30 希望を信じるもの(前編) That Hope Is You、Part 1 
          ワームホールから930年後の世界に飛び出したマイケルは、いきなり宇宙船と衝突し、両者とも近隣の惑星に墜落。 
        まずはこの世界に知的生命体が存在することを確認して任務の成功を知るマイケル。しかしそれからの道にはなんの指標も無く、仲間たちとも連絡が取れなかった・・・。 
         シーズン3開幕。 
          なにもかもを失ったマイケルが、それでも前進する姿から始まり、新たな協力者を見つけ出すまでが描かれる。 
          はっきり言って素晴らしいオープニングストーリーで、初っ端から感動(汗) 
          見知らぬ世界の放浪だけで終わるかと思いきや、ラストに用意されているプレゼントが素晴らしすぎる。 
          ちょっと気になったのはブックの行動目的で、そんなことができるなら惑星連邦はいらないような・・・(汗) 
      20211212  | 
    
    
      31 遥かなり故郷 Far From Home 
          ワームホールから出てきたディスカバリーは奇妙な氷の惑星に不時着し、ほとんどの機能がダウンしてしまう。 
        なんとか知的生命体が生息することを突き止め、通信機の故障を直してもらえないかとサルーとティリーが上陸するが、そこの住民たちはザレという無法者に脅されており、2人も捕まってしまう。 
      ところがそこにレベルの違う無法者が現れ・・・。 
         (前篇)の次が(後編)ではないとはなんという無法(笑) 
        これはしかしマイケルの過ごした時間を語るには1話では足らず、しかしディスカバリーの状況を示さずにいると苦情が出そうという苦肉の策でもあり、ひねくれた本作のスタッフらしいびっくり箱でもあるのだろう。 
         さて本編だが、威厳のある悪党が出てきてどうなるかと思わせながら、悪党なら銀河レベルの者が用意されているのを思い出させてくれて愉快(笑) 
      20211212  | 
    
    
      32 地球の人々 People of Earth 
            惑星連邦センナ・タル提督という人物が12年前に地球から発信した惑星艦隊はまだここにあるというメッセージを入手したディスカバリーは地球に向かう。 
          ところが地球はバリアーで保護され、地球連合防衛軍という組織がディスカバリーを誰何した。 
          彼らの検閲を受けるディスカバリーだが、彼らのメンバーの中には奇妙な少女がおり・・・。 
         そこで出てくるかその種族名(笑) 
          相変わらずいい感じのポイントを突いてくる。 
          たまに変なところも突いてしまうのが玉に瑕だが(笑) 
        20211212          | 
    
    
      33 我を忘るなかれ Forget Me Not 
          新たにディスカバリーのクルーとなったアディラだったが、彼女は体内の共生生物とアクセスできなかった。 
        彼女に過去の共生者であるセンナ・タルの記憶を思い出してもらうためにも、ディスカバリーはトリルに。 
        アディラとマイケルがトリルに上陸している間、サルーはストレスが危険域に達しているクルー達になんとか元気になってもらおうと食事会を開催するが・・・。 
        本編であるトリル関連の物語は普通に感動的で、TNGの優良回を思い出させる。 
        しかし化夢宇留仁にとって興味深かったのはディスカバリーのクルーたちのストレスへの対処と、なによりコンピューターの異変の方だった。 
        コンピューターが「うふふっ」って(笑) 
         ちうわけでシーズン3の最初の4話を観たわけだが、とりあえず現時点では最良の内容と言える。 
          ハラショー。 
          この調子で最後まで行っていただきたい。 
          20211212  | 
    
