スタイルズ荘の怪事件
アガサ・クリスティ著/矢沢聖子訳

 戦場で負傷したヘイスティングスは、旧友に招かれてスタイルズ荘にやってきた。
そこの女主人であるエミリー・イングルソープは最近再婚したのだが、その相手は20歳も歳下の奇妙な男で、他の家族からは財産目当てに違いないと思われていた。
そしてある日の夜明け前に、イングルソープ夫人は激しい痙攣の末に亡くなる。
ヘイスティングスは偶然近所に引っ越してきていた元刑事のベルギー人に相談することに・・・。

 クリスティのデビュー作にしてポアロ初登場作である。
しかしデビュー作とは到底信じられない老練な手腕を感じる筆運びで、やはり本物は最初から本物なのだ。
それはさておき、ミステリ小説を読み終わった直後に最初から読み直すのは、とても興味深くて面白いというのはミステリ好きなら全員賛成してくれると思う。
しかし大昔に読んで真犯人と超大まかな流れだけはぼんやりと覚えている(しかも確信はない)状態で読み直すのはあまりよろしくないと今回わかった(汗)
確かこいつが犯人だったはずだけど、はっきり覚えてないし、しかしこの展開は覚えがあるようなないような・・・という自分の記憶に翻弄されるような感じで、本文に集中しにくかったのだ(汗)
なので最初に読んだときのすごく意外で面白かったという印象とは、今回は異なる感想になった。
だいたいなんか変な釣り人がず〜〜〜っといると思ったら実はそれがポアロだったという展開は本作だと思っていたのだが全然違うし(笑)
釣り人ポアロはどの作品だったっけ(汗)???
ポアロの登場という点では、昔読んだ時には全然イメージできていなかったのだが、第1次大戦の影響で他のベルギー人たちとともにイギリスに移民してきたというのを今回初めて認識して興味深かった。
 で、本題のミステリ部分だが、上記の通り集中できていなかったせいもあるが、最後の謎解きでポアロが説明する内容に「そんなこと言ってたっけ?」というのが山程あり(汗)、それで慌てて最初に戻って見直したりしたのだが、流石に冒頭のそんなところに重要な情報が入っているとは〜〜〜(汗)普通に集中して読んでいても気づかないわ(笑)
 あと気になるのがトリックを見破るにはある程度の知識が必要な部分で、化夢宇留仁は「生成」の部分はそんなに気にならなかったが、「遅延」の部分ではちょっとそれはマニアックすぎないかと思った。せめてその効果は文中で匂わせておいてほしかったかな〜〜〜。
 ちうわけで色々(化夢宇留仁に)問題はあったが、やはり非常に面白く、最後の方はページをめくるのがもどかしい状態に。
しかし自分のことは棚に上げて、ヘイスティングスのバカさにはちょっとイライラした(笑)

20250312(mixi日記より)
20250316


ゲゲゲの鬼太郎(少年マガジン版)7
水木しげる著

を3月9日に読んだ。
朧車
 水木先生は子どもをおんぶして桶で洗濯をしている妻にコーヒー代を出させ、バキュームカーが作業をしている横を通って喫茶ホームランへ。
そこでかかっていた音楽がアイデアを考えるのに邪魔だったので消してくれと頼むと、ヤクザ風の男たちに絡まれて殴られる。
そこに声をかけたのは鬼太郎とねずみ男だった。
まさか自分が空想して生み出したキャラクターが実在していたとはと驚いた先生は、2人を家に住まわせることになる。
ところが小笠原南方に現れた異常な気象現象を発端に、世界は様相を変えていく・・・。

 いきなり先生が登場(笑)
しかしこのあとの展開はとても凝ったもので、ほとんど「首都消失」か「ミスト」(汗)
またこの話では鬼太郎とねずみ男がカロリーヌという少女を取り合うという恋愛要素が(笑)!

人食い島
 和歌山県の佐々岡村には、古くから海神を鎮めるために毎月人間を2人生贄に捧げなければならず、今月は自分の番なので助けてほしいという手紙が妖怪ポストに入っていたのを勝手に読んだねずみ男は金儲けになりそうだと鬼太郎を呼ぶ。
ところが鬼太郎は佐々岡村まで行く汽車賃が無いといい、ねずみ男は歩いて行けと答える。
おそらく汽車に乗って佐々岡村に先回りしたねずみ男は・・・。

 前に読んだちくま文庫の「ゲゲゲの鬼太郎2 妖怪まんが集5」と同内容。

妖怪関ヶ原
 鬼太郎が暑さのあまり川に飛び込んで泳いでいると、1匹のガマカエルが現れて手を合わせておがんできた。そのガマの導きによってたどりついたのは、祠のような横穴の中にしめ縄の巻かれた大きな石が置かれているところだった。
ガマの頼みを聞いて苦心してその石を取ってやると、ガマは妖怪邪魅の姿になり、鬼太郎はガマガエルに。
妖怪邪魅はガマ仙人の封印されて開放されるのを100年も待っていたのだ。
そこに現れた目玉のおやじは鬼太郎を助けるために鬼太郎の代わりにガマになるが、元に戻った鬼太郎は邪魅の毒気を吹き込まれて気が狂い、邪魅の手下になってしまう・・・。

