STAR TREK 備忘録

TOS1

TOS2 TNG2

DS92

VOY2 ENT2 DIS2 PIC2
TOS3 TNG3 DS93 VOY3 ENT3 DIS3  
     
  TNG5 DS95

VOY5

     
TNG6 DS96 VOY6     LD1
MOV
DS97
 

スター・トレック
 クリンゴン領内に巨大な雲海のようなものが現れ、迎撃に向かったクリンゴン艦を破壊して地球に向かっていた。
これを聞いたカーク提督は改装されたエンタープライズの艦長に復帰し、雲海の迎撃に向かう。
懐かしいメンバーが勢揃いして喜ぶカークだが、エンタープライズの艦長になるはずだったデッカー大佐には恨まれるし、ヴァルカンに戻ってコリナーの境地に達したスポックは出会った頃のように素っ気なかった・・・。

 超大作。当時の映画ならではの巨大モデルによる大迫力映像が展開される。しかし画面の迫力がありすぎてスタートレックらしさは薄くなっている印象がある。
ストーリーもあまりにもハードSFに偏りすぎて、しかもテンポがスローすぎるので、まとめようでは15分に短縮できるような内容になってしまっている。
また各メンバーの老け方も強烈で、特にテレビシリーズでは色気を振りまいていたジェニーが老婆にしか見えない(汗)。
でもカーク、マッコイ、スポック、スコッティ、スールーはこの作品あたりが一番かっこいいかも。
 序盤のエンタープライズ登場シーンは圧巻で、乗船用シャトルでカークが乗り込むだけの内容なのに全力で盛り上げてくれる。
 ラストはそれなりのオチが用意されているが、やはり2時間を越える作品としては弱いような気がする。
せっかく出てきたんだからクリンゴンがもっと絡んでもよかったのでは?
 またやたらと宇宙遊泳している人が多い映画でもあった(笑)。

スタートレック2 カーンの逆襲
 チェコフが副長として乗り込んでいるUSSリライアントは、宇宙ステーション・レギュラ1で研究している無機物を有機物に生まれ変わらせるジェネシスの実験対象の惑星を探す任務についていた。
レギュラ1にはカークの元恋人マーカス博士と息子デビッドが働いていた。
僅かな生物しか存在しない惑星セティ・アルファ6に見当をつけ、その生物を他の惑星に移動できるか検証のために艦長と共に惑星に降りたチェコフだが、そこでセティ・アルファ5に置き去りにされたはずのボタニー・ベイの生き残りに遭遇してしまう。彼らが入植した半年後にセティ・アルファ6が爆発し、その軌道にセティ・アルファ5が移動していたのだ。
カーンはセティ・アルファ5で最後に生き残った凶暴な生物の幼生を2人に寄生させ、操り人形に仕立ててリライアントまで手に入れてしまう。
  カークは地球の宇宙艦隊基地で、若いヴァルカン人サービック大尉のコバヤシマル・テストの様子を見た後、軌道上のドックに入っている今はスポックが指揮を執っているエンタープライズへ視察に向かった。
そこにマーカス博士からなぜジェネシス装置をリライアントに積み込む命令を下したのかという通信が入る。覚えのないカークは本部に問い合わせ、そのままエンタープライズを指揮して調査を行うことになる。
エンタープライズはリライアントを発見するが、リライアントは通信を交わさずに接近後いきなり攻撃を行いエンタープライズに甚大な被害を与えた。
危ないところでリライアントの暗号コードによってスクリーンを消去し、一矢報いるのに成功するが、リライアントには逃げられてしまった。
レギュラ1に戻ったエンタープライズはそこで研究員達の遺体と、チェコフとリライアントの船長を発見する。
しかしマーカス博士の姿はなく、ジェネシス装置も見あたらない。そう言えば実験の第2段階は地下で行うと言っていた・・・。