    
      34 鋼の意志 Die Tryingt 
          ディスカバリーはとうとう宇宙艦隊の本部に到着する。 
        しかし基地司令のヴァンス提督はディスカバリーを時間犯罪者の可能性があるとして、ディスカバリーを没収し乗組員たちを尋問する。 
        キリという種族が治療方法不明の病で死にそうになっているのを見たマイケルは彼らの航路から突然変異した植物の摂取が原因だと推測し、変異前の種子を入手して治療薬を作るアイデアを進言。 
        変異前の種子は種子保存船チホフにあるはずだが・・・。 
         なんでヴォイジャーがそんなところに(笑) 
          流石に同じ船では無いが、なんで11世代も経ているのにほとんど同じデザイン(笑)? 
           この話も相変わらず高いレベルを維持しており、安心した。 
          基地司令がどこかで見た顔で気になって仕方がなかったが、調べてみたらバイオハザードシリーズの、最後にタバコを一服して爆死したおっさんだった(笑) 
           最高の見どころは皇帝の瞬き攻撃である(笑) 
      20211220  | 
    
    
      35 ゴミを漁る者たち Scavengers 
          ディスカバリーは32世紀の技術でアップグレードされ、正式に宇宙艦隊に迎えられた。 
        オリオン人とアンドリア人が率いるエメラルド・チェーンという組織の動きが緊迫してきているということで、32世紀になってもなお宇宙最速であるディスカバリーは緊急発進の可能性のある12時間の待機を命じられる。 
        ところがそこにブックの船が猫のグラッジだけを乗せて到着し、3週間前にブックがブラックボックスを探して、エメラルド・チェーンの勢力下の廃品回収惑星フンハウに向かったというメッセージをもたらす。 
        サルーはマイケルに命令を遵守するように言うが、マイケルはジョージャウに相談し・・・。 
         超超パワーアップを果たしたディスカバリー! 
          しかしこれでまともに23世紀に帰る望みは無くなったとも言える(笑) 
          内容は地味だがなかなかいい感じなのだが、最後のマイケルの動作で暗雲が(汗) 
          確かにそういう流れだったが、せっかくいい感じでまとまってきたところなのに・・・(泣) 
      20211220  | 
    
    
      36 真の統一 Scavengers 
          3個のブラックボックスから大火の発生源の場所を割り出すが、まだデータが足りない。 
        マイケルは銀河中にセンサーを配置するSB19という実験のデータを入手できれば場所を確定できると知るが、SB19はニバーの管理下にあり、そのデータは連邦には公開されていなかった。 
      ニバーはヴァルカンとロミュランが統合した国家で、100年ほど前に連邦から脱退していた・・・。 
         前回やばい終わり方をしたので心配だったのだが、躊躇している内にニバーでの任務&予想外の再会&的確なアドバイスでなんとか収まるところに収まってほんとによかった。そういうところでグダグダされるのは時間がもったいない(笑) 
          そして今回の目玉は勿論ニバーだが、懐かしいTNG当時のスポックの映像なんかも出てきて嬉しかった。 
          しかしあの人はなんであんなところにいたんだ(汗)? 
      20211230  | 
    
    
      37 聖域 The Sanctuary 
          大火の発生源はウェルビン星雲であり、そこから奇妙な音楽が発信されているのもわかった。 
        その音楽はこの時代に来てから様々な形で聞くことになった例のメロディだった。 
        一方ブックの故郷クイジャンからの呼び出しがあり、ブックは戸惑っていた。もう故郷には15年も帰っておらず、よほどのことがあったに違いない。 
        マイケルはサルーにディスカバリーが行ってエメラルド・チェーンに連邦の存在を示すべきだと説得し・・・。 
         ジョージャウの病状(?)が進み、なんだか時空に関わるへんてこなことになっていそう。 
          この時代には胸像世界は滅んでいるということだったが、これをきっかけに復活してくれるのではないかと期待。 
          ラスト近くにはスターウォーズもびっくりな宇宙戦闘シーンが。 
          いつもそうだがスタートレックに宇宙戦闘シーンは滅多に出てこないが、やるとなったらすごく頑張っており、見ごたえがある。 
          ちうかデトマー大尉が活躍するとそれだけで嬉しい(笑) 
      20211230  | 
    