 頼みの鬼太郎が目玉のおやじガマガエルを踏みつぶすほど完全に操られてしまい、まさに大ピンチ。
ボロボロになったおやじはガマ仙人に助けを求めるが、それを予想していた邪魅と鬼太郎に襲撃されるなど、アクション・サスペンス映画みたいな展開にしびれる。
そしてまたガマ仙人がかっこいいんだこれが(笑)

ばけ猫
 夜の山道を走るトラックが追突されたような衝撃を受けて止まって確認するがなにもなかった。
ところがその運転手は翌日からむちうち症ならぬねこうち症になってしまう。
被害者は他にもおり、そのうちの1人の息子が鬼太郎に手紙を出した。
鬼太郎がその町にやってくると、そこら中に交通事故のあとが。
調査のために鬼太郎とねずみ男が妖怪自動車で甲州街道を走っているとおばけダンプと遭遇し・・・。

 道がこの世じゃない世界につながっているというのは昔からのイメージだが、それを活かして面白い雰囲気を作り出していて面白い。

地獄流し
 逃げ込んだ殺し屋と前科12犯のヤクザが、警察から逃れるために山奥の墓場に入り込む。
入口のところで農夫にここは鬼太郎って子がいて留守中に勝手に家に入ると地獄流しに合うと警告されるが、もちろん無視する。
その先には木の上に建つ小屋があった。
うるさく鳴くカラスを拳銃で撃ち殺し、中に入ってみると大きな宝石のような石があり、覗いてみると妙な世界が見えた。
更にそこには地獄行きの切符があり、自由に地獄と行き来できるなら格好の隠れ場所になると思った2人は・・・。

 なんで片道切符を見つけて自由に行き来できると思うかな(笑)
その後の展開はものすごくラブクラフトっぽいもので、先生もクトゥルフ神話関連を読んでいたのか、それとも先生の脳とラブクラフトの脳が次元を超えて通信していたのか・・・(笑)

だるま
 明治元年に建てられたという古いビルにだるまが事務所を借りたいと申し出る。
全ての階が満室だと言うと、4階が空いているからそこを貸してくれと言う。
そのビルは1〜3、5、6階はあるが、4階は無かった。
4階など無いと言っても聞かないので結局お金を受け取り、無い階を貸すことにした。
ところがあくる日から奇妙な姿の化物が次々と現れるようになり・・・。

 たまにこういう大人っぽい視点の話がはなまるのがいい。
鬼太郎がビルに住み着いた妖怪たちを追い出す方法が、煙草の吸殻を燃やして燻り出すというもので、別に鬼太郎ではなくてもできそうな(笑)
最後はだるまの今週のビックリドッキリメカ風攻撃が(笑)

鏡爺
 奈良県の山奥の空き家で寝ていた鬼太郎と目玉おやじは、透明な少女と出会う。
少女は鏡爺に姿を奪われてしまったのだ。

 前に読んだちくま文庫の「ゲゲゲの鬼太郎2 妖怪まんが集5」と同内容。
鏡爺が鏡の中に囚われた少女のところに「ひひひ」と笑って飛び込んでいくのを見た目玉おやじが「なんていやらしい爺だ」と言うが、鏡の中でなにが行われているのかが描かれないのでほんとにいやらしい(笑)
ちなみに本作の少女はアシスタントが描いているらしく、美少女である(笑)

20250315(mixi日記より)
20250317


ゲゲゲの鬼太郎(少年マガジン版)8
水木しげる著

を3月11日に読んだ。
妖怪大裁判
 オチメ映画会社は予算がなく、奇抜な映画で勝負しようとしていた。
そこにやってきたねずみ男は、岩手県にある鍾乳洞、安家洞に、人間には未発見の妖怪洞があり、そこに年に一度日本中の妖怪が集まるので、それをドキュメンタリー映画にするという話をもちかける。
50万円の準備費用を手に入れたねずみ男が中古車を買うか、それともマンションを借りるかなどと考えながら歩いていると、百々(もんもん)じじいという妖怪から話しかけられ・・・。

 この後鬼太郎名義で撮影隊が妖怪洞に招待され、妖怪たちのパーティーを隠れてゲリラ撮影する。
それは高額で放送局に購入されて放送され、それを見た妖怪たちは妖怪の秘密を人間に漏らした罪で鬼太郎を裁判に・・・という感じ。
百々じじいに集められた妖怪の多くはこれまでに鬼太郎にやられたものが多く、全員この奇怪に鬼太郎を亡き者にしようとしており、果たして鬼太郎には有罪が宣告され、500年の溶解刑を言い渡される。
この裁判の件は、あらかじめ鬼太郎の味方をしそうな妖怪は拘束されて裁判に出席できないようにしたりと、本格的な裏工作もやられてなかなかのサスペンスに仕上がっている。
 ところで岩手県の安家洞は実在しており、日本一の迷宮型洞窟で全長2.3kmもあるらしい(汗)

