47 ドミニオンの野望(前編) The Search, Part I
ドミニオンの侵攻に備えて防衛計画を協議するが、どう考えても勝ち目がない。
そこに正体不明の亜空間変動が300mの超近距離に突然現れる。
それは正体を表し、連邦の最新鋭戦闘艦ディファイアントの姿を見せた。
ディファイアントは連邦初の純粋な戦闘艦で、ロミュランの協力の元遮蔽装置まで備えていた。
シスコは連邦上層部と掛け合い、ディファイアントを得ると供に、ガンマ宇宙域に潜入してドミニオンの創設者を見つけ出す任務を負っていた。
ガンマ宇宙域でクワークの交渉の成果もあり、ドミニオンにつながる可能性が高い中継ステーションにたどり着くが、ジェム・ハダーに発見され、攻撃を受ける。
多勢に無勢でジェム・ハダーに乗り込まれるディファイアントだったが、オドーは負傷したキラを連れて脱出し、ガンマ宇宙域に入ってから呼ばれているような気がしてならなかったオマリオン星雲へ向かった。
そしてそこで待っていたのは・・・。
ディファイアント超かっけ〜〜〜〜〜(笑)!
しかしそうやってかっこよく登場したにも関わらず戦闘シーンではボコられるのがスタートレック流(笑)
日本で作っていたら少なくとも今回は圧倒的な戦力を見せつけるところなのだが。
ちなみにこの話からシーズン3である。
20200310 |
48 ドミニオンの野望(後編) The Search, Part II
からくもディファイアントからシャトルで脱出していたシスコとベシアは、なぜかドミニオンの中継基地で捕らわれたはずのジャッジアとオブライエンに救われる。
連邦はドミニオンとの協定を結ぶことを決断し、アルファ宇宙域にドミニオンを招待していたのだった。
一方オマリオン星系にある惑星で流動体生物の故郷にたどり着いたオドーとキラは、その地下に奇妙なエネルギー源と流動体生物には似つかわしくない鍵のかかったドアを発見していた・・・。
すごくリアリティのある展開を用意した上でのどんでん返しはお見事。
しかしドミニオンは提督のキャラクターや発言のデータをどうやって入手したんだろう?シスコの脳内?
ここに来てオドーの自分探しの旅は終了し、新たな自分を自分で作り上げていく旅が始まる。
このへんの物語っぽい見せ方は当時の脚本はほんとに見事。
化夢宇留仁がこの前後編で気に入ったのはロミュラン人のトゥルール副司令官。
なんだかんだでロミュランのために1人きりで全力で頑張っていて好感が持てた。
やっぱり頑張る人っていいよね(笑)
20200310 |
49 クワークの結婚 The House of Quark
シスコがドミニオンとの全面対決を宣言してからというもの、DS9からは次々と人々が避難し、クワークの店もがらがらになっていた。
モーグまで退店してしまい、もう「クワークの店」はおしまいだと嘆くクワークだったが、最後に飲んだくれのクリンゴン人が残り、つけでのおかわりを要求。
クワークは毅然とした態度で挑むが、クリンゴン人の迫力に押されて折れてしまう。しかし酔ったクリンゴン人の怒りは収まらず、短剣を抜いて襲いかかってくる。
恐れをなして逃げるクワークだが、クリンゴン人はクワークともみ合ったはずみに自らの胸に短剣を突き刺して死んでしまう。
紛れもない事故だったが、クワークは戦った上で正当防衛で殺したということにし、話題にして客を呼び戻す。
ところが殺されたコザックの弟だというクリンゴン人が現れ・・・。
傑作。
事故→殺人→名誉の死→結婚→経済的乗っ取り→決闘→離婚と二転三転する状況に振り回されるクワークだが、最後にかっこいいところを見せる。
またちゃっかりガウロン総裁がゲスト出演しており、経済ソフトをいじらされて目を白黒させているのが楽しい(笑)
そしてクワークの妻(笑)グリルカはなかなかの美人でストレートなクリンゴン人らしい性格が楽しい。
