1 バルカンの挨拶 The Vulcan Hello
USSシェンジョウは、連邦の最外縁にある連星系で恒星間リレーの損傷を調査していた。
そこはクリンゴン領に最も近い場所でもあったが、連邦はこの100年間というもの、クリンゴンと大きな戦闘は生じていなかった。
そのすぐ近くの小惑星帯の中に、奇妙な物体を発見し、副長マイケル・バーナム中佐は宇宙服で調査に向かう。
それは彫刻のような奇妙な遺物だったが、なんといきなりクリンゴンの戦士と遭遇し・・・。
遅まきながら化夢宇留仁もディスカバリーに参戦してみた。
さて始まり始まり〜〜〜〜〜って、おまえらクリンゴン(汗)?
なんか姿も喋り方も全然違うんですけど(汗)
その後の砂漠を2人で歩くシーンはなかなかよし。
それから本編・・・・・。
微妙(笑)!
お父ちゃん教えるなら無茶しないように釘も刺してやれよ(笑)
画面は素晴らしいの一言で、あと艦内の効果音とか、TOSのそのままのものが多いのは好印象。
しかしやはりあのクリンゴンだけは・・・・せめて髪の毛生やしてくれ〜〜〜〜〜〜〜(汗)
本編中で「クリンゴンは不変なり!」って叫びまくってるけど、むしろおまえら変わりすぎ(汗)!
20200103 |
2 連星系の戦い Battle at the Binary Stars
睨み合っていた連邦とクリンゴンの艦隊だが、とうとうクリンゴンが発砲を開始。両者入り乱れての乱戦となる。
USSシェンジョウは大きなダメージを負い、マイケルが収監されていた拘束室も半壊してしまう。
戦闘はクリンゴンの勝利で終わり、クリンゴン艦は最初に現れた奇妙な船を残して引き上げる。
拘束室からなんとか脱出したマイケルは、艦長にクリンゴンの司令官を捕虜にする作戦を提案する・・・。
ここ一番で感情的になるマイケル(笑)
殺したらあかんって言うてたやん(汗)
ちうわけで連邦とクリンゴンの戦争が勃発するのだが、今まで語られた歴史で全面戦争ってやってましたっけ???
20200103 |
3 支配する者 Context Is for Kings
あれから6ヶ月後。
マイケルは囚人護送船でダイリチウム鉱山がある惑星テルンに輸送されていたが、護送船にGS54と呼ばれる電気を吸収してしまう虫のような生命体が取り付き、パワーダウンしてしまう。
パイロットが駆除に向かうが、何かが起きてあっという間にどこかへ飛んでいってしまい、船内はパニックに。
なんとかしようにも全員拘束されているのでどうしようもない。
そこに突然USSディスカバリーが現れ、シャトルを回収する。
マイケルはその能力を買われ、護送船の修理が終わるまではディスカバリーで働くことに。
その時ディスカバリーの姉妹艦グレンが事故を起こし、乗員が全員死亡したという連絡が入り・・・。
いよいよ本格的に物語が始まった・・・・のだが、いろいろ突っ込みどころが多い。
護送船のパイロットは一体なにが起きてああなったのだ(汗)?
ディスカバリーがほんとに偶然通りかかっただけなら御都合主義すぎるし、そうじゃなかったら艦長が邪悪すぎる(笑)
艦長のペットがトリブル・・・・ってそんな危険な生物をペットにしていいのか(笑)?
マイケルが説明のために胞子ジャンプを体験するが、そこにロミュラスの名も。TOSの説明では前世紀に核戦争をして以来やりとりは無く、顔さえ知らないと言っていたのに?
