2009年11月14〜15日
飲み会という名のゲーム会



 友達の@2c氏が久しぶりに呑もうと誘ってくれた。
そんな機会を(以下略/笑)。


 VALISさんも駆けつけてくれ、飲み屋に。
で、いきなり始まるGREED。
白木屋でゲームするか(笑)。

 GREEDは専用のサイコロをふって役を作るゲーム。
しかしルールの解釈を一部間違っており、無限ダブルアップ無しのゲームに。
おかげで最初に役を作って先行した化夢宇留仁がそのまま勝利した。


 化夢宇留仁のアパートに移動し、とりあえずは最初の定番と化してきた「おい、それはオレの魚だぞ!」をプレイ。


 初期配置。
化夢宇留仁が赤で青がVALISさん。黄は黄レンジャーで@2c氏(本人談/笑)。
 例によってルールインストからの開始だが、化夢宇留仁はいきなり本気全開。
手加減などできる相手ではないのだ(笑)。
 本気度が初期配置にも現れていて、化夢宇留仁の赤は左のエリアを確保する気満々である。

 各2手目終了時。
化夢宇留仁は左のエリアをほぼ確保。
しかし問題は中央部分の魚影の濃さで、あそこを青か黄に独り占めされると魚の数で負けてしまう。
そこで右に配置した遊撃隊が活動開始。
中央をかき回して漁場を荒らす。

 作戦はほぼ成功し、中央はみんなで踏み荒らして穴になった(笑)。
その間にも左に入ろうとする黄色を威嚇(笑)して追い払う。


 終局。
結果は化夢宇留仁が34、VALISさん32、@2c氏32。
なんとか勝ったけど、僅差(汗)。
やはり手を抜いて勝てる相手ではないのだ(笑)。


 やはりと言うか、そのままで2人がおさまる筈もなく、即座に再戦(笑)。

 今度は初期配置から警戒され、VALISさんには左辺を、@2c氏には右下を確保され、化夢宇留仁は包囲されてしまった(汗)。


 左の赤はなんとか包囲から脱出したが、今度は3匹とも右上の小さなエリアに押し込まれてしまい・・・・・


 3匹まとめて終了(笑)。


 最後はVALISさんが下辺に広大な漁場を確保して終了。
@2c氏も下辺をとれるチャンスがあったのだが、1手遅れてしまったのが大きかった。

 VALISさん47、@2c氏27、化夢宇留仁26。
化夢宇留仁早くも完敗(笑)。


 次はこれまた定番「カルカソンヌ
このメンバーならインスト直後でも問題なかろうと、拡張セット1(大ゴマ、大聖堂、宿屋沿いの道)も導入。


 ところが初っぱなから事件発生。
なんと化夢宇留仁の初めてひいたタイルが大聖堂。
しかも置く場所が無い(汗)。
これで2枚しか無い大聖堂の1枚が消失してしまった。
メインイベントなのに〜〜〜〜〜(汗)


 ゲームは続く。
2人とも予想通り手強く、最初だと言うのに草原にも的確に置いてくる。
化夢宇留仁(赤)は中央に展開するが、道はのびないし、街は開放箇所が多すぎて全然まとまらない(汗)。


 2枚目の大聖堂をゲット!
しかしあっという間に小さくまとまってしまい、前方後円墳みたいな変な形で完成してしまった(汗)。
21点。
大聖堂入りの街としてはショボすぎ(汗)。


 終了。
結果VALISさん103、@2c氏100、化夢宇留仁99。
唯一の大聖堂とって最下位ってどうよ(汗)?


