もタイルを修復した方が得かも・・・・・・。
そう思ったが、ここは初志貫徹でいくことにした。


 こちらは隣の卓の「街コロ」
楽しいと評判なので、ぜひ次の機会にはやってみたい。

 ゲームはそろそろ中盤にさしかかり、後半の修復に向けて着々と調合を進める。
このピンクと茶色を作るのが大変なのだ。

 こちらが似顔絵を描いてほしそうな貴族達(笑)。
拡張「肖像画」を使うとこれら貴族カードが無くなってもゲーム終了となるので、のんびりしていられない。
強力な貴族に取り入りつつ、フレスコ画もどんどん修復してゆかなければならない。


 隣は「街コロ」が終わり、「ハイパーロボット」を始めた。


 だいぶ修復が進み、ゲームはそろそろ終盤に。
今まで比較的みんな起きるのが遅かったが、そろそろポイントになる色を先に手に入れてラストスパートを決めようと朝6時に起床時間を設定したら、シイタ毛さんも同じ思いだったらしく朝5時起きに設定。
ここは中途半端はまずかった(汗)
しかしシイタ毛さんの目的の色は化夢宇留仁とは異なっており、無事欲しかった緑色を購入できた。


 隣の卓は異様な光景に。
黙って立ってテーブルを見下ろしている(笑)。
問題が複雑になると、真上から見た方が考えやすいらしい(笑)。
 結局「ハイパーロボット」の結果は持ち主であるAKI氏の圧勝だったらしい。



 ゲーム終了。
最後に化夢宇留仁が高いタイルの修復に成功し、1歩飛び出した。
 化夢宇留仁99、シイタ毛さん90、cerberus氏89

 なんとか初プレイで初勝利を飾れた。
今回はとにかく高いタイルを修復するというのが成功したが、効率的には10以上の点数のタイルを「司教」に見てもらいながら修復しまくる方がよさそうである。
今度試してみよう。
久しぶりにリソースマネジメント系のゲームをプレイすると、やはり満足感が大きい。


 次はシイタ毛さんが持ってきた「ファブフィブ」
ダウト系のカードゲームで、3枚の数字カードを数字を宣言しながら回してゆく。
宣言する数字はカードを数字の高い順に並べた3ケタで、0〜3枚交換してから回すのだが、必ず前のプレイヤーの宣言よりも高い数字をいわなければならないと言うのがミソ。
カードには数字以外にドクロがいくつか描かれており、ダウト宣言を失敗するか当てられてしまうとその数がマイナスとなり、12点のHPが無くなったら脱落する。


 画像はゲーム開始直後に起こった事故。
最初の宣言が998で、次の宣言が999。
いきなり最高の数字で、ダウト宣言せざるを得ないが、開けてみたらなんと本当に999(汗)
 ここでシイタ毛さんがカードが全然混ざっていないのを思い出し、仕切直しとなった(笑)。

 最初のゲームは練習と言うことでαさんが死亡した時点で終了。
次は3人が死んだら終了と言うことでプレイし、まずは持ち主のシイタ毛さんが死亡(笑)。そしてcerberus氏、αさんの順番で死亡。
苅ったのはHPを7点残していたAKI氏。その後に化夢宇留仁の6点、テノムフ氏の5テント続いた。
MIK氏はその前に体調不良で退席。

 手軽な「ファブフィブ」だが、見た目の割になかなか難しいゲームという印象だった。
数字は高い順に並べ替えないといけない上に、前のプレイヤーの宣言よりも低い数字になってしまったら、瞬時にありそうな数字をでっち上げなければ、まずい状況になっているのがばれてしまう。
それを逆手にとってわざと考えているようなポーズをとることもできるが、それもやはり瞬時の判断が必要になる。
化夢宇留仁は後半から慣れてきてなんとかブラフをかますのに成功したこともあったが、多人数で集まって全員が同じレベルでだまし合いを繰り広げるには敷居が高すぎるだろう。
だからこそうまくだませると痛快ではあるのだが。


 ラストはインストもプレイ時間もライトなゲームをということで、この前日に買ったばかりの「くるりんモグラ」をプレイすることに。
このゲームは前々から欲しかったのが、やっと手に入れたと思ったらプレイする機会がすぐ巡ってきて非常に嬉しい化夢宇留仁であった。

 ゲームには10個のモグラコマが入っており、それぞれ4色のモグラが異なる組み合わせで表裏になっている。


 そいつらを画像のようにモグラ穴にぶっさして、ゲームスタート。
まずはカードをめくり、そこに描かれているモグラを確認したら、異なるモグラコマを3回くるりんとひっくり返す。
3回ひっくり返した時点で、カードに示された色のモグラが指示通りの数だけ見えていれば条件を満たしたことになり、そのカードを手に入れられる。
ゲーム終了時にはカードに書かれているスコップの数が得点となる。

 カードの一部。
通常はスコップが1〜3個描かれているカードを使用するが、もっと難しくしたければスコップ4個のカードを使用する。
今回使用したのは1〜3個のカード。



 結果αさん8、テノムフ氏&cerberus氏3、シイタ毛さん2、AKI氏1、化夢宇留仁0(汗)
見ての通りのαさんの圧勝。
しかし化夢宇留仁の0点って・・・・・・(汗)

 実に単純なゲームだが、記憶力と論理パズル的思考の両方が求められ、正解するのはなかなか難しい。
1つも同じ組み合わせがないというのがポイントで、記憶が追いつかなくても消去法である程度は正解に近づけるのだ。
勘ももちろん重要(笑)。
大人も子供も本気で戦える珍しいゲームだと思う。
名作。

 ちうわけでバラエティー豊かなゲームをプレイできて、実にいい感じのゲーム会だった。
化夢宇留仁の守備範囲からは外れ気味の同人ゲームの面白いものをシイタ毛さんが紹介してくれるのも嬉しい。
次回も楽しみ♪

20120602


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ボードゲーム天国