STAR TREK 備忘録

話数の多いスタートレックの、どの話がどんなだったかを記録。
完全に化夢宇留仁の個人的需要によるコンテンツ(笑)。

TOS

DS94-6
DS97

製作NO(日本放送NO)

1(0) 歪んだ楽園 The Cage
 人類未踏の地であるタロス惑星群からの旧式の救難信号を受信したエンタープライズだが、発信が18年前だということを鑑み、現在負っている急ぎの任務を優先しようとするパイク船長だったが、改めてタロス星より現在の生存者からのメッセージを受け取ることで調査を決断する。
果たしてタロス星には生存者がおり、中には若い女性も混じっていた。
だがそれらは全てが・・・。

 言わずと知れたスタートレック最初のパイロット版で、ブルーレイボックスに収録されていたので観てみた。
「タロス星の幻怪人」の時にも思ったまるで映画のような壮大さはむしろこっちの方が上で、実に雰囲気のいいSF映画のように感じた。
やはり制作費と制作者の情熱の桁が違っていたのだろう。
更に「タロス星の幻怪人」と同じ内容を途切れなく観るだけだと思っていたらこれが大間違いで、なんとオチに大きく異る部分があった。
これがまた最後のセリフも含めて「タロス星の幻怪人」では実にうまいこと組み替えられて利用されているのだが、こっちはこっちで1本の完結した作品としての完成度が更に上がっていて思わず拍手してしまった。
ロッデンベリーがやりたかったことを語り尽くしていると思えるほんとに素晴らしい作品。
20200614

2(1) 光るめだま Where No Man Has Gone Before
 200年前に遭難したSSヴァリアントのレコーダーに導かれて銀河外縁部に到達したエンタープライズは、そこで謎の現象に見舞われ、クルー9名が死亡し、カークの親友のミッチェルは突然変異によって目が光りだし、更に強力な超能力を身に付けてゆき・・・。

 元々パイロット版として制作された本編は、制服やクルーの部署など、様々な点がその後のシリーズと異なる。
しかしパイロット版ならではのこれぞスタートレックという感じの内容ではある。
もちろん古いだけあって色々突っ込みどころはあるが、文句を言うのは野暮というものだろう。
20191231

3(2) 謎の球体 The Corbomite Maneuver
 銀河宇宙を離れ、星図作りに精を出すエンタープライズだが、突然妙な立方体に道をふさがれる。
立方体は追いかけてきた上放射線を放出しだしたのでこれを破壊。
更に進むと今度は想像も出来ないような巨大な球体が進路を阻んだ。
・・・実にTOSらしいエピソード。
オチも効いている。
気になるのはその後あの異星人が惑星連邦に加盟したのかどうかである。
加盟していればその後の事件の多くを一瞬で解決できただろうから、そうはならなかったのだろうが、それにしては親密な感じだった。

4(13) 恐怖のビーナス Mudd's Women
 正体不明の宇宙船を追うエンタープライズ。追われる宇宙船は小惑星帯に逃げ込み、エンジンのスーパーヒートで漂流し始める。
危ないところで乗員は転送回収できたが、エンタープライズも大きく傷ついた。
追われていた船は地球の小型貨物船で、乗っていたのはふとっちょの船長と3人の奇妙な美女だった・・・。

 エンタープライズ以外の世界を描いているという点で実に興味深い話だが、最後の思いこみパワーには納得がいかないところがある。
それ以前に映像作品として元の姿のギャップが少なすぎると思う。

 ディスカバリーを見ていて、ハリー・マッドがTOSに出てくるキャラクターだと知ったのだが、覚えがなくて未見の話だと思っていたら、調べてみたらこの話に出ていたので見直してみた。
なるほどこの話だけ見ればまさかTOSでも再登場するようなキャラクターとは思えないわ(笑)
要するにいい加減な貿易商なのだが、そんなに存在感があるわけでもないし。
 ついでにこの話の感想を追加すると、鉱山の男たちの描写はすごくよかった。その住環境も含めて。
一番良かったのは奥さん候補(笑)の意見を取り入れてフライパンを屋外にぶら下げているカット(笑)
20200127追記

5(7) 二人のカーク The Enemy Within
 惑星177での鉱石標本採取作業から戻ったカークが、転送機の故障で善と悪の二人に分裂してしまう。
悪のカークは欲望のままに行動し、船内をパニックに陥れ、善のカークは決断力を欠き、まともに意志決定が出来なかった。
もう一度転送すれば合体できそうだったが、動物実験は合体は成功したものの死んでしまった。
そうしている間にも、地表に取り残されたスールーをはじめとした4人は凍死しようとしていた・・・。
  降下班の回収にシャトルを使おうとしないのはなぜなのか?
・・・どうもまだシャトルの設定が無かったらしい(汗)。
6(3) 惑星M113の吸血獣 The Man Trap
 惑星M113で研究を続ける考古学者のクレイター博士夫妻の健康診断にやって来たエンタープライズ。博士の妻は10年前までマッコイとつきあっていた。
彼らが博士の家に着くと、クレイター夫人であるナンシーに出会ったが、彼女は見る者によってその姿が違って見えていたが、それには誰も気がつかない。
嫌がる博士の健康診断を行うマッコイだが、その間に外で待機していたクルーが謎の死を遂げる。
ナンシーは彼が毒草を食べたと証言したが、彼の遺体を調べてみると身体中から塩分が無くなっていた。
そう言えばクレイター博士は塩を欲しがっていた・・・。
 吸血獣(正確には吸塩獣?)の能力がもう一つはっきりしない。最初の様子から見ると変身ではなくてそう見せかけるだけの能力だと思うのだが、それで転送装置に異常が出ないのだろうか。
ウラとスールーがラブラブとは知らなかった。
リトル・ショップ・オブ・ホラーズみたいな花も可愛い。
7(5) 魔の宇宙病 The Naked Time
 滅亡をひかえた惑星サイ2000に駐屯する科学班の回収に向かうエンタープライズ。
しかし科学班は全員変死していた。
原因を調査するスポックとジョーだが、ジョーが不注意で気密服(?)の一部を脱いでしまい、未知の病原に接触してしまう。
彼が持ち帰った病原はエンタープライズ中に広まり、大パニックが発生する。
病に冒されたクルーの一人は機関室を占拠し、エンジンを切ってしまい、エンタープライズは惑星の引力に捕らわれる・・・。
 病にかかったクルーの奇行が楽しい。特に自分がダルタニアンと思いこんだスールーの活躍が見物(笑)。
最後のタイムワープは蛇足。
この病はTNGの「未知からの誘惑」でも猛威をふるう。
8(8) セイサス星から来た少年 Charlie X
 宇宙船事故で唯一人生き残り、14年間を荒涼としたセイサス星で成長した17歳の少年ピーター・エバンスが乗船する。彼は奇跡的に人並みの知性を備えていた。
彼を乗せてきた調査船アンタレス号のクルーは彼を褒め称えるが、なにか様子がおかしい。
ピーターはジェニーに恋をするが、その素行は尋常ではなかった。
そこにアンタレス号からの通信が入る。彼らはなにかを伝えようとした直後、船ごと破壊されてしまった・・・。
 アンタレス号の一件が判明した時点で少年を殺すべきである。
しかも最後なってもまだかばおうとしているカークがいらつく。 まだ犠牲者を出そうというのか。
9(6) 宇宙基地SOS Balance of Terror
 クルーの結婚式を行っているところに、ロミュランとの中立地帯付近の第2、第3前哨基地から連絡が途絶えたという報告が入る。
当時ロミュランは前世紀に核ミサイルによる戦争を行い、多数の死者を出したがお互いの顔さえ知らない状態だった。
中立地帯へ向かうエンタープライズに、第4前哨基地から正体不明の船から攻撃を受けているとの通信が入り、やがて基地は消滅した。
なんとか敵の通信を傍受し、映像を解析してみると、そこにはヴァルカン人そっくりの人々が映っていた・・・。
 名作。
  TOSには珍しい戦闘メインの話で、遮蔽装置をつけたロミュラン船とそれを追うエンタープライズであたかも潜水艦と駆逐艦との戦いのような緊迫したストーリーを描いている。
スポックはロミュラン人の性質を知っているように振る舞っていたが、本当のところはどうだったのか気になる。なんで誰も聞かないんだ(汗)?
それとロミュラン・バード・オブ・プレイの艦長がどう見てもサレクの役者で、なんだか頭が混乱した。
ちなみに戦死者は結婚しようとしていた新郎ただ一人だった・・・。
10(4) コンピューター人間 What Are Little Girls Made of?
 宇宙考古医学界のパスツールと呼ばれるコービィー博士が消息を絶って5年。エンタープライズは博士が調査を行っていた惑星EX3000にやってきた。
博士と恋人だったクリスチャン・チャペルは、彼の生存を信じていた。
通信を行うと、意外なことに博士が応えてきた。
早速会いに行くと、彼は太古の超高度な技術で作られたアンドロイドを発見しており、彼らと共に大いなる目的を持って研究を進めようとしていた・・・。
 感情表現や論理が曖昧でもう一つはっきりしない物語になっているが、見所は多い。
太古のアンドロイドの不気味な巨体もそうだし、あまりにもエロ可愛いアンドレアも(笑)。
アンドロイドによる完璧な声色というのはターミネーターを先取りしているし。
それにしてもアンドロイドの作り方はあんまりである。
11(17) 悪魔島から来た男 Dagger of the Mind
 通称悪魔島と呼ばれる流刑地フィモ植民星と物資の交換を行うエンタープライズ。しかしエンタープライズが回収した荷物の中には脱獄囚が潜んでいた。
彼は捉えられるが、調べてみると植民星の凶悪犯精神改造施設の助手だと判明した。
悪魔島へ赴き、調査を行うカークと心理学者のヘレンは、施設に設定されていた精神中和装置が実は洗脳装置だと突き止める・・・。
 そもそもカークが凶悪犯の精神改造を褒め称えているのが怖い。多分ロッテンベリーも同じ考えなのだろう。
洗脳装置が大事なところではカークに大して効かないのがご都合主義に思う。
ヘレンは最初いけ好かなかったが、TOSには珍しい女性キャラの活躍シーンとともに、あまりにも完璧なスタイルにちょっとクラクラ(笑)。
初めてスポックの精神融合が描写されたエピソードでもある。
12(9) 400才の少女 Miri
 地球そっくりの惑星を見つけるエンタープライズ。
上陸してみると、そこは1960年代辺りの技術レベルの街が広がっていたが、廃墟となって人影はなかった。
やがて子供達だけが生き残っていることが分かるが、彼らは400歳以上の年齢だと判明する・・・。
 多分戦争映画辺りのセットを借りたのだろう、画面は素晴らしい。
しかし設定に穴が多すぎて困ってしまう。
400年も子供だけで生き残ってきたのに、なぜあと半年で食料が尽きるのか?
そもそもなぜ地球そっくりなのか?
色々困ってしまう。
13(11) 殺人鬼コドス The Conscience of the King
 レイトン博士が革新的な合成食品が開発されたと聞いて植民星シグニア・マイナーにやってきたエンタープライズ。
しかしそれは嘘で、彼は死んだと思われていた殺人鬼コドスの姿をマクベスの舞台上に発見し、カークにそれを確認してもらうために呼び寄せたのだった。
最初は相手にしなかったカークだが、コドスと疑われている俳優カリディアンの娘が美しかったのと、レイトン博士が殺されたのとで見過ごせなくなる。
コドスの顔を知っているのは9人。しかし博士が死んで残りはカークと、ライリー少尉の2人だけとなっていた。
 この話のカークは最低である。自分の都合のために部下に自信を無くさせるような人事異動を行い、スポックにも暴言を吐く。
ライリー少尉は「魔の宇宙病」で大活躍(?)した彼で、あやうく命を落とすところだった。それも遠回しにはカークのせいである。
骨格のストーリーは良くできているのだが、カークがそんな調子なので全然楽しめない。