    
      38 時空よ、永遠に (前編) Terra Firma, Part 1 
          32世紀までに蓄積されたデータで、ジョージャウの症状は鏡像宇宙出身者が時間旅行をしたことが原因だと判明するが、治療法は存在しないと言われる。 
      ところが球体のデータを取り込んだディスカバリーのコンピュータはダナス5号星に行けばその可能性があると示す。 
       ダナス5号星は一面に雪が降り積もったなにもない世界だったが、カールと名乗る奇妙な人物とドアが現れ・・・。 
         ちうわけで鏡像世界もの。 
        やっぱり鏡像世界は楽しいのう(笑) 
        特にお気に入りは本物の(笑)ティリー艦長(笑) 
      20220107  | 
    
    
      39 時空よ、永遠に (後編) Terra Firma, Part 2 
          マイケルを処刑しなかったジョージャウ皇帝は、共に統治をできるようになんとかマイケルを説得しようとする。 
        やがてマイケルは再びジョージャウに忠誠を誓う。 
        またヴァラハイが近いと告げるサルーには、その真実を伝える。 
        そしてロルカの行方を追い、その部下を捉えるが・・・。 
        <ネタバレ> 
          鏡像宇宙のサルーの顛末に感動。前出てきた(?)時はスープだったし(笑)  
          そして怪しいと思っていたらやっぱりTOS絡みだったカールおじさん(笑) 
          しかもさらっと時間戦争(冷戦?)のことにも触れてくる辺りがわかっている感じ。 
          ジョージャウ皇帝はお別れとなったわけだが、全然お別れな気がしない。 
          あの行き先の説明からすれば、早ければこのシーズンラストで再会できるのでは??? 
      20220107  | 
    
    
      40 スカール Su'Kal 
         ヴェルビン星雲内に1人の生命反応が。 
          ディスカバリーは救助のためヴェルビン星雲に向かう。 
          しかし星雲内は放射線濃度が高すぎてディスカバリーの図体では前進できなくなり、ブックが偵察に。 
          結果星雲内には惑星があり、難破船と生存者も確認されたが、その惑星はダイリチウムの塊だった。 
          サルー、マイケル、カルバーが難破船内に転送進入するが、そこではホロイメージが世界を構築していた・・・。 
              
           一方ティリーの指揮するディスカバリーに接近する船が。それは連邦船と見せかけていたが・・・。 
        <ネタバレ> 
           とりあえずサルー役者の素顔が拝める(笑)。 
          いよいよクライマックスという感じで、大火の発生点での冒険が繰り広げられる・・・のだが、115歳の幼児の子守に終始する救出チーム(笑) 
          しかし観ている時は気づいていなかったが(汗)、シーズンファイナル3部作の始まりなので、謎と危機的状況が次々に投げつけられる展開になるのは妥当なところだろう。 
            ホロ世界のモンスターのCGの出来はすごい。 
          ほとんどアート(笑) 
          TVシリーズでこんなことができるようになったんだなあという感慨はさておき(笑)、ここまで印象づけるということは物語にものすごい響いてくる存在なのだろうと思った。 
        思った(笑) 
          ディスカバリーの方はティリーが頑張って指揮するが、オサイラーのほうが一枚上手なところを見せつける。 
          この辺はティリーの指揮は妥当なものだったし、ストレスを感じることもなく普通に盛り上がってよかったのだが、ちょっとまだオサイラーのキャラクターがはっきりしていなかったこともあり、少し惜しい気がした。 
          まあしかしなにしろ3部作の第1部としては悪くなかったと思う。 
      20220111
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      41 潮時 There Is a Tide... 
        <ネタバレ> 
         ディスカバリーを手中に収めたオサイラーは、攻撃を受けているという偽装で艦隊本部のシールド内に侵入。 
      ディスカバリーを追っていたマイケルとブックはなんとかディスカバリーの後部格納庫に突入することに成功。 
       オサイラーは艦隊提督に惑星連邦とエメラルド・チェーンを合併する案を提出する。 
      ブックはマイケルが自由に動けるようにするために囮になり、マイケルはたった1人でディスカバリー船内をエンジン区画目指して進む・・・。 
          
