地底世界シリーズ5
栄光のペルシダー
エドガー・ライス・バローズ著/関口幸男訳

 O-220号の地底世界探検のおり、行方不明になったままだったフリードリッヒ・ヴィルヘルム・エリック・フォン・メンデルドルフ・ウント・フォン・ホルスト中尉を探すために、ジェイスン・グリドリーは救出したデヴィッド・イネスに捜索を依頼した。
この本は、そのフォン・ホルスト中尉が探検隊とはぐれたのち、ペルシダーを舞台に繰り広げた大冒険が描かれている。
 彼は巨大な翼竜に捕まり、元噴火口らしい翼竜の巣に連れ去られ、翼竜の舌から麻痺毒を注入されて卵からかえる翼竜の生き餌にされる。
絶望的な状況で、同じように隣に寝かされていたペルシダーの原住民ダンガーと意気投合し、言葉も覚えて親友に。ダンガーはサリの戦士だった。
ホルストが着ていた服のせいで注入された毒の量が少なくて済んだらしく、彼のしびれが次第に弱まり、なんとかダンガーを連れて脱出に成功する。
まだ全く動けないダンガーとともに進むと、新たな原住民と遭遇。
彼はスクルフといい、バスティ族の戦士だった。
スクルフは意中の女をめとるためにタラグ(剣歯虎)を倒す必要があり、ホルストがそれを成し遂げ、スクルフは2人をバスティに招待した。
ところがバスティに着くとスクルフは裏切り、2人を奴隷に。
奴隷として洞窟内で石器用の石をそぐ仕事をすることになるが、そこでホルストを教育することになったラ・ジャは美しい女性だった・・・。

 ちうわけで、いつもの頑固で正義感に満ちた男の、超ツンデレ美女を追いかける大冒険本編が始まるのだ(笑)。
前作がターザンが出てきたりハイテク飛行船が出てきたりと要素と登場人物が多かったこともあってグダグダな感じだったが、今回はまさにバロウズの真骨頂である1人の男が異世界で数々の苦難を乗り越えてツンデレ美女を手に入れるというストーリーなので、まさに息を付く間もない面白さ。
上記のあらすじでもなかなかのボリュームだが、その後も様々な原住民の部族や怪物、そして心強い仲間が登場し、更には巨大なマンモスの仲間まで。
相変わらずもう勘弁してと言いたくなるほどの危機また危機の連続だが、バロウズ先生久しぶりのストレートな冒険譚ということでノリにノッている感じで、ほんとうにダレる暇も無い。
ラストもまさに絵に描いたような大団円で、大満足の1冊だった。
ただし1つだけ気になることがある。
あいつどこいった・・・(読めばあいつがどれを指しているかがわかるぞ/笑)

20250321(mixi日記より)
20250324


ゲゲゲの鬼太郎(少年マガジン版)12
水木しげる著

を3月18日に読んだ。
陰摩羅鬼(おんもらき)
 鬼太郎がただで人間の願いを聞いてやることを批判するねずみ男。今回は珍しく目玉のおやじも物価が上がりすぎていることを理由に賛成する。
ゲゲゲ探偵社の看板を出すと、早速やってきた少年は政治家の御曹司だった。
少年の家に行くと、小さくて薄い紙のようななにものかの存在がみとめられ・・・。

 とりあえず依頼者が来たときの鬼太郎の第一声が以下である。
「めしにありつけるかもしれないぞ!」
やはりもらえるとなったら期待するのだ(笑)
 そして陰摩羅鬼だが、なんだか陰陽師の式神みたいな描写が面白く、その後の展開も生物なのかどうかも怪しいという神秘性と、人間の死体を操って生きているように見せかけるなど、見どころが多い。
最後天才画家に変装した鬼太郎の絵封じの術が炸裂するのもかっこいい。
 ところでこの陰摩羅鬼のデザインだが、江戸時代とかに描かれたイラストとは少々異なり、三つ目の不気味なものになっている。
これがシャッガイからの昆虫(シャン)を思い起こすのだが、他でもどこかで見たはずの印象的なデザインなのだ(画像)。
ちょっと探し見てみたが見つからないので、誰か元ネタを教えてほしい(汗)

後神(うしろがみ)
 サボテン好きな少年凡太がお祭りで大きなサボテンを買おうとすると、店員の女性が村里離れた一軒家ならいいといい、住所と家族構成を聞き、おじいさんと妹だけだと言うと売ってくれた。
その次の日凡太は行方不明に。その翌日にはおじいさんも。
1人で泣いている妹を見ていた虫が、それを鬼太郎に伝え・・・。

 妖怪後神のデザインがなかなか印象的でストーリーも面白いが、後神とサボテンの関係性がよくわからない(汗)

雨ふり天狗
 突風のために何人もの人が行方不明になっていた。
一方鬼太郎はねずみ男にそそのかされて人面草の栽培に精をだしていた。
人面草のドライ・フラワーを売って妖怪ランドを作る計画なのだ。
砂かけばばあにポストに手紙がたまっていると怒られ、調査をすると、行方不明になった人は自動車を持っているひとばかりだとわかり、鬼太郎とねずみ男も自動車に乗ってその付近を走ってみると・・・。