ひでり神
 「週刊パンツ」が売れずに困っている出版社に、霊媒の大家、長井風天と名乗るねずみ男が現れ、妖怪に原稿を書いてもらえば売れると言う。
原稿の締切日に迎えに来た妖怪ホバークラフトに、編集者の森田が乗っていくが、それきり帰ってこなかった。
翌週森田を探しに行った編集者も帰ってこないので、長井風天の住処に行ってみると、そこはすでに引き払われ、1000万円と引き換えに編集者2人を返すという手紙が。
編集長の息子が書いた手紙を読んでやってきた鬼太郎は、新聞紙の1000万円を持って約束の場所に向かうが、やってきたのはねずみ男ではなくひでり神だった。

 映画製作会社に続いて出版社と、またまた大人目線の設定が面白い。
またひでり神がやはり神様だけあって強力で、最後は映画「タイタンの逆襲」みたいな大迫力の炎の大怪獣になって大暴れするのと、その大海獣の倒し方が凝っていて見もの。

オベベ沼の妖怪
 ねずみ男が川で釣りをしている少年に話しかけると、少年は母子家庭で母親が病気なので魚を釣って薬代を稼ぐのだと言う。
珍しく同情したねずみ男は、少年に弟に売ったお金で飴玉を買ってやりたいと言われてタニシを採り、更に頼まれて亀を捕るが、なんやかんやで色々ひどい目に合う。
鬼太郎の家に来たねずみ男は、オベベ沼に少年の姿をして人の善意を利用して金を稼いでいる妖怪がいると聞き、怒って川に戻るが・・・。

 結局妖怪オベベと結託していつのもように鬼太郎に敵対するねずみ男なのだが、更にまた素早く手のひらを返すのが安心の黄金パターン(笑)
鬼太郎つきが炸裂し、それを見たねずみ男が「前にぬらりひょんがやられた」と言っていて、時系列が影響しているのが珍しい。

雪ん子
 北海道の大雪山で例年にない寒波によって凍死する人が相次いでいるという手紙が妖怪ポストに来ているのをねずみ男が勝手に読んだ。
手紙を出した子どもに甘酒とカズノコをふるまわれたのち、大雪山に向かうと手紙を出した子どもと同じような姿の子どもの姿が。しかしその子どもは雪のなかでアイス・キャンデーを食べているような・・・。

 雪ん子、雪女、雪男と対決することになるのだが、それにしてもなんで雪関連の妖怪の名前はこう単純なのだ(笑)?

泥田坊
 自衛隊の基地で、雨の降る夜に離陸した直後の戦闘機が爆発炎上する事故が続いた。
待ち伏せした鬼太郎はそれは泥田坊の仕業だと突き止め、チャンチャンコを投げて倒すが・・・。

 なんとなく「ウルトラQ」みたいな展開で、かつ後半のホラー展開がかっこいい。

おどろおどろ対吸血鬼
 人間のふりをして小学校に通う鬼太郎だが、学校からはたまっているPTAの会費を請求され、家では家賃がたまっているから出ていくように言われる。そこにやってきた吸血鬼風の男(笑)は鬼太郎を叩き出してしまう。
鬼太郎と目玉のおやじはさまよった末に気味の悪いほらあなで眠るが、何者かに鬼太郎の魂がぬかれてしまい・・・。

 だいぶ昔に描かれた作品のようで、怪奇漫画っぽい雰囲気と、上記の通り鬼太郎が非常に不甲斐なく、単なる子どもという感じ。
このあといろいろあって水木先生も登場し、最終的には鬼太郎を利用するおどろおどろと、吸血鬼との対決になるのだが、そこまでの奇怪な展開と雰囲気がいい感じ。
しかし最後までなされるがままだった鬼太郎が、最後のページだけいつもの雰囲気でしゃべってゲゲゲの歌が流れて終わるのは非常に不自然。
表紙も浮いているし、おそらくコミックス収録時に大幅に改稿されたのではなかろうか。

20250315(mixi日記より)
20250318


ゲゲゲの鬼太郎 60's 第5〜6話

第5話 大海獣(前編)
 

 ニューギニアの奥地で3億年前のクジラの祖先である大海獣が発見された。
天才少年科学者山田秀一がその個体は3億年前から生き続けているという説を発表し、調査のために探検隊が編成された。その中には鬼太郎の姿も。
隊長の上島博士は大海獣の血液採取に成功するが、暴れ出した大海獣によって探検隊は壊滅。鬼太郎と山田秀一だけが生き残ったが、名誉と大金に目がくらんだ秀一は大海獣の血を奪い・・・。

 
 いつもは原作を引き伸ばして1話分にしているが、本作はなにしろ原作がボリューム満点なので前後編になっており、細かい差異はあるがおおむね原作通りに作られている。
印象的だったのはニューギニアの月夜の画の美しさ。
また原作では「人食い人種」という呼称と毒矢だけが出てきたのが、こちらでは「土人」と呼んで原始人にしか見えない姿も披露している。
よくニューギニアから苦情が出なかったものである(笑)

第6話 大海獣(後編)
 

 大怪獣になってしまった鬼太郎は一目父親に会いたい一心で江の島に上陸するが、戦闘機に攻撃される。
今度は銀座に上陸し、戦車隊に攻撃されつつもなんとか家にたどり着くが親父とねずみ男は大海獣が鬼太郎だと気づいてくれない。
途方に暮れた鬼太郎は沿岸部で寝転んでいたが、そこに山田秀一が操縦するメカ大海獣が・・・。

