STAR TREK 備忘録

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TOS2 TNG2

DS92

VOY2 ENT2 DIS2 PIC2  
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DS94
DIS4    
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VOY5

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TNG6 DS96 VOY6     LD2  
TAS2
DS97

73〜74 クリンゴンの暴挙1〜2 The Way of the Warrior
 
 可変種の侵入に備えた訓練を行うDS9。
部屋にイエイツを招いてささやかなパーティーを催すシスコだったが、緊急呼び出しで台無しに。
DS9は大量のクリンゴン艦に取り囲まれていた。
クリンゴン人だらけになったDS9だが、突然ガラックが数人のクリンゴン人に襲われる。
クリンゴンの目的を突き止めるため、シスコ司令官はある決断を下す・・・。

 日本のテレビ放送では前後編に分かれていたのだが、DVDでは本国と同じスペシャル版で収録されていた。
非常に見どころの多い話で盛り上がる。
まずオドーとガラックがすごく仲良しになっていて微笑ましい(笑)
そしてもちろんDS9にやってきた嵐を呼ぶ男ウォーフ(笑)!
 
 タイムライン的には映画「ジェネレーションズ」のあとで、エンタープライズを失って行き場を失っていたところを呼ばれたということになる。
ウォーフはDS9の空気に馴染めず苦労するが、観ているこっちも彼がDS9をうろついている画が違和感ありまくり(笑)
このあとの展開で非常に重要な存在となるマートク将軍も登場し、もちろん愉快な総裁ガウロンも(笑)
ウォーフがガウロンと袂を分かつのは残念だが、あの人は味方でも敵でも面白いのでまあ問題なしか(笑)
忘れてはならないのがカーデシアでオブシディアンオーダーが崩壊したという情報で、例のドミニオン討伐遠征の失敗の影響が予想以上に大きかったらしい。
これも少し残念(笑)
戦闘シーンでは珍しく(笑)ディファイアントが大活躍するが、今回のメインはDS9そのもので、第3話で言及された「光子魚雷5000発、各ジャンクションにフェイザーバンク」がとうとう実現(笑)
凄まじい攻撃力を披露してくれる。
しかしなんでシールドジェネレーターはちゃんとシールドされてないのだろうか・・・
 ところでこの話よりオープニングが微妙に修正され、ディファイアントも登場して派手になっている。
これまでの荘厳な感じもよかったが、派手なのもかっこよくてとてもよい♪
20220312

75 父と子 The Visitor
 
 雨の夜、森の中の家で年老いたジェイク・シスコはなにかの薬を自分に打つ。
そこにやってきた作家志望の若い女性は、ジェイクの作品を褒め称えるが、なぜ2冊書いただけで断筆してしまったのかを問う。
その物語は彼が18歳の時に父ベンジャミン・シスコが死んだのが始まりだった・・・。

 素晴らしすぎる感動的な脚本。
どうやったらこんな物語が思いつけるのか。
演出も素晴らしい。
最後近くのあのシーンをシスコの顔のどアップで始めるのは魂に響く。
ヒューゴー賞にノミネートされたそうだが、納得。
 ところでこの話は最終回の後日談としてもそのまま成立するのでは???
20220312

76 苦悩するジェム・ハダー Hippocratic Oath
 
宇宙暦49066.5。
ウォーフはクワークの店にいる客が密輸犯だと突き止めたが、オドーが動こうとしないのを不満に思っていた。
一方ベシアとオブライエンはガンマ宇宙域のメリク3の植物調査を終え、USSルビコンで帰途についていたがボパク星系からの亜空間マグネトンパルスを探知する。
マグネトンパルスはワープコアが破損すると出るもので、難破船が存在する可能性があったために調査に向かう。
ところが突然プラズマフィールドに衝突して不時着することに。
船から出てきた2人の前に現れたのは、数人のジェム・ハダーだった・・・。

 オブライエンが協力を反対する理由がもう一つ納得いかなかった。
ここはどう考えてもベシアの見解が正しい。
でもそれがオブライエンというものだからOK(笑)
ウォーフの展開も予想通りなものだが、確かにエンタープライズ内ではそういう思考は必要なさそうだからこれも仕方なし(笑)?
20220312

77 デュカットの娘 Indiscretion
 
 キラの古い友人であるラズカ・カーンからの連絡が入り、ラヴィノクの手がかりをつかんだと言う。
ラヴィノクにはキラの友人が乗っていた。しかし遭難したのは6年前であり、生存者がいる可能性は低かったが、とにかく探してみることに。ところがキラに同乗したいというカーデシアからの要請が。
元々ラヴィノクはカーデシアの船で、ベイジョー人の捕虜を輸送していたのだ。
当日キラの前に現れたのはデュカットだった・・・。
 一方シスコとイエイツの仲は進展し、イエイツの新しい仕事が決まればDS9で暮らすことも可能になるが、シスコの反応は・・・。