  前作と比べると明らかに予算が減っているが、人間を描くのがうまいニコラス・メイヤー監督になって面白さは倍増♪
序盤のコバヤシマル・テストやカークの老眼鏡の件など、心憎い仕掛けと演出で楽しませてくれる。
削るところは徹底的に削っており、エンタープライズ発進シーンなどはほとんど前作の使い回しである。
 ストーリーも15年前のテレビシリーズ「宇宙の帝王」Space Seedの直接の続編という思いきったもので、知らない人にもスタートレック世界の広がりを感じさせつつ、敵としては申し分のないカーンというキャラクターを存分に暴れさせている。
カーンに奪われたリライアントとエンタープライズの戦いは、シリーズ随一の痛快戦闘シーンである。
光子魚雷装填シーンの手間と人数には大爆笑。

スタートレック3 ミスター・スポックを探せ!
 地球に帰還するエンタープライズ。しかしマッコイの様子がおかしい。
そこにスポックの父サレクが訪ねてくる。マッコイの中にスポックのカトラ(魂)が?
 一方ジェネシス装置の爆発のために出来た新星ジェネシスでは、調査船グリッソムが監視任務についていた。
ジェネシスに高度な生命体が存在するのを知ったサービック大尉とデビッドは地表を調査する。
見つかったのはヴァルカン人の少年だった。
彼らは船に戻ろうとするが、そこにクリンゴン・バード・オブ・プレイが現れてグリッソムを破壊する。
クリンゴン人達はジェネシスの報告を聞き、それを手に入れようと画策していたのだ。

 

 地球ではカークがサレクの要請にしたがってジェネシスへ向かおうとするが許可は下りず、それどころかエンタープライズは廃艦処分だと聞かされる。
カーク達は計画的にエンタープライズを強奪し、追おうとした新造艦エクセルシオールのワープエンジンにも細工を行い、まんまと出航する。
 ジェネシスではクリンゴン人達に3人が捕まっていた・・・。

 2のすぐ後から始まる直接の続編。
悪くは無いのだが、どうも散漫な感じがする。
 エンタープライズ強奪の辺りは「さらば宇宙戦艦ヤマト〜愛の戦士達」そっくり。
多くの制御をコンピュータに任せられる新造艦の存在まで(笑)。
ここのスールーはジェームズ・ボンドばりの活躍で、実にかっこいい。
 戦闘シーンは2の艦対艦の戦いが出来がよすぎてどうしても見劣りがしてしまう。シチュエーションも似てるし。
クリンゴン・バード・オブ・プレイは実にかっこいいのだが。
あと細かいことだが2から出ているヴァルカン人のサービック大尉だが、雰囲気がガラリと変わって優しそうなのが妙な感じだった。

スタートレック4 故郷への長い道
 前回の事件でクリンゴンはカークへの復讐を宣言し、和平交渉はお流れとなった。
ヴァルカンのカーク達は地球へ向けて発進。サービック大尉はヴァルカンに残り、スポックは復帰して艦に乗り込んでいたが、リハビリ途中でまた論理的思考のみの状態になっていた。
 一方地球には謎の探査機が接近しつつあり、それから発せられる謎のエネルギーで全ての動力が停止し、自然環境も変化して大パニックに陥っていた。
 探査機の送信する信号を分析したスポックは、それがザトウクジラの鳴き声であることを突き止める。おそらく探査機が前に地球に来たときには知的生命と言えるものはクジラしか存在したなったのだろう。
クジラに返信してもらいたいところだが、ザトウクジラは絶滅してしまっていた。
カークは過去の地球へタイムワープを敢行する。
 20世紀末の地球にたどり着いた一行は、クジラの探索、クジラを入れる水槽の手配、そしてダイリチクム結晶を再結晶化させるための光子を手に入れるチームに別れる。
 カークとスポックは、クジラの博物館に行き、そこで2頭のザトウクジラを発見する。
 マッコイとスコッティは透明資材の工場へ行く。
 スールー、ウラ、チェコフは原子力を求めて空母エンタープライズへ・・・。

 