 

 
 この前後編はとにかく鬼太郎が酷い目にあう話で、いつも肉体的には信じられないほどの酷い目にあっても大して応えた様子のない鬼太郎だが、本作では精神的に追い詰められて涙を流すシーンがいくつもある。
化夢宇留仁はカフカ「変身」も思い出したり。
後半はメカ大怪獣とのバトルが繰り広げられ、ラスト近くには原爆まで投下される大スペクタクルに。
シリーズ内では個性的な人間のキャラクターや鬼太郎の心情描写など、いつものノリと異なる点が多い作品だが、見ごたえのある名作なのも確か。

20250315(mixi日記より)
20250319


ゲゲゲの鬼太郎(少年マガジン版)9
水木しげる著

を3月15日に読んだ。
妖怪反物
 奥深い森林でもりぶどうを採って食べていたぬりかべだったが、中国から来た妖怪だという男から仲良くしたいと話しかけられる。
男が強くなる薬だというものを飲むと、ぬりかべは薄く広がってしまった。
男はそれを巻いて持ち帰り、美しい中国反物だといって安く売りさばいてしまう。
男がもっと妖怪反物を仕入れようと別な妖怪に話しかけるが、それはサトリだったので男の意図に気づき、慌てて逃げ出して鬼太郎のところへ行き、中国妖怪の侵略が始まっていると告げた。

 中国反物で作った着物を着た人は、中国妖怪に操られてしまう。
この中国妖怪がなかなか強力で、鬼太郎も建設中の中国妖怪の城に忍び込んだのはいいが、中国妖怪の幻術によってあっさりと反物にされてしまう。
それもそのはずこの中国妖怪の正体は九尾の狐の弟なのだ。
その後日本妖怪軍団と中国妖怪軍団の大規模な戦闘が繰り広げられ、なかなかの盛り上がり。
画も見どころの多い話で、中国妖怪の城は雰囲気があるし、後半に日本妖怪の助っ人として出てくる井戸仙人の顔(画像)がこれまたすごい。
なんだか「雪の魔女の洞窟」を思い出すが、これもなにか元ネタがありそうだ。

牛鬼
 忠太のおとうさんは牛鬼岩のところで行方不明になった。そこで遊んではいけないと母親に注意された忠太だったが、その岩の上で釣りをしていたねずみ男が大物がかかったので手伝ってくれといい、友達とともに手伝う。
しかし上がってきたのは牛鬼であり、逃げ出した忠太たちを追って町に入って大暴れ。

 妖怪というより怪獣と言ったほうがふさわしい牛鬼の暴れっぷり。
しかしさすがの鬼太郎は髪の毛で首をしめてあっさり牛鬼を倒すのだが、牛鬼の正体は忠太の父親であり、その父親が息を引き取ると鬼太郎が牛鬼になってしまう。
牛鬼を殺した人は牛鬼になってしまうというこれまた恐ろしい呪い。
そこで最後は神頼みになるのだが、この神様がまた変に人間臭くて頼りになってかっこいい。

げた合戦
 毛の塊のような貯金箱は、お金を入れるときはおとなしいがお金を出そうとすると指を噛み、お金がいっぱい貯まるとどこかに消えてしまう。
妖精の花子ちゃんの貯金箱もどこかに行ってしまい、鬼太郎とねずみ男は花子ちゃんにいいところを見せるためにはりきって貯金箱を探す(笑)

 貯金箱になっていた妖怪丸毛を操っていたのは下駄の形をした妖怪逆柱だったのだが、そんなことより花子ちゃん(画像)の存在と、彼女に鬼太郎とねずみ男2人が花子ちゃんに気に入られようとするのがいつもと違いすぎて気になる。

天狐
 ねずみ男が珍しくソフトクリームなんぞを食べていて羽振りがよさそうなので聞いてみると、霞が関ビルの地下でアルバイトをしているという。
その霞が関ビルだが、大規模な地下駐車場工事をしているところに大量の地下水によって洪水が発生。それで現れた洞窟に入ってみると、日本髪の美女たちが接待してくれるバーがあった・・・。

 もちろん狐が化けているのである(笑)
この狐だが、本作では妖狐の階級が紹介されていて、一番下から野狐、気狐、空狐、天狐となっており、気狐からは化けることが出来、空狐では地水火風を自由に操り、天狐は普段は姿を見せないとあって非常に興味深い。
交渉に向かった鬼太郎は空狐の中の術力者である九尾の狐と対戦して勝って言い分を通す権利を得るが他の狐が負けを認めようとせず、そこに出てくるのが天狐で、なかなかかっこいい展開。
それにしても地上36階高さ147mが当時の一番高いビルだったというのが感慨深い。ちなみに現在の日本で一番高いビルは麻布台ヒルズ森JPタワーで、64階330mだそうな。