しかも後に再登場する。
ダブルプロットのもう一つは学校が閉鎖になって気落ちしているケイコを元気づけようとするオブライエンだが、残念ながらしばらくのお別れに。
とりあえずどっちも夫の物語なのね(笑)
20200312 |
50 仮面の幻影 EQUILIBRIUM
ジャッジア・ダックスの7人の本体は全て音楽の才能は無かった筈なのに、ある曲を弾けてしまう。
それがきっかけになり、彼女の性格は豹変し、更に体調を崩してしまう。
故郷に戻って合体評議会で検査を受けるジャッジアだが、それは彼女の隠された8番目の本体との出会いの旅になった。
ドクター・ベシアがシスコの作ったビーツ料理を気に入ったかどうかが気になる(笑)。 |
51 恐るべき過去 Second Skin
キラにベイジョー中央公文書記録センターから通信が入る。通信を送ったのはエルムスパ非行少年短期収容所の記録を調べているアリニス・グレムという女性で、彼女の話によるとキラがエルムスパに7日間収容されていた記録があると言う。
そんな記憶は無いキラは否定するが、グレムが表示した画像は紛れもない昔のキラの写真だった。
オドーのアドバイスで当時キラと同室だったことになっている人物に話を聞くと、キラは確かにそこで同じ部屋に監禁されており、最後はカーデシアが連れて行ったので死んだものと思っていたと言われる。
謎を解くために調査に向かうキラ。
ところがすぐにシスコの元にキラが行方不明だという連絡が入る。
キラが目が覚めると、彼女はカーデシア人の姿になっており、周りにいたカーデシア人は彼女はベイジョーに潜入していた工作員だと説明し・・・。
これまた素晴らしい脚本で、最後のどんでん返しではなるほど!と手を打つことになる。
SFドラマでこうも見事なミスリードを構築するとは流石DS9。
それにしても「戦争回避」の時もそうだったけど、シスコは誰かが拉致監禁されている現場を探し出すのがうまいな。そういう時はどういう風に見つけ出したかの描写がほとんど無いけど(笑)
相変わらず旧友(?)に容赦ないガラックも楽しい。
気になるのはキラの死体とベストリの森での思い出の件。結局どうやったの(笑)?
20200320 |
52 捨て子の秘密 The Abandoned
クワークは難破船をラチナム3本で買い取った。
中はガラクタばかりで買ったのを後悔するクワークだが、その中に赤ん坊を見つけ、途方に暮れる。
ドクターに預けられた赤ん坊は驚異的な速度で成長し、やがて彼がジェム・ハダーだと判明。
宇宙艦隊が引き取るという指令が来るが、オドーはなんとか彼と打ち解けて、自分で道を選択できるように出来ないかと模索するが・・・。
ジェム・ハダーが遺伝子レベルで創設者に文字通り創造された種族というのがわかり、46話「新たなる脅威」で見せた様々な能力や、USSオデッセイに特攻した命知らずさもうなずける。
わかるだけで脅威が減ったわけでは無いが(笑)
オドーの部屋紹介が楽しかった(笑)
しかし化夢宇留仁的に注目度が高いのはジェイクの彼女のダボガール。
こりゃ色々な意味でお父さんが心配するのも無理もない(笑)
20200321 |
53 暴徒制圧モード始動 Civil Defense
オブライエンとジェイクは、カーデシア占領時代に使われていた金属加工場をデューテリアムの加工機として再利用するための作業を進めていた。そこにシスコが様子を見に来る。
カーデシアのファイルで1つだけ消去できないものがあり、仕方がないのでファイルの場所を移すことにすると、突然警報が鳴り響き、モニターには録画されたデュカットの映像が・・・。
前から思っていたのだが、メインの舞台が元敵の施設というのは素晴らしいアイデアだと思う。
その結果このような非常に面白いエピソードができる。