 今までと打って変わってコメディ色の強い物語となった。
特に過去の地球でのカルチャーギャップ山盛りの展開はギャグそのもの。
この辺は面白いことは面白いのだが、スタートレックらしくないともとれる。まあ良きも悪くもアメリカ映画的な内容で、雰囲気としてはコメディ色が強くなってきた007みたいな感じ。
やりすぎでご都合主義的なところが目立っているのも確か。
 気になったのはスポックがザトウクジラと会話らしきものを交わしていた描写。
出来るはずがないのは勿論のこと、それが出来るのならわざわざ過去に来る必要もなかったはずなのだ。
 スコッティとマッコイのコンビはいい加減すぎて面白すぎる。
それにしてもスコッティはなんでMacの使い方が分かったんだ?と言うか、あのMac速すぎだし操作滅茶苦茶(笑)。
ソ連のスパイと勘違いされるチェコフもなかなか愉快。
相変わらず渋かったのはスールーで、ヘリのワイパーに驚いた顔がキュートだった(笑)。
 細かいところでは2でカークがマッコイにもらった老眼鏡が過去の地球で売られてしまったのが笑えた。

スタートレック5 新たなる未知へ
 連邦とクリンゴンとロミュランが共同開発を行っているニムバス3で反乱が起こり、各勢力の代表が人質に取られた。
 その頃エンタープライズクルーは休暇中で、カークとスポックとマッコイはキャンプを楽しんでいた。
そこに連絡が入り、メインクルーは皆召集された。
テスト飛行で多くの欠陥が発見され、ガタガタの状態でニムバス3へ向かうエンタープライズA。
 ニムバス3へ到着し、人質救出作戦を決行するが、主犯のサイボックは奇妙な洗脳技術を持っており、人質達も彼の味方になっており失敗。
更にはエンタープライズのクルーも洗脳されてゆく。
サイボックはスポックの異母兄弟で、啓示を受けて誰も行ったことがない大障壁の向こうの神が存在する惑星を目指していた・・・。

 多くのファンの間では実に評価が低いのだが、化夢宇留仁的には最高傑作の一つ。
確かに派手さに足らないとは思うのだが、スタートレックでしか成し得ない素晴らしい作品だったと思う。
 思えば化夢宇留仁が初めて「スタートレック」のタイトルで観たのがこの映画で、当時「インディー・ジョーンズ最後の聖戦」と同時上映だったのを親父と二人で見に行って、親父はインディージョーンズの方が面白かったと言っていたが、化夢宇留仁はこちらの方が面白かった。しかしそれを親父に説明出来なかったもどかしさを思い出す(笑)。
 特に気に入ったのが最後のサイボックの行動とセリフで、まったく歯が立たないと分かっている相手に追いつめられた状態で、そのキャラクターの必殺技が炸裂するのが当時も非常に盛り上がったのを覚えている。
その後の「神」へディスラプター直撃という描写にも溜飲を下げた(笑)。

 

 スタートレックらしさという点で素晴らしいのは、キャラクターとしては「悪」が存在しないところだと思う。いかにもな悪役で登場したクリンゴンも、状況によっては力強い味方になってくれるし、メインの悪役であるサイボックも実は理想に燃えた恐ろしく有能な男であり、最終的にカークにエンタープライズの指揮を任すところでもそれがうまく描けている。
 それにしてもサイボックは素晴らしいキャラクターだった。
恐らくはテレパシー能力を有していたのだろうが、彼の治療のような洗脳のような力は、彼の信念と共になんとも言えない魅力があった。
彼がこの作品で命を落としてしまったのは返す返すも残念である。TNGやDS9に出てきたらさぞや面白かったことだろう。
Qとの対決も見てみたかった(笑)。

スタートレック6 未知の世界
 スールー艦長の指揮するエクセルシオールが、クリンゴンの月の爆発を観測する。
このままの状態では50年後にはクリンゴン母星クロノスの大気が無くなってしまう。しかしクリンゴン帝国は莫大な軍事費のため、それに対処する術を持たなかった。
地球連邦の極秘会議でスポックはこの機会を利用したクリンゴンとの和平締結を提案し、クリンゴン宰相ゴルコンを和平会議へ護送する任務にカークを推薦。
クリンゴンに息子を殺されているカークは反発するが、結局は納得する。
エンタープライズの操舵手には、スポックが目をかけてきた若きヴァルカン人ヴァレリスがついた。
クリンゴン人達とのぎこちないディナーの後、突然エンタープライズから2発の光子魚雷が発射され、クリンゴン船クロノス・ワンに命中した。
大混乱の最中、重力を失っているクロノス・ワンの船内に連邦の宇宙服をつけた何者かが2名侵入し、ゴルコンを撃った。
カークとマッコイがやって来たときにはゴルコンは虫の息で、マッコイの処置も空しく死んでしまい、2人は逮捕されてしまう。
クリンゴンでの恒星間法にのっとった裁判で有罪となった2人は極寒の刑務所星ルラ・ペンテに送られてしまう。

