1〜2 遥かなる地球へ(前後編) Caretaker
カーデシア船に追われるマキの小型船が、プラズマストームの密集地へ逃げ込む。
追っていたカーデシア船はプラズマストームと接触して損傷を受け、追跡を断念するが、小型船の方は新たに発生したテトリオンビームに包まれ、更に変動波に接触して姿を消した。
地球のニュージーランドの地球連邦囚人収容施設では、そこで収監されている元マキのトム・パリスのところにジェインウェイ艦長が訪ねてくる。
行方不明になったマキの船を探すためにオブザーバーとしてヴォイジャーに乗り込んでほしいという話だった。
DS9に停泊しているヴォイジャー。
ハリー・キムはクワークに怪しい宝石を売りつけられそうになるが、トムの機転で救われる。
艦長室で地球にいる愛し合っているマークと交信するジェインウェイ。
マキの船が行方不明になった空域に到着するヴォイジャー。やはりプラズマストームが吹き荒れている。
そしてやはりテトリオンビームに捕らわれ、変動波に接触。大きな衝撃が襲い、持ち場から投げ出されるクルー達。
目を覚ますとそこはさっきいた場所から7万光年も離れた場所であり、目の前には奇妙なステーションが。
ステーションの調査をしようとしたところで、クルー全員が転送され、今度は地球の農場に似た場所に立っていた・・・。
久〜〜〜しぶりにヴォイジャー第1〜2話を見直してみたが、覚えていた以上に面白かった。
非常にテンポよく進むのと、最初からキャラクターが活き活きしているので退屈しない。
それとケスがはっとするほど可愛い(笑)
見どころは山ほどあるが、化夢宇留仁が最も印象深かったのはジェインウェイ艦長の決断力を示すシーンの数々。迷わず決然として宣言する。責任ばんばんかぶる(笑)
かっこよすぎる(笑)
昔観ていたときから気になっていたことは今回も気になった。
ケイゾンの科学技術に関してである。
見た目は浮浪者風(笑)。水も作れない。地下都市にもたどり着けない。
しかし巨大宇宙戦艦で、連邦最新の科学技術を投入しているヴォイジャーを圧倒する(汗)
この変さ加減って、シリーズが進んだら解消されたっけ(汗)???
20200201 |
3 ブラックホールからの脱出 Parallax
ベラナ・トレスが癇癪を起こし、主任機関士のケアリー大尉の鼻の骨を折った。
チャコティ副長はトレスを主任機関士に推薦するが、経歴や状況から考えてジェインウェイはいい顔をしない。
そうして艦隊メンバーと元マキのメンバーとの軋轢も深まっていく。
そんな中ヴォイジャーはブラックホールに捕らわれている船を発見。
呼びかけても重力波の影響で返答が聞こえず、姿もはっきりしないが、このままではブラックホールに飲み込まれてしまう。
なんとしても救出しようと決断するジェインウェイだが・・・。
始まってすぐにハードSFなエピソードを突っ込んでくるところがヴォイジャーらしくて最高(笑)
ブラックホールに捕まっている船の正体が判明するところは鳥肌モノ。
画的にも面白いものが用意されており、退屈しなかった。
この話でトレスが主任機関士に抜擢される。
またケスの提案で船内に畑を作ることが承認された。
20200201 |
4 24時間の過去 Time and Again
ヴォイジャーは、大規模な爆発の衝撃波を受け、それがMクラスの惑星からのものだと突き止める。
その惑星は爆発によって全ての生命が消滅していた。
転送上陸して調べてみるとそれが極性イオンの爆発のせいだと判明するが、突然ジェインウェイとパリスが爆発前の時間にタイムスリップしてしまい・・・。
ハード宇宙SFの次には時間物を突っ込んでくるヴォイジャーの攻めの姿勢が素晴らしい(笑)
しかも結構複雑なパラドックスを組み込んで、原因と結果の因果関係の逆転まで取り込んでいる。
新しいシリーズへのスタッフの意気込みが伝わってくるようだ。
それとこの話はあからさまに原発問題を思い起こさせるようにも作られている。
まさにスタートレックの真髄という感じ。
20200201 |
5 盗まれた臓器 Phage
ニーリックスからの情報で、豊富にダイリチウムが含まれているらしい惑星を調査するが、そこでは反応はあるもののダイリチウムは見つからず、そればかりか何者かにニーリックスの肺が奪われてしまう。
