STAR TREK 備忘録

TOS

DS94-6
ENT3-4
TNG7
DS97

153 ボーグ変質の謎 パートII Descent, Part II
 ローアに洗脳されたらしいデータ。
ラフォージは生体実験を行われ、危うく脳細胞を全て除去されそうになる。
 ライカーとウォーフはブルーと再会し、捕まっているクルーの救出に向かう。
 ドクタークラッシャーの指揮するエンタープライズはボーグ艦に追われ、超フェイズシールドを起動して恒星のコロナに逃げ込む。

 前編がイマイチだったので、後編に期待が膨らんだが、残念ながら後編もイマイチ(汗)。
特にデータがあそこまで酷いことをしようとしてしまう理由として「負の感情だけを送られていた」だけでは説明がついていないのが、全体的なトーンを暗くしてしまっている。
ボーグ達もこれではいいとこ無しで、肩すかしもいいところ。
 唯一よかったのはドクタークラッシャーの指揮ぶりで、ボーグ艦を破壊したところは部下達もきりっとしていて頼もしかった。
超フェイズシールドが使われたのも嬉しいところ。

156 謎のエイリアン部隊 パートI Gambit, Part I
 ある惑星でピカードが行方不明になり、捜索していたメンバーは彼が酒場で撃ち殺されたという結論に達した。
犯人を突き止めると誓ったライカー。目撃者のイリディアン人は犯人が傭兵だと告げ、彼の証言を元にエンタープライズはバラーダス星系へ。
そこで傭兵部隊に遭遇するが、今度はライカーが拉致されてしまう。
データの指揮で逃走した傭兵船を追跡するエンタープライズ。
その頃傭兵船のライカーは、意外な人物が傭兵に加わっているのを目撃していた・・・。
 前半のミステリアスな展開、後半のピカードとライカーの機転など、見所は多い。
充分に面白いのだが、前後編としては地味なイメージ。

157 謎のエイリアン部隊 パートII Gambit, Part II
 傭兵達の狙いが古代ヴァルカンに伝わる最終兵器だと突き止めたピカードとライカーは、潜入捜査をしていたヴァルカン人士官と協力して傭兵に仲間割れを引き起こす。
彼らを追うエンタープライズ。
やがて全てのパーツが揃い、最終兵器はヴァルカンに戻されることになるが、実は潜入捜査員など存在しなかった・・・。
 テンポのいい演出で楽しめる。しかしちっちゃい話なのは変わらない。
あの兵器のていたらくでヴァルカンが緊急事態だと言うのは不思議だ。

158 戦慄のドリームプログラム Phantasms
 9ヶ月前から行っているデータのドリームプログラム実験で、データは悪夢を観る。
その例えようもないほど奇妙な夢は次第にデータに異変を生じさせ、やがては現実と夢の区別さえおぼつかなくなり、ターボリフトの中でディアナに傷を負わせてしまう。
一方新しいワープコアを設置したエンタープライズは原因不明の胡椒に悩まされ、とうとう漂流状態になってしまう・・・。
 悪夢が実に悪夢らしく作られており、しかも最後はすっきり納得出来るので意外に気持ちのいいエピソード。
データがフロイト博士に意見を求めるのが楽しい。

162 アンドロイドの母親 Inheritance
 地核のマグマの温度が冷え、滅亡の危機に陥っている惑星アトリアス4号星の救援に向かったエンタープライズ。
現地の地質学者ジュリアナ・ターナーは元ノニアン・スンの妻であり、データの母親にあたると告白する。とまどうデータ。
やがてうち解けて一緒に演奏会をしたり、任務も協力し合う二人だが、データは違和感を感じていた・・・。
 初見だった。こんなにもデータに関する重要な情報が出てくるエピソードを見逃していたとは(汗)。
オチは読めるが、それでも興味深い内容のエピソード。

167 若き勇者たち Lower Decks
 昇進の査定中の若き士官達は落ち着かない。彼らの視点でエンタープライズでの生活が語られる。
 傑作。
 若い士官達の誰も彼もが生き生きと描かれていて、彼らを主人公にしたシリーズが始められそうなほど。
特に興味深いのは、「悲しみのアカデミー卒業式」で事故を起こしたチームの一員だったシトー少尉と、登場したのは古いのにあまり語られることの無かった医療部のオガワ少尉だろう。
バーラウンジのウェイターのベンもいい味を出している。
ラストは実にもの悲しく終わる。
初見だった。

170 謎の幻覚テレパシー Eye of the Beholder
 謎の自殺をとげたクルーの調査を行うディアナとウォーフ。
謎はワープナセルの中、しかもエンタープライズ建造時まで遡るものだった・・・。
 ミステリータッチで始まり、次第にホラーの様相を帯びてくる。
ウォーフとディアナの関係のきっかけになったエピソード。
安堵してウォーフに抱きついたときのディアナが恐ろしく色っぽい表情を見せる(笑)。
初見だった(汗)。