 @2c氏が休憩すると言うので、前からやってみたかった2人用ゲーム「バベル」をプレイすることに。
 このゲームはたくさん塔をぶっ建てた方が勝ちという内容なのだが、塔を建てること自体は容易い。
それよりメインは登場する野蛮な人たちによるえげつない攻撃コンボで、とにかく手をつけられないくらいの暴れっぷりで、相手の番が始まると今度はなにをされるのかとビビりつつドキドキしてしまうという少しマゾチックなゲームである(笑)。


 ゲーム開始。
静寂。まさに嵐の前の静けさ(笑)。

 ちなみにバベルでは、各プレイヤーはボード上の5箇所で同時に塔を建てることができる。
塔の材料は双方が場札として持つ。
塔は1のカードから建ててゆき、6まで重ねれば完成である。


 戦闘いや、建設開始。
プレイヤーは手札を捨てることでその色の建設現場へ移動。
そこに色々な民族を移住させ、塔の建設・・・と言うよりも向かいの相手の塔への攻撃を行う。

 今回は2のカードがなかなか出てこず、双方塔を重ねることができずに序盤は苦労した。


 そして炸裂する各民族の特殊能力。
左の画の直後、化夢宇留仁は緑の建設現場に大量の民族を移住させ、更に民族の移動も駆使してVALISさんの塔を攻撃。
 まずヒッタイト人の能力「神殿強奪」でVALISさんの塔の一番上のカードを強奪。
これでVALISさんの塔は3レベルとなり、化夢宇留仁の塔は0からいきなり4レベルに。
更にアッシリア人の「神殿破壊」でVALISさんの塔を粉砕(笑)。
あとは荒野が広がるのみ。


 化夢宇留仁の塔に集結する荒ぶる民族の皆さん(笑)。
しかしこの直後、VALISさんのシュメール人の特殊攻撃「寝返り」を連発で喰らい、ほぼ全員VALISさんに寝返るのだった(汗)。


 神殿も吹っ飛ばされ、兵力も奪われて寂しい化夢宇留仁のエリア。

 その後も一進一退の攻防が続き、果てしなく続くかと思った直後、化夢宇留仁が塔を合計15レベルまで建設し、その時点でVALISさんの塔の合計が10未満だったので、化夢宇留仁の勝利で終わった。
終わるときはあっさり終わる。


 終了時。
このゲームは2人用としてはベストと言える内容だと思う。
とにかく展開が派手で飽きさせないし、終わるときはシャキッと終わるので油断できない。
時間もかからないし、1つは常備しておきたいゲームである。

 次はまだ@2c氏が疲れ気味だったので、簡単なゲームをと「勝利への道」を3人でプレイ。


 2人とももちろん初めてなので、ルール通りの配置。
赤の化夢宇留仁はボーナスタイルを取る気満々で、いきなり高いマイナスタイルに入ってゆく。


 予定通りボーナスタイルとプラスタイルの上に陣取る。
特に最後尾はボーナスタイル2枚が約束され、勝利を確信。


 ところがその後1が全然出ず、他のタイルがどんどん取られていく間も、化夢宇留仁は身動きがとれない。
プラスタイルはあっという間に無くなっていった(汗)。
しかしまだ高いマイナスタイルを取れば取り返せるはずと、ひたすら粘る。


 ようやく1が出るも、ゲームはほとんど終わっていた(汗)。
結果、VALISさん22、化夢宇留仁19、@2c氏-5。
プラスタイルで負けた〜〜〜(泣)


 次はいよいよ本日のメインイベント「ドミニオン」・・・・だったのだが、@2c氏がくたばってしまったので、VALISさんと2人ゲームに。


 ゲームの様子。
ドミニオンには25種類の王国カードというものがあり、ゲームにはその内10種類を用いる。
今回はVALISさんがドミニオンは初めてなので、説明書に載っていた「初めてのゲーム」という組み合わせでプレイ。