14(10) ゴリラの惑星 The Galileo Seven
 植民星ニューパリに医薬品を届けるため、ランデブー地点であるマーカス3号星に向かうエンタープライズ。
しかし道中調査が義務づけられているムラサキ現象と遭遇したため、宇宙艇ガリレオを発進させる。しかしガリレオはコントロールを失い、惑星312に墜落してしまう。
ガリレオの乗員はスポック、マッコイ、スコッティ、他合計7名。
彼らは巨大な原始人のような生物が生息する惑星上で、なんとか脱出の手段を探るが、スポックの理論的な行動にクルーは不満をつのらせてゆく・・・。

 シチュエーションは面白いのだが、浪花節が強くて鼻につく。
特にスポックが冷血な行動をとっているように描かれているが、化夢宇留仁からすればもう怪物が襲ってこないと判断したこと以外は全てスポックの判断が正しい。それに集団で反論するクルーにイライラし通しだった。
また最後のブースター点火も望みの薄い待機状態よりも一瞬でも大きな変化を起こして発見される確率を高めようとした実に論理的行動としか思えないのだが、それを感情的行動だとからかうカーク達にまたイライラ。
またガリレオは発進した直後にコントロール不能に陥っている。これは多分日本放映時にカットされたためだと思うのだが、それにしてもあのような危険が予測される任務を軽々しく命じたカークにも腹が立つ。
よかったのはガリレオの発進シーンと、クルーの女性士官がメチャメチャ可愛かったことくらいである(汗)。

15(16) 宇宙軍法会議 Court Martial
 激しいイオン嵐のために被害を出したエンタープライズ。記録担当士官のフィニー少佐の命も失われた。
カークは手順通り船を非常態勢に入ってから観測室を切り離した筈だったが、コンピュータは逆の手順で記録しているのが判明し、軍法会議にかけられることになる。
コンピュータの記録を覆すことは不可能に近く、窮地に立たされるカーク。
その時スポックはあることを思いつき、コンピュータとチェスをやってみる・・・。
 コンピュータの描写が古くさくて今となっては納得いかないところも多いが、ストーリーの骨格部分が良くできているので楽しめる。
TNGの「人間の条件」に生かされた設定も多い。

16(25) タロス星の幻怪人(前編) The Menagerie Part I
 第11宇宙基地に到着したエンタープライズに、基地司令メンデス准将は首をかしげる。そのような連絡は無かったはず。
第11宇宙基地にはかつてエンタープライズの船長だったクリストファー・パイク大佐がいたが、彼は旅行中の事故で体をほとんど動かせない状態になっていた。
その時突然スポックがパイク大佐を誘拐し、エンタープライズを乗っ取って基地を発進する。
追いかけてエンタープライズに入ったカークとメンデス准将はスポックを軍法会議にかけることに・・・。

 えらい強引なスポックが見どころ(笑)
当時の思い切ったマットペイントもある意味見どころ(笑)
20191231

16(26) タロス星の幻怪人(後編) The Menagerie Part II
 スポックが今回の行動の理由として提出したのは13年前の記録映像だった。
そこには今は一切接近も接触も禁止されているタロス4番星でのパイク船長の体験が・・・。

  最初に制作され、却下されたパイロット版に追加撮影してパイロット版の出来事を13年前のこととして組み込んだ話だが、その生まれた経過からすれば非常に完成度の高い物語になっている。
むしろセットやメイクなどは当時の映画並みの力の入りようで、他の話と比べて違和感を感じるところも。
エンディングの切なさやまとまり感も大したものだが、やはり前後編までする話かというと、どうかとも思う。
20191231

17(27) おかしなおかしな遊園惑星 Shore Leave
 3ヶ月の激務を終えたエンタープライズ。クルーたちは疲れ切っており、休暇をとるために動物はいないが公園のような自然が広がっている惑星に接近。
調査のために先行して上陸したマッコイ、スールー、ロドリゲス、テラー。
素晴らしい環境で休暇にぴったりだと判断するが、マッコイはいきなり懐中時計を持った巨大な白ウサギと金髪の少女を目撃してしまい・・・。

 白ウサギ、アリス、リボルバー、ドンファン、侍、ドレス、馬に乗った騎士、虎、第2次大戦時の戦闘機、鴨の群れ、カークのいじわるな旧友フィネガン、カークの昔の彼女ルースなどが登場し、見どころは多いがもちろん変なところも多い。
とりあえずオチはこれだけ読んだだけでも想像できると思うが、それに全然気づかなさすぎるカークにイライラするのと、昆虫もいない世界だと言っているのにカークの元彼女の顔の近くにはず〜〜〜っと羽虫が飛んでるし(笑)、それは撮影時は気づかなかったのだとしても、秘書トニアのドレス姿の披露のシーンでは白い蝶が画面を横切ってしまうのはどうなのか(笑)
他にも戦闘機が上空にいる間は米軍機なのに、攻撃するときには日本軍機になっていたり(笑)、白ウサギが巨大なのは明らかに着ぐるみのためだが、それも謎の1つのように扱われていたり(笑)、もう大雑把すぎ(笑)
そのへんも含めてもまあ愉快なコメディーエピソードということでは楽しめるが、流石に最後に人が出てきて説明というのは・・・・それなら最初から出てこいよ(笑)
20200101

18(22) ゴトス星の怪人 The Squire of Gothos
 星図にない惑星を発見したと思ったら突然カークとスールーがブリッジから消えてしまう。
その惑星は人間が居住できる環境ではなかったが、奇妙な招待状のような通信が入り、彼らが惑星に転送された可能性があるとして、調査に向かう。
上陸班はなぜかそこが人間が居住可能な環境になっているのを知り、更には古代ヨーロッパ風の城を見つける・・・。

 なんだかQみたいなやつに振り回される話。
実際は機械を使っているのでQ連続体とは関係なさそうだが、キャラクターの造形としては参考にしてそうだ。変な法廷とかも。
しかし内容的にはとりとめがない上にオチが・・・・(笑)
20200103

19(12) 怪獣ゴーンとの対決 Arena
 セスタス3号星の前哨基地に招待されたエンタープライズ。
しかし基地は謎の侵略者によって破壊されており、エンタープライズも攻撃を受けた。
敵船を追跡するエンタープライズだが、未知の太陽系の近くでどちらの船も停止させられ、船長同士の決闘を強要される・・・。
 スタートレックには珍しい序盤の迫撃砲による攻撃シーンをはじめ、画面的に興味深いところが多い佳作。
また敵船長ゴーン(種族名かも)はおそらく銀河系で最も基礎体力のある種族で、仮面ライダーといい勝負をしそうだ(笑)。

20(18) 二つの宇宙 The Alternative Factor
 突然エンタープライズを強烈な衝撃が襲う。
実はそれは銀河規模の現象で、その瞬間宇宙全体の重力が消失していた。
宇宙連邦軍司令部とカークはこれが何者かの侵略の前兆であると判断。原因がどうやらエンタープライズの前にある未知の惑星にあると分かり、上陸して調査することに。
見つかったのは小型の宇宙船と1人の男だった・・・。

 脚本・演出・特殊効果・科学考証全てにおいて駄目駄目な話。
要するにイカレポンチに振り回されただけ?
20200119

21(14) 宇宙暦元年7・21 Tomorrow Is Yesterday
 事故により1969年の地球にタイムスリップしてしまったエンタープライズ。しかも米軍機を誤って撃墜してしまい、パイロットを転送回収してしまう。
パイロットを戻すわけにはいかないと考えたが、彼のまだ生まれていない息子がその後の宇宙開発に大きく関わっていることが分かり、返さざるをえなくなる。
まずは米軍のエンタープライズの記録を盗み出そうとするのだが・・・。
 スポックの忠告にも関わらず妨害ビームで米軍機を撃墜してしまうカークにはがっかり。
米軍基地への侵入も、わざわざ見取り図まで書いてもらったのに通路に転送してからドアの鍵を開けるなど、信じられない不手際が目立つ。
よかったのは米軍機から見たエンタープライズの映像で、UFOらしさがうまく表現されていた。

22(24) ベータ・スリーの独裁者 The Return of the Archons
 100年前に行方不明となったパトロール艦アーコン号の捜索のため、エンタープライズは惑星ベータ3に接近する。
スールーとオニールが偵察班として上陸したが、緊急転送依頼の通信が入り、急いで回収したが、戻ってきたのはスールーだけだった。そのスールーもうわ言のようなことを言い、カーク船長のことも誰かわからないような有様だった・・・。

 ミステリアスでなかなか面白いエピソード。
ちうか「2000人の狂人」かと思った(笑)
もちろん変なところも多い。
TOSでは当たり前(?)な地球の過去と全く同じ町並みや服装はいいとして(笑)、 結局「祭り」はなんのためにやってたの?
20200104

23(19) コンピューター戦争 A Taste of Armageddon
 連邦はなんとしてでも惑星エミニア7の政府との外交関係を結んで宇宙港を設置したいと思っており、エンタープライズにフォックス大使を送り込んでいた。
エミニア7に友好的なメッセージを送るが、返ってきたのは「宇宙通信710」
それは事情を問わず接近を許さないというメッセージだった。
メッセージを無視して接近して上陸班を送り込んでみると、その惑星では実に奇妙で残酷な戦争が続けられていた・・・。

 まず展開はこれといって注目するほどの部分はない。
ただしコンピューターによるシミュレーション被害を実践する世界というアイデアは秀逸で、それだけでも読み応えのあるサスペンスSF長編が成立しそうである。
しかし例によってのカークの薄っぺらいヒューマニズム&価値観の押しつけは鼻につくが、この話では惑星連邦も強硬なのでエンタープライズが黒船みたいに感じる。
 しかし化夢宇留仁にとってこの話のメインはこれまで書いたことは関係ない。
メインはタムラ秘書である(笑)!
超可愛くてスタイル抜群で、ひたすらタムラ秘書を見ていたので正直ストーリーがあまり頭に入ってこなかった(笑)
それにしてもカークの秘書がコロコロ変わりすぎの上、このエンタープライズ以外で秘書など見たことがないが、もしかしてカークが勝手に作ったポストなのでは(笑)?
20200108