クマムシに似ている・・・ちうかクマムシやん(笑)
20200103 |
4 殺戮者のナイフは子羊の悲鳴など気にかけない The Butcher's Knife Cares Not for the Lamb's Cry
USSグレンでの功績が認められ、マイケルはディスカバリーの乗員となった。
ロルカ船長はUSSグレンにいた怪物を見せて、その能力を武器に転用する研究を命じる。
そこに連邦のダイリチウムの40%を産出している惑星コルバンがクリンゴンに襲われているという連絡が入る。
コルバンが壊滅する前に救援に向かえるのはディスカバリーの胞子ドライブのみ。
しかし航法装置が完成しておらず、とにかくジャンプしてみたら全然関係ない恒星に突っ込みそうになり・・・。
ディスカバリーがジャンプするときの効果がヘンテコで面白い(笑)
なんかバード・オブ・プレイもデザイン変わってるのは嫌だなあ。
ちうわけで1〜4話を一気に観てみたわけだが、今の所微妙〜〜〜〜〜〜(汗)な感じである。
このまま最後まで連続物&戦記物でいかれたらきついなあ。
たまにはそういう話があってもいいのだけど、12年ぶりの連続シリーズなので初めて観る人が多いわけで、その人達にスタートレックはこんな感じなんだと思われたくない。
90年後はこうですよってアーチャー船長に見せたら悲しむだろうなあ(汗)
まあ同時にスロースターターで本領を発揮するのはシーズン2以降というのも伝統(笑)みたいなものなので、気長に観ていこうと思う。
20200103 |
5 我に苦痛を与えよ Choose Your Pain
司令部に出かけていたロルカ艦長が、帰路の途中でクリンゴンに拉致されてしまう。
臨時艦長となったサルーは艦長がいる可能性があるいくつかの場所に対しての連続ジャンプを命令するが、クマムシがジャンプの度に弱っているのに気づいていたマイケルがそれに反対する。
しかしサルーは取り合わす、ジャンプが強行される。
一方艦長はクリンゴン船内で拷問を受けるが、先に捕まっていた宇宙艦隊士官とともに脱出を試みる・・・。
艦長が敵に捕まってしまうという大事件だが、物語的には一緒に捕まっていたハリー・マッドの紹介と、クマムシさんの代わり探しの方がメイン(笑)
ハリー・マッドは化夢宇留仁は未見のエピソード(多分/汗)なのだが、TOSに2話に渡って登場した宇宙商人らしい。
1〜4話と比べると、なんだかいい雰囲気になってきた気がする。
20200105
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6 忘却の川 Lethe
クリンゴンの反乱分子との秘密会議に向かうサレクだったが、同乗していたヴァルカン論理至上主義者の過激派が自爆する。
マイケルはサレクの危機を感じ取り、艦長に捜索を願い出る。
一方ロルカ艦長はコーンウェル提督に精神疾患を疑われていた・・・。
なかなかスタートレックらしくなってきたように思う。
意外にあっさりクマムシたんとお別れしたが、絶対怒られると思う(笑)
スタメッツ大尉がクマムシの代わりをしてからというもの妙に陽気なのが気になる。
一番面白かったのは艦長がシャトルのパイロットを務めるアッシュに言い放ったセリフ。
「さもなくば戻るな」
20200106 |
7 正気を狂気に変えるマジック Magic to Make the Sanest Man Go Mad
マイケルは生涯最大の苦難「パーティー」に出席する。
いろいろな誘いとかを適当にやりすごしていたのだが、アッシュが近寄ってきてドキドキ(笑)
しかしそこにブリッジから呼び出しがかかる。
ブリッジでは宇宙クジラと呼ばれる「ゴーマガンダー」を発見していたが、どうやらその生物は弱っているようだった。
弱っている絶滅危惧種を発見したら保護しなくてはならない。
かくしてゴーマガンダーは船内に転送されるが、なんとその口の中からハリー・マッドが現れ・・・。
どうもスタートレックらしさが足りないと感じていたディスカバリーだが、突然TNGの優良回と方肩を並べるようなエピソードをぶちこんできた。
スタートレック定番のタイムループ物だが、非常にハイテンポでブラックでユーモラスでウィットの効いた素晴らしい出来。
いきなりどうしたんだ(笑)?
気になるところもないではない。
いくらなんでもあれだけやってあのオチは許されるのか(笑)?
まあそこがまた意外性に富んでいて面白かったのだが。
ハリー・マッドはシリーズが長引けばまた出てくるんだろうな〜。
ところでコーンウェル提督の捜索はどうなったのだ(笑)?