         今回はディスカバリーでの展開メイン。 
        いきなり変な科学者が出てきて面食らったが、特典映像を観たら役者の事情によるものとわかった。 
        わかったけど納得まではいかず(汗) 
          可哀想なのはスタメッツだが、そもそも彼の言い分がこれまでマイケルが何度もやってきた任務より個人的事情を優先することなので、これまた微妙な感じに。 
        なんかディスカバリーのクルーって感情的な人が多いよね(笑) 
         最後にはやっと出てきた球体のデータ。 
        待ってました!という思いで次回の大活躍を期待するも・・・。 
        20220111  | 
    
    
      42 希望を信じるもの(後編) That Hope Is You、Part 2 
           <ネタバレ> 
         結局捉えられたマイケルは、ブックの拷問に立ち会わされるが、説得すると見せかけて脱走する。 
        そこにニバーの艦隊が到着し、宇宙艦隊を支援し始めたのでオサイラーは撤退を命じるが、勿論ディスカバリーは手放さない。 
      監禁されていた部屋からは脱出したものの、デッキごと生命維持装置を切られたディスカバリークルーは窒息しそうになっていたが、マイケルの指示を汲み取ったティリーの指揮によってワープナセルに向かっていた。 
       一方難破船ではサルーの説得が功をなし、とうとうスカールが外に出る決心をしていた・・・。 
            
           ちうわけでシーズン完結。 
          とりあえず提示されていた謎は解かれ、問題は解決された。 
        これですっきり・・・とまでは行かず(汗) 
        このシーズンは最初の2話のワクワク感が強すぎて、その後それの維持が困難だったのは想像できる。 
        総じてレベルの高い内容だったと思うのだが、ディスカバリーという作品に対する期待値が上がっていることもあって、気になるところは多かった。 
         まずは最後に船長になった人(笑) 
        まだ彼女には反省期間が必要だと思う。艦長補佐くらいが適当だと思う。 
        艦長は勿論ティリー。 
         オサイラーが手中にしている「世界」の描写がもっと欲しかった。 
        セリフでは色々と出てくるのだが、目で見てわからせる描写がなかったので、最後に連邦と合併を言い出した時の説得力に欠けた。 
         大火の原因。 
        筋は通っているし納得できるものではあるが、言ってみれば誰にでも起こり得る平凡な出来事である。 
        しかしその結果は1000年以上にも渡って築き上げてきた文明の崩壊であり、直接間接含めれば死者の数もまさに天文学的な数値にのぼったと思われる。 
        それはさかのぼってみれば、ディスカバリーが滅びかけていたあの種族を助けてしまったからである。 
        そんなことなら〇〇〇〇〇〇など滅んでしまえばよかった・・・と思わないでもない(笑) 
         ちうわけで毎度のことながら一筋縄では行かないディスカバリーだったが、すでにその存在感はTNGに迫るものがあり、今後も目が離せないのも確か。 
        だいたい観ている間の吸引力は今までのどのシリーズよりも上なのである。 
        いろいろとやばいと思いつつ、早く次のシーズンが観たいと思うのだった。 
        なんだか日本での視聴は絶望的とかいうニュースが流れてきてるけど(汗) 
         そういえばジョージャウに今シーズンラストにも再会できそうと書いたが、化夢宇留仁は根本的な勘違いをしていたようである。 
        ショートトレックのディスカバリーの顛末から、キャラクター達はてっきりまた物語世界が元の時間に戻ると思っていたのだ。 
        次シーズンでクルーの記憶を一部消去して戻るという展開も考えられないではないが、どうやらこのまま32世紀を舞台に勧めてゆく線が濃厚である。 
        まあ胞子ドライブを始めとして、あの時代にいられると困る設定てんこ盛りなので、戻ってこられても困るか(笑) 
        20220111  |