STAR TREK 備忘録

TOS1

TOS2 TNG2

DS92

VOY2 ENT2 DIS2 PIC2
TOS3 TNG3 DS93 VOY3 ENT3 DIS3 PIC3
 
TNG5 DS95

VOY5

    LD1
TNG6 DS96 VOY6     LD2
TAS2
DS97

製作NO(日本放送NO)

30(30) 惑星パイラスセブンの怪 Catspaw
 パイラス7号星に調査に降りたチャーリー、スールー、ジャクソンだったが、転送で帰還させようとしたところ、ジャクソンの死体のみが戻ってきた。
残った2人の行方を探すためにカークとスポックとマッコイが上陸するが、そこはまるで中世の伝説にあるような不気味な世界だった・・・。

 なんだかぱっとしない話だが、色々と出てくる小道具が楽しい。
カークが自分の例のスキル(笑)をはっきりと能動的に使用しているのも見どころ。
最後のマペットが超可愛い(笑)
20200208

31(31) 華麗なる変身 Metamorphosis
 宇宙艇ガリレオの中には、カーク船長、スポック副長、ドクター・マッコイ、そして地球連邦コミッショナー次官ミス・ヘッドフォードが同乗していた。
ミス・ヘッドフォードが非常に珍しい重病にかかり、高度な医療設備の整っているエンタープライズへ急いでいるところなのだ。
ところが不思議なガスのような物体に捕まり、強制的に小さな惑星に着陸させられる。
そこには150年前に行方不明になった地球のワープ航法の父、ゼフラム・コクレインが生存していた・・・。

 「エンタープライズ」42話でコクレイン博士が行方不明になっているという情報があったが、まさかTOSでその顛末が語られていたとは知らなかった(汗)
物語は風変わりなファースト・コンタクトがしっとりと語られていてなかなか悪くない。
珍しく役者の演技力が物を言うシーンも多く、子供が観ていたらさぞやつまらなかったのではなかろうか(笑)
それにしても愛を語るカークはどうかと思う(笑)
20200208

32(32) 宿敵クリンゴンの出現 Friday's Child
 鉱物資源の発掘権獲得のために惑星カペラ4号に上陸するカーク、スポック、マッコイ、グラント(赤シャツ)。
現地の人間と接触するが、なんとその中にクリンゴン人が混じっており、思わず銃を抜いたグラントはカペラ人のクリガットという大型の手裏剣で殺されてしまう。
クリンゴン人はすでにカペラ人に武器を渡す代わりに資源を獲得する話を進めていたのだ・・・。

 この話のカーク船長は実にいい感じで、スポックやマッコイの性格をよくわかった上で能力を引き出している。
例えば・・・。
カーク「2つの通信機から同時に音波を出して、崩せないかな。」
スポック「さあ、上手くいくかどうですかね。」
カーク「できないとわかってりゃ、やってみても無駄だな?」
スポック「船長、できないとは言っていませんよ。」
化夢宇留仁は基本的にカークが有能な話は内容に関わらずストレスが無くて嬉しい(笑)
 他にも見どころは多い話で、カペラ人の派手で愉快な衣装とか、なにより一番はカペラ元皇帝アカアーの妻エリンのツンデレ振り(笑)で、マッコイとの会話が面白すぎる。
 残念ながら話が終盤に差し掛かると誰が敵やら何やらわからなくなってグダグダになるのだが(笑)、まあ見方によっては面白いところの多いエピソードだったと思う。
 ところで冒頭ガッツ星人がウルトラセブンを分析するように(笑)、エンタープライズのクルーたちがカペラ人の武器などの検証を行っているのだが、それに出てきたカペラ人の映像の中に、マッコイが写り込んでいる。
どうやら過去にマッコイがカペラ4号星に訪れたことがあるということらしい。
一体いつ?誰の指揮のなんという船で???
20200216