24(15) 宇宙の帝王 Space Seed
 エンタープライズは古い地球の宇宙船を発見する。その中には冷凍睡眠装置が100あまりも存在し、その内の一人が目覚めた。
彼は遺伝子操作によって生み出された超人であり、アジアを支配していた独裁者カーンだった・・・。
 ラストの希望が望める寛大な処置はいいのだが、続編にあたる映画で台無しにしている(笑)。

25(21) 死の楽園 This Side of Paradise
 その植民星オミクロン・ケティ3番星は発見されたばかりのバーソルド光線にさらされており、そこに移住した150名の植民者は100%死滅しているはずだった。
しかし上陸班が降りてみると、住民は全員生存しており、しかも完全無欠の健康状態だった。
その謎を解明しつつ、植民者達を他の安全な惑星に移すべくエンタープライズに転送しようとするが、なんと結果は逆にエンタープライズの乗員全員が惑星に降りてしまうということになる。
たった1人カーク船長を除いて・・・。

 宇宙からやってきた謎の植物の放出する胞子によって、健康を得る代わりに脳みそが幸せになる・・・・って、植物のメリットは(笑)?
 いろいろと見どころがあって面白いエピソード。
シリーズを通して矛盾の多いスポックは相変わらずだからここでは語らない(笑)
20200110

26(20) 地底怪獣ホルタ The Devil in the Dark
 惑星ジェナス6はペルジウムという貴重な鉱物を採掘していた。
しかしそこに怪物が現れ、鉱夫や警備員が次々と殺され、犠牲者は50名以上にのぼった。
これは手に負えないと判断したジェナスからエンタープライズに助けを求め、カークらは怪物退治のために地下に出発するが・・・。

 脚本が破綻しまくっており、もう滅茶苦茶としか言いようのない内容だが、ジェナスの地下施設の見事なマット画合成や、やたらに気合の入った地下坑道のセットや、怪物ホルタのショゴスとしか思えない(笑)造形など、見どころは満載で結果的にはすごく面白いエピソードになっている。
 それにしても脚本はほんとに滅茶苦茶で、例えば冒頭の警備員の会話など、すでに正体不明の怪物に50名以上も殺されており、唯一の武器も通用しないという情報があるにも関わらず、説得されて笑顔で「がんばります!」と宣言し、直後に殺される(笑)とか、ギャグでやっているとしか思えない。
なんでそこまでして見張りを置こうとしているのだ(笑)?
オチも冒頭からばればれだし(笑)
ちうか部下を50名以上も殺した怪物に対し、最後のあの展開はあり得るのか???
 カークの怪物に対する対応もひどい。
警備員の1人はフェイザーを撃つ暇もなく強烈な酸を浴びせられて即死しているのに、明らかに酸の射程距離である至近距離で怪物を威嚇したり、最初はとにかく殺せと言っているのに、ちょっと攻撃してこないと見るや安心し、あろうことか部下を手が触れる距離まで接近させるなど、あまりにもリーダーとしてあり得ない判断が目立つ。
いつものことと言えばそうなのだが(笑)
20200111

27(29) クリンゴン帝国の侵略 Errand of Mercy
 クリンゴン帝国との平和交渉が暗礁に乗り上げ、クリンゴンからの奇襲が予測される事態となった。
司令部はエンタープライズにどちらの陣営にも属してはいないが地政学的に非常に重要な位置にある惑星オルガニアを守るように指示してきた。
道中クリンゴン艦からの攻撃を受けるも、それを粉砕してオルガニアに到着。
オルガニアに上陸したカークとスポックは、そこで長老議会議長エイルボーンの歓迎を受ける。
カークは彼らに宇宙艦隊に協力すればオルガニアを護ると言うが、彼らは全く心配していないようだった。
そこにクリンゴンの艦隊がやってきて、たちまちオルガニアを占領してしまう・・・。

 記念すべきクリンゴン初登場エピソード。
化夢宇留仁的にはこの話はクリンゴン占領軍司令官コールの魅力に尽きる。
クリンゴン最高(笑)
20200119

28(23) 危険な過去への旅 The City on the Edge of Forever
 未知の惑星から放射されているらしい奇妙な時間の歪みを調査しているエンタープライズ。
激しい振動の中、スールーのついていたコンソールが爆発し、意識を失うスールー。
ドクターが呼ばれてコルドラジンのハイポスプレーを打ち、スールーは意識を取り戻す。
ところがそこに更に激しい振動に襲われ、ドクターは誤ってハイポスプレーに残っていたコルドラジンを全て自分に注射してしまい、発狂。そしてなぜか転送装置で惑星に降りてしまう。
上陸班を編成して捜索に当たるも、発見したのは奇妙なゲートで、それは過去とつながる門だった・・・。

 名作と名高い本作だが、なるほどなかなか面白かった。
しかし今の視点で見ると、突っ込みどころが多いのはもちろんとして、物語的にもう一捻りあってもいいように思う。あくまでひねりまくった脚本に慣れた今の視点で見ればの話だが。
突っ込みどころの方はそれはもう山程あるのでわざわざ書かない(笑)
一つだけ脚本の流れで気になったのを書いておくと、発狂したマッコイの行動が、全て「発狂していたから」で片付けられており、その割にこの物語を構成するための非常に限られたルートを一直線に進んでいるのが奇妙だった。
せめて惑星から操られていたとかなんとかわずかでも理由があればよかった気がする。
20200120

29(28) デネバ星の怪奇生物 Operation - Annihilate!
 古代より銀河の一角から広まりつつある集団精神異常が惑星デネバに達しようとしていた。
そこにはカークの兄夫婦と甥が移住していた。
惑星デネバに向かう途中、デネバ星系の太陽に向かう1人乗りの宇宙船を発見。なんとか救おうと努力するが、その船は燃え尽きてしまった。
しかしその直前、パイロットは「やったぞ!!ついに消えた!」と叫んでいた。
エンタープライズが惑星デネバに到着すると、やはりすでに集団精神異常に侵されていた。
転送上陸して調査を進め、謎の生物を発見するも、スポックがその生物に刺されてしまい・・・。

 硬派な侵略ものSFという感じで、突っ込みどころも少なく完成度の高い話。
怪物の正体を探るミステリーものかと思っていたので、その姿があっさり出てきて逆にびっくりしたが(笑)。
ただし少ないだけで突っ込みどころが無いわけでは無い(笑)
例えばスポックが刺された直後に他にも感染経路があるかもしれないのにさっさと船内に転送してしまうとか、そもそも伝染病の疑いが強い惑星に宇宙服も無しで上陸するとか、いくら強い光でも体内や日陰にくまなく影響できるのかとか。
しかしやはり相対的には少なく、不安を感じない内容だった。
いきなり出てきたカークの兄が、これまたセリフもなくいきなり死んでしまったのにはびっくりだが、それよりびっくりなのは兄の役者もウィリアム・シャトナーだったという事実(笑)
20200120

30(30) 惑星パイラスセブンの怪 Catspaw
 パイラス7号星に調査に降りたチャーリー、スールー、ジャクソンだったが、転送で帰還させようとしたところ、ジャクソンの死体のみが戻ってきた。
残った2人の行方を探すためにカークとスポックとマッコイが上陸するが、そこはまるで中世の伝説にあるような不気味な世界だった・・・。

 なんだかぱっとしない話だが、色々と出てくる小道具が楽しい。
カークが自分の例のスキル(笑)をはっきりと能動的に使用しているのも見どころ。
最後のマペットが超可愛い(笑)
20200208

31(31) 華麗なる変身 Metamorphosis
 宇宙艇ガリレオの中には、カーク船長、スポック副長、ドクター・マッコイ、そして地球連邦コミッショナー次官ミス・ヘッドフォードが同乗していた。
ミス・ヘッドフォードが非常に珍しい重病にかかり、高度な医療設備の整っているエンタープライズへ急いでいるところなのだ。
ところが不思議なガスのような物体に捕まり、強制的に小さな惑星に着陸させられる。
そこには150年前に行方不明になった地球のワープ航法の父、ゼフラム・コクレインが生存していた・・・。

 「エンタープライズ」42話でコクレイン博士が行方不明になっているという情報があったが、まさかTOSでその顛末が語られていたとは知らなかった(汗)
物語は風変わりなファースト・コンタクトがしっとりと語られていてなかなか悪くない。
珍しく役者の演技力が物を言うシーンも多く、子供が観ていたらさぞやつまらなかったのではなかろうか(笑)
それにしても愛を語るカークはどうかと思う(笑)
20200208

32(32) 宿敵クリンゴンの出現 Friday's Child
 鉱物資源の発掘権獲得のために惑星カペラ4号に上陸するカーク、スポック、マッコイ、グラント(赤シャツ)。
現地の人間と接触するが、なんとその中にクリンゴン人が混じっており、思わず銃を抜いたグラントはカペラ人のクリガットという大型の手裏剣で殺されてしまう。
クリンゴン人はすでにカペラ人に武器を渡す代わりに資源を獲得する話を進めていたのだ・・・。

 この話のカーク船長は実にいい感じで、スポックやマッコイの性格をよくわかった上で能力を引き出している。
例えば・・・。
カーク「2つの通信機から同時に音波を出して、崩せないかな。」
スポック「さあ、上手くいくかどうですかね。」
カーク「できないとわかってりゃ、やってみても無駄だな?」
スポック「船長、できないとは言っていませんよ。」
化夢宇留仁は基本的にカークが有能な話は内容に関わらずストレスが無くて嬉しい(笑)
 他にも見どころは多い話で、カペラ人の派手で愉快な衣装とか、なにより一番はカペラ元皇帝アカアーの妻エリンのツンデレ振り(笑)で、マッコイとの会話が面白すぎる。
 残念ながら話が終盤に差し掛かると誰が敵やら何やらわからなくなってグダグダになるのだが(笑)、まあ見方によっては面白いところの多いエピソードだったと思う。
 ところで冒頭ガッツ星人がウルトラセブンを分析するように(笑)、エンタープライズのクルーたちがカペラ人の武器などの検証を行っているのだが、それに出てきたカペラ人の映像の中に、マッコイが写り込んでいる。
どうやら過去にマッコイがカペラ4号星に訪れたことがあるということらしい。
一体いつ?誰の指揮のなんという船で???
20200216

33(33) 神との対決 Who Mourns for Adonais?
 特に変わったところもないフォルクス4号星の地表の地図を作ろうとしたところで、突然緑色の巨大な手が現れ、エンタープライズをつかんで動けなくしてしまう。
更に地球人のような顔が現れ、エンタープライズを待っていたと言う。
惑星に降りると、さっきの顔の男がおり、彼は自分を5000年前に地球にいた神アポロだと名乗った・・・。