 鬼太郎の指鉄砲が片目に命中して逃走した天狗は、1ヶ月後に目医者にやってくるのだが、そこで目の代わりが無いので目玉のおやじが犠牲になったと書かれている。
この話で目玉のおやじが登場するのはこのナレーションが初である(笑)

かまぼこ
 あてのない旅をしている鬼太郎が浜辺にさしかかると、人間には聞こえない悲鳴が聞こえ、行ってみると半魚人がカメを食べようとしていたので、鬼太郎がそれを止めてカメを逃がしてやると、半魚人は巨大な大イカを呼んで鬼太郎を食べさせてしまう。
ところが鬼太郎は脳とチャンチャンコだけは消化されずに残り、逆に大イカを支配した。
しかし自分では元の姿に戻れないので、半魚人の要求を聞いて魚を100トン捕ることに・・・。

 そもそもいじめているのではなくて食べようとしているのに、カメを助けるのが納得いかない。
そして魚なら言いなりに捕まえまくるのも納得いかない。
それはいいとして(笑)、半魚人が鬼太郎に捕らせた魚でかまぼこを作って大儲けして喜んでいる様が可愛い(笑)
その後は邪魔になった鬼太郎大イカをダイナマイトで爆破してまたかまぼこにするなど、よくある展開(笑)になるが、ラストのオチはこれまでになかった斬新なもので興味深かった。

コマ妖怪
 人間に汚されていない深山でなめくじを捕って食べていたねずみ男は、木の上の奇妙な小屋のようなものを見つける。
中には妖怪あまめはぎが眠っていた。
80年の眠りから目が覚めたあまめはぎは町に行って子どもの足の皮を食べようとするが、ねずみ男が鬼太郎がそんなことはさせないだろうというので、まずは鬼太郎を片付けることにする。
あまめはぎにコマ対決を挑まれた鬼太郎だったが、目玉のおやじがコマのふりをして勝つ。
ねずみ男と相談したあまめはぎは鬼太郎をある場所におびきよせ・・・。

 あまめはぎのキャラが立っていてなかなかいい感じ。
また最後の鬼太郎のジャッジが男前。

笠地蔵
 雪の中山ごもりをしていたざしきわらしは食料が底をつき、近くの爺さんと婆さんの二人暮らしの小屋に忍び込むが、そこにも食べ物はなかった。
爺さんは作った傘を町で売って正月を迎えるための餅などの食料を買ってくるつもりだったが全然売れず・・・。

 ちうか笠地蔵である。そのまんまなのである。
違うのはざしきわらしから話を聞いた鬼太郎たちが地蔵の代わりをするだけである。
しかし雪の山村の背景が素晴らしいできなのでOK(笑)

妖花
 両親のいない花子の安アパートには、今年も南国の奇妙な花が咲いていた。
ねずみ男に脅されて鬼太郎に花の調査を頼むことになるが、ハマグリ船に乗って花の出どころである南方の島に行くと・・・。

 前に読んだ「ゲゲゲの鬼太郎2 妖怪まんが集5」に収録のものと同内容。
切ないお話。
花子ちゃんがとても可愛く、絶対に先生は描いてない(笑)

姑獲鳥(うぶめ)
 ねずみ男が姑獲鳥石に神社で見つけた羽毛をかぶせ、姑獲鳥を復活させる。
その後おねしょをしたプライドの高い市会議員の息子が、近くに来ていた鬼太郎に相談すると、鬼太郎は最近多発する赤ん坊の行方不明事件を調査していたのだが、おねしょも関係ありそうだと少年の家を見張る。
果たしてやってきたのは姑獲鳥だった。

 姑獲鳥は地下の迷宮のようなところに連れ去った赤ん坊を隠しているのだが、まずねずみ男がなんのために姑獲鳥を復活させたのか不明(笑)
そして強力な姑獲鳥の倒し方があまりにもおざなりで、1コマで全部説明してしまっており、姑獲鳥が気の毒(笑)
さらに姑獲鳥のデザインだが、バリ島の鳥の彫刻がモデルらしい。
姑獲鳥は元々中国の妖怪なのだが、あんまりそういう細かいことは気にしていなかったらしい(笑)

髪の毛大作戦
 毎年子どものいけにえを出している島で、今年はみなしごの花子の番となった。
花子がカラスのカー坊にそれを話すと、カー坊はねずみ男に助けを頼むが、鬼太郎は正月の用意に残飯を漁りに行っていた。
仕方がないのでねずみ男が島に向かい、捕まっていた花子を助け出すが、そこに目玉のおやじに毛を生やしたような毛目玉が現れ・・・。

 毛目玉は髪さまのつかいであり、髪さまはいけにえが来ないのに業を煮やし、村人たちの頭髪をすべて奪う。
自衛隊まで出動するが、隊員たちまで髪の毛を奪われてしまってどうしようもない。
てな感じでストーリーラインが変化に富んでいてなかなか面白く、最後近くの町で暴れる髪さまの様子も怪物感があってよい。

 相変わらずどれも面白いが、本巻ではやはり「陰摩羅鬼」が出色だと思う。

20250323(mixi日記より)
20250325


あやしい探検隊 海で笑う
椎名誠著/中村征夫写真

第一章 巨大魚を抱きに行く
 海のドキュメンタリーを撮るということで、ダイビングのライセンスを取ってオーストラリアのグレートバリアリーフへ向かい、巨大魚と戯れ、水中チンポコに立ち、サメの群れの中で縮こまり、最後はヘリからダイビング。