33(33) 神との対決 Who Mourns for Adonais?
 特に変わったところもないフォルクス4号星の地表の地図を作ろうとしたところで、突然緑色の巨大な手が現れ、エンタープライズをつかんで動けなくしてしまう。
更に地球人のような顔が現れ、エンタープライズを待っていたと言う。
惑星に降りると、さっきの顔の男がおり、彼は自分を5000年前に地球にいた神アポロだと名乗った・・・。

 素っ頓狂な話だが、意外にも脚本の完成度が高いので安心して楽しめた。
特にこの話のカークは冷静で、神の正体に対する洞察も鋭く、絶望的な状況下でも次々に打開策を編みだすなど、珍しく(笑)頼りになるのがいい。
セリフも気が利いている。
「失敗すれば、羊を飼って暮らさなければならない」(笑)
またエンタープライズに残されたクルーも、スポックの指揮のもと力を合わせて少しずつ状況を好転させてゆくのが渋い。
割りを食ったのがスコットで、とにかくアポロに殴りかかっては痛い目にあうアホ扱い(笑)で、カークに厳重に注意された後にも躊躇なく花瓶か何かでアポロに殴りかかって酷い目にあうのがほとんどギャグ(笑)
 ところでこの話のアポロは、信者の存在によって力が増すなど、クトゥルフ神話の神々と共通する点が多い。
ちうかもうそのまま組み込んでしまってもいいかも(笑)
20200129

34(34) バルカン星人の秘密 Amok Time
 スポックの様子がおかしい。
いらいらしており、食事もとらず、挙句の果てにスープを投げつける。
スポックに事情を聞いても話さない。そして休暇を願い出、ヴァルカンで静養したいと言う。
とりあえず要求を聞き入れてヴァルカンに向かうが・・・。

 バルカン人の発情期が初めて語られるエピソード。
スポックの奥さんひどすぎ。
カークもスポックと決闘させられることになるし、登場人物全員ひどい目にあう話だな。

 十数年ぶりに見直してみたが、感想は大して変わらず(笑)
スポックの奥さん(というか許嫁)が可愛い(笑)
それにしてもヴァルカンのしきたりが非論理的すぎる(笑)
それにスポックは本気でカークを殺そうとしていたのだが、それはカークは気にならないのかしら?
20200128追記

35(35) 宇宙の巨大怪獣 The Doomsday Machine
 惑星さえ破壊する力を持った自動で迷走する竹輪のような最終兵器と遭遇。
ミスによって部下を全て死なせてしまったNCC-1017コンスティテューションのマット・デッカー准将が怒りによって暴走し、エンタープライズで特攻。
コンスティテーションの修理の指揮をしていたカークは彼を精神異常者呼ばわりし、結局エンタープライズの指揮権はスポックに戻る。
しかしデッカー准将は宇宙艇で怪物に体当たりして命を落とす。
TOSでも命令系統関係はけっこう厳しかったのね。

 久しぶりに見直してみたが、あらためて最終兵器のかっこよさに驚いた。
よく見ると表面がティッシュを貼り合わせているような気もするが(笑)、正面から見たときの迫力と口(?)の中の不気味に動く輝きが素晴らしい。
またこの話ではカークが冷静で頼りになるので安心して観られる。
20200207追記

36(36) 惑星アルギリスの殺人鬼 Wolf in the Fold
 
 スコットが「女性渇望症」(笑)になり、治療のために「快楽の惑星」と呼ばれる惑星アルギリスに上陸したカーク、マッコイ、スコット。
すっかり踊り子を気に入って満面の笑みのスコット(笑)
スコットと踊り子は夜の闇に消えていったが(笑)、すぐに女の悲鳴が。
行ってみると、そこにはナイフで何度も刺された踊り子の死体と、ナイフを握ったスコットが・・・。

 クトゥルフ神話ファミリー(笑)の一員でもあるロバート・ブロックの脚本で、「サイコ」の脚本で有名だが、切り裂きジャック関連のミステリーも多く執筆しており、この話もその1つである。
変な儀式が出てきたりするのがクトゥルフっぽい(笑)し、結局コンピュータでデータを突き合わせて真相が現れてくるなど、ミステリーとしてもなかなか面白かった。
それにしても「女性渇望症」って・・・(笑)
20200216