 素っ頓狂な話だが、意外にも脚本の完成度が高いので安心して楽しめた。
特にこの話のカークは冷静で、神の正体に対する洞察も鋭く、絶望的な状況下でも次々に打開策を編みだすなど、珍しく(笑)頼りになるのがいい。
セリフも気が利いている。
「失敗すれば、羊を飼って暮らさなければならない」(笑)
またエンタープライズに残されたクルーも、スポックの指揮のもと力を合わせて少しずつ状況を好転させてゆくのが渋い。
割りを食ったのがスコットで、とにかくアポロに殴りかかっては痛い目にあうアホ扱い(笑)で、カークに厳重に注意された後にも躊躇なく花瓶か何かでアポロに殴りかかって酷い目にあうのがほとんどギャグ(笑)
 ところでこの話のアポロは、信者の存在によって力が増すなど、クトゥルフ神話の神々と共通する点が多い。
ちうかもうそのまま組み込んでしまってもいいかも(笑)
20200129

34(34) バルカン星人の秘密 Amok Time
 スポックの様子がおかしい。
いらいらしており、食事もとらず、挙句の果てにスープを投げつける。
スポックに事情を聞いても話さない。そして休暇を願い出、ヴァルカンで静養したいと言う。
とりあえず要求を聞き入れてヴァルカンに向かうが・・・。

 バルカン人の発情期が初めて語られるエピソード。
スポックの奥さんひどすぎ。
カークもスポックと決闘させられることになるし、登場人物全員ひどい目にあう話だな。

 十数年ぶりに見直してみたが、感想は大して変わらず(笑)
スポックの奥さん(というか許嫁)が可愛い(笑)
それにしてもヴァルカンのしきたりが非論理的すぎる(笑)
それにスポックは本気でカークを殺そうとしていたのだが、それはカークは気にならないのかしら?
20200128追記

35(35) 宇宙の巨大怪獣 The Doomsday Machine
 惑星さえ破壊する力を持った自動で迷走する竹輪のような最終兵器と遭遇。
ミスによって部下を全て死なせてしまったNCC-1017コンスティテューションのマット・デッカー准将が怒りによって暴走し、エンタープライズで特攻。
コンスティテーションの修理の指揮をしていたカークは彼を精神異常者呼ばわりし、結局エンタープライズの指揮権はスポックに戻る。
しかしデッカー准将は宇宙艇で怪物に体当たりして命を落とす。
TOSでも命令系統関係はけっこう厳しかったのね。

 久しぶりに見直してみたが、あらためて最終兵器のかっこよさに驚いた。
よく見ると表面がティッシュを貼り合わせているような気もするが(笑)、正面から見たときの迫力と口(?)の中の不気味に動く輝きが素晴らしい。
またこの話ではカークが冷静で頼りになるので安心して観られる。
20200207追記

36(36) 惑星アルギリスの殺人鬼 Wolf in the Fold
 
 スコットが「女性渇望症」(笑)になり、治療のために「快楽の惑星」と呼ばれる惑星アルギリスに上陸したカーク、マッコイ、スコット。
すっかり踊り子を気に入って満面の笑みのスコット(笑)
スコットと踊り子は夜の闇に消えていったが(笑)、すぐに女の悲鳴が。
行ってみると、そこにはナイフで何度も刺された踊り子の死体と、ナイフを握ったスコットが・・・。

 クトゥルフ神話ファミリー(笑)の一員でもあるロバート・ブロックの脚本で、「サイコ」の脚本で有名だが、切り裂きジャック関連のミステリーも多く執筆しており、この話もその1つである。
変な儀式が出てきたりするのがクトゥルフっぽい(笑)し、結局コンピュータでデータを突き合わせて真相が現れてくるなど、ミステリーとしてもなかなか面白かった。
それにしても「女性渇望症」って・・・(笑)
20200216

37(37) 超小型宇宙船ノーマッドの謎 The Changeling
 惑星マルリアに接近するエンタープライズ。
そこには40億もの人が住んでいるはずなのに、生命反応が一切無かった。
不審に思い、調査を開始しようとしたところに、正体不明の超小型の宇宙船が接近してきた。
それは重さ800kg、全長1mほどしか無かったが、その船からの攻撃でエンタープライズは撃沈寸前まで追い詰められる。
なんとか意思疎通を果たし、船内に転送すると、それはノーマッドと名乗った・・・。

 超名作。劇場版第1作のベースになったことでも名高い本作だが、化夢宇留仁的にはこっちの方がよくできていると思う。
全編から溢れ出るSFマインドが素晴らしい。
撮影も凝っていて、アングルを工夫して人間とは異なる者の視点を意識させることに成功していてミステリーを盛り上げている。
チャーリーを「修理」する件も素晴らしい。
気になるのはもちろんウフーラ中尉の顛末で、最後まで抜本的な解決が示されず、単純に再教育で終わってしまったのが面白すぎた。
彼女の人生はこの話でリセットされている(笑)
20200129

38(38) 死のパラダイス The Apple
 宇宙艦隊の司令によって赤い空にジャングルのような環境が広がっているガンマー6号星に転送上陸し、調査を開始する。
上陸メンバーはカーク船長、スポック副長、チェコフ少尉、ランドン事務下士官(秘書)、マッコイ、ヘンドルフ、キャプラン、マロリー、マープルという大所帯。
しかしいきなり花から射出された毒針でヘンドルフが命を落とす。
調査を続行するカーク。
すると今度はスポックが同じ毒針に襲われる。
慌てて転送して戻ろうとするが、惑星の放射するなにかの影響で転送装置が機能を停止。
仕方なく調査を続けるが、今度はキャプランが稲妻の直撃で跡形もなくなり、マロリーは爆発性の石を踏んで爆死。
更に原住民バーリアンと接触後、マープルはバーリアンに殴り殺されてしまう。
カーク達はこの惑星を支配しているバールと呼ばれるどうやら機械らしい存在に抵抗しようとするが・・・。

 もうなにもかも滅茶苦茶な話である。
まず部下が即死した猛毒を射出する花が存在していると分かった時点でなぜ調査を続行するのか理解できない。
触ったら死ぬではなくて、どこかから突然飛んでくる猛毒の針ですよ(汗)?
 そしてとにかくあっさりと死ぬ赤シャツ達(笑)と、絶対死なないスポック。
ヘンドルフが即死した毒針でもスポックは死なず、あろうことかキャプランが跡形も残らなかった稲妻でも背中にやけどを負ったのみ(笑)
 そして全く不満もなく平和に暮らしている原住民へのカークの干渉も強烈で、頭からこれは間違っているという考えで凝り固まり、最終的には楽園を破壊してしまう。
最後はスポックに対する人種差別発言で幕を閉じる。
 ある意味歴史の残る作品と言えるだろう。
特に赤シャツ伝説を固定した作品としてはすでに有名(笑)
20200208

39(40) イオン嵐の恐怖 Mirror, Mirror
 惑星ハルカンで資源の公益に関する交渉を行うカークだが、ハルカン政府代表は首を縦に振らない。
一旦あきらめてエンタープライズに戻ろうとする一行だが、磁気嵐の影響で転送に不備が生じ、鏡像宇宙の自分自身と入れ替わってしまう。
鏡像宇宙の宇宙艦隊はこちらの世界とは正反対の性質を持っていた・・・。

 今話題の(笑)鏡像宇宙が初登場する記念すべきエピソード。
鏡像宇宙の詳しい設定は語られないが、基本的な性質(笑)はこの時点で確立されている。
興味深いのは鏡像宇宙でのカークとスポックの関係で、こっちはこっちでそれなりに信頼し合っているのが微妙に表現されているのが面白かった。
ところでこの時点での皇帝は誰なんだろうか???
それにしても第2シーズンに入った途端に全体的にアイデアと脚本のレベルが上った気がする。
20200129

40(42) 死の宇宙病 The Deadly Years
 惑星ハイドラ4号に上陸している科学調査団への定期連絡のためにやってきたエンタープライズ。
しかし調査団全員が急速な老化現象に襲われ、ほとんどが死亡していた。
やがて上陸したカーク船長、スポック副長、ドクター・マッコイ、チェコフ少尉、アイリーン・ゴールウェイ大尉の内、チェコフ以外の4人にも同じ症状が現れ・・・。

 病気シリーズ(笑)
カークが物忘れの激しい頑固ジジイになるのがそれっぽい。
しかし何度も書いているがキャラクターが変化してしまう話は面白くなりにくく、この話も重苦しい展開が続くが、最後はスカッとさせてくれたのはよかった。
 気になったのは船長適性審査会の開催で、1日に30年分も老化するような状況で、あんなことしてていいのか。審査会中に誰かの寿命が尽きそうだぞ(笑)
20200216

41(41) 不思議の宇宙のアリス I, Mudd
 最近赴任した男を不審に思っていたマッコイだが、その不安は的中し、男の正体はアンドロイドで、エンタープライズを掌握してある惑星へ。
そこには多数のアンドロイドの王となったハリー・マッドが待っていた・・・。

 マッド再登場。
前回はさほどでも無かったが、この話ではなかなかの悪人になっていて、ディスカバリーの雰囲気に近づいた。
アンドロイドの描写もなかなか凝っているが、途中で突然方針を変更したきっかけがよくわからなかった。
そしてなんと言っても一番の見どころは、エンタープライズクルー&マッドによる不条理劇シーン(笑)
ほんとにやったら普通に発狂したので廃棄するとか判断されそうだが(笑)
20200208

42(43) 新種クアドトリティケール The Trouble with Tribbles
 
 クリンゴンの領域の近くで第一級遭難信号を受信し、急いで宇宙ステーションK7に駆けつけるエンタープライズだったが、なんと呼び出した理由は新種の麦クアドトリティケールの警備の依頼だった。
怒るカークだが、宇宙艦隊司令部からも司令を受け、仕方なく警備をつける。
一方ウフーラはステーション内のバーで毛の塊のような可愛い生き物を見つけており・・・。

 見どころ満載の、細かいところまで神経の行き届いた完成度の高い話。
やたらにどこにでもいるトリブルとか、スコットがカークの悪口を言われても平気だけどエンタープライズの悪口を言われたら殴りかかる(笑)とか、チェコフがやたらとロシアを推す(笑)とか。
DS9で再登場するクリンゴン人コロスも出てくる。
化夢宇留仁が注目したのは人間に化けたクリンゴン人の件で、ディスカバリーを観た今となってはいったいどんな覚悟でスパイになったのかと考えてしまった。
そして商人シラノ・ジョーンズはなんでマッドにしなかったのか疑問だった(笑)
20200224

43(44) もう一つの地球 Bread and Circuses
 エンタープライズは6年前に行方不明なったUSSビーグル号の残骸が浮遊しているのを発見。
近くにはビーグル号が調査するはずだったMクラスの惑星4号があり、そこに生存者がいるかも知れないと接近してみる。
そこでは核開発直前の20世紀程度の科学技術を擁した世界が作られていたが、なにもかもがあまりにも過去の地球に酷似していた。
ただしその世界ではローマ帝国が滅びること無く世界を支配していた・・・。