 グレートバリアリーフは定番だが、やってることのいい加減さから昭和を感じる。
下手したら何度か死んでる(笑)

第二章 あやしい探検隊 南太平洋ジグザグ旅
 ニュージーランド方面への非常に安い切符が手に入るということで、いそいそと出発する。
まわりくどい移動を終えて着いたランギロア島はフランス領で、ビールが無い。
その後ニュージーランドに到着し、この世の楽園を満喫する。

 当時のニュージーランドはまさに楽園なのだが、ちょうどさっきXで流れてきたニュージーランドの現状を見て哀しくなった。
https://x.com/w2skwn3/status/1903458289381511631
移民は地球文明を滅ぼす(泣)
しかも今日M7の地震があったそうな(泣)

第三章 日本海のサメ穴でサメ頭なでなで作戦に挑む
 日本海の飛島にサメの大群がいると聞きつけて行ってみることに。
そこにはサメには珍しく移動せずにじっとしている予想より遥かに多くのサメが。
3年後に再び行って、やっぱりサメの大群と遭遇する。

 サメの大群がいるから見に行こうという思考自体がよくわからないが(笑)、楽しそうなのでまあよろしい。

第四章 南国快晴。第一東ケト丸の進水
 お金を出し合って300万円で漁船を購入し、八丈島で盛大な進水式を行う。
それはもう本土からも島からもおそろしく多くの人が集まり、様々なイベントも行われ、びっくりするくらい盛大に行われる。

 これはすごくいい話で、最初から最後までお祭り騒ぎでみんな楽しそうで読んでいるこっちも楽しくなってくる。
スポーツ系文化系の様々なイベントの中には「内藤陳のめったくた本読み話」というものも入っていた(笑)
また「第一東ケト丸」の「第一」が「なんとなくついている方がかっこいいから」という理由でつけられているのが素晴らしい(笑)

第五章 あやしい探検隊 無人島へ行く
 あやしい探検隊も歳を取って参加できないメンバーが増え、その一部のメンバーと新たなメンバーで「いやはや隊」という「探検隊」よりもおとなし目の活動を行うように。
このいやはや隊が沖縄の無人島に行った話。

 行った島が「アカエイドクバリ島」(あまりにも素晴らしいビーチがあったので本当の名前は秘密/笑)で、いやはや隊は40代の人ばかりで最早それぞれの道のプロなので、料理も本格的でなかなか楽しそう。
化夢宇留仁も「探検隊」に参加は難しいが「いやはや隊」なら楽しめそう(笑)

第六章 南の海も笑ってる
 著者が好きな潜り方は素潜り。
毎年11月に行くことにしている沖縄の近くの慶良間(ケラマ)にある座間味(ザマミ)島では、晴れていれば11月とは思えない夏を満喫できる。
ちなみにザマミとすぐ近くの阿嘉島(アカジマ)は、「マリリンに逢いたい」で犬のシロが泳いで渡っていた現場である(笑)
また石垣島の近くの竹富島(タケトミジマ)では、1人でバイクを借りてうろつく。
そして沖縄にはうまいものがないと言ったところ、沖縄に入れあげているタルケンにうまいものを食わせるところを引き回され、土下座する(笑)

 非常にとりとめのない内容だが、むしろこっちが本領かも(笑)

第七章 フグとカツオの大勝負
 中村征夫の写真展オープン日に公開対談をした内容。
対談なのに話している人の名前がセリフの上に無いのでどっちがしゃべっているのかすぐにわからなくなる(汗)
しかし内容はなかなかおもしろく、カメラマンがツキノワグマに襲われそうになった話もよかったし、なにより椎名誠がカツオの刺し身が好きすぎなところが面白く、思わず今日会社の帰りにカツオを買ってきてしまった(笑)

第八章 半魚人たちの伝説
 写真家中村征夫とそこら中で飲んだ話。
仲が良くてよろしい(笑)

 その後あとがきとか、あとがきの続きとか、1993年の奥尻島の津波に遭遇した中村征夫との話とかが続く。

 この本は写真家の名前も著者名に連なっているだけあって、途中で3箇所豪華なフルカラー写真パートがあり、これが流石にどれもこれも素晴らしい写真。
デジカメからカメラにはまった化夢宇留仁としては枚数や連射の制限のあるフィルムカメラでここまで撮れるというのが驚きでもあり、羨望でもあった。やはりプロは違う。
 ひさしぶりに本シリーズ(?)を読んだが、なんだか昭和感バリバリのとりとめのない内容にすごくほっとさせられた。
たまにはこういうのをはさむのは癒やしになる。
しかし最早ほとんどあやしい探検隊らしい活動はしていないぞ(笑)