犯人を追い詰めるヴォイジャーだが・・・。
臓器を盗んだ犯人の追跡と、ニーリックスをなんとか生かそうとするドクターとケスの物語が同時進行する。
犯人の状況を聞き、苦渋の選択を下すジェインウェイはこれぞヴォイジャー。
そして医療室でのドラマは今後の展開に大きく影響していく。
それにしてもこういう地味なエピソードも、ヴォイジャーはテンポがよくて全然だれずに観られるのが素晴らしい。
20200211 |
6 星雲生命体を救え The Cloud
エネルギー不足に悩むボイジャーは、星雲を見つけ、エネルギー補給が出来そうだと接近する。
しかしそれは巨大な生命体だった・・・。
スタートレックの伝統とも言えるような内容のエピソード。
なんとなく塩を探しているホワイトベースみたいな雰囲気でもあった(笑)。
副長の心の旅と、パリスのホロデッキプログラムも初登場。
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7 ワームホールの崩壊 Eye of the Needle
ワームホールを発見したボイジャー。しかしそれは30cmも無い超小型のワームホールだった。
もしホールの向こうがα宇宙域であれば、通信だけでも送りたいと探査装置を送ると・・・果たしてその先はα宇宙域だった。
喜ぶ一行だが、探査装置をスキャンしていたのはロミュランだった・・・。
一方、ドクターが不当な扱いを受けていると思ったケスは、艦長にそれを報告していた・・・。
メインのワームホールに関わるストーリーは、オチも効いていて実にいい感じでまとまっている。
ドクターのエピソードはちょっとした変化の兆しとでも言うべきものだが、今後の展開を考えると実に重大なエピソードと言える。
結果同時進行の2つのエピソードが2つともシリーズ通しての物語の骨子に関わる重要エピソードになっており、地味ながら見逃せない1本と言える。 |
8 殺された者の記憶 Ex Post Facto
トムとキムは惑星ベイニアでヴォイジャーの改造に関しての協力を受けていたが、ベイニアのトーレン・レン博士が殺された嫌疑がトムに。
トムには被害者が殺された時の記憶が移植されていた・・・。
ミステリー調の展開は面白いが、少々犯罪者側の計画に無理を感じなくもない。
物語のキーである博士の奥さんがマジ美人で、キムでなくても誘惑されそう(笑)
後半はトゥボックがその論理的思考力で活躍するのがまさに名探偵トゥヴォック(笑)という感じで楽しい♪
ホームズ役をトゥヴォックがやるなら、ワトソンはキムあたりかな(笑)?
20200211 |
9 来世への旅 Emanations
新たな元素を発見したボイジャーは、それが含有されているらしい小惑星へ。
ところがそこには蜘蛛の巣に巻かれたような何体もの死体が。どうやら墓地らしい。
一旦転送でボイジャーに帰ることにするが、なんとキムの代わりに死体が転送されてしまった。
当のキムはと言うと、見知らぬ惑星の棺桶の中にいた・・・。
来世の生まれ変わりを信じる種族と、その来世から来てしまったキム。
ワンアイデアの短編としてはなかなかよくできていると思う。
しかしテーマがテーマだけに、全編実に陰気な雰囲気(汗)。 |
10 転送・4万光年 Prime Factors
シカリス星のガスという男が、ボイジャーのクルーを星に招待する。
その星はもてなしを重要に考えており、クルーはみな大いに楽しむ。
その頃キムがシカリス星には超長距離の転送技術があることを知り、艦長が技術提供の交渉を始める。
しかしシカリス星の法律によって技術提供は断られてしまい・・・。
故郷への近道を目の前に、やっとまとまってきたボイジャークルーの間に亀裂が。
よくまとまっていると思うが、やはりこういうエピソードは少し寂しい。
トゥヴォックの論理は正しいと思う(笑)。 |
11 裏切り者 State of Flux
食料補給に訪れた惑星の軌道上に、不審な船を発見するヴォイジャー。
その船は連邦のセンサーをすり抜ける技術を持ったケイゾン船だった。
その後ケイゾン船が事故でクルーのほとんどが死んでいるのを見つける。どうやら連邦の技術を誤って使ったための事故らしい。
果たして連邦の技術はどこからケイゾンに渡されたのか?