なにをやっても労働者の反乱がエスカレートしていると判断され、どんどんプログラムのレベルが上ってゆくのが次はどんな仕掛けが出てくるのかとワクワクさせられる。
また誰も扉さえ通れなくなった状態で、颯爽とフォースフィールドを解除して司令室に入ってくるガラックがかっこいい。
更に今回は映像のみかと思われたデュカット本人も出てきて解決してくれるかと思いきやこの状況を種にキラを脅迫し、やはりDS9だけで解決しなければならないのだと思いきや、デュカットも見事にミイラ取りがミイラになる展開にあれっ?と首を傾げるのが愉快すぎる。
この脚本書いてた時は脚本家もノリノリだっただろうな〜〜〜(笑)
20200322 |
54 次元移動惑星M Meridian
異星人ティロンはキラ少佐に振られて、クワークに少佐のホロスイートプログラムを作るように依頼する。
危険と知りつつも高額の報酬のためにキラ少佐を撮影する機会を探すクワーク。
一方ガンマ宇宙域を探査していたディファイアントの前に突然現れた惑星は、これまでも2つの次元を行き来しているとわかり、調査に向かったジャッジアは現地の男性と恋に落ち・・・。
とりあえず変態であるティロンはジェフリー・コムズが演じている(笑)。
本編は勿論ジャッジアのストーリーの方なのだが、やはり面白みに欠ける。そもそも化夢宇留仁は恋愛物は苦手な方なのだが、それにしてもあんなどーってことない男(笑)に、ダックスたる者が惚れ込んで艦隊からも離れるなど説得力が無いと思うし、それに信憑性をもたせられる脚本でも無いし、ジャッジアの役者の演技も相変わらずパッとしないしで、なんだかなあってな感じ。
ちうわけで化夢宇留仁にとってのメインはクワークの話の方ということになり、そのオチはコムズが可哀相(笑)だった。
ちうかクワークも完成したら中身を確認しろよ(笑)
20200322 |
55 奪われたディファイアント Defiant
医療品の到着が遅れているとキラに言うベシアだが、キラが食って掛かってきたのを見て彼女が過労の限界に来ていると判断し、彼女にクワークの店でストレスを発散するように指示する。
キラが仕方なくカルヴィーノジュースを1口飲んだところに話しかけてきたのは、ライカーだった・・・。
TNGの「もう一人のウィリアム・ライカー」を見直すまではこの話を観るわけにはいかないとDS9の視聴が停止され、1年経ってようやく観ることができた(汗)
まあそこまで張り切って観なければならない話では全然ないのだが(汗)
しかし続けて観るとわかることもある。
トーマスがたった2年でこんなことになっているとはと、呆れるのだ(汗)
ピカードの厚意でUSSガンジーに乗船し、トロイにはいつまでも待っているというようなことを言っていたのに。
まあその非常に悲惨な立場を考えれば無理もないかと思わないではないのだが、それにしてもたった2年でこれ(笑)?
トロイが知ったら悲しむだろう。
そしてタイトルでもあるディファイアントの扱いも、なかなか癖がある。
初陣ではいきなりボコボコにされていたのに、盗まれた途端にその高性能さを遺憾なく発揮(笑)
DS9スタッフはひねくれている(笑)
そうそう。この話のガル・デュカットはいつもの彼とは別人のようにいいところがなく、しょんぼりな感じで、そこがまたいい(笑)
それと忘れてはならないのがオブシディアン・オーダーの活躍(?)で、カーデシア社会を知る上では見逃してはならないエピソードでもある。
気になったのは吹き替えの翻訳で、キラがライカーを司令官と呼ぶのには違和感があるし、USSガンジーを戦艦ガンジーと呼ぶのはあからさまな間違い。
20220118 |
56 恋の感謝祭 Fascination
ジェイクが落ち込んでいる理由がマルダがレギュラス3の科学アカデミーに進むので会えなくなるからだと知って喜ぶシスコ(笑)