20250325(mixi日記より)
20250326


銀河乞食軍団2 宇宙(あま)翔ける鳥を追え!
野田昌宏著

 漆黒の機体に機種に白い百合の花をあしらった特設第137部隊・輸送艇3号が星涯市の外れの旧港に着陸し、積荷を降ろす。積荷は国境での紛争で殉職した兵士たちの遺体だった。
 ハインケルと別れた和尚と又八は、なんとかして惑星を脱出しようとするが、警察の警戒は予想以上で、絶体絶命のピンチに炸裂したのは和尚の猿芝居だった。
 一方なんとか冥土河原にたどり着いたクロパン大王だったが、偽の着陸誘導に導かれて谷底へ・・・。

 危機また危機の連続を、持ち前の機転で乗り越えていく乞食軍団メンバーたち・・・と書くといかにもなスペースオペラが思い浮かぶかもしれないが、全然違う。
いやそもそも著者が日本で初めての本格的なスペースオペラを書くという意気込みで(クラッシャー・ジョウに先を越されたが)書かれているのでスペースオペラには違いないのだが、そこにはおそらく「今までにない」というのも含まれていたのだろう。
なのでクラッシャージョウはいかにもなスペースオペラと言って差し支えないと思うが、本シリーズは全然違うのだ。
やたらに日本人や凝った日本語が出てくるのも勿論その要素の1つだが、それよりなにより大人と子供の中間くらいの微妙な点を突いているのが原因だと思う。
様々な設定や悪い奴らの陰謀やらは、スペースオペラというにはあまりにもリアリティがありすぎ、子どもが読んでも全然ついていけない領域。
しかしそれに対する乞食軍団の活躍ぶりは子どももやんやと盛り上がるような雰囲気で、このミスマッチが本シリーズの独特な雰囲気を作り出しているのだと思う。
面白いのかと言われると現時点ではまあまあ(汗)と言った感じだが、唯一無二という点では2巻の時点でも十分にその存在感を示していると思う。

20250328(mixi日記より)
20250328


ゲゲゲの鬼太郎(少年マガジン版)13
水木しげる著

を3月21日に読んだ。
ダイダラボッチ
 ねずみ男が見ているところを真夜中の湖から筏で上陸した黒尽くめの者たちは、巨大な鍵を地面に差し込んだ。すると地下から巨大な眼球が現れて飛び去り、翌日それは街の上空に現れた。
ねずみ男の話を聞いた鬼太郎は一反木綿に乗って偵察に出、やがて黒尽くめの者共が再び鍵を運んでいるのを発見し、取り上げたが・・・。

 前に読んだ「ゲゲゲの鬼太郎2 妖怪まんが集5」に収録のものと同内容。
トイレの件も面白いが、出会い頭に砂かけばばあに殴りまくられたねずみ男が「せつな屁」を出しているから助けてやれと子泣きじじいが言うのも面白い。

妖怪花
 ある山村の秘境に、村人たちの反対を押し切ってホテルが建てられたが、ホテルに泊まった客がなぜかホテルを破壊しだす。
支配人がねずみ男の紹介で鬼太郎を呼ぶと、鬼太郎はすぐに階段に飾られていた妖怪の中でも一番弱いと言われる妖怪花が原因だと告げる。
ところがその夜鬼太郎は夢を・・・。

 妖怪花に説得されて完全に逆の立場にチェンジする鬼太郎が極端すぎて面白いのと、その鬼太郎に対抗するために呼ばれた妖怪あしまがりの登場シーンがかっこよすぎる。

土ころび
 温泉でくつろいでいる鬼太郎とねずみ男。ところが旅館が停電になり、鬼太郎は原因である妖怪を探しに行く。
しかしそれはねずみ男の計略で・・・。

 土ころびの登場カットが見開きで超かっこいい。
またこの土ころびがジャミラみたいなやつで可哀想なのだが、そのお膳立てまでねずみ男がやっているのが凶悪すぎる(笑)

釜なり
 山の中で迷ってしまった少年2人は、なぜか便器が転がっているのを見つける。
そこにいきなり釜が飛んでくる。
食べ物でも入っているのかと中を見てみるとそこは鏡のようになっており、たちまち2人を吸い込んでしまう。
 例によって金を取ってから鬼太郎を呼ぼうとするねずみ男だったが、山中でスリに出会い、それは頭髪を無くした鬼太郎だった・・・。

 鬼太郎が頭髪を無くした原因がものすごすぎるのと、やさぐれまくった鬼太郎のギャンブラーみたいな言動が生々しい(汗)
そして鬼太郎が役に立たないので妖怪アパートの面々が対応するのだが、今回はやたらと人数が多く、ビジュアルがおそろしすぎる「つるべ落とし」や、なんと牛鬼までいるので強すぎる(笑)。

ふくろさげ
 ねずみ男は一緒に温泉に入っていた犯罪者2人組と意気投合し、2人が持っていた古地図を頼りに宝探しに向かう。
果たして見つかったのは妖怪のエネルギーを吸い取ってしまう妖怪で・・・。

 何回も出てくる鬼太郎の妖力を吸い取りすぎて吸い取っていた妖怪が死んでしまうというパターン。
全妖怪の妖力ランキングで鬼太郎はどのあたりに位置するのか見てみたい(笑)
そしてなんで表紙がダイダラボッチなのか、誰か教えてほしい(汗)

逆モチ殺し
 葬式の行列の上に飛んできた火車が、遺体を盗み出してしまう。
火車は強力すぎるのでやめておけと目玉のおやじが止めるのも聞かずに火車と対決する鬼太郎だが・・・。