 ドミニオンは自分の山札を育ててゆき、効率よく勝利ポイントを買うゲームである。
最初の山札は各プレイヤーに10枚ずつで、内訳は銅貨7枚。屋敷3枚。
銅貨はお金(と言うよりこのゲームの感覚では収入)で、1枚1の価値がある。
お金には他に銅貨(価値2)と金貨(価値3)がある。
屋敷は勝利得点の1種で、1枚1の勝利得点になる。
他には公領3点、属州6点と、王国カードの中にも勝利得点を持ったものがある。
王国カードにも値が付いている。
要するにドミニオンの全てのカードはお金で買えるのだ。
もちろんお金もお金で買える(笑)。
 プレイヤーは手番に、1回のアクションと1回の買い物ができる。
アクションとはすなわち王国カードの特殊能力を使うということで、その能力の中にアクションを増やしたり、買い物回数を増やしたり、更にカードをめくるというのがあったりする。
手番終了時には、アクションや買い物に使ったカードと、購入されたカード、そして残った手札は、全て捨て札となり、新たに山札から5枚のカードをひく。
山札が無くなったら捨て札をシャッフルして山札とする。
このような流れで、自分だけの山札を育ててゆくわけである。


 トレーディングカードゲームの経験者なら分かると思うが、山札を育てると言っても、ただ闇雲に枚数を増やせばいいというものではない。
実際に効果を挙げるには手札の5枚に強力なカードが集まらなければならず、そのためには無駄なカードは極力少なくしていかなければならないのだ。
 例えば左の画像は、VALISさんが実際に放ったなかなかえぐいコンボ。
手前の「村」という王国カードは山からカードを1枚補充し、更にアクションを2回追加で行えるようにする。
そこで2回のアクションとして出してきたのが「鉱山」カード。
このカードは手札のお金を1枚廃棄(廃棄されたカードは山札に戻らず、完全にゲームから消滅する)すると、1段階高いお金を手札に入れることができる。
結果VALISさんは最も価値の低い銅貨を、銀貨を通り越して一気に金貨に化けさせたのだ。
しかも余計なカードは1枚も増やしておらず、純粋に山札を強化する恐るべき一手である。


 その後もVALISさんの初心者とは思えない効率的なコンボが炸裂しまくる。
化夢宇留仁と言えば、同じようなデッキ(山札のことをこう呼ぶ)なのに、全然カードがつながらない。
 結果VALISさん36、化夢宇留仁28でVALISさんの勝利。
このゲームをルール覚え立てで勝てるのはすごい。
またルールを教えたばかりで負ける方もある意味すごい(汗)。

 すぐに再戦。
今度は拡張セット「陰謀」を加え、ゲームに使う王国カード10種類はランダムに決めた。
「ドミニオン」と「陰謀」を合わせると王国カードは50種。
このバリエーションの豊かさもドミニオンの魅力である。

 2回戦目もVALISさんが効率のいいコンボを決めてゆくが、化夢宇留仁が勝利得点2とお金2という2面性を持つカード「ハーレム」でじわじわと攻めて勝利した。
化夢宇留仁39、VALISさん31。
 ドミニオンでは勝利得点カードは基本的にゲーム中は邪魔にしかならないのだが、一部の王国カードではこのように戦力として使えるものもある。
その分購入価格が高いのは言うまでもないが。


 更に3戦目。
VALISさんの怒濤のコンボにボロボロにされた・・・・ようなのだが、記憶がない(汗)。
画像は化夢宇留仁の「村」「橋(購入資金を1もらった上、全てのカードの価格が1下がる)」「泥棒(他のプレイヤーのお金を奪える)」のお金コンボ。
とりあえずVALISさん56、化夢宇留仁31で完敗(汗)。

 4戦目は画像さえ残っていない。
と言うのも、仕事帰りで白木屋でたらふく呑んで、更に帰ってからも呑んでいた化夢宇留仁は睡魔に完敗状態で、ほとんど寝ながらゲームしていたのだ(汗)。
VALISさんすみません。
とりあえず結果はVALISさん36、化夢宇留仁34。

 翌日、化夢宇留仁がまだくたばっている間に、VALISさんが@2c氏にルールを教え、ドミニオンを1戦はさんだらしい。
結果はVALISさん圧勝だったらしいが詳細不明(笑)。