のっぺらぼう
 最近人が亡くなった家にやって来て、墓守のバイトを無理やり引き受けるねずみ男。
ねずみ男が夜に墓で南米バナナを食べようとしていると、奇妙な妖怪が人だまをつかまえているのを目撃する。
そのあとをつけていくと、その妖怪は人だまの天ぷらをごちそうしてくれた。
ところが帰り道にねずみ男の口から人だまが抜け出し、同時に顔がなくなってしまう。

 ねずみ男の顔を取り戻しに来た鬼太郎を大石の罠でつぶし、さらに臼でついて鬼太郎もちを作るのっぺらぼうだが、そうなってから鬼太郎の反撃が始まる・・・のだが、なんでいつも鬼太郎はやられるだけやられてから反撃するのだろうか(笑)

おりたたみ入道
 妖怪ポストにお年玉をだまし取られたという手紙が入っていたので行ってみると、犯人の容姿はねずみ男そっくりだった。
ねずみ男を見つけるがねずみ男は否定し、犯人探しに協力するという。
一応言うことを聞くと、なんと本当にねずみ男そっくりの男が。
ねずみ男が襲いかかろうとすると、男の背中のつづらからおりたたみ入道が飛び出し・・・。

 なんと男はねずみ男の弟だということなのだが、ねずみ男の弟に化けていたのか、ねずみ男の弟という存在自体ねずみ男が化かされていると思い込んだだけなのかはっきりしなくてモヤモヤする(汗)

ほうこう
 徹夜でお化けを退治した鬼太郎がもらった馬に乗って眠そうに歩いているところを、ねずみ男が殴り倒し、馬を奪う。
ねずみ男は今や人気では自分のほうが鬼太郎よりも上なので、これからはビビビのねずみ男として売り出そうと考えていたのだ。
そこにミノを来た奇妙な男から儲け話を持ちかけられる。
それは畑からは大根を、酒屋からは大ダルを盗んできて、漬物を漬けて売りさばくというもので、おだてられたねずみ男は畑全体の大根を盗む。
男は大ダルを盗んできて大根を漬け、ついでに疲れて死んでしまった馬も漬け、大根盗難事件を調べに来た鬼太郎も漬けてしまう。

 漬物好きの妖怪ほうこうは、意外にも地水火風から出来ており、それぞれの力を駆使することができるという強敵である。
それにしても道具材料を盗難してから漬物にして売るというのは計画的犯行すぎる(笑)

20250316(mixi日記より)
20250320


名探偵ポアロ 第20話 スタイルズ荘の怪事件

 
 戦場で負傷したヘイスティングスは、旧友に招かれてスタイルズ荘にやってきた。
そこの女主人であるエミリー・イングルソープは最近再婚したのだが、その相手は20歳も歳下の奇妙な男だった。
そしてある日の夜明け前に、イングルソープ夫人は激しい痙攣の末に亡くなる。
ヘイスティングスは偶然近所に引っ越してきていた元刑事のベルギー人に相談することに・・・。

 
 原作を読んだら映像を観るシリーズ。
100分枠でおおむね原作に忠実な内容だが、ところどころで要素が間引かれてわかりやすくなっている。
大きなところでは毒物学の権威バウエルスタイン博士の存在が無くなっていることで、時間の都合はあるとは思うが結果ややこしくなったり(コーヒーカップの件)、ミスリードの多くが無くなり、非常に内容がつかみやすくなっている。
特筆すべきはその映像の美しさで、とにかくイギリスの田舎のいいところを全部ぶちこんでやれという気合を感じるのと、第1次大戦の最中という設定を忠実に守って古風な車とかがばんばん走っているのが素晴らしい。
また付け足されたシーンではポアロが同じベルギー人たちとうろうろしているところが愉快。

 
 ミステリーという点では一番ややこしかったストリキニーネの混入された飲み物の件がほぼ語られず、例のやばい手紙に絞って進められているのでわかりやすいが少々食い足らない感じは否めず。
ちうか原作からして不可能だとは思うが、ドラマ版では犯人とそのトリックが推理できる人は皆無だろう。
だいたいこれは原作でも思ったのだが、あのヘボヘボな手紙のミスさえなかったら完全犯罪が成立してるのはちょっとどうかと(汗)
まあしかし100分の間全くだれることなく面白く観られるドラマに仕上がっているので、文句を言う方が野暮なのかもしれない。
そうそう。原作はヘイスティングスの一人称なのでそのバカさ加減にイライラすることがあったが、本作ではモノローグが一切廃されているのでそんなことはなかったのも見やすい一因だと思う。
ただしヘイスティングスが一時的に発狂してとんでもないことを口走るのは原作通りに再現されていた(笑)

20250316(mixi日記より)
20250321


ゲゲゲの鬼太郎(少年マガジン版)10
水木しげる著

を3月16日に読んだ。
鬼太郎のおばけ旅行 第1話 獏
 野球帽をかぶった鬼太郎が歩いていると、ゴミを漁っているねずみ男と出会う。
数年ぶりの出会いらしいのだが、いきなり喧嘩する。
そのあおりで目玉のおやじがぺちゃんこになってしまったので病院に行くが断られ、仕方がないので自転車屋で空気を入れてもらう。
 鬼太郎は正義の味方として日本の妖怪は退治して浄化したので、今度は世界の妖怪をほろぼそうと思っていると言う。
ところが海外に出てゆく資金がない。
そこで自転車屋のおやじに言って電気屋のものである電柱の廃材をかっぱらい、筏を作る。
出発の前に昼寝していた鬼太郎の心の匂いを嗅いだ獏が、世界の妖怪退治という夢を食おうと鬼太郎の魂を吸い取ってしまい・・・。