その日はベイジョーの感謝祭で、プロムナードはその準備に忙しい。
ケイコとモリーが2ヶ月ぶりに帰ってくると喜ぶオブライエンだが、彼女たちと一緒にDS9に降り立ったのはラクサナで、彼女は相変わらずオドーに夢中なようだったが・・・。
メチャクチャな話(笑)
ほとんどストーリーもなにもあったものじゃない。
ジェイク→キラ↔ベシア
バイラル→ジャッジア→シスコ
クワーク→ケイコ
まあでもなかなか面白い(笑)
20220117 |
57 2024年暴動の夜(前編) Past Tense, Part I
宇宙暦48481.2。
シスコ達は連邦のガンマ宇宙域に関するシンポジウムに招かれ、ディファイアントで地球に到着する。
シスコ、ジャッジア、ベシアは地球のサンフランシスコに転送降下するが、事故が生じ、彼らは2024年のサンフランシスコに実体化してしまう。
シスコとベシアは保護区域に収容され、ジャッジアはクリス・ブリナーという裕福そうな男に助け出される。
その夜シスコとベシアは強盗に襲われ、彼らを守ろうとして1人の男が殺される。
殺されたのはガブリエル・ベルという名で、数日後に起きる暴動で命がけで人質の命を救い、保護区域の撤廃と、ひいては地球文明の発展に大きく貢献した男だった・・・。
過去の重要人物を重要人物になる前に死なせてしまったら歴史が変わる。
歴史を変えないようにするにはその重要人物が行ったことを代わりにやるしかない。
というシンプルなストーリー。
なにしろシンプルなので面白くするには工夫が必要だが、さて。
20220117 |
58 2024年暴動の夜(後編) Past Tense, Part II
B.C.が保護区域の職員たちを人質に立てこもり、仕方なくシスコ達も彼に協力する。
一方ディファイアントでは消えてしまった宇宙艦隊を取り戻すためにも、とにかくシスコ達を見つけ出さなければならないと、いくつかに絞られた時間移動先を探して回るが・・・。
時間物は予定調和の物語でもあるので、工夫しないとほんとに単なる手順を踏むだけの話になってしまうが、残念ながら本作もそうなってしまっている。
オブライエンとキラがへんてこな過去のアメリカを訪問するシチュエーションは面白いが、勿論本編とは全然関係ない(笑)
唯一の収穫はジャッジアがいつもの制服じゃないととても綺麗で眼福だったことくらいか(笑)
あ、あとロン・ハワード監督の弟がいい感じだった(笑)
20220117 |
59 バライルの死 Life Support
思いがけずベイジョーに行っていたリアンに食事に誘われたジェイク。
そこに飛び出してくるオドー、オブライエンなど。彼らはエアロックに急ぎ、事故によって負傷者が出ているベイジョー船の乗員を救出する。
その中にはカイ・ウィンと、重傷を負ったバライルの姿もあった。
バライルはドクター・ベシアの懸命の治療も叶わず亡くなったかと思われたが・・・。
バライルが死んで、それからバライルが死ぬ話(汗)
強烈に地味で悲劇的で、ジェイクとノーグのダブルデート&仲直りのエピソードもあるにはあるが、メインストーリーの重さが圧倒していて全然注意が向かない(汗)
そしてキラの反応も重要なところが表現されていなくて感情が読めず、全体的に悪夢っぽい。
一番悪夢っぽいのはバライルの顛末で、ちょっと前にはジャッジアのストーカーをしていたのに(笑)、この話ではあんな酷いことに(汗)
臓器交換の手段としての陽電子頭脳はあっても、それに元の脳の記憶などを移すという発想がないので、最後に下手をすると全部交換していたと思うとぞっとする。
ちうかその選択肢があるというだけで異様すぎる(汗)
そういえばこの話でベイジョーとカーデシアの和平協定が結ばれたようだが、今までは連邦が休戦させてただけだったのか?