 化夢宇留仁も起き出して、3人でドミニオン。
これはなかなか熱い戦いになった。

 と言うのも、ゲームに使用する10種類の王国カードの中に「破壊工作員」と「民兵」が入っていたのである。
「破壊工作員」は他のプレイヤーの山札かの、3以上の価格のカードを1枚破壊する。
高額のお金や勝利得点がどんどん破壊されてしまう。
「民兵」は他のプレイヤーの手札を5枚から3枚に減らしてしまう。
結果なにが起こるかというと、「破壊工作員」で高額のお金は数を減らされ、「民兵」で手札も減らされてしまうとなると、どうにも高いカードが買えなくなってしまうのだ。
本来は価格8の「属州(勝利得点6)」が売り切れたらゲーム終了なのだが、とてもじゃないが価格8など手が届かない。
そうするともう一つの終了条件、「王国カードが3種類売り切れたら終了」というのが現実味をおびてくる。
下手をしたらここでグダグダになりかねない状況である。
しかしこの時は、偶然他の王国カードの中に「工房」と「庭園」があったので、話が違ってくる。
「工房」は価格4までのカードを獲得できる。
本来は買い物フェイズにしか購入できないカードをアクション中にも手に入れることができ、結果カードの枚数を通常よりも増やせる。
「庭園」はゲーム終了時に、自分のデッキの枚数10枚毎に1勝利得点となる。
つまり安いカードでもなんでもいいのでデッキの枚数を増やし、かつ「庭園」を買いまくっておけば(カードの効果は重複する)、それだけで高得点が狙えるのだ。
 案の定ゲーム終盤には3人ともカードを増やしまくり、庭園が買える価格が手札にでき次第どんどん「庭園」を購入。
 最終結果はいち早く「工房」を購入し、「庭園」に手をつけていた化夢宇留仁のわずかな差の勝利で終わった。
しかしそれにしても展開があって面白いゲームだった。
化夢宇留仁33、VALISさん32、@2c氏12。


 最後に30分で終わるゲームをしようということになり、化夢宇留仁が選んだのは「ロボティクス」。
その時需要のあるロボットを一番早く作れば売れる。お金が一定数に達したら勝ちというシンプルなゲーム。


 ゲーム風景。
中央のボードは市場で、ロボットのパーツを売っている。黄色が通常価格で、赤が闇価格。闇価格で買ったパーツは、査察が入ると没収されてしまう。
またボード上の円盤は1つ購入される毎に回転するので、価格が変動してゆく。
パーツは廃品置き場で拾ってくることもできるが、それだとトラブルが発生することもある。
 各プレイヤーの手前にあるボードはガレージで、ロボットのパーツを保存できる。3つまではただだが、4つ目以降は有料。
 ガレージの隣にあるヘンテコなものは作りかけのロボットである。

 奧に並んでいる2枚の青いカードが需要カード。常時プレイヤー人数-1枚公開される。
需要カードにはそのロボットに必要なパーツと売却金額が描かれている。
またちゃんとそのパーツを使ったロボットが働いているイラストもつけられていて、芸が細かい。
 画像は見ての通り育児ロボットである。

 


 化夢宇留仁が最初に作ったロボット。
上記の育児ロボットである。
なに?そう見えない?
必要な性能は満たしているからこれでいいのだ(笑)。


 こちらはVALISさんが作っていた奇怪なロボット。
化夢宇留仁には「古きもの」にしか見えない(汗)。

 ゲームはさくさくと進み、各自ロボットを完成させて売却。
査察が怖いのでほとんど闇価格では購入されない。
 結果化夢宇留仁が残金を計算してギリギリ勝利条件の10000クレジットを突破して勝利した。

 このゲーム。ほんとにシンプルなシステムで、子供ができるように配慮されているのが分かる。
普通こういうテーマなら、もっと色々詰め込みたくなるものだが、我慢したんだろうな〜〜〜〜〜〜っと思った(笑)。

 ちうわけで週末ゲーム飲み会(?)は終了。
お二人ともお疲れ様でした。

20091122

 


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