STAR TREK 備忘録

TOS1

TOS2 TNG2

DS92

VOY2 ENT2 DIS2 PIC2
TOS3 TNG3 DS93 VOY3 ENT3 DIS3 PIC3
 
TNG5 DS95

VOY5

    LD1
TNG6 DS96 VOY6     LD2
TAS2
DS97

95 暗黒の汚染空間 Night
 
 銀河の英雄キャプテン・プロトンの活躍は、ドクターの侵入によってぐだぐだに。
 ヴォイジャーは2500光年に渡って星系もなにもない宙域を53日に渡って航行していた。
ここを通過するには2年を要する。
クルー達の士気は下がりっぱなしで、ジェインウェイはここ数日彼らの前に姿を見せていなかった。
そこに突然艦の全てのエネルギーが停止してしまう。原因は何者かの妨害フィールドだった・・・。

 
 無敵と思われたジェインウェイにも弱点が。
刺激がなさすぎると自責の念で自滅するのだ(笑)
その求める刺激のレベルがまたすごい。彼女のクルーのためを思っての発言が以下の通りである。
「気晴らしにボーグキューブでも呼んできてあげたい」
みんなそんなことになるくらいなら喜んで刺激のない日々をすごすと思うぞ(笑)
 ストーリー的には資本主義の問題点を突いた・・・と見れなくもないが、結局ジェインウェイの「ゴミを燃やす時間よ」で木端微塵で終わるのだった(笑)
20220507

96 新生ボーグの悲劇 Drone
 
 笑顔の練習をするセブン。
 原始星雲の観測に向かったトム、ベラナ、ドクター、セブンだったが、シャトルの居住性が悪すぎて文句ばかり。
それを聞いていたセブンは「広くて効率のいいシャトルを設計すればいい」と言う。
 星雲の爆発による重力変動の影響でシャトルは破損し、クルーは転送でヴォイジャーに収容されるが、モバイルエミッターに異常が生じる。
サイエンンス・ラボで検査にかけられるエミッターだったが、エミッターにはセブンのナノクローブが侵入しており・・・。

 
 怒涛の展開。
このエピソードをじっくり演出すれば、普通に1本の映画にできそうである。
ちうか最近観たピカード・シーズン2と比べると、DS9やヴォイジャーのしびれるような面白さには驚かされる。
ピカードとDS9&ヴォイジャーのどっちが普通なのかは判断できないが(汗)
 お母さんはセブン、お父さんはモバイルエミッター(笑)
20220507

97 心は闘いに傷ついて Extreme Risk
 
 軌道スカイダイビングを行うベラナ。ホロデッキの安全プロトコルを切っている。
 ヴォイジャーの探査機がマロン船に奪われそうになり、遠隔操作で巨大ガス惑星に逃げ込ませる。
ガス惑星に降下したマロン船は爆発したが、新たな船が現れ、探査機の争奪戦の様相を見せる。
こんなこともあろうかと披露されたのは新たなシャトル「デルタフライヤー」の設計図だった。
セブンの意見を取り入れて設計が進められていたのだ。
しかしベラナは・・・。

 ベラナが草薙素子状態に(笑)
キャラクターや設定に深みを出すという意味では必要かもしれないが、こういうシチュエーションは化夢宇留仁の苦手とするところで、イライラする(汗)
20220507

98 偽造された地球 In the Flesh
 
 サンフランシスコの宇宙艦隊アカデミーにいるチャコティ。
しかし勿論そこは本物のアカデミーではない。
問題はそこを誰が何のために作ったのかだったが、その正体は・・・。

 まさかあの人達とは(汗)
気になったのはアカデミーにやたらにフェレンギ人がいたところ。
ノーグのあとを継いだフェレンギ人がたくさんいたらしい。
20220507

99 火山惑星からの生還 Once upon a Time
 
 ホロデッキプログラム「フロッターの冒険」で遊んでいるナオミ・ワイルドマン。
水の精フロッターとともに木のお化けを退治する罠をしかけるが、その説明を聞いていた木の精トレヴィスが出てきてフロッターを馬鹿にし、喧嘩になりそうになるがナオミが止める。
自室に戻り、ワイルドマン少尉からの通信を受けるナオミ。
ナオミに心配させないように言ってなかったが、彼女の乗ったデルタフライヤーはイオンストームに遭遇し、不時着していた。
ナオミを任されたニーリックスは彼女に気づかれないよう気を配るが・・・。