37(37) 超小型宇宙船ノーマッドの謎 The Changeling
 惑星マルリアに接近するエンタープライズ。
そこには40億もの人が住んでいるはずなのに、生命反応が一切無かった。
不審に思い、調査を開始しようとしたところに、正体不明の超小型の宇宙船が接近してきた。
それは重さ800kg、全長1mほどしか無かったが、その船からの攻撃でエンタープライズは撃沈寸前まで追い詰められる。
なんとか意思疎通を果たし、船内に転送すると、それはノーマッドと名乗った・・・。

 超名作。劇場版第1作のベースになったことでも名高い本作だが、化夢宇留仁的にはこっちの方がよくできていると思う。
全編から溢れ出るSFマインドが素晴らしい。
撮影も凝っていて、アングルを工夫して人間とは異なる者の視点を意識させることに成功していてミステリーを盛り上げている。
チャーリーを「修理」する件も素晴らしい。
気になるのはもちろんウフーラ中尉の顛末で、最後まで抜本的な解決が示されず、単純に再教育で終わってしまったのが面白すぎた。
彼女の人生はこの話でリセットされている(笑)
20200129

38(38) 死のパラダイス The Apple
 宇宙艦隊の司令によって赤い空にジャングルのような環境が広がっているガンマー6号星に転送上陸し、調査を開始する。
上陸メンバーはカーク船長、スポック副長、チェコフ少尉、ランドン事務下士官(秘書)、マッコイ、ヘンドルフ、キャプラン、マロリー、マープルという大所帯。
しかしいきなり花から射出された毒針でヘンドルフが命を落とす。
調査を続行するカーク。
すると今度はスポックが同じ毒針に襲われる。
慌てて転送して戻ろうとするが、惑星の放射するなにかの影響で転送装置が機能を停止。
仕方なく調査を続けるが、今度はキャプランが稲妻の直撃で跡形もなくなり、マロリーは爆発性の石を踏んで爆死。
更に原住民バーリアンと接触後、マープルはバーリアンに殴り殺されてしまう。
カーク達はこの惑星を支配しているバールと呼ばれるどうやら機械らしい存在に抵抗しようとするが・・・。

 もうなにもかも滅茶苦茶な話である。
まず部下が即死した猛毒を射出する花が存在していると分かった時点でなぜ調査を続行するのか理解できない。
触ったら死ぬではなくて、どこかから突然飛んでくる猛毒の針ですよ(汗)?
 そしてとにかくあっさりと死ぬ赤シャツ達(笑)と、絶対死なないスポック。
ヘンドルフが即死した毒針でもスポックは死なず、あろうことかキャプランが跡形も残らなかった稲妻でも背中にやけどを負ったのみ(笑)
 そして全く不満もなく平和に暮らしている原住民へのカークの干渉も強烈で、頭からこれは間違っているという考えで凝り固まり、最終的には楽園を破壊してしまう。
最後はスポックに対する人種差別発言で幕を閉じる。
 ある意味歴史の残る作品と言えるだろう。
特に赤シャツ伝説を固定した作品としてはすでに有名(笑)
20200208

39(40) イオン嵐の恐怖 Mirror, Mirror
 惑星ハルカンで資源の交易に関する交渉を行うカークだが、ハルカン政府代表は首を縦に振らない。
一旦あきらめてエンタープライズに戻ろうとする一行だが、磁気嵐の影響で転送に不備が生じ、鏡像宇宙の自分自身と入れ替わってしまう。
鏡像宇宙の宇宙艦隊はこちらの世界とは正反対の性質を持っていた・・・。

 今話題の(笑)鏡像宇宙が初登場する記念すべきエピソード。
鏡像宇宙の詳しい設定は語られないが、基本的な性質(笑)はこの時点で確立されている。
興味深いのは鏡像宇宙でのカークとスポックの関係で、こっちはこっちでそれなりに信頼し合っているのが微妙に表現されているのが面白かった。
ところでこの時点での皇帝は誰なんだろうか???
それにしても第2シーズンに入った途端に全体的にアイデアと脚本のレベルが上った気がする。
20200129