ヴォイジャーにスパイがいる可能性が・・・。
セスカが1人でケイゾン船に乗り込んだときの事故はなんだったのか?単なるミス?
ところでカーデシア人の首から肩に掛けてのビラビラはなんのためにあるのか(笑)? |
12 英雄伝説 Heroes and Demons
光子の活動の分析のために、その一部を艦内に転送する。密閉フィールドが完全ではなかったが、なんとか転送成功。
作業を手伝ってもらうためにキムを呼ぶが、彼はホロデッキの中に入ったきり出てきていなかった。
調査に向かったチャコティとトゥヴォックは、そこがベオウルフの世界だと知る・・・。
TNG以降定番となった「ホロデッキもの」がヴォイジャー初登場。
話自体はありきたりと言えるものだが、ヴォイジャー独自の要素でありキャラクターであるドクターを主役に据えることで面白く仕上がっている。 |
13 幽体離脱 Cathexis
イリダリア人との取引を終えて帰還したシャトルに乗っていたトゥヴォックとチャコティだが、2人とも意識を失っており、チャコティは脳死状態だと診断された。
そしてヴォイジャー内に人間に乗り移り、コントロールすることができる不可視のエイリアンが侵入しているらしい兆候が現れだし・・・。
ミステリー色の強いエピソード。
展開は興味深いが、最後のオチが化夢宇留仁的にはあまり好きではない内容。
それができるというSF的説明がもう少しあればと思う。
それにしても酷い邦題だ(汗)
冒頭の艦長のホロデッキ遊びは物語に関与せず。シリーズ化の予感(笑)
20200220 |
14 二人のトレス Faces
ある惑星の地質調査に向かったパリス、トレス、ダーストの3人だったが、予定時刻になっても連絡が取れない。
3人はヴィディア人に捕まっており、トレスはクリンゴンと地球人に分離させられていた。
ヴィディア人はクリンゴンのDNAが不治の病フェイジに対抗できると分かり、純粋なクリンゴン人から治療薬を作ろうとしていたのだが、彼らは本当のクリンゴン人の恐ろしさを知らなかった・・・。
いくらSFでも無茶では?と思ってしまうDNAの分離と再構成。
あっさり融合させてしまうドクターも(笑)
ちうかまさかのレザーフェイス登場でトビー・フーパーもびっくりである(汗)
ちうか地球人トレス可愛い(笑)
ところで化夢宇留仁は思う。
フェレンギ人のDNAならフェイジも一瞬で完治するだろうと(笑)
20200220 |
15 殺人兵器メトリオン Jetrel
接近中の船からニーリックス宛に通信が入る。
それがかつてメトリオン爆弾という大量破壊兵器を設計したハーコニアのジェトレル博士だと知ったニーリックスは怒りに顔をゆがめる。
ハーコニアとタラクシアはかつて10年近く戦争をしており、メトリオン爆弾でニーリックスの住んでいたコロニーの30万人の住人は皆殺しにされていたのだ・・・。
明らかに広島、長崎の原爆をモチーフにした話で、一般市民への大量破壊兵器使用の是非に対する博士の主張が現在のアメリカそっくりなのも宜なるかな。
後半は独自のストーリーが展開し、うまくまとまる。
重いけどなかなかよくできた話だった。
ケス可愛いし(笑)
20200221 |
16 バイオ神経回路 Learning Curve
バイオ神経回路のジェルパックに異常が起き、元マキのダルビーが修理をしたが通達を出さなかったので、艦長のホロデッキ遊び(笑)を始めとして艦内にいろいろと支障が起きた。
トゥヴォックが注意をするが聞こうとしないので、艦長と副長に相談すると、トゥヴォックが元マキの教育係に任命されてしまう。
4名の元マキに宇宙艦隊アカデミー式の厳しい訓練を行うトゥヴォックだが・・・。
大した事件も起きない艦内の日常に近い話だが、化夢宇留仁はこういうのが大好物(笑)
ところでトゥヴォックのキャラクターは今のところ典型的なヴァルカン人としか描かれていないのになんか面白いのはなぜだろう?
そして汗だくのケスがエロ可愛い(笑)
冒頭の艦長のホロデッキ遊びは予想通りシリーズ化(笑)
20200221 |