 相変わらずの酷い邦題。ちょっとは考えろよ。
いつも頑ななキラには閉口するのだが、この話ではちょっといい感じに。
ちうかデュカットが相変わらずイイ感じすぎる(笑)
 シスコの方は実にリアルな男心が表現されていたと思う。
化夢宇留仁も今そんな展開があったら不安になる(笑)
20220323

78 禁じられた愛の絆 Rejoined
 トリルの科学チームがDS9に到着する。その中にはダックスと深い因縁のある女性が混じっていた。
リナーラ・カーン博士の前の本体は、ジャッジアの前の本体と夫婦だったのだ。
科学チームはディファイアントを借りて人工的にワームホールを作り出す実験を行う。
しかしその最中ジャッジアとリナーラは元の本体の記憶から愛し合うようになるが、それはトリルの厳しいタブーに触れるものだった・・・。

 珍しくシングル・プロットでじっくりとドラマが描き出されていて、ジャッジア主役回にしてはよくできていた。
面白いことに、物語が進むにつれてジャッジアがだんだん男に見えてくる(笑)。
20220323

79 フェレンギ人囚わる Little Green Men
 
 ついにノーグが宇宙科学アカデミーに入学することが決まり、子供の頃から持っている物を売りさばく巣立ちの儀式がにぎやかに行われる。
ウォーフはフェレンギの歯磨き器を気に入る(笑)
 クワークのいとこのゲイラから、クワークに船が届く。昔ゲイラがクワークに金を借りる時に約束していたのだ。
早速クワークはその船でノーグを地球に送ってやることにするが、勿論ついでに密輸品のキマサイトも満載していた。
ところが船にはゲイラが仕掛けをしており、ワープが解除できない。
このままだと船が分解してしまう。
そこでロムがキマサイトにプラズマを送ってカスケードを起こせばワープを解除できるかもしれないと試してみるが、なんと船は1947年の過去にタイムスリップしてしまい・・・。

 
 一言で言うとドリフ(笑)
それにしてもなんでDS9関係者は地球に行こうとすると過去に行ってしまうのか(笑)
煙草と原子爆弾がやたらに印象的な話でもあった。
20220323

80 ディファイアントの危機 Starship Down
 
 宇宙暦49263.5。
ディファイアントはガンマ宇宙域のカレマ商務省からの要請で、商務省の長官ハノックと貿易協定に関する問題点について話し合っていたが、要するにクワークがピンはねしていたということがわかる。
そこに惑星連邦と交易を行っているカレマをよしとしないジェム・ハダーが襲いかかる。
シスコは断固としてカレマ船を守ると決断し・・・。

 
 色々と怒涛の展開で目が離せない。
ジェム・ハダーとの戦闘は最近見直したばかりのTOS第9話を意識していると思われる見えない敵との駆け引きで、ここも面白くできていたがメインはそっちではなく、ディファイアントに乗り込んでいた人々それぞれの様子である。
これが死にそうなシスコと彼を寝かさないように話しかけ続けるキラ、機関室下士官の指揮の仕方を学ぶウォーフ、どさくさに紛れてジャッジアとイチャイチャするベシア(笑)、そしてクワークとハノックの極限状態でのやりとりと、超高密度に展開する。
中でもやはり出色はクワークとハノックで、真面目なハノックはクワークに騙されていたと知って激怒していたが、そこにとんでもない物が飛び込んできてそれどころではなくなる展開が面白すぎる。
ちなみにハノックを演じていたのはファーストコンタクトでコクレーン博士を演じていたジェイムズ・クロムウェルらしい。なんだか色々と奇遇な感じ(笑)
20220323

81 カーレスの剣 The Sword of Kahless
 
 クワークの店でクリンゴン人コールが武勇伝を語るのを聞き入る人々。
店の隅で大人しくしているウォーフを見つけたジャッジアは彼をコールに紹介する。
コールはウォーフに伝説の秘宝であるカーレスの剣の在り処を突き止めたと話し、感動したウォーフは秘宝探索の旅に同行を求める。
その夜コールの部屋にレシア人が侵入し、コールの頭をつかんでエネルギーを発し・・・。