 本巻と次巻はこの「鬼太郎のおばけ旅行」という鬼太郎たちが世界を股にかけて冒険するシリーズなのだが、上でも書いたが鬼太郎の言うことがおかしい。
おそらく編集者あたりから正義の味方としての鬼太郎を書いてくれと言われて先生がブチギレた結果ではないかと思うのだがどうだろう。
またこのシリーズのみ鬼太郎が野球帽を被っているのも、なんだか本来の鬼太郎とは差別化したいという先生の意図ではないかと思う。

鬼太郎のおばけ旅行 第2話 水精(ヴォジャノイ)
 鬼太郎、目玉おやじ、ねずみ男を乗せてなんとか船出した筏だったが、すぐにどこを進んでいるのかわからなくなる。
ヤシの木が密集して並んでいる奇妙な島を見つけて上陸するが、それは巨大な怪物で、筏も失ってしまってどうしようかと思っていたら足元で海底火山が爆発し、氷原に飛ばされてしまう。
そこに現れた幽霊船の優しそうなじいさんに助けてもらうが、凍った鬼太郎とねずみ男をストーブにあてると溶けてしまい・・・。

 我ながらなにを言っているのだと頭を抱えたくなる展開(笑)
幽霊船のじいさんは実はソ連の妖怪ヴォジャノイで、まずは目玉おやじにフォークを突き刺して粉をつけてフライにして食べてしまうのだが、まあそんなことはいつものことなのでいいとして(笑)、ここで妖怪なんて大昔から存在しているのだからロシアでよさそうなところを、あえて「ソ連の」というのがなんだか冷戦時代を感じる。
そして結局目玉のおやじに体内から心臓を引っ張られてヴォジャノイは死んでしまい、一行は筏の代わりに幽霊船を手に入れ、ヴォジャノイもカツレツにしていただいてしまうのだった(笑)

鬼太郎のおばけ旅行 第3話 妖怪大パーティー
 幽霊船に筏に乗った砂かけばばあ、子泣きじじい、ぬり壁、一反もめんが近づいてくる。
鬼太郎たちのことが心配になって追いかけてきたのだ。
ねずみ男がほがらかにいこうとタムシの歌を歌ったりしていると、周りから小舟が集まってきて見たことのない妖怪が次々と上がってくる。
彼らは今夜この船で「妖怪会場パーティー」があると聞いてやってきたのだ。
仕方がないのでヴォジャノイの皮(肉はカツレツにして食べてしまった)をねずみ男が被ってやりすごそうとするが、すぐばれて苦し紛れにたいへんおいしい物がある島をしっていると嘘をつき、誘導したのは前回出てきた怪物の島である。

 ばっちり前回から続いていて、しかも前回出てきた怪物の島で窮地を脱するなど、非常に珍しいプロット。
結果的に珍しくねずみ男がみんなを助けた形になり、「みんなを助けた英雄として」とか言ったら、子泣きじじいは「まぐれのくせに大きくでたぞ」と言う(笑)
それにしても妖怪の世界は勝った方が負けた方を食うという、弱肉強食そのままである(笑)

鬼太郎のおばけ旅行 第4話 妖怪七人の侍
 いきなり目玉のおやじがさらわれるのだが、それをやった妖怪がチンポが3本も生えていてそこから空気を吹き出して海上をホバークラフトのように走行するというものすごいやつで(画像)、名前もチンポであり、もうどうにでもしてと思う(笑)
その後一反木綿があとをつけると、南方妖怪チンポはドラキュラに目玉おやじを売っていた。
というのもドラキュラは片目で、目玉おやじを義眼にしようとしていたのだ。
一反木綿は目玉のおやじを取り返してくれたらドラキュラの10倍払うと交渉し・・・。

 このドラキュラは前に南方にいたドラキュラと名前は同じだが顔が違う。片目だし。
「ドラキュラ」も称号の一種なのか(汗)?
この南方の島は西洋妖怪の別荘地で、これまたヨーロッパ各地の有名妖怪が勢揃いしているのだが、この南方の島に西洋の妖怪が集まっているというのが何度も出てくるのだが、なにか水木先生の中に南方=西洋妖怪という不文律でもあるのだろうか。

鬼太郎のおばけ旅行 第5話 ドラキュラ親分
 前回頼みの双頭のミイラ男がやられてしまって謝って許してもらい、目玉おやじの代金2万円までチンポに支払わされてしまったドラキュラは、鬼太郎一行が食料確保のために島でグズグズしているので西洋妖怪軍団を率いて復讐したいが敵が強力なのでどうしようかと相談していたところに、いつものようにねずみ男が。
ねずみ男はコーヒーとケーキとビフテキ2枚をごちそうしてもらいつつ、穴を掘って底に食料を置き、飢えている連中にそれを教え、食べ始めたら上から大量の飴を流し込んで固めてしまうという計画を話し・・・。

 ここでもチンポ大活躍(笑)!