40(42) 死の宇宙病 The Deadly Years
 惑星ハイドラ4号に上陸している科学調査団への定期連絡のためにやってきたエンタープライズ。
しかし調査団全員が急速な老化現象に襲われ、ほとんどが死亡していた。
やがて上陸したカーク船長、スポック副長、ドクター・マッコイ、チェコフ少尉、アイリーン・ゴールウェイ大尉の内、チェコフ以外の4人にも同じ症状が現れ・・・。

 病気シリーズ(笑)
カークが物忘れの激しい頑固ジジイになるのがそれっぽい。
しかし何度も書いているがキャラクターが変化してしまう話は面白くなりにくく、この話も重苦しい展開が続くが、最後はスカッとさせてくれたのはよかった。
 気になったのは船長適性審査会の開催で、1日に30年分も老化するような状況で、あんなことしてていいのか。審査会中に誰かの寿命が尽きそうだぞ(笑)
20200216

41(41) 不思議の宇宙のアリス I, Mudd
 最近赴任した男を不審に思っていたマッコイだが、その不安は的中し、男の正体はアンドロイドで、エンタープライズを掌握してある惑星へ。
そこには多数のアンドロイドの王となったハリー・マッドが待っていた・・・。

 マッド再登場。
前回はさほどでも無かったが、この話ではなかなかの悪人になっていて、ディスカバリーの雰囲気に近づいた。
アンドロイドの描写もなかなか凝っているが、途中で突然方針を変更したきっかけがよくわからなかった。
そしてなんと言っても一番の見どころは、エンタープライズクルー&マッドによる不条理劇シーン(笑)
ほんとにやったら普通に発狂したので廃棄するとか判断されそうだが(笑)
20200208

42(43) 新種クアドトリティケール The Trouble with Tribbles
 
 クリンゴンの領域の近くで第一級遭難信号を受信し、急いで宇宙ステーションK7に駆けつけるエンタープライズだったが、なんと呼び出した理由は新種の麦クアドトリティケールの警備の依頼だった。
怒るカークだが、宇宙艦隊司令部からも司令を受け、仕方なく警備をつける。
一方ウフーラはステーション内のバーで毛の塊のような可愛い生き物を見つけており・・・。

 見どころ満載の、細かいところまで神経の行き届いた完成度の高い話。
やたらにどこにでもいるトリブルとか、スコットがカークの悪口を言われても平気だけどエンタープライズの悪口を言われたら殴りかかる(笑)とか、チェコフがやたらとロシアを推す(笑)とか。
DS9で再登場するクリンゴン人コロスも出てくる。
化夢宇留仁が注目したのは人間に化けたクリンゴン人の件で、ディスカバリーを観た今となってはいったいどんな覚悟でスパイになったのかと考えてしまった。
そして商人シラノ・ジョーンズはなんでマッドにしなかったのか疑問だった(笑)
20200224

43(44) もう一つの地球 Bread and Circuses
 エンタープライズは6年前に行方不明なったUSSビーグル号の残骸が浮遊しているのを発見。
近くにはビーグル号が調査するはずだったMクラスの惑星4号があり、そこに生存者がいるかも知れないと接近してみる。
そこでは核開発直前の20世紀程度の科学技術を擁した世界が作られていたが、なにもかもがあまりにも過去の地球に酷似していた。
ただしその世界ではローマ帝国が滅びること無く世界を支配していた・・・。

 名前までそのまんまというのはどうかと思うが、とりあえずローマ帝国が滅ばずに現代に近い科学技術まで発展した世界というのは設定的に素晴らしく魅力的。
コロッセウムはスタジオ撮影のテレビ番組になり、奴隷にも年金などある程度の生活保証が用意されている。
おもしれ〜〜〜〜(笑)
 物語的にもカークのヘタレの元同級生の葛藤とか、スポックとマッコイの苦労とか、にこやかだけどなかなか極悪な総督とか、見どころも多くて悪くない。
そして勿論カークに用意された女奴隷の超エロいところもすごくよかった(笑)
20200315