20200107 |
8 汝、平和を欲するなら、戦いに備えよ Si Vis Pacem, Para Bellum
USSガガーリンより複数のクリンゴン船から攻撃を受けているという連絡が入り、現場に急行するディスカバリーだが、結局ガガーリンは撃墜されてしまう。
ロルカ艦長は司令部より、クリンゴン帝国の実権を握ったコルが「死の船」に搭載された遮蔽装置の技術を、服従を誓った他の氏族にも分け与えていると聞かされる。
結果クリンゴン船は神出鬼没となり、連邦が優勢だった戦局を覆しつつあった。
事態を重く観た司令部は、ディスカバリーに人工的な設備を使わずに特殊な電磁波を出す惑星パーヴォの調査を命じる。
その電磁波を利用できればクリンゴンの遮蔽装置を無効化できるはずなのだ。
戦記物に戻りはしたが、やってることは未知の自然環境を有する惑星の秘密を探るという、スタートレックらしい内容になった。
上陸班の内の1人が精神に影響を受けて別人のようになるのもTOSっぽい(笑)
しかし実質は前後編の前編のような構成なので、次の話で評価が決まりそうである。
余談だが、TOSの「タロス星の幻怪人」の記録映像(つまり「ザ・ケイジ」)に、青い葉っぱで振動によって音を発する植物が登場していた。
おそらくこの話のバーヴォの植物はそれを意識して創造されたものだと思うが、設定的にはどうなのだろう?
あの惑星とバーヴォとは関わりがあるのか?
などと想像するのがまた楽しい(笑)
20200107 |
9 深き森の奥へ Into the Forest I Go
クリンゴンの「死の船」が惑星パーヴォに向かっているという情報を得た司令部はディスカバリーに帰還を命じる。
それは任務の失敗を意味し、クリンゴンの優位を覆すことはできないが、それ以上に切り札であるディスカバリーを失うわけにはいかなかったのだ。
ロルカ船長はとりあえず命令を聞いたふりをして、あえてジャンプではなくワープで帰還コースに乗り、時間を稼いでその間に解決策を募る。
そこで出たアイデアがクリンゴン船へクルーを転送し、センサーを設置するというとんでもないもの。
しかしそれが成功しても「死の船」の遮蔽のデータを得るには数日かかる。
しかし艦長はデータ取得の時間を劇的に短縮するアイデアを追加する。
時間をかける代わりに相対位置情報を増やす。
そのためにはディスカバリーは133回のジャンプを行う必要があった・・・。
後編は更にパーヴォの謎が掘り下げられるのかと思いきや、ちうかこのサブタイトルならそう思うよな(笑)全然パーヴォが出てこないのには驚いた。名前だけはやたらに出てくるが(笑)
そしてなにが展開されたかというと、ディスカバリーのオールレンジアタックだった(笑)
ちうかディスカバリーの物語のテンポって異常に早くないか?
思い返せばハリー・マッドは次のシーズンにまた顔出すんだろうな〜〜〜〜っと思ってたら2話先にはもう出てきたし(笑)、この話ではもう「死の船」があんなことに(汗)
ちうかこれって最近のドラマに疎い化夢宇留仁が取り残されてるだけ(汗)?
取りも直さず非常に見どころが多く面白いエピソードだった。
20200117 |
10 我の意志にあらず Despite Yourself
正体不明の宇宙に来てしまったディスカバリーが付近にあったクリンゴン船の残骸からデータを取り出して調べてみると、そこは一種のパラレルワールドだと判明。
この世界では地球人が「テラン帝国」を敷き、他種族と戦争を続けていた。
更にUSSディファイアントもこの世界に来ていたことが判明し、それが胞子ドライブを使用しなくても平行宇宙を行き来する鍵だと判断する。
しかしこの宇宙で活動するには、USSディスカバリーはテラン帝国のISSディスカバリーとして振る舞わなくてはならない・・・。
なんと鏡面世界にとばされてしまったディスカバリー。
ティリーが血に飢えたディスカバリーの艦長だったり、相変わらず鏡面世界の滅茶苦茶ぶりは面白いが、この話はこれからの物語のための準備エピソードという感じ。
しかし最後に酷すぎるサプライズが。
あなたここで殺されますか(汗)!?
20200119 |
11 内なる狼 The Wolf Inside
ISSシェンジョウの艦長の座についたマイケルに、テラン帝国皇帝からの反帝国軍の基地を滅ぼす任務の司令が。
そこには反乱軍の指導者である「ファイアウルフ」もいるはずだという。
鏡面世界のこととはいえ、数百人を無差別に殺戮するなどマイケルにできるわけもなく、アッシュとともに地上に赴き、反乱軍と交渉しようとするが・・・。
前回が準備回だったこともあり、今回は話が進みまくり、彼の正体もはっきりした。
しかしまた最後にとんでもない顔が(笑)
こう毎回クリフハンガーやられるとしんどいぞ(笑)
そしてサルー・・・(笑)
20201119 |
12 大それた野心 Vaulting Ambition
テラン帝国の皇帝はジョージャウであり、この世界のマイケルの育ての親でもあった。
しかし彼女はマイケルを裏切者だと判断し、処刑しようとする。
仕方なく正体を明かすマイケルだが、2人の情報を突き合わせてみると、新たに予想もしなかった事実が浮かび上がってくる・・・。
これはほんとに予想もしない事実(汗)!