 名前までそのまんまというのはどうかと思うが、とりあえずローマ帝国が滅ばずに現代に近い科学技術まで発展した世界というのは設定的に素晴らしく魅力的。
コロッセウムはスタジオ撮影のテレビ番組になり、奴隷にも年金などある程度の生活保証が用意されている。
おもしれ〜〜〜〜(笑)
 物語的にもカークのヘタレの元同級生の葛藤とか、スポックとマッコイの苦労とか、にこやかだけどなかなか極悪な総督とか、見どころも多くて悪くない。
そして勿論カークに用意された女奴隷の超エロいところもすごくよかった(笑)
20200315

44(39) 惑星オリオンの侵略 Journey to Babel
 各国の代表がエンタープライズに乗り込み、惑星コリードを惑星連盟に加入させるかどうかを検討する会議の開催地バーベルへ向かっている。
様々な種族の中には、スポックの両親であるサレク大使とアマンダ夫人も含まれていた。
エンタープライズ上では親睦会が開かれるが、テラライト人のガヴ大使が、サレクにコリードの連邦加入に賛成するのかと意見を求め、サレクは会議まではそれを言及するのは適切ではないと拒否した。
しかしその後もガヴ大使はしつこく食い下がり、根負けしたサレクは賛成だと答え、それはコリードの豊富な資源を無法者の略奪から護るためでもあると言及。
テラライト人はコリードから資源を運び出しており、泥棒呼ばわりされたと激怒する。
しかしその後ガヴ大使が首の骨を折られた死体で発見され・・・。

 その後アンドレア人大使の部下がオリオンの工作員だったということが判明するのだが、結局ガヴ大使はなんで殺されたのか(笑)?
それはともかく、その後のスタートレック世界の常連となる異星人がたくさん登場する興味深い話だった。
TNGに登場したサレクが、現在の任務を最後に引退すると言っていたが、この話でもこの任務を最後に引退すると言っていてびっくりした(笑)
こっちの方はもっと火急の病気のためだったわけだが。
それにサレクの奥さんアマンダが全然論理的じゃない、と言うか一般的な地球人よりも非論理的なのが面白かった。
サレク「わかったかね?」
アマンダ「よくわからないけどどうでもいいわ」
(笑)
 サレクの手術にスポックが輸血をするというアイデアに対して
アマンダ「私も反対です。2人とも危険にさらすなんて」
・・・と言っていたのにその後スポックに手術を強要し
「ヴァルカン人の方が大切なら、勝手にするがいいわ。やれ義務だの論理だのと言って無表情な顔をしていればいいわ。そしてお父さんを殺しなさい。そしたらお母さんは一生あなたを恨むことよ。お父さんのところへすぐに行ってちょうだい」
断られてスポックをビンタ(笑)
20200216

45(79) カヌーソ・ノナの魔力 A Private Little War
 
 カークが13年前に来たときには武器はせいぜい弓矢しか無く、温和で知的な種族が住んでいた惑星に再び降りてみると、なんとフリントロック銃を使っての部族間の抗争が発生していた。
しかもスポックが撃たれて重体になってしまう。
カークはクリンゴン帝国が協定を破って武器を渡しているのではないかと疑い、再度惑星に降りるが、現地の猛獣ムガートに襲われ、その毒に倒れる・・・。

 ザ・ベトナム戦争(汗)
この救われないオチはよいのだが、こんなことして宇宙艦隊が許してくれるかしら?
原住民のカークの旧友タイリーがいいやつなので余計に可哀相。
そしてタイリーの奥さんノナが・・・なんか浮いてる(笑)
カークを呪術だか漢方薬だかで治し、実は旦那をヤク漬けにしており、カークも二の舞に・・・と思ったらムガートに襲われ、フェイザーを奪って逃げ、敵対グループにフェイザーを見せびらかし、結局殺される。
この話のテーマと近いところにいるけど全然要素の違うことをやってて、なんだか混乱する(笑)
最後もフェイザーを見せびらかすのはいいけど、すぐに背後に回られて捕まって悲鳴を上げるのを繰り返し、観ている方がクラクラしてきたと思ったら死んじゃった(汗)
まあ美人で巨乳だからいいか(笑)
 あとは大人気マスコット、ムガートくん(笑)だが、でっかい姿といい動きといい非常に危険。更に噛まれたら数時間後に死亡する毒まで持っているとは、ちょっと凶悪すぎないか?
どんな状況に対応するように進化したんだろうか?
 もう1つの見所はスポックSMショー(笑)で、ヴァルカン人はその強靭な精神力を自らの肉体の治癒にも使用する。その結果治癒が終わってもなかなか目が覚めずに、そのまま昏睡してしまう可能性がある。
そのためビンタしまくって起こさなければならないのだ(笑)!
そう言えばお母さんにもビンタされていたなあ。
20200301

46(45) 宇宙指令! 首輪じめ The Gamesters of Triskelion
 惑星ガンマ2に設置されている装備点検のためにカーク、ウフーラ、チェコフが転送上陸しようとするが、直前にいきなり消えてしまう。
捜索しても惑星上にも宇宙空間にもそれらしき反応は無い。
 3人はエンタープライズから遠く離れた惑星に拉致されていた。
そこでは様々な種族が奴隷にされ、賭けの対象である戦いのために訓練を受けていた・・・。

 しょうもない話だが、奴隷の1人でありヒロインでもある実写版ラムちゃんみたいなシャーナが実にエロ可愛いので化夢宇留仁的には満足度が高かった(笑)
それにしてもこの勢いだけはすごいけど全然意味不明の邦題はなかなかよろしい(笑)
20200301

47(42) 復讐! ガス怪獣 Obsession
 ある惑星でトリタニウム鉱脈を発見し、喜ぶカークとスポック。
しかし直後にカークが危険を感じ、部下達を偵察に向かわせる。
その結果、なにものかに襲われた部下2名が死亡し、1名も重体に。
カークはそれが11年前にUSSファラガットの船長以下200名を殺した正体不明の生命体の仕業だと見抜いていた。
カークはこの怪物と徹底的に戦うことを選択するが、エンタープライズは急いで届けなければならないワクチンを積み込んでいた・・・。

 カークが精神異常者呼ばわりした「宇宙の巨大怪獣」のデッカー准将と同じことをカークもしている(汗)
とにかく「怪獣」と出会うとみんな自制が効かなくなるらしい(笑)
 そして赤シャツ達の死にっぷりがこれまたすごい。
冒頭からバタバタと・・・ みんなよく赤シャツを着せられて辞職しないな(笑)
 件の「怪獣」だが、蜜のような甘い匂いを発し、組成を変化させ、人間の赤血球を食料とし、重力を操って真空中をワープ9で飛行・・・って、マジですごすぎる。
そして11年間繁殖していなかったのにこのタイミングで繁殖すると突き止めたスポックもすごすぎる(汗)
20200216

48(47) 単細胞物体との衝突 The Immunity Syndrome
 休養をとるため第6宇宙基地へ向かっていたエンタープライズだったが、突然スポックが表情を変え、USSイントレピッドの400名のヴァルカン人が死亡したと言う。
続いて第6宇宙基地からセクター39Jに向かい、通信の途絶えたガンマ7A星系とイントレピッドを捜索せよとの司令が届く。
ガンマ7A星系に来てみると、何十億もいたはずの住民は全滅しており、イントレピッドの姿は無かった。
その代わりに見つけたのは、黒い不定形のなにかだった・・・。

 単細胞生物の画面がサイケな色使いでかっこいい。
それにしても被害が大きいとは言え、迷いなく生物を殺していいのか(笑)?
 他に気になるのはUSSイントレピッドがヴァルカン人の船だという設定。
宇宙艦隊にヴァルカン人のみが乗船している船が存在しているというのは実に興味深い。しかも名前がすごくアメリカ海軍っぽいイントレピッド。
他にも同じようにヴァルカン人だけの船が存在するのだろうか?
20200301

49(49) 宇宙犯罪シンジケート A Piece of the Action
 USSホライズンからの100年前の通信を受け取ったエンタープライズが、発信源である惑星シグマ・イオタ2に接近すると、ベラ・オクミックスという男から通信が入る。その男の階級は「ボス」だった。
ホライズンはこの惑星に「1920年代のシカゴ・ギャング」という本を残しており、その影響で惑星全体でギャングどうしが抗争を続ける物騒な世界になっていたのだ。
オクミックスはカーク達に武器の供給を要求するが・・・。

 たった100年であれだけ完全に再現できるとは、シグマ・イオタ2の住民はなかなかの技術力と強い熱意をもっていると言える。というかオタク魂を感じる(笑)
20200301

50(50) 宇宙300年の旅 By Any Other Name
 遭難信号を受信したエンタープライズがやってきた惑星は自然が豊かな美しい環境だった。
しかしそこで待っていたのはアンドロメダ星雲からやってきたケルバ人たちで、彼らは高度な科学力でカーク達の動きを封じ、エンタープライズを掌握してしまう・・・。

 強力で無慈悲なエイリアンによって、かなり絶望的な状況に追い込まれるが、生身の感覚を利用して搦め手で対抗するのは面白かった。
しかし触手がたくさんあっても感覚もあると思う(笑)
スコッティが頑張ってエイリアンを酔い潰すが、結局状況に関係ないのは流石(笑)
可哀想なのは50%の確率で生き残れなかった若い女性士官トンプソン(赤シャツ)。
彼女のことを考えたらあのオチは無いんじゃないのとも思う。
 気になるところは・・・・・・なんかエンタープライズがワープ11が出るように改造されたままなんですけど(汗)
それとエイリアンのお姉ちゃんのコスチュームがいかしすぎ(笑)
20200309

51(53) 地底160キロのエネルギー Return to Tomorrow
 遭難信号を受信したエンタープライズだったが、そこはMクラスではあるものの、生命が存在しない不毛の地だった。
しかし奇妙な声からの呼びかけがあり、惑星の地下160キロの地点にサーゴンと名乗るエネルギー体が存在していることが判明する。
サーゴンとその仲間2人は、一時的にカーク達の身体を借りて彼らの精神を宿すためのロボットを作りたいと言うが・・・。

 50万年も待っていた精神体にしては我慢が効かない(笑)
すごく楽しそうな、精神体に入られたスポックが見もの。
オチは納得行かない部分も無いではないが、総じてだれずに楽しめる好エピソードだったと思う。
赤シャツ2人が転送台の上にいて可哀相に・・・と思っていたら彼らだけ取り残されて命拾いしたのにはホッとした(笑)
それと・・・ポラスキー博士(笑)!!!
20200308