鬼太郎のおばけ旅行 第6話 砂妖怪
 タツマキに巻き込まれた一行は中央アジアに飛ばされる。
ねずみ男は現地のおっさんにタクラマカン砂漠の地下の古代都市にある宝物の話を聞き、取りに行く。
一方鬼太郎たちは牛の糞を集めて干すアルバイトをしていたが、1日のバイト料がパン1個で生きていくのがやっとだった。
そこに話しかけてきたのは回教の霊媒師で、500年前に「マリーの壺」に封じられた砂妖怪(エキセル)を自分の仕事に利用するために解放した者がおり、それは日本の妖怪だと言う。ねずみ男の仕業に間違いない。
一行は日本妖怪の名誉のために砂妖怪退治に向かうが・・・。

 写真の模写だと思うが、このシリーズは海外の風景が描かれた背景がどれもかっこいい。
そして実は砂妖怪と砂かけばばあが遠い親戚だったという驚愕の事実が(笑)!

鬼太郎のおばけ旅行 第7話 魔女サーカス
 砂漠をさまよう一行が見つけた町には、サーカスが来ていた。
そこで働かせてもらおうとねずみ男が交渉するが、そこにドラキュラからの速達が届き、そこには「日本の妖怪たちが来たらくれぐれも皆殺しにするように」と書かれていた(笑)
サーカスのメンバーは全員魔女だったのだ。

 前に1人でもなかなか強力で手を焼いた魔女が10人も(汗)
しかしローラーでつぶされてもエクトプラズムで攻撃する鬼太郎や、子泣きじじいと砂かけ婆の機転で魔女のほうきを奪い取ったりと場馴れした活躍(笑)を見せる。
最後は奪った魔女のほうきで飛んで逃げ、着いた町でほうきを売り払った金で腹いっぱいご飯を食べる。
もはや山賊みたいな(笑)

鬼太郎のおばけ旅行 第8話 吸血鬼(キーエフ)
 現地民にキーエフを倒してほしいと頼まれる。湖上に幽霊船があり、その上で待っていればキーエフが来るという。
湖に行ってみると1人の老人がおり、彼は娘をキーエフにさらわれたので、鬼太郎には自分を守るために残ってほしいという。
そして残った鬼太郎だが、酒を飲まされて眠ってしまうと老人は注射器を取り出して鬼太郎の血を・・・。
一方幽霊船で出発した一行だったが、ねずみ男がトイレに(約1時間)入っている間に誰もいなくなっていた・・・。

 鬼太郎とねずみ男以外の一行が、キーエフに血を吸われて吸血鬼となって襲ってくるのがなかなか恐ろしい。
なかなか雰囲気のある話だった。

20250317(mixi日記より)
20250322


ゲゲゲの鬼太郎(少年マガジン版)11
水木しげる著

を3月17日に読んだ。
 鬼太郎のおばけ旅行の続きである。
鬼太郎のおばけ旅行 第9話 蛇人ゴーゴン
 ギリシヤでスーパーマンごっこをしていた子どもをスーパーマン養成所に連れて行ってやると騙して連れ去るねずみ男。
2〜3日して誘拐犯として指名手配されているねずみ男のポスターを見た一行は、なんとかねずみ男の居場所をつきとめようとすると、砂かけばばあがねずみ男にスーパーマン養成所でめしたきばばあとして働かないかと勧誘される。
砂かけばばあはねずみ男を張り倒して水をぶっかけ、ねずみ男がアジトに戻るあとをつけると・・・。

 ねずみ男はゴーゴンの食料係となって子どもを集めていたのだが、ゴーゴンがさすがに強敵なのと、ゴーゴンのアジトのエレベーターを使ったアクションが面白い。
そして激戦の中、ゴーゴンが出てきたところで目玉のおやじが「みんなみるでねえぞ」と注意するが、自分は石になってしまう。
それを見た子泣きじじいの「みるなといって自分だけみてたんだ」というセリフが面白すぎる(笑)。

鬼太郎のおばけ旅行 第10話 狼男とゴーゴン
 石になってしまった目玉のおやじをもとに戻す方法は、ルーマニヤの狼男だけが知っているらしい。
とか言っていたら「ルーマニヤの狼男さん行き」の汽車が出ようとしていたので飛び乗る。
よく考えたらそんな汽車があるのはおかしいのじゃないかと思うが、食堂車でごちそうを食べ、目的地に到着する。
ところがその町の人々は石になっていた。
偵察に出た鬼太郎は、出会い頭にゴーゴンを見てしまい、石に。
一方ねずみ男はルーマニヤの城で狼男と面会していた・・・。

 ゴーゴンとの対決が盛り上がるが、それよりなんでか狼男が微妙にオネエ言葉なのが楽しい(笑)