 
 絵本のようなホロプログラムのシーンがよく出来ていて、子供の頃にこんなのがあったら入り浸っただろうな〜〜〜っと思う。ちうか今でも入り浸る(笑)
 遭難したデルタフライヤーにはワイルドマン少尉以外にトムとトゥヴォックが乗船しているのだが、トゥヴォックが冷酷かと思わせておいて論理的かつ実にいい励ましを少尉に言うのがいいシーンになっていて、TOSの頃との脚本のレベルの違いを感じさせる。
 上記「フロッターの冒険」は誰もが小さい頃に親しむ名作らしく、ジェインウェイ艦長もやったことがあるらしいが、彼女は森を水浸しにしてしまったらしい。
どんなところにも爪痕を残す人だ(笑)
20220516

100 過去を救いに来た男 Timeless
 
 凍りついた惑星上で氷に閉ざされた姿で発見されるヴォイジャー。
発見したのはチャコティとキムだが、2人とも歳をとっている。
ブリッジには何体もの遺体が凍りついており、チャコティはセブンの遺体を見つけて転送させる。
医療室ではキムがドクターを再起動させるのに成功。
目を白黒させるドクターにチャコティは言う。
「俺たちは歴史を変えに来た」
 15年前のヴォイジャーでは、量子スリップストリームドライブの完成祝いが行われていた。
しかしトムはドライブの欠陥を見つけており、このままでは失敗するという。キムはそれが受け入れられず、デルタフライヤーで先導して変動値を先に計算してヴォイジャーに送るという解決策を出す。
 セブンのボーグトランシーバーを介して過去のセブンに正しい変動値を送ろうと作業を進める一行だが、彼らを追ってジョーディ・ラフォージ艦長のギャラクシー級USSチャレンジャーが接近しつつあった・・・。

 
 なんかまたすごい傑作が。
ラフォージ艦長とチャコティとの会話もいい感じだし、氷原に不時着するヴォイジャーの画がすごすぎる。
よくもまあ当時のテレビシリーズであんな画を作れたものである。
また酔っ払ったセブンといういい感じの見どころも(笑)
そして酷いタイムパラドックスが生じるが、タイムパラドックスに造形の深いジェインウェイ艦長からは素晴らしいアドバイスが。
「考えないことよ」
20220516

101 遥かなるボーグの記憶 Infinite Regress
 
 再生途中でいきなり目を覚まし、食堂で肉をむさぼり食うセブン。
 コース上にボーグ・キューブの残骸を発見し、ボーグが回収に来る前に回避することにするヴォイジャー。
 ナオミと話していたセブンは突然少女のように振舞いだす。そして今度はクリンゴン人となってトレスに襲いかかった。
セブンはボーグの残骸から発生している特殊な電波に影響を受けているらしい。
ボーグ・キューブの心臓部であるリンク装置を発見して調査を行うが・・・。

 
 セブンの七変化が見どころ。
セブンの脳内メージのシーンでは実に様々な種族が出てくるが、その中にはヒロージェンの姿も。
おいおいおまえら結局狩られてるやん(笑)
 色々と見どころは多いものの、脚本の完成度がイマイチで、状況が掴みにくかったり、結局トゥヴォックの精神融合がなんの役にも立っていなかったりと、少々残念な結果に。
名作になった可能性もあると思うのだが。
20220507