 火車との対決シーンがまさに決闘という演出で滅茶苦茶かっこいい。
そしてタイトルの目玉のおやじの必殺技である逆モチ殺しだが、これは相手が自分をモチにして食べてしまおうとしたときのみ発動可能というものすごくシチュエーションの制限が厳しい技である(笑)

傘化け
 山奥のボロ家でゴロゴロしていた傘化けに、鬼太郎のチャンチャンコを借りられれば人間に化けられるとそそのかすねずみ男。
山を降りた傘化けは鬼太郎にチャンチャンコを貸せというが断られ・・・。

 誰でも知っている傘化けだが、実は最強かもしれない(汗)
鬼太郎の髪の毛針も指鉄砲も全部傘の内側の曲面で跳ね返し、さらに分身して回転して催眠術を繰り出すのにたまりかねた鬼太郎が妖怪アパートに逃げ込むと、飛んできて傘の縁でアパートの屋根を切り裂き、目から熱線を放射してアパート全焼(汗)
やはり定番妖怪には定番だけの理由があるのだ(笑)

まぼろしの汽車
 前回の傘化けでねずみ男がシルクハットと革靴を履いていたのだが、実はそれは妖怪ピーから盗んだものだった。
取り返しに来たピーにもらった血を飲んで吸血鬼になってしまったねずみ男は、村人を襲って吸血鬼を増やしていき・・・。

 吸血鬼の恐ろしさを満喫でき、ラストはこれまたとんでもない仕掛けを持ち出してくる名作だが、何と言っても一番の見どころはピーが連れている吸血鬼モンロー(画像)が超色っぽいところで、間違いなく先生は描いていない(笑)
それにしてもこの見事に美しく色っぽいモンローは誰が描いたのだろう???
ちょっと楳図かずおっぽい???

いやみ
 少年たちが奇妙な森の中で迷子になり、塔のような木の上の小屋に昔の女物の服を着たおっさんが寝ているのを見つける。
ところがそれは世の中の楽しみを吸い取る妖怪いやみだった・・・。

 いやみのおかまキャラがマジで気色悪く(笑)、いやみの息を吸った者は色ボケになってしまい、鬼太郎も誘拐されてきた女の子(おままごとをしていた花子ちゃん/笑)にぞっこんになるなど、色々とやばすぎる内容(笑)

20250329(mixi日記より)
20250329


ゲゲゲの鬼太郎(少年マガジン版)14
水木しげる著

を3月24日に読んだ。
赤舌
 骨女の通報によって警察に捕まりそうになったねずみ男だったが、文句を言う間もなく骨攻撃に屈し、骨女の召使になる。
骨女は赤舌の手下で、赤舌が世界を征服するために、まずねずみ男に鬼太郎を始末せよと命令する。
ねずみ男は「幸福の国」への移民を募り、応募した人間たちはみな赤舌の腹の中へ。
やってきた鬼太郎を赤舌の前におびき出し、逃げる鬼太郎を赤舌が水を自由に操る力を駆使して追う。
鬼太郎は妖怪アパートに逃げ込むが、赤舌はアパートごと飲み込んでうんちにして出し・・・。

 我ながらなにを言っているのだというようなあらすじ(笑)
見どころは赤舌のダイナミックな活躍(?)である。

大首
 骨女がねずみ男にアルバイトをしないかと声をかけるが、流石に断るねずみ男。
しかし骨女の攻撃に、子泣きじじいの加勢があっても対抗できずに結局いうことを聞くことに。
骨女の命令で缶詰に自分のおならを詰めて妖怪アパートへ・・・。

 骨女は霊魂を集めて缶詰にしており、それを富士山の胎内洞窟に潜む大首に捧げていた。
そもそも骨女は大首の念力で動かされていたということだが、じゃあ前回骨女が赤舌に仕えていたのはどういうことなのか?
まあ水木先生が特に気にしていないだけだと思うが(笑)

あかなめ
 脳が進化して賢くなった蝿と友だちになったねずみ男は、蝿から夢の島で新たな妖怪が生まれようとしていると教えられる。
現れたのは巨大なゴミの塊だった・・・。

 前に読んだちくま文庫の「ゲゲゲの鬼太郎2 妖怪まんが集5」と同内容。
あかなめがほとんどヘドラみたいな怪獣になっているが、普通のあかなめを扱ったエピソードはあるのだろうか???

死神
 「おとうとよ」とねずみ男に話しかけたのは死神だった・・・。

 前に読んだちくま文庫の「ゲゲゲの鬼太郎2 妖怪まんが集5」と同内容。
鬼太郎はどうやら母親が偽物だと気づいていながら甘えていたようなのだが、いつもの先生のノリで描かれるとよくわからない(汗)

竹やぶの小人
 パチンコ屋でつきまくっているおじさんは「幸運じいさん」と呼ばれていた。
ねずみ男と歩いていた鬼太郎は空にエンバンが飛んでいるのに気づく。
それは竹やぶの中の小さなほこらの横に着陸し・・・。

 エンバン(なぜかカタカナ)のデザインが凝っているが、何処かで見たような・・・。
そして宇宙人のものを盗んだことを鬼太郎にとがめられたねずみ男の対応が凶悪すぎてびびった(汗)