そこで奇妙な女囚人に脱走計画を持ちかけられる。
翌朝彼女の言うとおりに第7エレベーターに乗ると、彼女は怪物のような大男の姿で現れた。彼女は変身能力をもった伝説のカメロイド人だったのだ。
 一方ゴルコンの娘は暗殺に怒りを覚えながらも、父の遺志を継いで和平を続行させると決意し、次の和平会議が開かれることになる。
 エンタープライズではスポックの指揮の元、クリンゴン船に侵入した犯人を捜索していた。
なんとかカークとマッコイの救出に成功した後、探していた犯人も判明するが、それは意外な人物だった・・・。

 オリジナルメンバーによる最後の映画であり、その内容もクリンゴンとの和平ということで、TNGにつながる歴史的事件を扱っている。
地味なイメージではあるが、相変わらずニコラス・メイヤーの丁寧な作りは安心して観ることが出来る。
 それにしても遮蔽したままで攻撃できる技術はどうなったのだろう?
多分和平会議の中で使用禁止になったんだろうな〜(笑)。
 クリンゴン領内に侵入して、連邦船だと気付かれないために翻訳機を使わずに返信するところは愉快♪
 クリンゴン宰相ゴルコンが、前作では地球連邦代表としてニムバス3にいたような・・・(笑)。

スタートレック ジェネレーションズ
 エンタープライズBの出港式に、引退していたカーク、スコッティ、チェコフが招待された。
しかし試験航海中に遭難救助信号を受信。現場に急行すると、謎のエネルギーリボンに2隻の貨物船が捕らわれていた。
1隻は爆発してしまい、もう1隻の乗員の1/3程度の47名は転送回収できたが、今度はエンタープライズがリボンに捕らわれてしまった。
その47名の中には、ガイナンの姿があった。
窮地を脱するためにカークが船首デフレクターの設定を変更。デフレクタービームによって脱出口を確保できたが、脱出時に船首にエネルギーが接触。その辺りのデッキがえぐり取られた。カークのいた第15デッキもその中に含まれていた・・・。
 その78年後。
ホロデッキでウォーフの少佐昇進を祝うエンタープライズDの上級士官達。
しかしピカードに兄と甥の死を伝えるパーソナルメッセージが届き、彼は退出する。
またデータはホロデッキで冗談のつもりでやったことでドクター・クラッシャーを怒らせてしまったことを悔い、使用を控えていたエモーションチップの実装に踏み切る。
そこに研究基地アマゴサから救難信号が入り、行ってみると基地は無惨に破壊されていたが生存者が1人だけいた。彼は78年前にエネルギーリボンから救出された47名の一人であるソラン博士だった。
また基地はロミュランによって攻撃されており、ロミュランはトライリチウムを探していた形跡があった。トライリチウムはロミュランでのみ価値のある物質で、連邦の基地にある筈がないというのに。
基地に再調査に向かったラフォージとデータは隠されていたトライリチウムらしきものを発見するが、そこにソラン博士が現れる。彼はトライリチウムを近くの惑星に発射し、更にラフォージを拉致し、迎えに来たクリンゴン船に転送された。
ロミュラン船を指揮していたのはルーサとベトールで、ソランと取り引きしていたのだった。
彼らはピカードとラフォージを捕虜交換するが、ラフォージのバイザーに仕掛けを施していた・・・。