44(39) 惑星オリオンの侵略 Journey to Babel
 各国の代表がエンタープライズに乗り込み、惑星コリードを惑星連盟に加入させるかどうかを検討する会議の開催地バーベルへ向かっている。
様々な種族の中には、スポックの両親であるサレク大使とアマンダ夫人も含まれていた。
エンタープライズ上では親睦会が開かれるが、テラライト人のガヴ大使が、サレクにコリードの連邦加入に賛成するのかと意見を求め、サレクは会議まではそれを言及するのは適切ではないと拒否した。
しかしその後もガヴ大使はしつこく食い下がり、根負けしたサレクは賛成だと答え、それはコリードの豊富な資源を無法者の略奪から護るためでもあると言及。
テラライト人はコリードから資源を運び出しており、泥棒呼ばわりされたと激怒する。
しかしその後ガヴ大使が首の骨を折られた死体で発見され・・・。

 その後アンドレア人大使の部下がオリオンの工作員だったということが判明するのだが、結局ガヴ大使はなんで殺されたのか(笑)?
それはともかく、その後のスタートレック世界の常連となる異星人がたくさん登場する興味深い話だった。
TNGに登場したサレクが、現在の任務を最後に引退すると言っていたが、この話でもこの任務を最後に引退すると言っていてびっくりした(笑)
こっちの方はもっと火急の病気のためだったわけだが。
それにサレクの奥さんアマンダが全然論理的じゃない、と言うか一般的な地球人よりも非論理的なのが面白かった。
サレク「わかったかね?」
アマンダ「よくわからないけどどうでもいいわ」
(笑)
 サレクの手術にスポックが輸血をするというアイデアに対して
アマンダ「私も反対です。2人とも危険にさらすなんて」
・・・と言っていたのにその後スポックに手術を強要し
「ヴァルカン人の方が大切なら、勝手にするがいいわ。やれ義務だの論理だのと言って無表情な顔をしていればいいわ。そしてお父さんを殺しなさい。そしたらお母さんは一生あなたを恨むことよ。お父さんのところへすぐに行ってちょうだい」
断られてスポックをビンタ(笑)
20200216

45(79) カヌーソ・ノナの魔力 A Private Little War
 
 カークが13年前に来たときには武器はせいぜい弓矢しか無く、温和で知的な種族が住んでいた惑星に再び降りてみると、なんとフリントロック銃を使っての部族間の抗争が発生していた。
しかもスポックが撃たれて重体になってしまう。
カークはクリンゴン帝国が協定を破って武器を渡しているのではないかと疑い、再度惑星に降りるが、現地の猛獣ムガートに襲われ、その毒に倒れる・・・。

 ザ・ベトナム戦争(汗)
この救われないオチはよいのだが、こんなことして宇宙艦隊が許してくれるかしら?
原住民のカークの旧友タイリーがいいやつなので余計に可哀相。
そしてタイリーの奥さんノナが・・・なんか浮いてる(笑)
カークを呪術だか漢方薬だかで治し、実は旦那をヤク漬けにしており、カークも二の舞に・・・と思ったらムガートに襲われ、フェイザーを奪って逃げ、敵対グループにフェイザーを見せびらかし、結局殺される。
この話のテーマと近いところにいるけど全然要素の違うことをやってて、なんだか混乱する(笑)
最後もフェイザーを見せびらかすのはいいけど、すぐに背後に回られて捕まって悲鳴を上げるのを繰り返し、観ている方がクラクラしてきたと思ったら死んじゃった(汗)
まあ美人で巨乳だからいいか(笑)
 あとは大人気マスコット、ムガートくん(笑)だが、でっかい姿といい動きといい非常に危険。更に噛まれたら数時間後に死亡する毒まで持っているとは、ちょっと凶悪すぎないか?
どんな状況に対応するように進化したんだろうか?
 もう1つの見所はスポックSMショー(笑)で、ヴァルカン人はその強靭な精神力を自らの肉体の治癒にも使用する。その結果治癒が終わってもなかなか目が覚めずに、そのまま昏睡してしまう可能性がある。
そのためビンタしまくって起こさなければならないのだ(笑)!
そう言えばお母さんにもビンタされていたなあ。
20200301