鬼太郎のおばけ旅行 第11話 決闘コロセウム
 目玉おやじを返してほしくばローマのコロセウムに来いという手紙を受け取った一行はイタリアへ。
手紙を出した西洋妖怪たちもイタリアへ赴こうとしていたが、まずはイタリアで滞在できる場所を確保するために、先行隊がローマに飛んでひとだまとガイコツで脅かして母と娘を追い出し、2人の住んでいた家を確保した。
鬼太郎たちは家を追い出された母と娘と出会い、その家に行くと大挙してひとだまが襲ってきたので天ぷらにして食べ・・・。

 なんなのこの展開は(笑)
水木先生の作品でひとだまが出てくるとたいがい天ぷらにして食べられている気がするのだが(汗)、これだけ当たり前のようにそうされるともしかしてそれが常識で化夢宇留仁が知らないだけなんじゃないかと思えてくる。
ひとだまって普通はどうするもの(汗)?
 いろいろあって最終的にはタイトル通り鬼太郎と西洋妖怪軍団たちの決戦となるのだが、この顛末はすごかった。
西洋妖怪たちは全員拳銃を持って鬼太郎を取り囲んでいる。
再登場した吸血鬼(眼帯をしている/笑)が「それものども発射ッ」と指示した直後。
マジ鬼太郎強すぎ(汗)

鬼太郎のおばけ旅行 第12話 蝋人形妖怪
 フランスの片田舎で、少女マリーは奇怪な家を見つけ、そこで怪しい男から可愛らしい人形をもらう。
マリーは人形をカレーと名付けて大切にするが、人形は言葉をしゃべり、その内容は不吉な予言ばかりで、マリーの父親も母親も予言通りに行方不明になり、マリーが泣きながら歩いているところを鬼太郎たちと会い・・・。

 なんだか背景がすごく凝っているものが多くて見飽きない。
そしてストーリー展開も凝っていて、冒頭の蝋人形使いだと思われた怪しい男も蝋人形だったりと、まるでゴースト・インザ・シェルみたいな(汗)

鬼太郎のおばけ旅行 第13話 ベルサイユの化け猫
 パリの花売り・・・少年(汗)に会う一行。
彼の身体には虐待の跡が。
そして鬼太郎たちはベルサイユ宮に夜な夜な妖怪が出て困っているというのを聞き、行ってみると壁の中から奇妙な声が聞こえ、穴から尻尾が出ていたので引っ張ってみるとちぎれ、それは猫の尻尾だった。
花売り少年の家に戻ると、少年の母親が尻が痛いと言って寝込んでいた・・・。

 化け猫の逆襲がなかなか陰湿かつ強力で、さすがの鬼太郎も手も足も出ないかと思いきや、あまりにも思い切った解決策にひっくりかえった(汗)

鬼太郎のおばけ旅行 第14話 霊魂爆弾
 エジプトの砂漠に大量のミイラがさまよい出た。
ロンドンの安宿で寝ていた鬼太郎たちのところに、国連大使がやってきて窮状を訴え、エジプトへ。
ミイラたちに話を聞くと、長い間地下の実験をオシリス王が握っていたのだが、最近セトを頭とするクーデターが起こり、安心して寝ていられなくなったのだと言う。
そこでセト退治のために地下に入る鬼太郎だが、すぐに変装を見破られて魂を抜かれてしまい・・・。

 逃げた目玉のおやじがオシリスの妻イシスに助けられ・・・という展開がなんだか神話っぽくて雰囲気がよい。

鬼太郎のおばけ旅行 第15話 ベアード
 まだエジプトにいた鬼太郎の一行のところに傘化けがやってきて、鬼太郎がいなくなった日本で妖怪が暴れていて妖怪ポストもいっぱいだと言う。
日本に帰ろうとするも旅費がなく、そこにイギリスに巨大なイン石が落下し、それを調査しようと人が近づくとめまいがして倒れてしまうという事件が起きているのを知る。
その問題を解決すると女王から賞金ががっぽりもらえると聞いてロンドンへ。
上空を偵察していた一反木綿は雲の向こうから現れたベアードに見つけられ、めまいがして墜落し・・・。

 ベアードはなぜか古城に巣食っており、捕まえたねずみ男を振り子ギロチンで処刑しようとするなどポー風味(笑)
そして舞台はロンドンだがベアードはアメリカの妖怪だという言及あり。
無理やりロンドンを舞台にしたのはもしや取材旅行の行程によるのでは(笑)?

鬼太郎のおばけ旅行 第16話 ブードー
 鬼太郎たちが乗っていた旅客機がハイジャックされ、アフリカへ。
ハイジャック犯を鬼太郎たちが取り押さえると、機長はすぐに飛行機をケニア空港に不時着させた。
ケニアの音楽に魅了されたねずみ男は傘化けの楽譜を書いて持って帰るというアイデアを採用し、日本でレコードを出したところ大ヒット。
そこにケニアの使いが現れ・・・。

 ねずみ男と傘化けが儲けた金で建てた家の庭に巨大なサイコロが現れるなど、よくわからない展開になり、ねずみ男が溶かされたりするわけだが(笑)、その溶けているねずみ男の画がマジでホラー(画像/汗)
 そして日本に帰ってきたシーンさえなく、こんな変なホラー話でうやむやに終わる「鬼太郎のおばけ旅行」というシリーズが化夢宇留仁はなかなか気に入った(笑)

20250319(mixi日記より)
20250323


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