 TNG初の映画だが、最初のパートはTOSの時代の続きに当たる。
要するにピカードとカークの夢の共演を描いた作品なわけだが、どうやらその仕掛けを考えるので力つきてしまったらしく、肝心のストーリーの方がもう一つ盛り上がらず、キャラクターの描写も中途半端になってしまっている。
最初観たときにはピカードの肉親の悲劇があんまりなのと、データのエモーションチップに関するドラマが中途半端だと思ったのだが、前者に関しては見直しているうちに気にならなくなった。気の毒ではあるのだが(汗)。
データに関しては何度見直しても中途半端さが拭えない。
何より気になるのはミサイルが設置された岩場のシーン以降の展開である。この先はまったく展開というものがなく、用意された設定の消化だけで終わってしまっているのだ。
ひとことで言ってしまえばつまらないのである。
まあ時間の離れた2大ヒーローを共演させるというのは並大抵の苦労ではなかっただろうが、それにしてもつまらない。そしてカークは全然輝いてない(汗)。
この映画の撮影はTNGの最終回収録の1週間後に始まったらしいが、スタッフは総替え。あの見事な最終回を作ったスタッフにこの映画も作って欲しかった・・・。
そうそう。最後に爆発するクリンゴン・バード・オブ・プレイの映像はそのまんま6の流用なのが切なかった。

スタートレック ファーストコンタクト
 
 西暦2373年。ボーグ・キューブが地球に接近しつつあった。
しかしエンタープライズEはその迎撃任務からは外されてしまう。それはピカード艦長がかつてボーグに同化された経緯から、不確定要素となることを懸念した司令部の判断だった。
ボーグ・キューブは地球に迫り、宇宙艦隊との戦闘が始まるがやはりボーグの力は凄まじく、宇宙艦隊が圧倒されている状況を知ったピカードは命令を無視して救援に駆けつける決断を下す。
 ディファイアントで迎撃戦に参加していたウォーフだったが、もはやディファイアントには武器もなく、特攻するしか無いと思われたところにエンタープライズが到着。
ピカードはボーグの思考を読み取り、キューブの弱点に集中攻撃を行ってこれを撃破する。
しかしキューブからは小型の球形の脱出船が飛び出し、地球に向かった。
追跡するエンタープライズだったが、球形船ボーグ・スフィアは過去へタイムスリップし、直後に地球上にはボーグしかいなくなる。
 
エンタープライズはボーグの過去改変を修復すべくスフィアを追って過去に向かい、たどり着いたのは2063年4月4日。
その翌日にはゼフラム・コクレーン博士が初のワープ航法を成功させ、異星人とのファーストコンタクトを果たすはずだった。
地球初のワープ船フェニックス号の周囲はボーグの攻撃によって破壊され、スタッフも多くが殺された。
正しい未来を取り戻すには、コクレーン博士を探し出し、エンタープライズのクルーが手伝って初飛行を成功させる以外になかった。
しかしボーグは破壊される寸前にエンタープライズに転送されており・・・。
 

 スタートレックの映画はこうありたいという見本のような映画。
テレビとは違う大予算で見どころ満載だが、無理に衝撃的な展開を用意せずにTVシリーズの雰囲気は損なわない。
これは自己顕示欲との戦いでもあり並の映画製作者にはなかなか難しい条件なのだが、やはりTVシリーズを知り尽くしているジョナサン・フレイクス監督だからできたことだと思う。
前作で映画に対して絶望感を味わったので、本作でほっとしたのを覚えている(笑)
また細かいところも気が利いていて、しれっと緊急用医療ホログラムが登場するのも嬉しい。
 
勿論いいところばかりでは無い。
後半のテンポがイマイチとか、感情的になるピカードは必要なのかとか、ツッコミどころもいくつもあるのだが、この映画がやろうとしている姿勢が歓迎できるものなので、細かいことは気にならないのだ。
ただしそれでも気になったところもある(笑)
そもそも対ボーグを想定して設計されたエンタープライズEをなぜボーグ戦に参加させない?
ピカードが駄目なんだったらなんでピカードをエンタープライズEに乗船させる?
司令部のやっていることがちぐはぐすぎる(汗)
 本作一番のトピックはこれまで集合体としか表現されてなかったボーグにクィーンという存在を登場させたことで、最初に観た当時は違和感が強かったのだが、スタートレック ピカードのシーズン2まで観てしまった今では最早存在するのが当然なので違和感を感じようもなかったのだった(笑)
そうそう。この映画で酷い目にあったので、クィーンは次から本体に腕もつけることにしようだ(笑)
20220319