ちうかこのあとベイジョーとカーデシアの関係に変化があった記憶がないのだが(汗)
20220123 |
60 可変種の定め Heart of Stone
宇宙暦48521.5。キラとオドーはカーデシア境界に最も近い植民地保安体制を視察して帰路についていた。
オドーはアヴェスタ知事がディナーに招待したのを、オドーの意向を聞かずにキラが断ったことに対して怒っていた。
その時リセピアンの補給船がマキに攻撃されたという連絡が入る。
長距離センサーは改造されたペレグリン級の案内船のサインを探知した。この船はマキがよく使っているタイプだった。
シャトルはこの船を追い、小惑星に着陸する。
そこの大気は不安定で、案内船の乗員は地下に逃れていると推理して彼らも地下へ。
二手に分かれて捜索を行うが、キラが奇妙な水晶のようなものに脚をあさまれて動けなくなってしまう・・・。
ダブルプロットのもう1つはノーグが宇宙艦隊に入隊したいと言い出す話で、こっちはまあ妥当な展開を見せる。
メインプロットの方はオドーが主役なのでいい感じだが、からくりがあんまりな感じ。
それでもオドーの名前の由来の話など、やっぱりオドーはいいキャラだなあとしみじみ思った(笑)
20220123 |
61 三匹の毒蛇 Destiny
宇宙暦48543.2。カーデシアと協力して、ガンマ宇宙域に亜空間通信中継機を設置することになり、カーデシアから科学者が派遣されてくる。
ところがヴェデク・ヤルカがこれは預言されたことであり、カーデシアを招き入れればワームホールが破壊されてしまうと言う。
預言を根拠に計画を中止するわけにはいかず、続行するシスコだが、その後に起きる全てのことが預言通りに見え・・・。
まずカーデシアから派遣されてきた女性科学者の1人ウラニがロビン・ウィリアムズにしか見えないのが気になった(笑)
もう1人のギロラはスタイル抜群で実にいいケツをしていると思っていたら(笑)、オブライエンにツンデレ展開が始まって面白かった。
で、物語だが(笑)、化夢宇留仁は預言というもの自体に含まれる矛盾点が目立つ話だと感じた。
預言というものがなんのために成されるかという問題で、大きな目標を達成するという預言ならみんながそれに向かって努力できる。しかし今回のように悲劇的な結末だと思われる内容だと、そのまま進めれば悲劇が起こるので預言通りにするわけにはいかず、悲劇を回避できたら預言は間違いだったということになってしまう。
よい結果を示す預言も、考え方によってはどうせ成功するならなにもしなくてもいいという結論もあり得る。
とにかくできることを頑張ってやっていたら預言通りになったと言う場合は、これまた預言の必要がないということになる。
要するにどうなっても預言の存在の意味がないのだ(汗)
誰か預言の有用性があったら教えてほしい(笑)
20220123 |
62 新・金儲けの秘訣 Prophet Motive
クワークは自室で、エミという女性に耳のマッサージをしてもらいながら、セルフシールのステムボルト100グロスをラチナム10本で売るという話がまとまっていい気分だった。
そこに突然グランドネーガスが現れ、彼の部屋を取り上げてしまう。
ネーガスは新たな金儲けの秘訣を書き上げたと言い、クワークとロムに見せてくれる。
最新の金儲けの秘訣を最初に読むのは自分たちだと興奮する2人だったが、そこに書かれていたのは「もし金を返せといわれたら、返すべし」というような考えられないような内容だった。
振り返るとネーガスの召使いであるメイハードゥーが泣きじゃくっていた・・・。
「セルフシールのステムボルト100グロス」は第15話でジェイクとノーグがヤモックソースと交換で手に入れたものだが、売るに売れなくてクワークの在庫になっていたらしい(笑)
本編はいい人になってしまったネーガスに困り果てるという話だが、クワークが男気を見せていい感じにまとまる。
ダブルプロットはドクター・ベシアがキャリントン賞という権威ある医学賞にノミネートされるというものだが、あーもうーも無く終わる(汗)
これには続きがあるのかな???
