STAR TREK 備忘録

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43 コバヤシマル Kobayashi Maru
 
 ダイリチウムを分配し、連絡が途切れている世界との外交再再開を促す任務につくディスカバリー。
ある惑星では誤解によって攻撃を受けることとなり、銃火の中を逃げながらもなんとかダイリチウムを渡すのには成功した。
宇宙艦隊アカデミーが再開されることになり、その式典には惑星連邦の新大統領ライラ・リラクも出席した。
そこにクイジャン星付近のステーションから救難要請が入り、ディスカバリーが向かうことに。その任務には大統領も同行することになった。
一方クイジャンではブックが家族と再会していた・・・。

 
 これまでのディスカバリーとは明らかに異なるまったりとしたオープニングエピソード。
その分パンチには欠けるが、ここらで腰を落ち着けてやっていこうという気概は感じた。
しかし根本的には今まで通りで、本シリーズのいいところも悪いところも継承している。
とりあえず激しい銃火の中を走って逃げるシーンはやめてほしい。あれを見せられるごとにスターウォーズみたいで興ざめになる。
20220827

44 重力異常 Anomaly

 クイジャンを破壊したのは前例のない巨大な重力異常現象だった。
事件を知って急いで戻ってきたサルーを副長に迎え、ディスカバリーは重力異常の調査に向かうが、ブックは故郷の惑星と家族を失って放心状態だった・・・。

 
 起承転結の「承」感が半端ないエピソードだが、このシリーズは「起」と「転」でやりすぎるクセがあるので、「承」くらいの方が観やすい(笑)
気になるのはグレイがシンスとして復活するという前振りで、なんだかすごい不幸の予感がする・・・(汗)
20230130

45 生きることを選べ Choose to Live
 
 ダイリチウムの配達中の宇宙艦隊の船が襲撃され、ダイリチウムを奪われて艦隊士官が殺された。
犯人はクワト・ミラットのジヴィニで、惑星連邦はニバーと、クワト・ミラットも加えた会議の末、惑星連邦とクワト・ミラットが合同で捜査を行うことに。
一方スタメッツは重力異常をDMA(ダーク・マター異変)と名付け、それが原始ワームホールだという仮説を立てる。その証明のためにはタキオンの存在が確認される必要があったが見つからない。スタメッツとブックはニバーでその仮説の考証を行うことになる。
その頃グレイ・タルの精神をシンスボディに移す処置が行われるが・・・。

 
 大きな流れの中の1話完結っぽいエピソードというのはエンタープライズでよく観た形式だが、今回はなかなかスタートレックらしい要素もあっていい感じだった。
残念だったのはティリーと言葉をかわしていい感じだったクワト・ミラットの人が・・・。
それにしてもクワト・ミラットって、「大義」をあんな感じで適当に決めてたのね(笑)
20230313

46 すべては可能 All Is Possible
 
 ディスカバリーはニバーの軌道上に留まり、ニバー科学協会と共同でDMAの解析を進めていたが、バーナムとサルーはニバーの惑星連邦再加盟交渉に参加するように要請される。
一方将来について悩んでいたティリーはドクター・カルバーに相談し、アカデミーの候補生訓練プログラムで指導員を務めることになり、アディラも生徒としてそれに参加することに。
またブックはまだ悲しみの中にあって苦しんでいた・・・。

 
 前回と同じく大きな流れの中の1話完結っぽいエピソードで、シャトルの墜落からサバイバルというもはや伝統と言える展開で、シリーズとして原点回帰を意識しているのがよくわかる。
その分バーナムとサルーの方はあからさまな政治劇に関わるという変化球だが、内容的には昔ながらの惑星連邦の任務でもある。
ブックはいい加減元気出せ(笑)
20230424

47 見せしめ The Examples
 
 DMAが突然消え失せたかと思うと、数秒後に1000光年離れた場所に現れた。
それはもはや自然現象とは考えらなかった。
ライサ人の科学者ルオン・タルカがディスカバリーに乗船し、DMAの研究に協力することに。
DMAの進路になる可能性の高い空域には旧エメラルドチェーンの小惑星コロニー、ラドベック5があり、アカーリ人達が暮らしていた。
連邦は彼らの救出を決定するが、残り時間は4時間しか無かった・・・。