46(45) 宇宙指令! 首輪じめ The Gamesters of Triskelion
 惑星ガンマ2に設置されている装備点検のためにカーク、ウフーラ、チェコフが転送上陸しようとするが、直前にいきなり消えてしまう。
捜索しても惑星上にも宇宙空間にもそれらしき反応は無い。
 3人はエンタープライズから遠く離れた惑星に拉致されていた。
そこでは様々な種族が奴隷にされ、賭けの対象である戦いのために訓練を受けていた・・・。

 しょうもない話だが、奴隷の1人でありヒロインでもある実写版ラムちゃんみたいなシャーナが実にエロ可愛いので化夢宇留仁的には満足度が高かった(笑)
それにしてもこの勢いだけはすごいけど全然意味不明の邦題はなかなかよろしい(笑)
20200301

47(42) 復讐! ガス怪獣 Obsession
 ある惑星でトリタニウム鉱脈を発見し、喜ぶカークとスポック。
しかし直後にカークが危険を感じ、部下達を偵察に向かわせる。
その結果、なにものかに襲われた部下2名が死亡し、1名も重体に。
カークはそれが11年前にUSSファラガットの船長以下200名を殺した正体不明の生命体の仕業だと見抜いていた。
カークはこの怪物と徹底的に戦うことを選択するが、エンタープライズは急いで届けなければならないワクチンを積み込んでいた・・・。

 カークが精神異常者呼ばわりした「宇宙の巨大怪獣」のデッカー准将と同じことをカークもしている(汗)
とにかく「怪獣」と出会うとみんな自制が効かなくなるらしい(笑)
 そして赤シャツ達の死にっぷりがこれまたすごい。
冒頭からバタバタと・・・ みんなよく赤シャツを着せられて辞職しないな(笑)
 件の「怪獣」だが、蜜のような甘い匂いを発し、組成を変化させ、人間の赤血球を食料とし、重力を操って真空中をワープ9で飛行・・・って、マジですごすぎる。
そして11年間繁殖していなかったのにこのタイミングで繁殖すると突き止めたスポックもすごすぎる(汗)
20200216

48(47) 単細胞物体との衝突 The Immunity Syndrome
 休養をとるため第6宇宙基地へ向かっていたエンタープライズだったが、突然スポックが表情を変え、USSイントレピッドの400名のヴァルカン人が死亡したと言う。
続いて第6宇宙基地からセクター39Jに向かい、通信の途絶えたガンマ7A星系とイントレピッドを捜索せよとの司令が届く。
ガンマ7A星系に来てみると、何十億もいたはずの住民は全滅しており、イントレピッドの姿は無かった。
その代わりに見つけたのは、黒い不定形のなにかだった・・・。

 単細胞生物の画面がサイケな色使いでかっこいい。
それにしても被害が大きいとは言え、迷いなく生物を殺していいのか(笑)?
 他に気になるのはUSSイントレピッドがヴァルカン人の船だという設定。
宇宙艦隊にヴァルカン人のみが乗船している船が存在しているというのは実に興味深い。しかも名前がすごくアメリカ海軍っぽいイントレピッド。
他にも同じようにヴァルカン人だけの船が存在するのだろうか?
20200301

49(49) 宇宙犯罪シンジケート A Piece of the Action
 USSホライズンからの100年前の通信を受け取ったエンタープライズが、発信源である惑星シグマ・イオタ2に接近すると、ベラ・オクミックスという男から通信が入る。その男の階級は「ボス」だった。
ホライズンはこの惑星に「1920年代のシカゴ・ギャング」という本を残しており、その影響で惑星全体でギャングどうしが抗争を続ける物騒な世界になっていたのだ。
オクミックスはカーク達に武器の供給を要求するが・・・。