20220123 |
63 DS9破壊工作 Visionary
オブライエンはドクター・ベシアに診察されていることに気付く。
フェイズインデューサーを修理中にプラズマコンジットが爆発し、放射線物質を浴びたらしい。
そこにドミニオンの情報を収集するためにやってきたロミュランの船が着艦許可を求めていると告げるキラ少佐。
ロミュランへの対応を考えているところに、酔っ払ったクリンゴン人を連行しているオドーと会う。
クリンゴンはロミュランとは犬猿の仲である。
一方オブライエンはクワークの店にダーツを設置させるが、突然自分がプロムナードでクワークと話しているところを目撃する・・・。
前半はロミュランとの外交問題がメインかと思わせておいて、次第にオブライエンの問題がクローズアップされ、最後は「ドラえもんだらけ」状態に(笑)
この話では少なくとも3人のオブライエンが死亡しており、ラストはあろうことか過去と未来の・・・むにゃむにゃ(笑)
スタートレックシリーズではタイムパラドックスは「可能性の未来」として扱うことが多く、この話でもそうだと思うが、そこでそんなことをしたらもう何が何やらわからないでしょ(汗)!ということをしでかしているのである意味必見のエピソード(笑)
またオドーが有能なところを見せてくれるのも嬉しい。
20220130 |
64 老化促進テレパシー Distant Voices
ガラックとランチをとっているベシア。
ガラックがベシアの30歳の誕生日のお祝いを言うと、途端に機嫌が悪くなるベシア。
そこにクワークがアルトヴァという名の異星人を連れてきて、形状記憶ジェルを少し分けてやってほしいと言うが、それは連邦で厳しく管理されている物質であり、もちろんベシアは断る。
ベシアが医療室に戻ると、さっきの異星人によって荒らされており、異星人はベシアの頭を掴んでなんらかの攻撃らしきことをする。
ベシアが意識を戻すと、そこは元の医療室だったが、コンピューターはダウンし、DS9には誰もいないように思えた・・・。
TNG以降ちょくちょくある精神世界をさまよう話。
その中でもあんまりできのいい話ではない(汗)
とりあえずキラの死に顔は宗教画みたいでよかった(笑)
なにより驚いたのは、これまでベシアが29歳だったことである(笑)
20220130 |
65 鏡の裏のシスコ Through the Looking Glass
クワークとモーンがハタネズミ賭博を企んでいる証拠を掴んだオドーがシスコに報告する。
司令官室から出てきたシスコは、ターボリフトから見かけない服を着たオブライエンが出てきたのに気付く。
オブライエンは突然シスコに銃を突きつけ、強制的に転送した。
2人が現れたのは鏡像世界で、オブライエンはシスコにこの世界のシスコが死んだことを告げ、テランの女性科学者を救出してほしいと頼む。彼女が開発しているトランスペクトラルセンサーアレイが完成すれば、バッドランドにあるテランの基地が見つかってテランは皆殺しにされる。
それでも違う世界のことに関与することを拒否するシスコだったが、その女性科学者が誰かを聞いて考えが変わった・・・。
鏡像世界DS9の本編始動といった感じ。
メインのキャラクターの鏡像版がぞろぞろ出てくるが、元々癖が強いキャラクターが多いせいか、TOSと比べると鏡像世界のキャラクターも大して変わらない(笑)
ところで57、58話でもそうだったが、この話でもいつもと違う髪型と服装のジャッジアはとてつもなく魅力的&エロエロ(笑)だった。
要するにいつもの髪型と衣装が彼女の魅力を最も活かせないものなのだ。
そのへんが異なっていたらDS9のヒロイン像も変わっていたかもしれないなあ・・・などと思った(笑)
そしてしれっと出ているトゥヴォック(笑)
この世界ではヴォイジャーには乗っていなかったのか、そもそもヴォイジャーという船が存在しないのかもしれない。
しかしほんとに出ているだけで、全然物語に絡まないのはどういうわけか(笑)?
まあ本編のストーリーはそれなりに興味深い内容で、しっかりとまとめているのだが、なんだか色々と気になるところが多い話でもあった。
わざとか(汗)?