ディスカバリーシーズン1は、全てこの展開のためのお膳立てだったのだ。
いや〜〜〜〜、ほんとにびっくりした(笑)
あとはシーズン1の残りのエピソードが尻すぼみにならないよう祈るのみ。
20200119 |
13 過去は序章 What's Past is Prologue
宮廷船内に監禁されていたかつての部下たちを開放し、皇帝に対して反乱をおこすロルカ。
制圧される宮廷船。
マイケルはなんとかディスカバリーと連絡を取り、宮廷船から離れるように指示するが、ディスカバリーはこのまま宮廷船が胞子ネットワークからエネルギーを吸収し続けるとあらゆる宇宙が破壊されてしまう事実を掴んでおり、逃げている場合じゃないと宮廷船へ向かう・・・。
見どころ満載の山場到来。
今までの伏線を回収しまくった挙げ句、肉弾戦と宇宙船どうしの戦いと、見せ場の連続!
中でも化夢宇留仁が一番盛り上がったのはサルー船長の指揮ぶりで、戦闘前の演説をはじめ、「それが聞きたかった」「撃て!」が鳥肌モノ(汗)
それと肉弾戦におけるジョージャウ皇帝の活躍。
皇帝メチャ強(笑)!
それにしても宮廷船制圧が簡単すぎでは(汗)?
20200127 |
14 外なる戦い、内なる戦い The War Without, The War Within
通常の宇宙に帰還したディスカバリーだが、元の時間に戻るはずが、9ヶ月も先の未来に来てしまう。
その間に戦争はクリンゴンが優勢に進め、惑星連邦は壊滅の危機に陥っていた。
マイケルはクリンゴンとの戦争に勝った実績のあるジョージャウ皇帝からその方法を聞き出し、コーンウェル提督に直訴。
結果提督は思い切った決断を下す・・・。
相変わらず怒涛の展開。
ちうかこれまでひたすら引っ張ってきたロルカ艦長の件の終結でシーズン1も終了かと思っていたのだが、なんとあっさり1話で終了(笑)
ディスカバリーの脚本密度高すぎ(笑)!
しかしこの話はシーズン1完結へ向けての準備回という感じでもあり、失われた胞子の促成栽培やマイケルとタイラーの関係精算など、とりあえずやっておかなければならないことは全部やった感じ(笑)
これでいよいよシーズン1の最終回になだれ込むのだ。
20200127 |
15 新たなる旅立ち Will You Take My Hand?
ディスカバリーはクリンゴンの母星クロノスの地下にジャンプアウト。
人類がクロノスに来るのは、約100年前にアーチャー船長のエンタープライズが訪問して以来だとのこと。
感慨深いものがある。
ジョージャウ船長、マイケル、ティリーが地上のオリオン人居住地に転送上陸し、攻撃地点の情報を集めることに。
しかし探査用ドローンが入っているはずの鞄を開けたティリーが中に爆弾が入っていることを知り・・・。
シーズン1完結編。
なんとびっくりしたことに、クリンゴンとの戦争も終結してしまった(汗)
前にも書いたがディスカバリーの脚本のテンポと密度は半端ない。
第1話でクリンゴンと開戦した時点で、このまま戦記物として続いていくのではと不安に思ってのだが、まさかきっちり終わらせるか(笑)
思い返してみると、ロルカ艦長の伏線といい、ディスカバリーの脚本は見事である。
それぞれの話というよりも、1シーズン丸々を1つの話として捉えた考察が深く成されているのを感じる。
それだけにクリンゴンの変質をはじめとした従来のシリーズとの乖離部分は残念ではあるが、その殆ども話が進むにつれて解消されてしまった。
つまりはわかった上でわざと視聴者をやきもきさせていたのだ。
この調子でクリンゴンのやきもきも解消されたらいいな・・・って流石にそれは無理かも(笑)
総合的に見て、ディスカバリーシーズン1は最高に面白かったという結論になった。
いやお見事。
そして最後には超大物ゲストが登場し、次シーズンへの期待を爆発させる。
いやほんとにお見事(笑)
ところでオリオン人居住地の屋台のフライパンで焼かれてたのって、「カーンの逆襲」でチェコフに寄生した例のアレでは(笑)?
20200127 |