52(51) エコス・ナチスの恐怖 Patterns of Force
 惑星エコスからの連絡が途絶えて半年。
そこにはカーク船長の恩師でもある歴史学者ジョン・ギルが派遣されていた。
調査のために惑星エコスに接近するエンタープライズだが、なんと熱核弾頭ミサイルによる出迎えを受けることに。
カークとスポックが潜入してみると、そこはかつてのナチス・ドイツに酷似した世界だった・・・。

 カーク達のナチスコスプレを始めとして見どころは非常に多いエピソード。
興味深いのはナチス・ドイツを頭から否定せず、スポックがその躍進を評価しているところで、このへんは視点がクレバーで流石スタートレックと思わされた。
20200309

53(52) 恐怖のコンピューターM-5 The Ultimate Computer
 エンタープライズは天才科学者ディストロム博士を迎え、彼が開発したコンピューターM5の作動実験を行うことに。
M5はエンタープライズの航法のみならず、人間が行っているあらゆる任務をこなすことができるという。
模擬戦闘訓練で人間を遥かに上回る反応速度を叩き出すM5だが、無人輸送船を発見すると、攻撃して破壊してしまう。
慌ててM5のスイッチを切ろうとするが・・・。

 コンピューターの反乱テーマを真正面から扱っているので、今の目で見ればチープなところもあるが、脚本演出供にしっかり作られていて退屈しないで観られる好編。
感慨深いのはこのデイストロム博士の名前を冠した研究所の名前が後々も出てくるところで、最新作のピカードではとうとう沖縄にある当研究所がドラマの舞台にもなった。
この話の体たらくを観ていたらとてもじゃないがそんな展開にはならなさそうだが(笑)、博士はこのあとも頑張ったんだろう。
 ちなみに画像は赤シャツが1人、一瞬で蒸発した瞬間のものである(汗)
20200315

54(48) 細菌戦争の果て The Omega Glory
 オメガ4号星の軌道上でUSSエクゼターを発見するエンタープライズ。
通信に反応は無く、船内に入ってみると乗員全員が白い結晶のようになって死亡していた。
記録を調べるとドクターが残した映像があり、この病気から生き残るためには一刻も早く眼下の惑星に降りろと警告した後に死んだ。
惑星に降りてみると、19世紀程度の文明が広がる世界に、エクゼターのトレイシー船長が生き残っていた。
しかし彼は現地のコム族に命令を下し、野蛮なヤン族に対してフェイザーを使用していることがわかり・・・。

 ハードSF風ミステリーで始まり、「地獄の黙示録」風展開に移り、最後はアメリカ万歳で終わる(汗)
それはそれでいいとして(笑)、まずはトレイシー船長強い(笑)!
流石は宇宙艦隊でもトップクラスの船長と言われているだけあって、数々の危機を格闘技術(とあの技術/笑)で乗り越え、1対多の決闘でも勝利を収めたカーク船長を相手の格闘で一方的な勝利。
宇宙艦隊の階級って格闘技能で決められてるんじゃないの(笑)?
 問題は後半のアメリカ万歳で、思想的にはやりたいことをやれば別にいいのだが(笑)、他に突っ込みどころが多すぎる。
特にコム族とヤン族の正体は?
彼らは過去に大規模な細菌を用いた戦争を行った。その結果生き残ったものには特殊な抗体が生まれ、長生きの者では1000年以上も生きている。
そしてコム族は共産主義者、ヤン族はヤンキー(笑)である。
が、コム族はなぜモンゴル人風(笑)?
そしてヤン族だが、星条旗と合衆国憲法まで持っていてアメリカとつながりがあるのは確かだが、1000年前には大元のアメリカがまだ無い(汗)
あとからアメリカ人が入植したとしても、では細菌戦争はいつ起こったのか?
整合性をつけようとしても混乱するばかりである。
20200309

55(54) 宇宙からの使者 Mr.セブン Assignment: Earth
 1968年の地球の軌道上にいるエンタープライズ。
当時核戦争の引き金になるのを一歩手前で阻止できた事件を調査に来ていたのだ。
ところがそこに1000光年以上先からの転送ビームが。
転送台の上に現れたのは、20世紀の背広を着て黒猫を抱いた男だった・・・。

 最初現れた時はブロフェルドかと思った(笑)
この話はいろいろな点で無茶苦茶で、そこが他には無い魅力になっている。
まず始まった瞬間に過去の地球に来ているなど前代未聞である。
更にブロフェルド、じゃなくて(笑)セブンが完全にスパイ系主人公キャラクターで、物語的にも彼の視点で進み、エンタープライズの面々は邪魔しているだけ(笑)
というのも別のドラマのパイロット版がなにやらいろいろあってスタートレックに編入されてしまったということらしく、それで明らかな別の主人公キャラクターがスタートレックに紛れ込むという変な事になっているのだ。
更にはこの話のロケット打ち上げ準備&打ち上げシーンはほとんどが資料映像を使用しており、なにしろ本物なので大迫力でかっこいい。
 というわけでなんだか無茶苦茶だけどやたらに見せ場の多い迷作になっていて面白い。
ちなみにエンタープライズが行った過去は吹き替えでは1975年となっているが、オリジナルではアメリカの放送年である1968年となっている。
放送年のずれでそうなったようだが、スタートレックユニバースの歴史としては明らかに1968年が正しいと思うので、ここではそう表記している。
ちなみにこの話でシーズン2のフィナーレである。
20200315

56(55) 危機一髪! OK牧場の決闘 Spectre of the Gun
 
 奇妙なブイがエンタープライズの進入に対して警告を発するが、それで引き下がっては任務にならないと無視して前進し、惑星メルコトに転送上陸する。
しかしメルコト人は警告を無視した罰として、カークの脳内にあった方法によっての死刑を宣告する。
ふと気づくとカーク、スポック、マッコイ、スコット、チェコフは1881年10月26日のアメリカ西部、アリゾナのトムストーンの街のカリカチュアのような場所にいた。
そこではOK牧場の決闘が迫っており、カーク達はその決闘で敗北したクラントン一家の役割を与えられていた・・・。

 突っ込みどころ満載の異色作だが、その多くの理由が予算不足なのが透けて見えるのは考えないようにしたい(笑)
オチに至る部分では、確かに論理的にはそのような気もするが、これまで遭遇してきた様々な異星人の能力を考えればあのくらいの矛盾はいくらでも筋が通るような気もする(汗)
それと銃が効かないと分かった直後にドロップキックをぶちかますカーク(汗)だが、キックが通じるということは実体だと信じているということで、むしろまた銃が効く可能性のある危険な行動である。
20200406

57(56) トロイアスの王女エラン Elaan of Troyius
 対立を続けてきたトロイアス星とエラス星が、お互いを破壊できる兵器を開発したために逆に手詰まりとなり、それぞれの王族を結婚させることによって和平の道を探ることに。
エラス星の王女エランをトロイアスに送り届けることになったエンタープライズだったが、彼女はとんでもなく傲慢で、彼女を教育するはずだったトロイアス星のペトリ大使もお手上げで、代わりにカークが彼女の教育を引き受けることになるが・・・。

 2政府間の外交仲介というのはある意味宇宙艦隊の本業とも言える任務であり、そこには異なる未知の文明社会との遭遇があり、艦隊士官の腕の見せ所でもある。
そういう意味でこの話は前半はとても素晴らしい出来だったと思う。
苦労する大使を励ましつつ、大使が倒れてからはカーク自らエランとの交渉を続け、なんとか任務を達成しようとする流れはカークが頼もしく思えることもあってとても面白かった。
しかしエランの涙が効果を表し、更にクリンゴン船の脅威が現れてからはなんだかもやっとする感じで、なにもかもが有耶無耶になってしまったように感じで残念だった。
前半までは各キャラクターの思考が非情にわかりやすく描かれていて展開を追うのが楽しかったのだが、後半は涙の効果もあってキャラクター全員の思考がいきなり全然わからなくなってしまってドラマとして成立しなくなってしまったのだ。
どうせだったら涙の効果を受けたカークが完全に王女の味方になれば面白かったと思うのだが、やはり中途半端は一番いけない。
20200424

58(57) 小惑星衝突コース接近中 The Paradise Syndrome
 2ヶ月後には小惑星が衝突して滅ぶと予想されている惑星に転送上陸するカーク、スポ0-ック、マッコイ。
そこは地球に非常によく似た環境で、インディアンに酷似した人たちが平和に暮らしていた。
そこで奇妙な記念碑のような物を発見するが、スポックとマッコイが目を離している間にカークがその中に入ってしまい、行方不明になってしまう。
すぐにも小惑星のコースを変更する必要がある2人はやむなくカークを残してエンタープライズに戻る。
 カークは記念碑の地下で奇妙な機械を触った時に記憶を無くしており、地上に出てきた時にちょうどやってきた現地の女性と接触し・・・。

 なんかよくわからんけどカークが現地妻を持つ話(笑)
ちうかそのミラマネちゃんが可愛い(笑)
 
インディアンっぽい人たちの集落の描写も頑張っていて、迫りくる小惑星の描写もかっこよく、意外に見どころの多い話でもあった。
それにしてもカーク・・・記憶を無くしたら今まで以上に本領を発揮して子供まで作ってしまうとは流石である(笑)
20200328

59(58) 透明宇宙船 The Enterprise Incident
 カークがストレスによるものか、苛立っているのをマッコイは心配していた。
心配は的中し、カークは理由もなくロミュラン帝国領への進入を命じ、エンタープライズはロミュラン艦3隻に包囲されてしまう。
カークとスポックはロミュラン艦に赴くが、ロミュランの司令官はスポックに興味を示し・・・。

 なかなか尖った脚本で、カークの奇行の理由は後半まで明かされず、ミステリアスに進んで面白い。
ロミュランの司令官もなかなか魅力的で、物語のレベルを底上げしていたように思う。
しかしいくらなんでもこの作戦は成功率が低すぎでは?
様々な偶然の助けによって成功したものの、どれも非常に細い糸をたどっており、計画段階で成功の算段が立つとは思えない。普通にシミュレーションしたら単にエンタープライズを失うという結果が99%以上だと思うのだが・・・(汗)
 
 気になるのは勿論ロミュランがクリンゴン艦を使用しているというところで、要するに宇宙船のモデルがロミュラン艦を3隻も揃えられなかったから(笑)だと思うが、この結果クリンゴンも遮蔽装置を使用できるようになったと思うと感慨深いものがある。
20200328

60(59) 悪魔の弟子達 And the Children Shall Lead
 救難信号を受けて科学植民地である惑星トリアカスにやってきたエンタープライズだが、現地の大人たちは全滅しており、なぜか子どもたちだけが生き残っていた。
調査を進めると大人たちは自殺したことがわかり、更に悲しむ様子の無い子どもたちは何者かに操られている可能性が・・・。

 なんだか子役の演技が憎たらしすぎて見ていて気分が悪くなる。
変な能力を使う時の腕の動きもイライラする。
「悪」という存在を簡単に口にするのも嫌な感じ。
過去の映像やなんかで簡単に正気に戻るのも納得いかない。
なんとなくピカードが子供を嫌いな気持ちがわかった(笑)
20200328