 たった100年であれだけ完全に再現できるとは、シグマ・イオタ2の住民はなかなかの技術力と強い熱意をもっていると言える。というかオタク魂を感じる(笑)
20200301

50(50) 宇宙300年の旅 By Any Other Name
 遭難信号を受信したエンタープライズがやってきた惑星は自然が豊かな美しい環境だった。
しかしそこで待っていたのはアンドロメダ星雲からやってきたケルバ人たちで、彼らは高度な科学力でカーク達の動きを封じ、エンタープライズを掌握してしまう・・・。

 強力で無慈悲なエイリアンによって、かなり絶望的な状況に追い込まれるが、生身の感覚を利用して搦め手で対抗するのは面白かった。
しかし触手がたくさんあっても感覚もあると思う(笑)
スコッティが頑張ってエイリアンを酔い潰すが、結局状況に関係ないのは流石(笑)
可哀想なのは50%の確率で生き残れなかった若い女性士官トンプソン(赤シャツ)。
彼女のことを考えたらあのオチは無いんじゃないのとも思う。
 気になるところは・・・・・・なんかエンタープライズがワープ11が出るように改造されたままなんですけど(汗)
それとエイリアンのお姉ちゃんのコスチュームがいかしすぎ(笑)
20200309

51(53) 地底160キロのエネルギー Return to Tomorrow
 遭難信号を受信したエンタープライズだったが、そこはMクラスではあるものの、生命が存在しない不毛の地だった。
しかし奇妙な声からの呼びかけがあり、惑星の地下160キロの地点にサーゴンと名乗るエネルギー体が存在していることが判明する。
サーゴンとその仲間2人は、一時的にカーク達の身体を借りて彼らの精神を宿すためのロボットを作りたいと言うが・・・。

 50万年も待っていた精神体にしては我慢が効かない(笑)
すごく楽しそうな、精神体に入られたスポックが見もの。
オチは納得行かない部分も無いではないが、総じてだれずに楽しめる好エピソードだったと思う。
赤シャツ2人が転送台の上にいて可哀相に・・・と思っていたら彼らだけ取り残されて命拾いしたのにはホッとした(笑)
それと・・・ポラスキー博士(笑)!!!
20200308

52(51) エコス・ナチスの恐怖 Patterns of Force
 惑星エコスからの連絡が途絶えて半年。
そこにはカーク船長の恩師でもある歴史学者ジョン・ギルが派遣されていた。
調査のために惑星エコスに接近するエンタープライズだが、なんと熱核弾頭ミサイルによる出迎えを受けることに。
カークとスポックが潜入してみると、そこはかつてのナチス・ドイツに酷似した世界だった・・・。

 カーク達のナチスコスプレを始めとして見どころは非常に多いエピソード。
興味深いのはナチス・ドイツを頭から否定せず、スポックがその躍進を評価しているところで、このへんは視点がクレバーで流石スタートレックと思わされた。
20200309

53(52) 恐怖のコンピューターM-5 The Ultimate Computer
 エンタープライズは天才科学者ディストロム博士を迎え、彼が開発したコンピューターM5の作動実験を行うことに。
M5はエンタープライズの航法のみならず、人間が行っているあらゆる任務をこなすことができるという。
模擬戦闘訓練で人間を遥かに上回る反応速度を叩き出すM5だが、無人輸送船を発見すると、攻撃して破壊してしまう。
慌ててM5のスイッチを切ろうとするが・・・。