175 知的生命体 エンタープライズ Emergence
 データのシェイクスピア劇の練習をミテイタピカードだが、突然現れたオリエント急行に轢かれそうになる。
また船が異常な動作を起こしはじめ、調べてみると船体各所にノードが出来、それらはあたかも脳細胞のようだった。
全ての中心にホロデッキがあると分かり調査に向かうと、そこはオリエント急行の中のようだったが、いくつものプログラムが重なり合って奇妙な状態になっていた・・・。
  「戦慄のドリームプログラム」のように象徴的な映像がいくつも出てくる。オチにもう一ひねり欲しかったような気もする。

177〜178 永遠への旅 All Good Things...
 ディアナとウォーフが夜の海でデートの後、ホロデッキから出てくると、ただ事ではない様子のピカードと出会う。
彼は自分がタイムスリップしていると告げる。
 ビバリーが検査するが、なんの問題も発見されない。しかしそうする間にもピカードは過去と未来へ行き来していた。
 25年後の未来のピカードは引退してブドウ畑の世話をしていた。そこに訪ねてくるラフォージ。彼はピカードがイルモディック症候群という不治の病が発病したという知らせを受けて会いに来たのだ。
 7年前のピカードはターシャの操縦するシャトルで初めてエンタープライズに乗り込もうとしていた。
 現在のピカードはロミュランとの中立地帯で何事かが起こっているのをナカムラ提督から告げられ、エンタープライズを向かわせる。
未来のピカードはタイムスリップ現象の原因を突き止めるためにデータに会うと言い出す。その時データはケンブリッジ大学の教授だった。
データはピカードの話を信じ、今ではクリンゴン領となっているデブロン星系へ向かうのに協力する。
船はピカードと結婚したが別れたビバリーが艦長をしている医療船パスツール。
クリンゴンの知事になっているウォーフも乗り込み、パスツールはデブロン星系へ。
 過去のピカードは命令を無視してファーポイント基地へ接近するが、Qとは遭遇しない。不審に思うピカードだが、ドアを通るとそこはあの法廷だった。
Qはタイムスリップの原因は自分であり、更にピカードが原因で全人類が滅ぶと告げる。
 現在のエンタープライズではライカーが、デジアナがウォーフと付き合いだしたのを知ってふさぎ込んでいた。
 それぞれの時間で中立地帯のデブロン星系に向かうエンタープライズだが、現在の時点ではそこに時空の亀裂が発生しており、過去では更に巨大な亀裂が発見された。
しかし未来のそこには何もなく、ピカードは病気のせいで幻を見ていたのだと決めつけられそうになる。
 Qによって35億年前の地球に導かれたピカードは、そこで時空の亀裂が銀河系を包むほどに大きくなっており、生物が発生しようにも逆時間のせいで何も生まれてこない様子を見せられ・・・。

 とうとう最終話。話の流れ的には第1話の直接の続編ということになる。
しかしもったりしていた第1話と比べると、全てのカットに目が離せない最高のエピソードになっている。
 見所は山ほどあるが、特に気になるのはやはり改装されたワープナセルが3本になったエンタープライズD(遮蔽装置までついている!)の活躍をはじめとした未来の様子だろう。
ワープは13まで出せるようになっているらしい。ワープ10で無限の速度になってあらゆるところに同時に存在することになるので実現は不可能と言われていたのに、どういうことだろう?ワープ13でも目的地に着くまでに時間がかかっていたところを見ると、9.8以降10未満を細分化して単位を整頓し直したというのが一番筋が通る説明だろうか。
 過去のエンタープライズも見所は多い。目立つのはターシャ・ヤーの存在だが、オブライエンがちゃっかり働いているのが微笑ましい♪
 時間を扱った話で、しかもタイムパラドックスを扱った話なのだが、その上でもやはりパラドックスや筋の通らない部分は出てきている。
一番気になるのは未来の世界で、逆タキオンビームを発射した後に現場に戻ったら亀裂が出来ているというところ。逆に大きくなっていくはずなのに正時間にそった流れになっているのだ。
まあここは表現のしようがないので仕方が無いとも言えるが。
 あと気になるのはピカードがQに感謝を告げるが、よく考えるとタイムスリップがQの仕業であるなら時空の亀裂の発生もそもそもはQの仕業だと考えられるところである。
まあそんなこと考える必要がないほどドラマとしてはよく出来ているので問題ないのだが。
 とりあえず栄光のTNG最終話にふさわしい内容だったのは間違いない。


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