61(60) 盗まれたスポックの頭脳 Spock's Brain
 正体不明の宇宙船がエンタープライズに接近する。
その宇宙船はエンタープライズよりも高度な科学技術の産物であるイオン推進を使用していた。
突然ブリッジに女性が転送してきたかと思うと、腕につけている機械を操作してクルー全員を気絶させた。
気がつくと女性の姿は消えており、スポックだけは医療室に寝かされており、なんと頭脳を奪い取られていた。
ドクターは生命維持は24時間が限度だと宣言し・・・。

 奇妙な機械でカチカチカチ・・・と変な音と供に無理やり動かされている頭脳のないスポックが不気味すぎて「バタリアン リターンズ」を思い出した(汗)
ちうかあんなことができるなら頭脳の移植も可能なのでは???
 気に入ったのは逃走した宇宙船を探し、3つの惑星候補を検討して目的地を決めるシチュエーション。
ここはすごくゲームブック「さまよえる宇宙船」っぽくて楽しかった(笑)。
ちうか「さまよえる宇宙船」がスタートレックの再現をしているのだが。
20200327

62(61) 美と真実 Is There in Truth No Beauty?
 宇宙会議に出席していたメデューサ人のコロス大使を母星に送り届ける任務につくエンタープライズ。
メデューサ人は非常に高度な知性を有しているが、人間には耐えられない容姿をしており、直視したら発狂してしまい、ヴァルカン人でさえバイザー越しでないと耐えられない。
コロス大使に同行してきたのは技術者のマービックと、ミランダ・ジョーンズ博士で、元々テレパスでヴァルカンで研究を続け、今後コロスとともにメデューサで暮らす予定だった。
ところがジョーンズ博士を愛していたマービックはコロスを殺そうとしてその姿を見てしまい・・・。

 ちうわけでまたまたポラスキー博士です(笑)
お綺麗ですな。しかしこの人の演じるキャラクターって、必ずひねくれてるような(笑)
 この話自体はなんか脚本と演出の息が合っていない感じで、博士の心の流れ・・・みたいなものがもう一つ掴みにくかった。
マービック発狂はいいとして、その結果エンタープライズが銀河系外の未知の世界に飛ばされてしまうというのもなんだかピンと来ないところ。
メデューサ人の設定は面白くて興味深かったが、こいつら要するにクトゥルフ神話関係者なのでは(笑)?
20200328

63(62) 恒星ミナラの生体実験 The Empath
 ミナラ恒星系の太陽が新星に変わる兆候を見せており、エンタ ープライズは第3惑星にある調査ステーションの放棄の任務につく。
カーク、スポック、マッコイがステーションに調査に降りるがそこには人影はなく、記録装置を調べてみると調査員たちが消えていく様子が残されていた。
そしてカーク達まで消え去り、暗く奇妙な場所に転送されてしまう。
そこには1人の女性が眠っていたが、彼女は発声器官のない異星人だった・・・。

 下手な前衛劇を観せられているような気になる変な話。
背景はほとんど真っ暗だし、ジェムの演技はまさに無声映画のそれだし、固まってるスコッティの画は書き割りみたいだし、バイヤン人の目的と行動には矛盾ありまくりだし、最後も突然ど〜〜〜した(汗)!?ってな感じだし。
それ以外にも色々気になったところがあったが、特に発声器官のない種族が耳が聞こえるというのにすごく違和感があった。
耳が聞こえるならたとえ発声器官が進化しなかったとしても、関節話法(笑)でもなんでも音を使った情報伝達手段は手に入れると思うし、そうじゃなければ原始人のままだと思う。
20200420

64(63) 異次元空間に入ったカーク The Tholian Web
 
 消息不明だったUSSディファイアントを発見したエンタープライズだったが、ディファイアントは目には見えるが一切のエネルギー反応が無いという奇妙な状態だった。
念の為に宇宙服を着てディファイアントブリッジに転送してみると、乗員はみな死んでいた。
そこで更にディファイアントの存在が不安定になり、急いで転送収容しようとするが、カークだけは間に合わずにディファイアントごと虚空に消える。
なんとかカークを救出しようとするスポックだったが、ソリア船が現れて領有を主張し、エンタープライズに退去を勧告する・・・。

 ディスカバリー、エンタープライズと観て、やっとディファイアント初登場のこの話を観た。
流れ的には完全に逆(笑)
で、この話だが、シーズン3としては破格の制作費が投入されたようで、見どころ満載の興味深い話になっている。
まずびっくりするのが今更出てきた宇宙服(笑)
これさえあれば未然に防げた危機が今までどれだけあったことか・・・。
 そしてソリア人の蜘蛛の巣。
「エンタープライズ」でも印象的な使われ方をしていたが、この話でもその存在感は大きかった。
しかし・・・・遅い(汗)
約100年前の「エンタープライズ」では非常にすばやくウェブを展開していたのに、この話では張り終わるまでたっぷり昼寝をしてもお釣りが来るくらいの時間がかかっている(汗)
胸像世界とはソリア人のテクノロジーレベルの進み方が違うのだろうか???
 それにしてもぽや〜〜〜〜ん(笑)と消えていったディファイアントがその後あれほど影響を及ぼすとは、変なところで実に感慨深い話である。
20200406

65(64) 宇宙に漂う惑星型宇宙船 For the World Is Hollow and I Have Touched the Sky
 6機の化学燃料推進を用いたミサイルがエンタープライズに接近し、フェイザーで破壊される。
ミサイルの発射地点に向かうと、そこには小惑星にしか見えない宇宙船が存在していた。
一方マッコイが多血球血症であと1年の命だと判明し・・・。

 色々と突っ込みどころは多いものの、小惑星型世代宇宙船というハードSFっぽい舞台とマッコイの恋話という希少感からなかなか楽しめるエピソード。
あんなべっぴんにあそこまで言われたら残り1年の人生をここで過ごそうって思うよそりゃ(笑)。
化夢宇留仁はヨナダ人の服装がやたらに派手なのが気になった・・・(笑)
 ところで神託の間への侵入に気づかれたカークとスポックが電撃を受けるシーンだが、これを受けている時間が非常に長い。
身動きもできないような電撃をあれだけの時間受け続けたらマジでマンガみたいな黒焦げになりそうである(笑)
ちうかこの電撃をなんで最後には使わなかったの???
聞いちゃダメ(笑)?
20200406

66(66) 宇宙の怪! 怒りを喰う!? Day of the Dove
 植民惑星からの救難信号を受けてやってきたエンタープライズだが、地表には植民地の形跡さえ見当たらない。そこに突然クリンゴン人達が現れ、カーク達を武装解除してエンタープライズを接収すると宣言する。彼らの船はトラブルによって航行不能に陥っていたのだ。
カークの機転でクリンゴン人達をエンタープライズの捕虜とするが、奇妙な力が働き、エンタープライズはワープ9で暴走し、全ての武器は刀剣類に置き換わり、チェコフはいもしない兄の敵だとクリンゴン人を殺しに向かった・・・。

 なんだか全体的に今一つな話。
脚本演出の工夫で傑作になった可能性もありそうなのだが。
クリンゴンの女性がはっきりと出てきたのは初めてで、しかも美人。
なんとなく正体不明で巨大な力を持った宇宙人ばかり出てきて悪夢じみたイメージが強い第3シーズンでは、クリンゴン人が出てきてくれただけで嬉しい。
それにしても付近の調査中に徒歩で近づいてきたクリンゴン人に気づかずに、いきなりカーク船長が殴られるのを許すのはいくらなんでも警戒心が薄すぎでは(笑)?
それに植民地の住環境はなぜ消えたの?
単に予算の関係という答えは聞きたくない(汗)
20200405

67(65) キロナイドの魔力 Plato's Stepchildren
 救難信号によって呼ばれた惑星は、古代ギリシャ文明を再現した世界で、その名をプラトンと言う。
その世界の支配者ペルマンは単純な傷の化膿によって死にそうになっていた。
マッコイが治療するが、ペルマンは痛みによって精神が錯乱し、強力なサイコキネシスを発して周囲を粉々に。
なんとか治療は成功するが、今度はペルマンが上陸班の行動を制御しだし、エンタープライズの機能も停止させてしまい・・・。

 ひたすらペルマンの能力によるSMショーが繰り広げられる(汗)
もうこれが異常にしつこく、観ている方がくらくらしてくる(汗)
更に意外に処世術にも長けているペルマンは宇宙艦隊に連絡が行くことも防ぐので、ほんとうに八方塞がりな状況に。
この無力感は「50.宇宙300年の旅」以来かも。勿論なんとかなるのだが(笑)
最後にヒロイン(?)のペルマンの妻がひと悶着起こすのかと期待したが、いやそうな顔をするだけだった(笑)
20200405

68(77) 惑星スカロスの高速人間 Wink of an Eye
 ある惑星上の救難通信の発信地点に赴いたが、そこには誰もいない。しかし救難通信は発信し続けられていた。
そうこうする内部下の一人コンプトンが姿を消し、ついにはカークまで姿を消してしまう。
実はこの惑星の生存者は超高速人間で、あまりの速さに目の前にいても見えないのだった。
高速化されたカークは船を捨てるように強要されるが、例によっての得意技で切り抜けるのだった・・・(笑)。

 アイデアは面白いがあまりにも描写に科学的問題点が多い。
いくら高速になっても止まっていれば見えるし、そもそも強力な風圧が発生するし、勿論高熱も発する。そして高速化された人物からすれば空気は鉄の塊のように感じて通常の速度でしか動けない(笑)
それはさておいて内容はどうかと言えば、アイデアは面白いが脚本&演出はもうひとつ(汗)
なにしろ相手が全員サイボーグ009みたいなものなので(笑)、エンタープライズクルー達が相手にもならないのは面白い。
しかしそれ以外は「いつものやつ」という感じでこれと言った見どころがなかったのは残念だった。
20200417追記

69(67) 無人惑星の謎 That Which Survives
 わずか数千年前に形成されたにも関わらず呼吸可能な大気があり、植物まで生息する惑星が発見される。
カーク船長、ドクター・マッコイ、スールー大尉、そして上級地質学者ダマート中尉が調査に向かおうとするが、転送直前に転送ルームに奇妙な女が現れ・・・。

 植物は有毒で水さえ見つからないサバイバルはちょっと厳しい(笑)
それはともかく(笑)、この話の設定はそこそこ面白いのだが、強大な力を持つおねーちゃんの姿の尖兵というパターンが多すぎていい加減飽きてきた(汗)。
それとおねーちゃんの何でも知っている理由と細胞破壊のターゲットが1人だけというのが、想像で補えばなんとか説明はつくものの、本編内では一切説明されていないのはどうなのか(笑)?
意外な見どころはどちらかと言えば1000光年もすっ飛ばされてしまったエンタープライズの方で、スポックの論理的な指示の下、なんとか絶望的な状況を脱するサスペンスがなかなかいい感じだった。
20200506

