ライトルーム

 ここで言うライトルームというのはアドビの画像編集&管理ソフトのことを指す。
画像編集といえばフォトショプでしょうと思うのは当然だが、実はライトルームは後ろの「管理」の方がメインなのだ。
昨今の一眼レフなどのカメラは連写機能が充実しており、フィルム代もかからないことから、動物園などに行くと失敗の確率を減らすために連写を活用するようになる。
そうすると当然撮影枚数が増える。それもフィルム時代には考えられないような量になる。
先日天王寺動物園では2203枚撮った(汗)
美ら海水族館に行った日は3451枚撮った(汗)
鳥羽水族館に行った日は4203枚撮った(汗)
これでも化夢宇留仁はカメラの高速連写機能はほぼ使っていないのだ(汗)
てなわけで、まともに1枚1枚ビュアーで開いてフォルダを移動して・・・とかやってられない枚数になるのだ。
 ライトルームの写真の管理の流れは以下のようなものでる。
1.撮った写真を全て登録する。すると日付別のフォルダに格納され、そのフォルダはライトルーム上で一覧できるようになる。
2.各フォルダを開くとその中の写真の一覧が表示され、色を付けたり0から5のレーティングをつけたりして管理する。
3.編集モードでは合成以外のあらゆる編集ができ、その操作性も非常によい。
4.OKの写真を書き出すことで、編集していればそれが反映された写真が新たに生成される。

4.のところがわかりにくいかもしれないが、ライトルームに写真を読み込んだ状態ではまだ写真は出来ていないものとして扱われ、編集して書き出されて初めて写真になることになっているのだ。
なのでライトルームでは写真の編集〜書き出しの工程を「現像」と呼んでいる。
そして新たに書き出された写真のみをフォルダなどに入れて管理すれば、それはお気に入り写真だけのアルバムとなるわけ。
化夢宇留仁は更にそれを推し進めて書き出した画像のみをフリッカーという写真共有サイトに登録している。そこでは文字通りのアルバム機能も完備しているので、普通にフォルダで管理するよりも見やすいし見つけやすいのだ。
 実はライトルームの編集作業は実際の画像データには反映されない。編集内容自体が保存されていき、書き出しを行う際に初めてその結果が反映された画像データが生成されるのだ。
なので編集内容をコピーして他の写真にペーストすることもできるし、他の複数の写真に一気に反映するというようなことも可能なので、編集作業自体も非常に効率的にできるようになっている。

 RAW形式というものがある。
これはカメラメーカー各社がそれぞれの書類形式を持っているのだが、これが画像のようで画像ではない保存形式で、普通のビュワーなどでは画像として見ることもできない。
画像ファイルには1ピクセルには1つの色情報しか記録されていない。ところがRAWの場合は「各ピクセルに状況が異なれば出ていたかもしれない色」も記録されているのだ。
なので白飛びや黒つぶれは画像ファイルになっていたらもうどうやっても修正できないが、RAWであれば見えなくなっていたディテールを復活することも可能な場合がある。
ホワイトバランスなども画像の劣化無しで自由に編集できる。
そういうわけでライトルームで現像するのを前提にRAW形式で撮影しておくのもよく行われている。
こう書くと万能のように思われるRAW形式だが、データ容量が多いのと、カメラが自動で編集して吐き出したJPGはやはり専用機だけあって完成度が高い。
つまりRAWで撮影したのをライトルームで一生懸命編集しても、カメラから出てきたJPGにどうやっても敵わないことがあるのだ(汗)
特にノイズの処理などはカメラの処理が見事で、ディテールを損なわずに見事にノイズを軽減している。
なので化夢宇留仁は白飛びが起きそうな被写体はRAWで、そうじゃないのはJPGで撮影するようにしている。
RAWとJPGを同時に記録する機能もあるのだが、やはりデータ容量を圧迫するのと同じ写真が2枚ずつ並ぶのがややこしいので今のところは使っていない。
・・・とか書いているうちにライトルームのバージョンが上がり、AIによるノイズ除去機能が実装された。
これがものすごい精度で、ディテールはしっかり残してほぼ完全にノイズを消し去る(汗)
処理に少々時間がかかるのとRAWデータにしか対応していないのが難点だが、これのおかげで昔撮ったけどノイズだらけで諦めていた写真がキレイに復活できて感動している。
これからはやはり全部RAW撮影かな(笑)

 ちうわけで大量に写真を撮る人には必須と言ってもいいソフトである。
アドビは現在サブスクのみの提供でフルセットだと毎月5000円以上かかるが、ライトルームはフォトショップとセットで毎月約1000円という契約もある。
・・・と思ったら倍以上に値上げしてた(汗)
しかしライトルームのみの契約というのが追加され、そっちは1200円くらいだった。
化夢宇留仁は他のソフトも使っているのでフルセット契約だが。
今現在もドリームウィーバーを使用している最中である(笑)

20241009


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