エンバン実験
 サラ金の取り立て屋になったねずみ男がやってきたのは天体観測所のような建物で、そこでは「未知との遭遇のような」エンバンを自由に呼び出す方法が完成したところだった。
借金をチャラにする代わりにその文書を貰い受けたねずみ男は約束通り早速実行するが・・・。

 エンバンが怖すぎる(笑)

宇宙人落下
 羽衣という空からの車を待っているという美人を口説こうとするねずみ男。
その夜ねずみ男の寝床に落ちてきたのは宇宙人だった。
宇宙人の3つ目の目を移植してもらい、未来が見えるようになったねずみ男は・・・。

 宇宙人3部作(笑)の3作目。
そういう時代だったのだろう。
 未来を見て50億もかせいだねずみ男に、羽衣は目を2つにすれば結婚してもいいと言うので目をもとに戻したあとの展開がよくわからない(汗)
どういう風にグルだったのだ???

目目連
 山奥のある廃屋には目目連が宿っているので手をふれないほうがいいという忠告を無視して道路工事をした監督が、眠っている間に目の大群に襲われて死んでしまう。
例によってねずみ男が妖怪退治を引き受けるが、目目連はすでにねずみ男の着物にとりついており・・・。

 なんにでもすぐに目目連の目が現れるのが怖くて印象的。

悪魔ブエル
 前に読んだちくま文庫の「ゲゲゲの鬼太郎2 妖怪まんが集5」と同内容。
悪魔軍団の絵がマジもんのこの世の終わりみたいですごい。

狸ばやし
 夜に太鼓の音がする。目玉のおやじに余計なことをするなと警告されるも、ねずみ男は竹やぶの中の音が出ているあたりを掘ってみる。
すると出てきたのはひょうたんで、その口を開けると巨大な狸が・・・。

 妖怪狸ばやしが鬼太郎たちが借りていた家の屋根をはがして飯を食わせろと言い、家をベッド代わりに寝てしまう。
鬼太郎はその時お化けのサイン会に行っていて留守だったのだ(笑)
狸ばやしは頭がよく、戻ってきた鬼太郎も簡単にひょうたんの中へ。
結局目玉のおやじの活躍でなんとかなるのだが、よく考えたら目玉のおやじでしか解決できていない事件ってやたらに多い気がするぞ(汗)

奪衣婆
 雨宿りをするねずみ男に、隣に立っていた美女がいきなりキスをする。
美女の自宅に行くと、そこは宝の山だった。
しかし美女の仮面が外れると、そこには奪衣婆の醜い顔が。
たまにデートするという約束をして黄金の小槌をもらったねずみ男がさっそく小槌を売り払おうとすると、警察に捕まってしまう。小槌は盗品だったのだ・・・。

 奪衣婆は妖怪ではなく地獄の構成員なので、対応もいつもとは全然異なってくるのが面白い。

つきもの
 競艇で給料を全てうしなった男が、老婆に「つき」をつけてもらう。
それから男は性格が変化し、仕事が現金輸送だったので大金の入ったジュラルミンの箱を盗む。
鬼太郎が見つけた時には男は2つ目の箱を開けようとしていた・・・。

 つきものの姿が細長い狐という感じで、なんだか得体のしれないものという雰囲気がある。
それにしてもラストの連続ダジャレ落ちはひどい(笑)

 ごみ問題に空飛ぶ円盤に道路建設に現金輸送と、流行り物や社会問題と関わるエピソードが多いのはまさにそういう時代だったのだろう。

20250330(mixi日記より)
20250330


ゲゲゲの鬼太郎(少年マガジン版)15
水木しげる著

を3月24日に読んだ。
鬼太郎夜話1
 理学博士有馬凡は50年にわたって牛鬼を探し続け、とうとう発見したが力尽き、ネズミに齧られて血が牛鬼の死骸の上に流れたところに雷が落ち、牛鬼が復活した。
召使を探した牛鬼は空き家で寝ていた鬼太郎の魂を取る。
その魂を横取りすれば鬼太郎を召使として使えると思ったねずみ男は吸血鬼に依頼し、吸血鬼は牛鬼に襲いかかる。
そのとき鬼太郎の魂は空に昇り、旅客機に引っかかり、偶然にも日本血液銀行の禿山頭取の手にわたる。
そこに魂を無くした鬼太郎が訪れ、魂を取り戻す。
鬼太郎の話を聞いた禿山は7年前に血液に幽霊の血が混じっていたことを調査していた部下の水木が去年行方不明になった話をすると、鬼太郎は彼は鬼太郎を育ててくれたのだが、去年生きながら地獄に落とされたのだと言う。
 一方ねずみ男は新聞広告で100万円の報酬で目玉のおやじが探されているのを知り、おやじを連れて禿山のところに現れる。
かくして鬼太郎とおやじは再会し、ねずみ男は100万円の報酬の代わりにドラム缶いっぱいの血をもらって帰った。
禿山は7年前の血液混入の恨みを晴らすために鬼太郎と親父を警察につき出すために、2人をドライブだと騙して出発する。
しかしその企ては2人にばれており、たどり着いたのは地獄だった。
地獄で部下の水木と再会した禿山は、自分は水木と違って交通事故で死んだれっきとした死人として地獄に来たことを知る。
禿山と別れた水木は鬼太郎と再会し、もとのところに戻してもらう。
 一方ねずみ男は戦いの末に1個の大きな球になってしまった牛鬼と吸血鬼を埋めたところに鰯の血と、血液銀行でもらってきた血を流した。
するとそこから1本の芽が出た。ねずみ男は新たな妖怪の創造に成功したのだ。
 作家家兼流行歌手の三島由美夫は、電車に乗っているところをねずみ男に妖怪の芽を植え付けられる。
医者で診てもらうが、それは体内に根を張り、そのままではやがて三島は木になってしまうが、定期的に血を与えないと三島ごと死んでしまうという。
 地獄から戻ってきた水木は鬼太郎たちと暮らしていた。
鬼太郎は三味線屋の2階を借りており、そこの婆さんの孫娘猫子に影響されて鬼太郎も小学校に通っていた。
寝子は美しい娘だったが、ネズミの匂いを嗅ぐと化け猫のようになってしまう。
それはねずみ男も含まれ、猫子にかじられてほうほうの体で逃げ出したねずみ男を助けたのは、にせ鬼太郎だった・・・。