102 寄生生命体の恐怖 Nothing Human
 
 ドクターの自慢話講演会に辟易するクルー達。
突然ヴォイジャーをエネルギー波が襲う。エネルギー波には音声データが含まれていたが、翻訳不可能だった。
エネルギー波の発信源に行ってみると、見たことのない宇宙船と傷ついた非ヒューマノイド型異星人を発見。彼を医療室に転送して診察するが、エイリアンはいきなりトレスに飛びついて身体器官を彼女と融合してしまった。
現状の知識ではお手上げなドクターは、宇宙生物学の第一人者であるドクター・クレル・モセットのホロイメージを作り出すが・・・。

 
 話がどんどんずれていって、後半はエイリアンのことなどどうでもよくなるのがすごい(笑)
そしてこれは明らかに確信犯であって脚本に問題があるわけではない。むしろおそらく未来永劫解決されないであろう重すぎるテーマを扱ったスタートレックらしいチャレンジ精神に溢れた脚本である。
モセットのキャラクターもよく出来ていて余韻を残した。
20220517

103 水の惑星に消えた夢 Thirty Days
 
 パリスが少尉に降格され、加えて30日間の禁錮刑を言い渡される。
拘束室で暇を持て余したパリスは、父親への手紙という形で事の顛末を語る。
 宇宙空間に浮かぶ海としか言いようのない物体を発見したヴォイジャーは、そこに文明社会が築かれているのを知るが、調査を進めるうちにその海が崩壊寸前であるとわかり・・・。

 
 海のCGがよくできていてビジュアル的な見どころは多いのだが、ストーリーにひねりがなさすぎる。
逆にひねりがないのが意外すぎて、そこがひねりなのか?とわけの分からない思考にはまりかけた(汗)
20220727

104 偽りの亡命者 Counterpoint
 
 2隻の大型戦闘艦に取り囲まれるヴォイジャー。
船内では臨検が行われ、デヴォア船の指揮官であるカシックは作戦室に居座ってジェインウェイを迎える。
臨検はもう何度も行われており、ジェインウェイも慣れた対応を示す。
デヴォア人達は彼らが敵視するテレパスを探しているらしかった。
臨検を終えてデヴォア船が離れると、転送で貨物室に浮遊状態になっていたトゥヴォックをはじめとしたテレパスのクルーを肉体に戻す。
しかし肉体に戻ったのはクルーだけではなかった・・・。

 
 とりあえず邦題がありえない。
前から思っていたが、このシリーズの邦題をつけている担当者は究極のバカである。
 それはさておき、非常に濃密な脚本で面白いエピソードだった。
音楽の使い方やシーンの並びも凝っている。
最後はなにしろジェインウェイなので予想はできるが(笑)
それにしてもこのエピソードのジェインウェイは色っぽい(笑)
20220802

105 ドクター心の危機 Latent Image
 
 ヴォイジャーのクルーのホロ・イメージを記録して今後の医療に役立てようとするドクターだったが、キムに覚えがないが間違いなく自分が施した手術跡を見つけて混乱する。
患部の経過から見てその手術は 18ヶ月前に行われていたが、キムもそんな記憶は無いと言う。
セブンの協力で当時の記憶の一部を再生したドクターは、その中に見覚えのない少尉の姿を認め、更にはシャトルを襲撃するエイリアンの姿も・・・。

 
 ミステリアスな展開だが、早い段階で内容の予測はできる。
予測はできるがそこから導き出されるのは艦長と同じく解決不能という結論で、それが再認識されて終わるだけかと思いきや、セブンの説得によって新たな展開が・・・と、思いきや(笑)、それからの長い時間を想像させて終わるところが斬新だった。
 基本的によくできたエピソードだが、これは製作環境的に仕方がないのだが、あんな美人がこれまで活躍している姿がなかったのが残念(笑)
それに過去のシーンではケスも見たかった。
20220807

106 侵略されたホロデッキ Bride of Chaotica!
 