スタートレック 叛乱
 
 地球の中世程度の技術水準であると思われるバクー村。そこを偽装基地より惑星連邦とソナー人が監視していたが、調査チームに入っていたデータが突然暴走し、遮蔽服を脱ぎ捨ててしまう。
 新たに連邦に加盟した種族の歓迎パーティーを行っていたエンタープライズだが、データが原住民を人質にし、小型艇でソナー艦に攻撃を仕掛けたという連絡を受け、急行する。
なんとかデータを取り押さえることに成功するが、データに対する破壊活動の痕跡が。
 バクー人達は実は高度な科学技術を有していたが、それをあえて使用しない生き方を選んだ人々だった。
更に調査を進めると、バクー人達はこの星系特有の放射線によって一切老化していないということと、ドワティー提督とソーナ人が共謀してバクー人を追い出し、放射線を手に入れようとしているのがわかってきた・・・。

 
 悪くない。全然悪くない作品である。
しかし1本の映画としてみたらどうかというと、少々地味すぎると言わざるをえない。
ファーストコンタクトと同じくジョナサン・フレイクス監督が丁寧に作り込んでいるのだが、とにかく映画らしい派手さに欠ける。
特に目立つのはソーナ人のビジュアル。
脚本も含めたキャラクターとしてはそのビジュアルにも理由があるし納得できるものなのだが、やはりあの皮貼り付け顔は・・・(汗)
ゲストヒロインも設定上そうなるのはわかるのだが、やはり地味(汗)
そして宇宙船のシーンはと言うと、これまたヘンテコなデザインのソーナ船はもう一つかっこよくないし、ラスト近くの光子帆(?)みたいなものは綺麗にできているが、これがストーリーにほぼ関係ない(汗)
 
 ちうわけで文句ばかり書いているが、先に言ったように悪くはない。
特にやはりフレイクス監督ならではのレギュラー陣の描写は、なんとか全員の見せ場を作るように頑張っているし、全員TVシリーズと比べて変だと感じるところもない。
ちょっとドクター・クラッシャーの見せ場は少なかったような気もするが、化夢宇留仁的には問題なし(笑)
 注目はライカーの活躍。
ファーストコンタクトではほぼなにもしなかったライカー(笑)だが、本作では驚くべきことにやっぱりほとんどストーリーに絡んでこない。
しかしひたすらトロイとイチャイチャするという見せ場(?)は頻発(笑)
トロイに優しくされてデレデレするライカーの演技は見事で、ほんとにデレデレしているとしか思えない(笑)
しまいには2人で風呂入ってヒゲ剃ってもらってる(笑)
化夢宇留仁的には面白かった(笑)

 
 またラスト近くではピカードのダイハード風の活躍があるのだが、印象的なのはこのときのピカードがやたらにムキムキなところで、特に最近「スタートレック:ピカード」でヨボヨボなところ(汗)を見慣れていると、過ぎ去った年月の重さを感じざるを得ない。
 またウォーフはDS9勤務になっても映画になったら呼ばれるのに、オブライエンは呼ばれないのが切ない・・・が致し方ないとも思う(笑)
20220406

スタートレック ネメシス S.T.X
 
ロミュランに隷属するレムスという種族によるクーデターが発生する。
エンタープライズではライカーとトロイの結婚式が執り行われていた。
ベタゾイドへ向かう途中、ポジトロニックサインを受信し、上陸した惑星上でデータの兄弟機と思われるアンドロイドを回収する。
 
更にジェインウェイ提督からの指令が入り、エンタープライズはロミュラスへ。
ロミュランの若き新指導者シンジンは、ピカード艦長のクローンだった。
その数奇な運命を語るシンジンだが、彼は恐るべき計画を隠していた・・・ 。

 とりあえずキャラクターや設定が分かっていないと全然面白くないと思う。 しかし分かってても諸手をあげて面白いというわけでもない(汗)。
はしゃぐパトリック・スチュワートが好きなら前半は楽しめる(笑)。

 見直してみた。
思っていたよりも全然楽しめた。特に前半。相手の計略を逆手に取るなど、百戦錬磨感があっていい。
残念なのは後半のシンジンとの戦闘が始まってからで、ロミュラン艦の登場以外はただひたすら状況に対応するだけで物語的な展開が全然無い(汗)
 
