Nikon Z9
ニコンのミラーレスカメラ。
つけられているレンズはNIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)。
レンズが小さすぎと言うか、カメラがでかすぎてアンバランスすぎる(汗)
しかし今Zマウントのレンズはこれしかないのだ(笑)
本機が発売された4年ほど前のこと、Zシリーズにしてはデザインがそれほど悪くないし(汗)、前から欲しかった高画素機だし、AFと連写性能もすごいし、バッテリーが一眼レフ並みに保ちそうだし(これ非常に重要)、頭の中の「そのうち買う箱」に入れていた。
この「そのうち買う箱」だが、実は欲しいけど価格が高すぎるので絶対買わない物を入れる箱であることを意識しないようにしていた(笑)
ところがいつもにも増して頭のおかしいある日、頭の中の悪い化夢宇留仁がささやきはじめた。
これず〜〜〜っと「そのうち買う箱」に入っているが、今年の4月から660GBのカードがついてくるキャンペーンをやっているぞ。なくなり次第終了だそうだぞ。今は10月だしこのキャンペーンもそろそろ終わるんじゃないか?
「そのうち買う」のであればいつか買うんだろうが、このキャンペーンが終わってからだとこのカードを追加料金を払って購入することになるのをわかってるか?
このカードがいくらするかわかってるか?
「そのうち買う」ならいつ買っても同じだが、なんでキャンペーンやってる今じゃ駄目なんだ?
・・・・・・ポチッ(汗)
というわけでとうとうフルサイズのフラッグシップ機に手を出してしまった(汗)
とりあえずの感想としては、でかくて重い(レンズ含まず1340g/汗)
これでも一眼レフのフラッグシップ機であるD5やらD6やらと比べると二回りほど小さく軽くなっているのだが、それでもやはり別格の存在感がある。
デザインはというと・・・前にも書いたが化夢宇留仁はZシリーズのデザインが好きではない(汗)
なんか全体的に線がシンプルにまとめられてしまい、ニコン独特の色気が感じられないのだ。
しかしその中でも(Zf、Zfcは除いて)Z9はマシな方で、多分これは縦型グリップも一体で成形されているのでシンプルにしきれなかったのではないかと思う。
なのでやはり部分部に注目するとやはり変にシンプルでよろしくない(汗)
Nikon Z9
センサーサイズ:フルサイズ(4571万画素)
ファインダー:電子
まず目につくのが4500万オーバーの画素数で、流石にこれまで使ってきた機種と比べると画の精細さは桁違い。ただしそのせいでニコン歴代フラッグシップ機の中でも最も高感度に弱い機体になっている(汗)
しかし今ならライトルームのAINRがあるので、少々のノイズは気にしなくていいというのが非常に大きい。
使っているとこのカメラはAINRがあって初めて完成形となるとさえ思える。
また本機には物理シャッターが搭載されておらず、電子シャッターのみという尖った仕様である。
ミラーもなければシャッターも無いということで、レリーズ時の振動はボタンを押した指からのもののみということになり、究極のブレ防止と高速シャッターを実現している。
ただしその結果こんな図体をしているのに完全無音撮影が可能で、一眼レフに慣れている身としては寂しいこと極まりない(笑)
一応それっぽい音を出すことはできるのだが、やっぱり機械が実際に出す音とは趣が違うのだ。
もちろんローリングシャッター歪みは普通の物理シャッター並に抑えられている。
先日このカメラに大三元の70-200mmをつけて神戸どうぶつ王国に行ってきたのだが、カメラとレンズを合わせて約3kgあり(汗)、最後の方は腕が上がらなかった(笑)
しかし写りは流石の高画素機で、これまでにない精細な画を得ることができた。
このカメラの一番のポイントはAF性能で、中でも化夢宇留仁的には鳥認識AFが白眉。だからこそ元花鳥園でもある神戸どうぶつ王国に行ったのだ。
今回は主に3Dトラッキング+鳥認識で撮ってみたのだが、ちょっと途中でAFが外れがちだったのは期待外れだった(汗)
次は違うモード+鳥認識で試してみようと思う。
しかしやはりAFに関しては長年培ってきた一眼レフのD5やD6レベルには達していないという印象。
あれらを超えるにはもうしばらくかかりそうだ。
バッテリーの持ちに関しては4〜5時間くらい撮影して 総撮影枚数は6000枚を越えたが、まだ余裕があった。
ミラーレスとしては異常に保ちがいいと言えるだろう。
ただしバッテリーは見たことないほどでかくて重い(笑)
また撮影枚数がいつもの1.5〜2倍くらいになっているが、これは本機の連射が速いためで、おそらくシャッターボタンを押した回数はいつもとほとんど変わらないはず。
大三元70-200をつけたところ。
Zfcのときはこんなレンズをつけるカメラじゃないとわかったと書いたが、Z9はこんなレンズをつけるためのカメラだとよくわかった(笑)
Z9の得意なところ・いいところ
●鳥を認識!
●4571万画素
●高速AF
●高速連写
●ミラーもシャッターも無いのでブレにくい
●無音撮影が可能
●ボディー内手ぶれ補正有り
●一眼レフに迫る電池の保ち
Z9の苦手なところ・悪いところ
●ミラーレスとしてはあまりにもでかくて重い
●ミラーもシャッターも無いので撮ってる感が薄い
●ニコンフラッグシップ機史上最弱の高感度性能(笑)
作例(ライトルームによる編集済)
ゾンビサイド 低空コンゴウインコ 水面ペリカン リスらしいリス 雰囲気のある狼 うれしそう オグロプレーリードッグ 浮上 カンムリシャコ えっ!?そんなに安く!? おみやげのソーキそば
プロでもないのこんなカメラを所有するのは頭がおかしいが、その頭がおかしいという要素もこういうアイテムを所有する面白さの1つだと思う。
また本機はこの価格帯の製品としては大ヒットといえる売れ行きを示したのだが、本当のプロはまだニコンのミラーレス機は信頼性に不安が残るので導入している人は少なく、購入しているのはほとんどがハイアマチュアだろうとも思う。
20241204
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