20220130 |
66 姿なき連合艦隊(前編) Improbable Cause
ガラックの店で爆発が起きる。
ガラックは軽傷ですんだが、店はめちゃくちゃに。
オドーはガラックにこんなことをしそうだと思い当たる者はいないかたずねるが、ガラックの答えはそんなことはいかにもしそうにない者ばかりで、中にはキラ少佐の名前も。
調査の結果、起爆装置に使われたと思われる細工はフラクシアンの殺し屋がよく使う手で、フラクシアンはその日の朝に1人到着していた。
フラクシアンのレタヤの取り調べを行うオドー。レタヤは明らかに怪しかった。
レタヤの船に発振器を取り付け、尾行するオドーとガラックだったが、レタヤの船がワープに入ろうとした途端に爆発してしまう。
レタヤの船の爆破原因はニュートリノの反転によるもので、それはロミュランが使う手口だった。
そこでダメ元でロミュランに問い合わせてみたところ、なんとロミュランはあっさりと爆破を認め・・・。
なかなか複雑なプロットで、本格的な国家レベルのミステリーを構成している。
なにしろDS9で一筋縄ではいかない両巨塔のオドーとガラックがメインなのでそれもむべなるかなと言うところ。
相変わらず謎めいたガラックと、正攻法以外の手も駆使するオドーがかっこいい。
DS9ならではのエピソードと言えるだろう。
しかし完全にお子様お断りな内容(笑)
20220130 |
67 姿なき連合艦隊(後編) The Die Is Cast
昼食中にベシアが話す地球の劇作家の話をろくに聞いていないオブライエン。
ベシアはいつもがラックと議論をしながら食べていたので、それが習慣になってしまったらしい。
その直後DS9の周囲にロミュラン艦とカーデシア艦の艦隊が現れて騒然となるが、艦隊は一路ワームホールへ向かった。
彼らは一気に可変種の本拠地を叩こうとしていたのだ。
一方ロミュラン艦ではガラックがオドーを拷問して可変種のことを聞き出さざるを得ないことになるが・・・。
ガラックとオドーというDS9きっての切れ者対決は引き分けというところか。
創設者のすきのなさは流石。
見どころは冒頭のロミュラン&カーデシア艦隊が一斉に遮蔽を解除するところと、宇宙戦艦ヤマトかと思わせるディファイアントの発進シーンと、珍しくここぞというところでの活躍で、敵をひきつけてのフェイザー速射は画的に説得力があった。
前後編の後編という意味では、残念ながら前編で配置した伏線の回収だけで終わってしまった感があるのと、がラックとオドーの心情が表現しきれていなかったようには思うが、見どころは多い話だった。
20220207 |
68 夢の古代船 Explorers
ベシアに超色っぽいベイジョー人ダボガールが風邪だと言って診察を願うが、どう見ても誘っていて、ベシアものりのりだったが、ジャッジアから3週間後にレキシントンがDS9に立ち寄ると聞いたベシアはそれどころではなくなる。
レキシントンにはエリザベス・レンズという医療チーフが乗り込んでいるが、彼女こそはベシアが医大を主席で卒業できなくした張本人なのだ。
一方ベイジョーで新しくできた博物館を併設した図書館を視察してきたシスコは、800年前にカーデシアまでたどり着いたと言われている光子帆船を再現すると言い出し・・・。
ステーションが舞台であるDS9でしか作り得ないある意味本領発揮と言えるエピソード。
シスコとジェイクの関係もいい感じで描けていたし、ベイジョーの光子帆船が非常にロマンあふれる画を作っており、ラストもカーデシアのちゃっかり感も含めて(笑)、実にいい感じ。
シスコのやるとなったらとことんやってしまうところが面白いのと、その光子帆船の船内のセットが素晴らしい出来で、物語を盛り上げている。
久しぶりのデュカット節も画面越しオンリーというところも含めてよかった(笑)
ドクター・ベシアの方は相変わらずなんだかもやっとした感じだが、オブライエンと痛飲しているところは面白かった。
で、ダボガールはどうなったんだ???
20220208 |
69 クワークの母 Family Business
シスコは光子帆船で会うと約束したジェイクのお勧めの女性がDS9に戻ってきたと聞かされ、複雑な心情。
クワークのバーは盛況だったが、そこにFCA(フェレンギ会計監査局)が現れ、壁に監査令状を貼ったのでいきなり閉店となる。
監査官ブラントはクワークとロムの母親であるイシュカが、フェレンギ商取引法第1027条第3項を違反したので罰金を支払うように言う。
クワークとロムは慌てて実家に帰るが・・・。
非常に極端な男女差別が定着しているフェレンギの変化の兆しを描いている。
イシュカは実に気丈で頭がいいが、それでもあまりにも強い社会の圧迫が伝わってきて、観るのが辛いところも。
面白いのは何をするにも料金がかかるフェレンギ社会の描写で、ちょっとしたことですぐに料金が請求される様子から、なんとなくハバロフスクを思い出した(笑)
それと印象深かったのがフェレンギの家の構造で、ホビットの家みたいな低い玄関から雨の中に出てゆく様子が実に実家っぽくて(笑)雰囲気がよかった。
シスコの方はなんかいい感じに進展・・・って、この人ウォーフの兄の奥さんでは(笑)?