 キャプテン・プロトンの秘書のグッドハートがケオティカにさらわれ、彼女はクモ人間の女王アラクニアへの生贄にされそうになっていた。
もちろんキャプテン・プロトンがそんなことは許しはしない。
しかしホロデッキにはケオティカが仕掛けたとは考えられない異常な現象が発生しており、同時にヴォイジャーも行動不能に陥っていた・・・。

 
おちゃらけ回(笑)
見どころは色々あるが、やはり出色はジェインウェイのアラクニアだろう。
モノクロで目立たないが、実はセットなど非常に金がかかってそう。
20220807

107 ブラックホールと共に消えた恋 Gravity
 
 感情を否定するのを拒み、ヴァルカン・マスターのところに送り込まれる若き日のトゥヴォック。
 荒涼とした大地で、クモを獲る女性。
突然空からシャトルが現れて墜落する。女性はシャトルの中に踏み込んで道具類を盗み、戻ってきたパリスからは医療キットを奪う。
女性は戻る道で異星人に襲われるが、そこに助けに入ったのはトゥヴォックだった・・・。

 
 地味〜〜〜な話だが、悪くない。トゥヴォック主役の話はしみじみしたものになりがち。
時間の流れの速さに差が出るというのも面白いし、ヴォイジャー側の展開がキビキビしていて気持ちよい。
それと冒頭の食用クモ(笑)の多分CGの出来がよかった。
20230108

108 夢を食う謎のワームホール Bliss
 
 小さな船に乗った古傷だらけの異星人が、なにやら独り言をわめきながら巨大な生物のようなものに突っ込んでゆく。
 ヴォイジャーは地球へつながるワームホールを発見するが、あまりにも都合がよすぎるのでプローブで調査を行う。
その後デルタ・フライヤーでセブンがパリス、ナオミと共にヴォイジャーに帰還すると、クルー達は地球帰還を信じて浮き足立っていた。
奇妙に思ったセブンはジェインウェイに確認するが、彼女までもがワームホールを信じ切っていた・・・。

 これまたまあまあ地味な話だが、異星人クワタイをエイハブとして描いているところと彼がドクターを気に入るのがなかなか面白かった。
20230108

109〜110 ボーグ暗黒フロンティア計画 Dark Frontier
 
ボーグの探査船に発見されるヴォイジャー。
しかし光子魚雷をボーグ船内に転送し、破壊に成功する。
転送場所がパワーマトリクスに近かったために木端微塵になってしまったが、残骸から得られるものはあった。
その中のデータノードからひどく損傷したボーグスフィアが飛行中だと知ったジェインウェイは、それを襲撃してトランスワープコイルを略奪する計画を立案する。
またセブンはこの機会に両親が遺した研究データの解析を始めるが・・・。

 
アメリカでは1時間半のスペシャルで放送されたが、日本では前後編になった。
相変わらずボーグ絡みの話は盛り上がる。
そしてとうとうジェインウェイが本領を発揮し、「ボーグから逃れる者」から「ボーグを狩る者」に進化(笑)
そして前半最後にはあの人も・・・。

<ネタバレ>
 
ボーグ・クイーンに囚われたセブンは同化されず、地球人同化計画への協力を強制される。
一方ヴォイジャーのクルー達はセブンが裏切ったと思っていたが、ジェインウェイだけはそれを否定し、原因の調査を進め、とうとうボーグ・クイーンからセブンに信号が送られていたことを突き止める。
デルタフライヤーにトランスワープコイルを取り付け、セブン救出作戦が決行される・・・。

 大盛りあがりな話だったが、主に時系列的に気になることろも。
特に気になるのはやはりセブンの両親に関するところで、例えば「宇宙生物学評議会から許可が下りた」というセリフや、ボーグ・クイーンのことまで知っているなど、これまでのシリーズの流れから大きく逸脱している。
化夢宇留仁が特に気になったのは許可が下りたというセリフで、これによって宇宙艦隊がエンタープライズDが遭遇する10年も前からボーグの存在を知っていたということになってしまう。
ちうかそもそもあの夫婦はどうやってボーグのことを知ったんだ?
というわけで気になることろも多いが、見どころが多くて盛り上がる話だったのは確か。
ラストシーンのセブンが美しい。
20230108

