水族館

 化夢宇留仁はよく水族館に撮影に行く。
また旅行に行くと、現地にある動物園か水族館にも行くようにしている。
なぜかというと単に楽しいからである(笑)
中でも水族館での撮影は非常に難度が高いので、いろいろ工夫するのを楽しめる。

水族館での撮影が難しい理由
●暗い
●被写体が動いているものが多い
●分厚いアクリルのケースが光を捻じ曲げる。特に曲面のアクリルは撮影不可能と思うくらい難しい
●見える方向が限られているので、他の客に視界を遮られることが多い

水族館に適したカメラとレンズ
●カメラはとにかく高感度画質に優れたものを用意したい
●望遠は中望遠程度でだいたい十分で、それよりも極力明るいレンズを用意したい。広角〜標準レンズも活躍する

水族館での撮影テクニック覚書
●露出補正をこまめにすること
 被写体の魚は光の反射で輝いているが背景は暗いというようなシチュエーションが多く、これを露出補正をせずに撮ると背景がぼんやり見えるが魚は真っ白に白飛びという写真が大量生産される(汗)
慣れているならいっそマニュアルで撮ったほうが成功率が高いかも。
露出補正-1 露出補正-5
上記のクリオネのような、被写体が極端に小さくて背景が真っ暗というようなシチュエーションでは、露出を-5まで下げてようやくクリオネのディテールが撮影できた。どの程度の補正が必要かはその場で結果を確認しながら調整するしかない。
露出補正自体については別なコラムでもう少し説明する。
●カメラの高感度の限界を見極める
 最近のカメラは感度を恐ろしく高い数値まで設定できるものが多い。
しかしそれは撮影できるだけであって、高画質を維持するということではない。
水族館では下記の流し撮りをしない限りは暗い中である程度のシャッター速度の確保は必須になるので、使用しているカメラがどこまで感度を上げても許容できる画質を維持するかを把握するのが重要になる。
 化夢宇留仁は上限感度は低めに設定しておいて、露出補正ですごく暗めに撮ることでシャッター速度を稼ぐのをよくやるが、あとで明るくしてみたらノイズが山程発生したということも多いので、まだまだ最適解は遠い(汗)
●流し撮り
 暗い上に被写体が動いている展示では、カメラの性能限界を超えて流し撮りしか選択肢が無い場合もある。
しかし化夢宇留仁はうまくいった試しがない(汗)
●たまに広角レンズが必要になる
 美ら海水族館に代表される巨大水槽を全て収めようとしたり、近くで巨大なジンベエザメを撮ろうと思うと、後ろに下がるスペースが足りなかったり他の客が壁を作ったりして、広角レンズが無いと手も足も出ない場合がある。

 水族館での撮影はほんとに難度が高い。
だからこそ色々とカメラやレンズの性能を駆使して工夫して撮るのが面白いので、動物園に飽きたらチャレンジしてみるといいかもしれない。

20240925


動物園 カメラ道楽 オート撮影の明るさの罠

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