20220208 |
70 シャカールの乱 Shakaar
ダーツでバカつきのオブライエン。
バライルの霊を慰める儀式をしているキラのところにシスコが来て、ベイジョーの首相が亡くなり、次の首相はカイ・ウィンがなる可能性が高いと伝える。
そのカイ・ウィンがキラを訪ねる。
農業地底であるラカンサ地方はカーデシアが撤退するときに有毒物質をまき、荒れ地となっているが、土壌改良機を使えば土地を回復させ、輸出さえ期待できると言う。
しかし土壌改良機はキラの出身地であるダコール地区のかつてのレジスタンスのリーダーである農民に貸し出されており、その男シャカールが返却しないので困っているので返すように説得してほしいと言われる。
カイ・ウィンの頼みとは言えベイジョーのためだと思って引き受けるキラだったが・・・。
キラとベシアとジャッジアの3人は、化夢宇留仁にとってDS9でイマイチ面白くないトリオ(笑)で、悪いとまでは言わないものの、彼らが主役の話はもう1つ盛り上がらない。
この話もそんな感じで、更にシャカールの役者が最近観てずっこけたTNG「愛の亡霊」の亡霊役(笑)だったこともあってますます興味が削がれたが、最後の締めがいい感じだったので最終的にはなかなか面白かったという感想になった。
途中の展開はやっぱり退屈だったが(汗)
オブライエンの方はストーリーというほどのこともない日常の一幕という感じだが、DS9はむしろこういうのが楽しかったりする(笑)
20220208 |
71 クルゾンの秘密 Facets
進学予備課程に入るため、ホロスイートでシャトル操縦の練習に精を出すノーグ。
クワークは相変わらずノーグが艦隊士官を目指しているのを苦々しく思っているようだ。
ジャッジアはシスコ、キラ、オドー、ベシア、オブライエン、クワーク、リータを集めてジャンタラという儀式に協力してほしいという。
ジャンタらはトリル族の過去の人格を各自に一時的に憑依させ、過去のホストと話し合うことができるというものだった。
ジャッジアが主役の話ではベストに入る面白いエピソード。
なぜか女性に憑依されるクワークとか、作為的だがやっぱり愉快だし、シスコがジョランに憑依されるところだけは「羊たちの沈黙」みたいなサスペンスも楽しめるし、メインのクルゾンがしっかりメインらしい盛り上がりを見せて心底楽しそうなオドーというだけでも面白い(笑)
しかしいきなり例の色っぽいダボガールのリータがジャッジアの親友という設定になっているのは非常に違和感を感じた(汗)
20220218 |
72 忍び寄る可変種の脅威 The Adversary
宇宙暦48959.1。中佐としての最後の日誌をつけるシスコ。
シスコの大佐昇進祝いパーティーが開かれるが、そこに連邦のクラジェンスキー大使も来ていて、ツェンケチでクーデターが起こり、近隣の連邦植民地に危険が生じる可能性があるという情報部からの話をする。
ディファイアントでツェンケチ近隣へのパトロールに出ることになるが、船内には可変種が潜入しており・・・。
「遊星からの物体X」そのまんま(笑)
血液検査の件とかはわざとやっているとしか思えない。
それにしてもなんにでも完全に化けられる種族というのは恐ろしい。
普通ならこのあと入出国時に血液検査が実施されるのは確実だと思うが、どうなるのだろう?
これにてシーズン3はフィナーレ。
シーズン2の終盤あたりからDS9独特のノリみたいなものが構築されて、円熟期に入ってきたような感じがする。
実に多様なエピソードが並び、充実したシーズンだったと思う。
20220218 |