問題は画質だが、当時の一般向けコンデジではほぼ最大の高画素である810万画素を1/2.5インチの超豆粒センサーで描き出しているのだが、これがなかなか侮れない画質で、今でも普通に「写真」と扱ってもいいレベル。
もちろん今のスマホの画質には及ぶべくもないが(汗)
またこの形状&超小型のボディで光学5倍ズームを実現しているのもものすごい。しかもズームしてもレンズが出てくるようなこともない。
というのも本機はレンズから入ってきた光をミラーで直角に曲げて、内部の移動するズームレンズの先にセンサーを配置している凝った構造なのだ。こんな複雑な構造で画質も高レベルでまとめているのは流石Sonyと言うところ。
そしてこの特徴から、このカメラは「一眼レフ」と呼んでもいい条件を備えていることになる。
なにしろ中にミラーの入った一眼カメラなのだ(笑)
T100の得意なところ・いいところ
●小型軽量でかっこいいデザイン
●こう見えて光学5倍ズーム(望遠端35mm換算175mm)
●当時のフルオートコンデジ機では頭一つ出た画質のよさ
●手ブレ補正機能有り
T100の苦手なところ・悪いところ
●カバーをスライドさせて電源を入れるときに持ち替えなくてはならない
作例(ライトルームによる編集済)
空港 中国の塔 やばそうなお酒 上海の夜 つぶらな目 雑技団 集団結婚式 台湾のビール 機内食 マクロ 顕微鏡覗いた
使っている当時から、空を撮ったときの空気感のようなものがいい感じだと思っていた。
逆に言うと当時のカメラではそういうものを表現できるレベルのカメラが少なかったのだと思う。
今となっては175mmの望遠以外はスマホと戦えるスペックではないが、今でもなんだか味のある画とデザインが気に入っているカメラである。
20241004 |