 
 いきなりUSSジェインウェイの名が(笑)
この話は脚本、演出ともに非常に完成度が高く、感動的なストーリーでもあった。
いけすかないタルカ博士もいいキャラだった。
やはり旧シリーズとのつながりが無いエピソードがディスカバリーは安心できる。
20230703

48 ストーミー・ウェザー Stormy Weather
 
 ディスカバリーはDMAの発生させた亜空間の亀裂へと調査に入ったが、亀裂の向こうは何も感知出来ない無の空間だった。
ビットを射出してみると、一定の距離を進んだところで破壊された。
何もないところに何かがあり、しかも接近してきている。
手がかりはつかめず、脱出しようとするが胞子ジャンプも不可能だとわかり・・・。

 
 親父の幻覚まで見始めるブック。その親父がまためんどくさいやつで(笑)
なによりゾーラが人格を形成したのが目玉トピックで、これからどうなるのか興味深い。
20230703

49 結びつき …But to Connect
 
 これまでに得たデータからゾーラはDMAを発生させたとされる10-Cの座標を算出するが、そこには強力すぎる種族が存在し、クルーの安全のために座標は教えられないと言い出し、コヴィッチがゾーラの調査を行うことに。
一方宇宙連邦は所属国を集めて今後DMAにどのように対処するかの会議を行うが、そこにタルカ博士が現れ・・・。

 
 画面的には実に地味なエピソードだが、なかなか見どころが多かった。
ゾーイのエピソードはいい感じでデータを思い出す。またはエクソコンプか(笑)
もう一方の会議の方もいい感じなのだがそのあとがいけない。
ああいう感情的な行動を絡めた脚本は嫌いだ。
20231015

50 オールイン All In
 
 タルカの武器にはアイソリニウムが必要だった。
リラクはマイケルがブックを追うのを禁じて10-Cの情報を集める任務を与えるが、ヴァンス提督はマイケルだけがブックの行き先を突き止めることができるだろうとブック捜索任務も追加で命じる。
ポラシア星系の古い馴染みのブローカー、ハズ・マザロのカジノ「カルマバージ」で顔を会わせる一行。
もはやブックを止めるには彼より先にアイソリニウムを購入できるだけのラチナムを集めるしかなかったが・・・。

 
 このエピソードは脚本の完成度が高く、またスタートレックらしい見せ場も多くて面白かった。
ハズは2人の運び屋時代の古い馴染という設定もいいし、キャラクターもいい感じ。
賭け試合のところはもう少しわざとらしくやってもよかったかも。
あとはいつも思うのだが、精神分析医が感情的すぎる(笑)
20240624

51 ルビコン川 Rubicon
 
 マイケルがブックの追跡とDMA破壊を防ぐ司令官に任命されたが、ブックとの関係を考慮し、彼女の指揮権を剥奪できる者として、かつてディスカバリーの乗員だったナーン中佐が配属される。
ディスカバリーは遮蔽状態でブックの船の近くにジャンプし、サルーが指揮するシャトルで隠密裏にドッキングに成功するが、タルカが仕込んでいた警戒装置が反応し、シャトルが破壊されそうになり・・・。

 最近出番のなかったディスカバリークルーの面々が顔を出し、ちょっと雰囲気が元に戻った感じ。
ドラマとしては難しいのだが、やはり彼らも登場してこその物語だと思う。
 最後の展開はこれまでブックとタルカがやってきたことが完全に無意味だったということであり、結果次回からはストレートに物語が展開するのが期待できるのは嬉しい。
20240714

52 銀河バリア RThe Galactic Barrier
 
 DMAは復活しただけではなく、パワーアップまで施されていた。その結果DMAが現在の位置に留まる時間も短縮された。
最早10-CでDMAを操る何者かと接触するしか方法は残されていない。
ディスカバリーは銀河バリアを突破するためにプログラマブル反物質を装備する。
一方タルカとブックは、プログラマブル反物質を入手するために旧エメラルドチェーンの労働キャンプを訪れる。
そこはかつてタルカが友人の科学者オロスと共に囚われていた場所だった・・・。

 ラストへ向けての準備回といった趣。
悪くはないが特別盛り上がるところもない。
ちうかタルカが何年も入手できないでいる動力源が、囚われていた状態では用意できたというのがどうも納得いかない(汗)
ちなみにタルカとオロスの境遇はアイアンマンを思い出した(笑)
20240729


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