 コンピューターの反乱テーマを真正面から扱っているので、今の目で見ればチープなところもあるが、脚本演出供にしっかり作られていて退屈しないで観られる好編。
感慨深いのはこのデイストロム博士の名前を冠した研究所の名前が後々も出てくるところで、最新作のピカードではとうとう沖縄にある当研究所がドラマの舞台にもなった。
この話の体たらくを観ていたらとてもじゃないがそんな展開にはならなさそうだが(笑)、博士はこのあとも頑張ったんだろう。
 ちなみに画像は赤シャツが1人、一瞬で蒸発した瞬間のものである(汗)
20200315

54(48) 細菌戦争の果て The Omega Glory
 オメガ4号星の軌道上でUSSエクゼターを発見するエンタープライズ。
通信に反応は無く、船内に入ってみると乗員全員が白い結晶のようになって死亡していた。
記録を調べるとドクターが残した映像があり、この病気から生き残るためには一刻も早く眼下の惑星に降りろと警告した後に死んだ。
惑星に降りてみると、19世紀程度の文明が広がる世界に、エクゼターのトレイシー船長が生き残っていた。
しかし彼は現地のコム族に命令を下し、野蛮なヤン族に対してフェイザーを使用していることがわかり・・・。

 ハードSF風ミステリーで始まり、「地獄の黙示録」風展開に移り、最後はアメリカ万歳で終わる(汗)
それはそれでいいとして(笑)、まずはトレイシー船長強い(笑)!
流石は宇宙艦隊でもトップクラスの船長と言われているだけあって、数々の危機を格闘技術(とあの技術/笑)で乗り越え、1対多の決闘でも勝利を収めたカーク船長を相手の格闘で一方的な勝利。
宇宙艦隊の階級って格闘技能で決められてるんじゃないの(笑)?
 問題は後半のアメリカ万歳で、思想的にはやりたいことをやれば別にいいのだが(笑)、他に突っ込みどころが多すぎる。
特にコム族とヤン族の正体は?
彼らは過去に大規模な細菌を用いた戦争を行った。その結果生き残ったものには特殊な抗体が生まれ、長生きの者では1000年以上も生きている。
そしてコム族は共産主義者、ヤン族はヤンキー(笑)である。
が、コム族はなぜモンゴル人風(笑)?
そしてヤン族だが、星条旗と合衆国憲法まで持っていてアメリカとつながりがあるのは確かだが、1000年前には大元のアメリカがまだ無い(汗)
あとからアメリカ人が入植したとしても、では細菌戦争はいつ起こったのか?
整合性をつけようとしても混乱するばかりである。
20200309

55(54) 宇宙からの使者 Mr.セブン Assignment: Earth
 1968年の地球の軌道上にいるエンタープライズ。
当時核戦争の引き金になるのを一歩手前で阻止できた事件を調査に来ていたのだ。
ところがそこに1000光年以上先からの転送ビームが。
転送台の上に現れたのは、20世紀の背広を着て黒猫を抱いた男だった・・・。

 最初現れた時はブロフェルドかと思った(笑)
この話はいろいろな点で無茶苦茶で、そこが他には無い魅力になっている。
まず始まった瞬間に過去の地球に来ているなど前代未聞である。
更にブロフェルド、じゃなくて(笑)セブンが完全にスパイ系主人公キャラクターで、物語的にも彼の視点で進み、エンタープライズの面々は邪魔しているだけ(笑)
というのも別のドラマのパイロット版がなにやらいろいろあってスタートレックに編入されてしまったということらしく、それで明らかな別の主人公キャラクターがスタートレックに紛れ込むという変な事になっているのだ。
更にはこの話のロケット打ち上げ準備&打ち上げシーンはほとんどが資料映像を使用しており、なにしろ本物なので大迫力でかっこいい。
 というわけでなんだか無茶苦茶だけどやたらに見せ場の多い迷作になっていて面白い。
ちなみにエンタープライズが行った過去は吹き替えでは1975年となっているが、オリジナルではアメリカの放送年である1968年となっている。
放送年のずれでそうなったようだが、スタートレックユニバースの歴史としては明らかに1968年が正しいと思うので、ここではそう表記している。
ちなみにこの話でシーズン2のフィナーレである。
20200315


TOS1 TOP TOS3

HOME