111 自由は愛をも越えて The Disease
 
 無数のモジュールを接続した巨大な船の中で愛し合うキムと若い女性。
ヴォイジャーはヴァーロ人の宇宙船のエンジンの修理に協力していたが、キムが規則を破ってヴァーロ人の女性と関係を持ったことがわかり・・・。

 ヴォイジャーが巨大船に係留されているところとラスト近くのカタストロフィはなかなかの見どころ。
化夢宇留仁的に一番の見どころは色っぽいヴァーロ人タルなのは言うまでもない(笑)
それにしてもキムのエピソードはこんなのばっかりやな(笑)
20230304

112 崩壊空間の恐怖 Course: Oblivion
 
 トムとベラナが結婚し、ヴォイジャーは強化ワープドライブが順調に稼働しており、地球帰還までの時間もわずか2年まで短縮された。
しかし艦の一部で分子崩壊が発生しているのが発見され・・・。

 非常に切ないがSF的によくできたエピソード。
強化ワープドライブという聞いたことのないものが出てきた時点で予想はできるが、そのからくりはまさかの内容。
強化ワープドライブを実用化したということは、彼らの方が頭がよかったのだ(笑)
だからヴォイジャーは後ろから来たのね(笑)
20230304

113 眩惑のカオス・スペース The Fight
 
 医療室のベッドに押さえつけられ、わめいているチャコティ。
ドクターは鎮静剤を打ったら異星人とのコンタクトが途絶えてしまうと言う。
ヴォイジャーはカオス空間の影響で船体に歪みが生じ、このままでは破壊されてしまう・・・。

 
 おそらくこれまでに観た全スタートレックのエピソードで一番の駄作(汗)
とにかく脚本が酷い。
冒頭部分はよくある物語の佳境を先に見せる手法なのだが、なんと本編中にここで提示された以上の情報は一切出てこない(汗)
チャコティ主役回らしくヴィジョンクエストをしたりもするのだが、ホロデッキのボクシングとの区分けもなにもなく、お父さんも出てきただけ。
なによりすごいのがラストのカオス空間の脱出方法で、チャコティが突然わかった!と言って説明もなしに艦を操作して脱出成功。
それまでのドラマの内容の影響もわかるきっかけもなにも無し(汗)
完全に才能ゼロのトウシロの脚本である。いったいどうしてこんなことになってしまったのか。
なぜかゲストでブースビーが出てきているのも顔が見れたのは嬉しいながら全然意味がないのが切ない(汗)
20230417

114 頭脳集団クロスの陰謀 Think Tank
 
 おそるおそる宇宙船の中を訪れた異星人は、ミスター・クロスという別な異星人に迎えられ、惑星の地震を止めた報酬を要求される。
その報酬を払えば地震以外の破滅的な結果が待っているが、払わないわけにはいかなかった。
ヴォイジャーは大量のダイリチウムを含む小惑星を発見するが、接近してみると小惑星は爆発し、ダメージを受けたところにハザリという種族の宇宙船に降伏を勧告される。
なんとか逃げ出したヴォイジャーだったが、ハザリ船は数を増し、ヴォイジャーを包囲していた。
脱出方法が見つからずに頭を抱えているところに現れたのはミスター・クロスだった・・・。

 
 ありがちなストーリーだが件の頭脳集団の設定がとても面白く、タフを思い出した。
メンバーもクラゲっぽいのとかノーマッドみたいなやつとかクジラみたいなのとかへんてこで面白いし、彼らのスピンアウトシリーズを観てみたい(笑)
20230417

115 憎しみはコロナの果てに Juggernaut
 放射性の汚染物を放出しながら航行しているマロン船内で事故が発生し、なぜか対応するシステムは全て反応せず、船は絶望的な状況に。
 チャコティ副長の命令と聞いて仕方なくトゥヴォックの瞑想の訓練を受けるトレスだったが、真面目にやろうとしない。
 ヴォイジャーは遭難したマロン船を発見するが、その空域には多数の脱出ポッドが漂っており、生存者は2名だけだった。
しかし件の船は無人のまま航行を続けており、このままだと爆発して半径3光年にあるものは全て破壊し尽くされる。
脱出しようとしたヴォイジャーもあまりの放射能濃度でワープエンジンが使用できず、生き残るにはマロン船の爆発を止めるしかない状況に・・・。

