Panasonic LUMIX FZ1000
当時元嫁がニコンD7200を使用しており、化夢宇留仁はG9XとP610を持って撮影を楽しんでいたのだが、D7200はスポーツタイプの一眼レフだけあって、その動体撮影能力は化夢宇留仁の2機種とは比べ物にならなかった。
そこで化夢宇留仁も一眼レフが欲しくなったのだがそう簡単に許してもらえるわけもなく(汗)、いろいろ交渉の結果価格comなどでコンデジ最強の動体撮影能力と話題になっていた本機を購入した(2016年3月31日)。
Panasonic LUMIX FZ1000
センサーサイズ:1インチ(2010万画素)
レンズ焦点距離:9.1〜146mm 16倍ズーム(35mm換算:25〜400mm)
レンズF値:F2.8〜F4
手ぶれ補正:有り
ファインダー:電子
P610と同じく一時期流行った高倍率ズームレンズを搭載したコンデジの一種だが、P610とは方向性が大きく異なる。
それは一言で言えば「一眼レフもどき」で、1インチというコンデジにしては大きなセンサーと明るいレンズによる高画質、25〜400mmという万能焦点距離、AF追従に優れた動体撮影能力など、まさにこれ1台で全てをこなすというコンセプトなのだ。
使用状態。でっかいボディから電動ズームでレンズがこんなに出てくると、周りの人からしたらむしろ一眼レフよりも圧がある(笑)
「一眼レフもどき」をやろうとしたコンデジはいくつか存在するが、その中で最も理想に近い完成形が本機だと思う。
なにしろスペックで謳われている性能がそのまま実現しているのだ。
なのでもちろん飛んでいる鳥をAF追従で連写して撮影もできてしまうし、画質もコンデジとしては文句無しで、現在のスマホもまだ本機の画質には敵わない。
レンズの性能も素晴らしく、ボケも非常にキレイ。
操作系も高級一眼レフ並みの充実設計で、自由に設定できるボタンも多い。
化夢宇留仁はニコン派なのだがパナソニックの操作系はニコンそっくりなのでより使いやすい。
もちろんいいことばかりではない。
なにしろ1インチセンサーで400mm望遠ともなると、機体がでかい。そのへんの入門用一眼レフより全然でかい(汗)
そしてデザインがカッコ悪い(汗)
とにかくレンズ径がでかく、見るからに太っちょなフォルムが致命的で、持ち歩きたいと思わせないのだ(汗)
また一番気になるのがレンズフードがグラグラなところで、すぐ落ちるのがストレス(汗)
化夢宇留仁はしばらくメインカメラとして使っていたのだが、上記の理由とやはり望遠400mmでは物足りないのとで、結局一眼レフを買い足すことになった(汗)
現在は三脚に固定して物撮り用として使うのはどうかと検討中である。
FZ1000の得意なところ・いいところ
●AF性能、連写性能ともに高く、プチスポーツ一眼レフと言える性能
●レンズの描写もきめ細かく、ボケもキレイ
●手ブレ補正機能も装備
●ファインダーが一眼レフ並みにでかくて見やすい
●グリップの設計も素晴らしく持ちやすい
●本格的な操作系でカスタマイズの選択肢も多い
FZ1000の苦手なところ・悪いところ
●変にでかくてカッコ悪い
●電池の保ちがイマイチよくない
●レンズフードがグラグラですぐ外れる
●望遠400mmは野鳥撮影では全然足らない
作例(ライトルームによる編集済)
ハナムグリ ゴルゴみたいなハシビロコウ かわいいクビワコガモ
飛んでるアオサギ そらとぶウミガメ もふもふのワオキツネザル 鮎の塩焼き
ちうわけで性能的には普段使い以外にもほとんどのシチュエーションに最適なのだが、なにしろでかくてカッコ悪いので持ち歩く気になりにくいというジレンマの塊のようなカメラである(汗)
しかしほんとに性能的にはあらゆるコンデジの中でも上位に位置すると思うので、なんかうまいこと小型化して見た目もよくした新機種が出ないものかと思うが・・・無理だな(笑)
20240922 |