それとデータ。
おそらくスタートレック3みたいな展開になる続編を作るつもりだったのだと思うが、結果は映画は打ち止めとなり、結局そのままB4も・・・。
せめてもう1本作ってほしかったなあ。
20220427

スター・トレック
J・J・エイブラムス監督
 
USSケルヴィンは時空の裂け目から現れた未知の巨大宇宙船に攻撃される。
船長ジョージ・カークが艦に残って援護し、多くのシャトルの脱出を成功させるが、ケルヴィンは敵船に体当りして破壊された。
脱出したシャトルの中では、ジェイムズ・T・カークが産声を上げていた。
 
酒とケンカに溺れる荒れた日々を送っていたカークは、ある日艦隊士官と乱闘騒ぎを起こし、パイク大佐から宇宙艦隊アカデミーへの入学を勧められる。
アカデミーでコバヤシマル・テストのプログラムを書き換えてパスしたカークに対しての聴聞会が開かれ、そこでスポックと出会うが、ヴァルカン星からの緊急救助要請が届き・・・。

 
とりあえずスタートレックの長い歴史を愛する者としては、許せない脚本。
シリーズ化予定だということだが、そういうことなら次作で歴史を元に戻してもらわないと納得いかない。ちうかタイムスリップが関わる時点で少しげんなり。
TNGを、DS9を、ヴォイジャーを否定する物語など認めるわけにはいかない。
20110606

 
とりあえず映画としては非常によくできており、完成度という点ではそれまでのスタートレック映画の中でもピカイチだろう。
しかしスタートレック・シリーズ作品としてはやはり首をひねらざるをえないところも。
最初に観た時はそういう点への拒否反応が強すぎてまともに内容を評価できなかったが、当時はマルチバース的な思考も無かったし、今でも許容し難いヴァルカン星の消失など、なにしろショッキングだったのでむべなるかな。
 
改めて(落ち着いて/笑)見直してみると、上記の通り非常に完成度が高く、テンポもよいので126分をサクッと観終わった。
映像的な最所も、冒頭の戦闘シーン、軌道から降ろされたドリルへのパラシュート降下など満載。
内容的にはパイクが非常に有能に描かれているのがよかった。
しかし・・・やはりこのレベルの内容で、普通のタイムラインで新たな登場人物のシリーズだったらもっとよかったのにと思ってしまうのはこれまたむべなるかな(汗)
とは言え本作の脚本が成立しているのは「カークだから仕方がない」という概念が全てだったりする(笑)ので、新たなキャラにしていればもっと説明に時間がかかってこんなハイテンポの物語にはできず、まさに痛し痒し(汗)
20220514

スター・トレック イントゥ・ダークネス
J・J・エイブラムス監督
 
 エンタープライズは未開の惑星ニビルの原住民を火山の爆発による危機から救うために「アイスキューブ」を使用して火山の活動を止めるが、スポックが溶岩の中に取り残されてしまい、エンタープライズを原住民に見られることを承知で接近して転送回収する。
その結果カークは艦長を解任され、スポックは転属に。
 
 ロンドンでは不治の病の娘を治療してもらう代わりに自爆任務を請け負った者によるテロが発生。
最高司令官アレクサンダー・マーカスは地球付近にいる主だった士官たちをサンフランシスコの艦隊本部に召集し、犯人はセクション31所属のジョン・ハリソン中佐だと公開するが、そこに襲撃が・・・。

 
 前作でこれまでのスタートレック映画ではピカイチの出来だと書いたが、続編はそれを上回った。
カークやスポックのキャラも立っており、画としてはほぼ満点の出来の見せ場の連続。
これで「ケルヴィン・タイムライン」じゃなかったらな〜〜〜(笑)
 
注目ポイントはもちろんカンバーバッチ演じるカーン。
これまでのカーンと全然似ていないが(笑)、なかなか只者ではない感は表現できていたと思う。
それが出来ているからこそ最後の対決で、やっぱり「あの種族」は強いんだ〜〜〜〜(笑)っと表現できている。
スタートレック2のオマージュもあえて立場を逆にするなど、なかなかあからさまで面白い。
これで「ケルヴィン・タイムライン」じゃない単なる若い頃の話だったら最高だったのにな〜〜〜(笑)
20220524


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