70(68) 惑星セロンの対立 Let That Be Your Last Battlefield
 盗まれた宇宙艦隊のシャトルを発見して回収してみると、中に初めて遭遇するセロン人ロカイが乗り込んでいた。
そして今度はエンタープライズを追う不可視の宇宙船が現れ、そのパイロットがエンタープライズのブリッジに侵入。
彼はセロン星の反政府活動局長ペレと名乗り、政治犯であるロカイの身柄を引き渡すように要求する。
それを断ると、彼は恐るべき超能力でエンタープライズのコントロールを奪い、セロンへコースを設定する・・・。

 風刺はスタートレックの本懐の一つだとは思うのだが、ここまで露骨にやられるとちょっと(笑)・・・っと思うところもありはすれど、興味深い脚本でなかなか面白かった。
自爆シークエンスのサスペンスとか、知恵の比べ合いといった感じの対決も盛り上がるし、ラスト近くの悪夢の追いかけっこは尺が異様に長いこともあって、まさに悪夢という感じが出ていた(笑)
20200424

71(69) 宇宙の精神病院 Whom Gods Destroy
 有毒の大気を持つエルバ2号星の地下には精神異常の犯罪者を収容する施設があり、そこに新薬を届けるのがエンタープライズの任務だった。
カークとスポックが転送で訪問し、コーリー所長が出迎えるが病棟を見てみると拷問されて監禁されている所長の姿が。
今まで案内していた所長はかつて英雄と言われた艦隊士官のガースが化けていたのだった・・・。

 収容所の精神異常者全員がガースの部下になっているのだが、メインの3人がテラライト人、アンドレア人、オリオン人というサービス満点なチョイスになっていて楽しい。
 展開には色々と無理があるものの、合言葉を聞き出そうとするガースの変身能力とカークの駆け引きが面白い。
しかしそれにしても彼女は可哀想すぎ(汗)
それになんでカークは今回に限って合言葉を用意していたのか?
それらしい前振りがあればよかったのだが。
20200425

72(70) 長寿惑星ギデオンの苦悩 The Mark of Gideon
 これまで惑星連邦への加入を拒否し続けてきた惑星ギデオンだったが、この度カーク船長1人のみ評議会に出席することを許可してきた。
そこでカークを指定された座標に転送するが、行方不明になってしまう。
一方カークは誰もいないエンタープライズ船内に転送されていた・・・。

 病気が無いせいで人口が増えすぎ、仕方がないので病気を輸入するという設定は悪くないと思う。
カークの腕の傷という前振りもいい感じだった。
しかしカークも言っているが、他にも手段はありそうなものである(笑)
理由もわからずエンタープライズに一人ぼっちというシチュエーションは面白かった。
20200506

73(71) 消滅惑星ゼータの攻撃 The Lights of Zetar
 小惑星メモリー・アルファには惑星連邦に属する全惑星の歴史及び 科学資料の記録保存施設がある。
そこへの新しい装置類を届ける任務についていたエンタープライズ。今回の任務のために技術装備係としてミラ・ロメイン中尉が同乗していたが、例によってスコッティが彼女に夢中に。
ところが奇妙な磁気嵐のようなものに遭遇し、ミラが気絶してしまい・・・。

 相変わらず女性が絡むとスコッティの自殺行為が目立つ(笑)
まあそういうキャラということでよしとするが(笑)。
奇妙な光の生命体のようなものの正体と目的がなんだか残念な感じで、それがわかってから急にこの話への興味が薄れた(汗)
それと10人と言っていたのが100人だったり、重力室と言っていたのに気圧を上げたり、なんだかちぐはぐなところが多いのも目立った話だった。
 面白かったのはメモリー・アルファという施設の存在そのもので、そんな大事な施設はちゃんと防御しておけよと思いつつ、なんだか素敵なところで行ってみたいと思わせる設定的魅力があったと思う。
全滅したけど(笑)
20200506

74(72) 惑星アーダナのジーナイト作戦 The Cloud Minders
 
 ある惑星の植物が伝染病で絶滅に瀕していた。
それを防ぐには惑星アーダナにしかないジーナイトを早急に手に入れる必要があった。
アーダナの民政官は協力を了承するが、アーダナ地表に転送した上陸班は地元民と思われる数名の襲撃を受ける。
アーダナでは雲の上の美し都市で暮らすストラートと、地下鉱山で働く労働者トログライトに厳しく区別されているようだった・・・。

 まず民政官の娘が可愛くて露出度高くて色っぽい(笑)
それはさておき(笑)、人種差別を扱ったテーマだが、画的にもまさに雲の上の存在と地の底の人々というのがわかりやすく描かれていて面白かった。これぞ風刺SF(笑)
しかし地下の人々は文字通り雲の上の人々よりも知能が低いというのは、理由はあるにしろ少し変な気も。環境によって受けられる教育が異なるということを大げさに表したのかもしれないが。
そしてこの話のカークは冷静かつ決断力を持っており、物語の内容も含めてなんとなくTNGっぽいように感じた。このままシリーズが続けばもっとこのような話が増えたのかもしれない。ネタが尽きてどうしようもない話も増えたのは間違いないが(笑)
カークの内政干渉振りが酷いのは相変わらず(笑)
20200517

75(73) 自由の惑星エデンを求めて The Way to Eden
 盗まれた宇宙船を発見したエンタープライズはこれを追跡するが、船はオーバーヒートで爆発する。
乗っていた人々はかろうじて転送収容されたが、彼らはいわゆる「ヒッピー」だった(汗)。

 まずソリア船が出てきた!と思って喜んだのだが、左右にパイロンがついていたのでなんだ連邦の船かと思ったのだが、実は元々ソリア船の模型にパイロンをつけたものだった(笑)
そしてミュージカル顔負けの歌唱シーンの数々にびびる(笑)
この歌唱シーンはマジで歌がうまいこともあって普通に楽しめた。
問題の物語部分では、狂信的な科学者があるかどうかもわからないエデンへ向かうというのと、その科学者が疫病に侵されているというのは面白い設定だと思ったが、最後のグダグダ感はなんとも残念だった。
どうせなら最後も歌でしめればよかったのに(笑)
あと化夢宇留仁的にはグループの一員のちょっとぽっちゃり系の歌手女性がとても可愛かったのでとりあえず満足した(笑)
20200506

76(74) 6200歳の恋 Requiem for Methuselah
 エンタープライズ内で致死率の非常に高い伝染病が発生し、センサーによれば薬の材料があるらしい惑星に向かう。
無人惑星だと思われたが、そこには地球人が1人住んでおり・・・。

 フリントのぶっとんだ設定にひっくりがえった(笑)
あの人もあの人もみんなフリントだったの(笑)?
それならそうで、せめてもう少し魅力のある役者にしてもらいたかったかな。
そしてデータとかぶる設定の美女。
説明を聞いてもどのへんがそうなのかはもう一つよくわからなかったが、展開としては悪くなかったと思う。
しかし問題はカーク。
とうとう本気で女に惚れて、任務も何もかも放ったらかしに(笑)
それだけはやってはいかんだろう(笑)
一番の興味深いところはいくつものいつもと違う側面を見せるスポックだろう。
地球の古代史や作曲家にやたらに詳しかったり、浮かれて酒を飲んでみたり、ピアノの見事な腕前まで披露。
どうしたんだスポック(笑)?
20200506

77(75) 未確認惑星の岩石人間 The Savage Curtain
 惑星全体が溶岩に覆われ、大気も呼吸不可能な無人の惑星を観測中、突然宇宙空間に現れたエイブラハム・リンカーン。
カークはとりあえず話を合わせて歓迎し、彼の招待も受けることにするが、地上では予想外の展開が待っていた・・・。

 他の種族を捉えて戦わせるというのが銀河系で流行っているのか(笑)?これで何作目だろう?
今回は姿の割に好奇心旺盛な岩石人間さんが「善」と「悪」の概念を調査するためにそれらのチームを戦わせることにしたということなのだが、召喚した彼らが善か悪かはどうやって決めたのか?
ちうかそれでどっちかが勝ったとしても、善と悪についてなにがわかるというのか?
ちうわけでなんだか色々バランスを欠いている感じで、なんとも収まりの悪い話だった。
興味深いのはこの話でスラクとカーレスが初登場していることで、しかもあとのシリーズで出てきた2人とはあまりにも違うのがなんとも(笑)
いやそれは勿論この話が悪いわけじゃない(笑)
20200517

78(76) タイムマシンの危機 All Our Yesterdays
 
 あと数時間で恒星が新星化する星系で、文明の形跡のある惑星サーペイドンに降り立ったカーク、スポック、マッコイの3人はそこでライヴラリーという電子図書館に遭遇。
そこにはタイムマシンがあり、 惑星上の人々は過去の世界へ脱出していた。
しかしカークが誤って過去の世界に行ってしまい、それを追ったスポックとマッコイもこれまた他の過去の世界へ・・・。

 スポックがエロエロになったと思ったら、5000年前のヴァルカン人に先祖返りしていたのだった(笑)。
しかし見直してみると、ザラベスは毛皮を脱いだらあんな格好をしているのではエロエロになっても仕方がないと思った(笑)
 
 この話ではマッコイが強い意志と的確な判断でかっこいいところを見せてくれるが、そんなに責めなくてもよいのでは。
それにしてもあのねーちゃんは可哀相すぎる。
なんとか治療法が見つかる可能性に賭けて未来に戻る手もあったと思うのだが。
あのあとあのねーちゃんはどうしただろうか・・・。
 ああそうそう。台車で強制タイムスリップはすごく新しいと思った(笑)
20200517追記

79(78) 変身! カーク船長の危機 Turnabout Intruder
 救難信号を受けてエンタープライズが向かった惑星には、考古学調査隊がいるはずだった。
しかしレスター博士と医師のコールマン以外は全滅しており、博士も放射線の影響で重症だった。
カークとレスター博士は知り合いのようだったので、彼らを残して生存者の捜索に向かったが、実は博士の病状は演技で・・・。

 今となってはありきたりな仕掛けながら、この先どうなるのかと展開への興味をつなぐことには成功している。
第3シーズン最後の方はそういう話が多かったように思う。ネタは尽きたけど脚本&演出の腕は上がってきたのか(笑)?

 ちうわけで一通りTOSを観終わってしまった。
振り返ってみれば、色々文句をつけるところも多かったが、その多くはまさに黎明期の開拓地へ乗り出したがためのものと言え、逆に無数の新しいことへの挑戦に満ちていたことは確かだと思う。
これがあったからこそ、のちの様々なシリーズへつながったのであり、多様性を受け止めることができる世界を作ったのだと思えばやはりそれは偉業だろう。
それにしてもシーズン3後半の出てくる女性の露出度がどんどん上がってゆくのは、視聴率との兼ね合いで大変だったんだろうと思って感慨深いものがあった(笑)
 今度は特撮映像が作り直されたHDリマスター版を流してみようかな・・・。
20200517


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