 トレスの癇癪話はもう見飽きた(汗)
少しずつでも成長しているのが分かればいいのだが、全然そんな風には見えないしこっちがイライラさせられる。

 
 ストーリーはマロン船内がメインで、そこでのトレスとマロン人との関わり方が見どころだと思うのだが、それもなんだか空回り感が。
そしてエイリアンみたいな展開になるが、最後のトレスの葛藤も全然意味不明で、そこでどつき回すのを躊躇する理由がわからない(汗)
う〜〜〜んトレス主役で面白い話が観たい・・・。
20230630

116 誰かが君に恋してる Someone to Watch Over Me
 
 セブンがトレスとトムの付き合っている様子を詳細に観察していたことを知ったトレスがブチギレる。
ドクターは彼女に恋愛の指南を始める。
ジェインウェイとトゥヴォックはカディー人のコロニーへ行き、カディー人の大使がヴォイジャーに。
大使の世話を任されたニーリックスだったが、戒律に厳しいはずの大使が羽目を外し始めて焦る。
セブンへの指南は進み、パリスのアドバイスで生身の人間とデートをすることになるが・・・。

 
 パリスの俳優が監督だそうだが、流石にキャラクターのツボを突いている。
歌唱シーンが多いのも楽しい。
それにしてもドクターの人格の形成が見事すぎるのだが、それを当たり前に受け止めているパリスとかの反応も興味深い。
ドクターはデータよりも遥かに人間だよね。
ちうか人間らしくないところが見当たらない(汗)
誰かトレスにブチギレる以外の役をやらせてやって(汗)
20230701

117 甦るジェインウェイ家の秘密 11:59
 
 ニーリックスとトムがお互いの出身星の知識を競うゲームをしていると聞き、ジェインウェイは彼女の祖先が建設したミレニアム・ゲートのことを話す。
それは西暦2001年に建設が開始された巨大な自給自足システムで、火星の最初のコロニーのモデルにもなったという。
 西暦2000年12月27日。
ジェインウェイの祖先であるシャノン・オドンネルは、ボロい車でインディアナ州を走っていたが故障の上にガス欠で、近くにあったミレニアム・ゲート建設予定地に助けてもらおうと寄るが店はどれも閉められており、たった1軒開いていたのは古い本屋だった・・・。

 
 祖先を子孫が演じるシリーズ(笑)
なかなか興味深い内容だが、ラストが英雄だったのかそうじゃなかったのかがはっきりしない演出が少し残念だった。
それよりも1999年に制作された本エピソードで2000年を舞台とし、実現しないとわかっている内容になっているのが、この世界は現在の延長とは別世界なのだとはっきり認識した上で作っているというのが印象的だった。
また2000年の風景も、現在から見れば過去だがつい最近の上に放送当時は未来という微妙なところがなかなかよく、古風な本屋もすごくいい感じだった。
20230911

118 過去に仕掛けられた罪 Relativity
 
 竣工直後のヴォイジャーに初めてジェインウェイ艦長が乗艦し、提督に艦内を案内される。
ところがブリッジには変装したセブンが・・・。

 
 「ドラえもんだらけ」みたいな無茶苦茶な話(笑)
物語に絡む重要キャラクターが見ている間は誰か思い出せなかったのだが、あのエピソードのあの人だったとは。道理で不自然にモバイルエミッターがアップになるカットがあったわけだわ(笑)
 とにかく無茶苦茶な話だが、冒頭から見どころ満載で、いきなり出航してもいないヴォイジャーのブリッジにセブンがいるつかみはバッチリすぎるし、その後の展開も目を離せないし傑作とは言わないまでも化夢宇留仁的にはとても気に入った。
ラスト近くのセブンの説得は感動的だし、最後は結局この人が・・・という展開も面白かった。
20230911


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