 ここまでで本巻の3/5くらいか。
これよりコミックス2冊半を費やして鬼太郎夜話という長編が語られる。
これは墓場鬼太郎の部分リメイクにあたる内容で、8巻の「おどろおどろ対吸血鬼」も同じように一部を抜粋してリメイクしたものだったらしい。
で、本作だが、これがもうなんというかすごい内容である。
だいたい想像つくと思うが、恐ろしくとりとめがない(汗)
しかしその割にねずみ男が育てる吸血木など、長々と語られるエピソードもあるが、なにもかもがとりとめのなさの中に埋もれてしまい、どう受け取っていいのやら、なにがなにやらわからないという恐ろしい作品になっている。
ちなみに上記の吸血木の件は、ねずみ男が猫子に頭をかじられた際にそれを記憶していた脳みそをかじり取られており、忘れ去ってしまうのでしばらく放置される(笑)
このあとは鬼太郎とにせ鬼太郎と猫子の話が展開するのだが、やはりなにをどうしたいのかさっぱりわからないすごい展開で、読めば読むほど頭がクラクラすること請け合いである。
とにかくすごい(笑)

20250330(mixi日記より)
20250331


ゲゲゲの鬼太郎(少年マガジン版)16
水木しげる著

を昨日読んだ。
鬼太郎夜話2
 ねずみ男の陰謀で溺れ死んでしまった猫子。
嘆き悲しむ鬼太郎のことを思い、目玉のおやじは地獄へ旅立って猫子を連れ戻すことに。
地獄の砂を持ち帰るために猫子と心中のフリをしたにせ鬼太郎は目玉のおやじと合流し、地獄をさすらい、道中東條英機と出会ったりする。
にせ鬼太郎が着ているチャンチャンコを使えば猫子はもとに戻れるのだが、もはや現世で生きる気力を失っていた彼女はそれを断る。
にせ鬼太郎が帰ってこないので信用を失ったねすみ男は本物の鬼太郎を探し当てるが、鬼太郎がバケツを被っていたのでにせ鬼太郎と勘違いして殴る。
殴られた鬼太郎は少し頭がおかしくなり、猫子やおやじのことは気にせずに楽しく生きるべく、タバコを吸ったり喫茶店でコーヒーとケーキを頼んだりしていたが、そのとき隣りに座ったナンダカ族の若者と知り合い、ますます金にがめつく反社会的になっていく。
何度もナンダカ族に騙されて腹を立てた鬼太郎は、彼を妖怪すきやきパーティーに招く。
結局夜が明けて鬼太郎に100万円を取られたと気づくナンダカ族だが、そんな彼に話しかけたのは反省して坊主頭になったにせ鬼太郎だった。
反省したにせ鬼太郎から猫子がかじり取っていた脳みその一部を返してもらったねずみ男は、鬼太郎から100万円をうばい、90万円で喫茶店に飾られていた吸血木を買い取り、残りの10万円で川の中の小さな島にある明治30年から売りに出されている農家を購入する。
そこで吸血鬼を育てるための血を集めるための蚊の養殖を始めようとしたところで、農家の元からの住人である「物の怪」と出会う。
 一方家賃が倍の1万円になって水木が困っているので、鬼太郎は働き先を探し、「水神」と「物の怪」から借金を取り立てる仕事を見つけ・・・。

・・・・疲れる(汗)

20250330(mixi日記より)
20250401


ゲゲゲの鬼太郎(少年マガジン版)17
水木しげる著

を昨日読んだ。
鬼太郎夜話3
 水神に家ごと海に流され、死を待つばかりだった鬼太郎、目玉おやじ、にせ鬼太郎は、アドバルーンで飛んできたねずみ男に助けられるが、その際ねずみ男の召使になることを約束させられ、目玉のおやじは人質としてひょうたんの中に閉じ込められていた。
しかし水神はまだあきらめておらず、水神の入ったコーヒーを飲んだにせ鬼太郎は溶かされて死んでしまった。
ところで下宿屋の口にジッパーがついているがまちゃんの虜になったねずみ男と人狼は、それぞれが鬼太郎と取引してがまちゃんを手に入れようとするが、がまちゃんに逃げられ、2人で鬼太郎に復讐を誓う。
鬼太郎に山本リンダが結婚を申し込んできているといい、山本リンダがくれたまんじゅうだと騙して薬の入ったまんじゅうを鬼太郎に食べさせて眠らせたネズミお事は、人狼とともに鬼太郎の入ったスーツケースに重りをつけて海に沈めてしまう。
その翌日鬼太郎からの手紙が届く。
さらにその夜洗濯屋が鬼太郎の服と下駄を届け、持っていた紙には住所が書いてあったのでそこに行ってみると立派な家があり・・・。

 これまで様々な登場人物が現れ、様々な遍歴を経てきたわけだが、吸血木も猫子もにせ鬼太郎も育ての親の水木も最終的には全く触れられもせず、「手」のラ・セーヌとマンモスのように、代わりにねずみ男と人狼が鬼太郎に酷い目に合わされて終わる(汗)
その人狼が人間の姿は吸血鬼のラ・セーヌそっくりなのもややこしい(笑)
ちうか鬼太郎夜話では鬼太郎には妖力らしい妖力など一切無く、それを使ったこともなかったのに、最後の話だけいつもの鬼太郎風に妖力を駆使して人を恐怖に陥れてゲッゲッゲゲゲのゲと歌って終わるってどういうことやねん(笑)!?

鬼太郎の誕生
 幽霊の血混入事件を調査することになった血液銀行の社員水木は、供血者の住所が自分と同じ番地だと知る。
同じ番地には自分のアパート以外では古い寺しか無い。
そこには幽霊族の夫婦が住んでいた。もうすぐ子どもが生まれるということで、会社に報告するのはそれまで待つということにしたが、8ヶ月後に訪ねていくと2人とも死んでいた。
3日後、母親を埋めた墓から這い出した赤ん坊が・・・。

 墓場鬼太郎冒頭部のリメイクと思われる。
文字通り鬼太郎誕生が語られるのだが、それよりもあとあとまで色々と酷い目にあう血液銀行社員水木にとっての事の起こりといった方がいいかも(笑)?

その後のゲゲゲの鬼太郎
 日本の悪い妖怪と3年も戦った鬼太郎は、森の中で眠っていたところをねずみ男に起こされる。もう1年半も寝ていたらしい。
2人は子泣きじじいと砂かけばばあが巨大な筏でパリに向かおうとしているところに南方で降りるからと言って半分無理やり乗せてもらって出発する。
ところが軽石でできた奇妙な流氷のようなものと遭遇し、そこにやってきた土人たちの国へ行くことに。
そこは幸福の島と呼ばれていたがその実態は・・・。

 鬼太郎の息子・・・が鬼太郎???
なんだか色々とタブーっぽいものを破壊するような内容で、妖怪というよりも精霊信仰系?な感じだったりねずみ男と鬼太郎がエロエロだったりと、なんだか微妙。
ちなみに最後は鬼太郎はその島で末永く幸せに暮らしました・・・という感じで終わる(笑)

 ちうわけで少年マガジン版コミックス全17巻を読み終えた。
化夢宇留仁的にはやはり少年誌に連載された初期作品が好きだ。後期になってくると社会性やらなにやらが入ってきて、それはそれで悪くないのだが妖怪の凄みのようなものが減っているような気がする。
かといってもっと初期の墓場鬼太郎レベルになってくると、リメイクでもこの頭の痛さなので、もう化夢宇留仁にはついていけない領域である。
中期の世界旅行みたいな滅茶苦茶なのはあれはあれであり(笑)
とりあえずここまで来たらオリジナルの墓場鬼太郎も読んでみなければなるまい(汗)

20250330(mixi日記より)
20250402


ゲゲゲの鬼太郎 60's 第7話 ゆうれい電車

 
を昨日観た。
 人間が妖怪のことなどまともに扱わないことに怒りを表すねずみ男。
鬼太郎は本物の妖怪がいるところを案内し、お化け屋敷が評判なのを見て本物の妖怪によるお化け屋敷を始めてみる。
そこにやってきた横暴な2人の客、黒川と白山はやりたい放題で、正体がばれてはまずい妖怪たちは抵抗もできずに酷い目に。
終わったあとでねずみ男がその2人と飲んでいるところに現れた鬼太郎が抗議するが殴られてコブができてしまう。
鬼太郎は同じ大きさのコブで仕返しすると断言し・・・。

 
 原作の鬼太郎が殴られるまでの展開を膨らませて、さらに本物の妖怪によるお化け屋敷というアイデアを投入している。
これまでもそうだが、この旧シリーズの引き伸ばし内容は単に引き伸ばすだけではない新たな要素を追加しつつも原作のテイストは壊さないという見事なもので、そこに作家性さえ感じさせ、丁寧に作っているのが伝わってきてとてもよい。
また本作での子泣きじじいと砂かけばばあはお馴染みのデザインとはかけ離れており、同種族の別個体なのかあとで顔が変わったのかどっちだろう?
また原作でも両者がまだ登場していなかったのかとか、興味は尽きない。

 

20250330(mixi日記より)
20250403


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