 崖の足場の件はいくらなんでも酷すぎる。
何かに操られているのかと思ったら、全然そんなこともない。
ウォーフを見損なった(汗)
20220410

82 ドクター・ノア Our Man Bashir
 
 男がガラスを突き破って倒れる。
タキシード姿のジュリアンは美女からシャンパンの瓶を受け取るが、それに立ち上がる先程の男が写って見え、彼はシャンパンのコルクを飛ばして男の頭に命中させて再び倒す。
美女とキスをしようとするジュリアンだが、無神経な拍手の音に顔をしかめる。
そこにはタキシード姿のガラックが立っていた。
 シスコ、キラ、ダックス、ウォーフ、オブライエンを乗せたオリノコがDS9に帰って来るが、オブライエンがワープコアに異常を発見する。それは破壊工作であり、シャトルはすぐに爆発しそうだった。
急いでDS9へ転送しようとするが、その途中でシャトルが爆発する。
転送は失敗したが、まだ彼らの転送パターンは残っていた。
しかし5人分のパターンとなると膨大なデータ量で、エディングトンは彼らを保存するためにDS9のコンピュータに必要な容量を確保するように指示する。
彼ら5人のパターンはホロスイートに保存され・・・。

 

 
 いつかやるんじゃないかと思っていた007のパロディ回(笑)
しかしこれが非常に力を入れて作られており、最初から最後まで目を離せない超大作となっている。
とりあえず露出度の高いスタイル抜群の美女がどんどん出てくるのは勿論として(キラがまた色っぽい/笑)、目をむくような豪華なセットが次々と。
そして物語としての内容的にはほぼ皆無という潔さ(笑)
20220411

83 地球戒厳令 前編 Homefront
 
 ここ2時間でワームホールが開いては閉じを7回も繰り返していた。
そこに艦隊保安部から最優先メッセージが届く。
 オドーはジャッジアが部屋に忍び込んで家具の配置を変えたと言って怒っていた。これで4回目らしい。
 司令室では最優先メッセージで届けられた事件による驚愕が広がっていた。
惑星連邦とロミュラン帝国の重要な外交会議に出席していた27名が破壊工作によって死亡したのだ。
それは可変種の仕業だった。
シスコとオドーは招集されて地球へ。
シスコは地球の警備体制を強化するが、意外な人物がその壁となった・・・。

 今回は過去に行かずにすんだようでよかった(笑)
このエピソードは展開を非常に丁寧に描いており、いつもと雰囲気が違う・・・と思ったらやっぱり前後編だった(笑)
シスコパパ(笑)が可愛いのと、地球で頑張っているノーグなど、登場人物も多彩で楽しい。
変わったところではベンティーン中佐はTNG54話「メンサー星人の罠」90話「ギャラクシー・チャイルド」のリア・ブラームス博士を演じていたスーザン・ギブニーさんで、なんだか懐かしい感じ(笑)
英語版wikiで調べてみると、この人はジェインウェイ、セブン、ボーグクイーンの候補にもなったそうな(笑)
20220412

84 地球戒厳令 後編 Paradise Lost
 パワーリレーへの破壊工作によって、地球規模での停電が発生。
この状態でジェムハダーに攻め込まれたらひとたまりもない。
しかしシスコはこの警戒下で可変種がコンピューター制御ネットワークのコードを入手し、全地球管理局に侵入できたというのが信じられなかった。
破壊工作が行われた日の記録を調べていたオドーが、シスコにレッド・スクワッドを知っているかと尋ねる。
シスコはノーグが入りたがっている士官候補生のエリート集団だと知っていたが、そのレッド・スクワットが宇宙艦隊アカデミーに転送された記録が残っていると聞いて眉を寄せる。
大統領が非常事態を宣言したあとで、なぜレッド・スクワッドが?
更に調査を進めるシスコの前に、信じられない事実が浮かび上がってくる・・・。

 
後編は可変種との駆け引きが繰り広げられるのかと思いきや、ある意味より物騒な方向に(汗)
そういう意味ではよくある後編は前編でばらまいた伏線を回収するのでやっとという残念な展開とは趣を異にしていていい感じ。
オブライエンに化けた可変種のシーンもいい感じだったし、遠い視点の物語と眼の前の事件を追う近い視点のエピソードのバランスがとてもいい。
スタートレック・ピカードもこのへんを目指してほしい・・・(汗)
ラスト近くのディファイアント対エクセルシオール級も画的に盛り上がってよかった。
今更エクセルシオール級がディファイアントと戦えるのかと思ったら、近代化改装で超パワーアップされた艦だった(笑)
20220411

85 ジェラシー Crossfire
 
 毎週火曜の朝のキラ少佐への保安報告のために、保安室を整頓し、キラの好物のラクタジーノを用意してさりげないポーズで待つオドー。
彼はキラがラクタジーノを美味しそうに飲むのを見て笑みを浮かべる。
ベイジョーの首相になったシャカールがDS9を訪問するので、粗相の無いようにしようと話しているところにクワークがやってきて、オドーが夜中に騒音を立てていることに対する苦情を申し立てる。
オドーはわざとクワークの部屋を自分の部屋の真下にしていたのだ。
シャカールを暗殺しようと画策するカーデシアの極右組織の工作員が潜入しているという情報が入る。
ウォーフの協力の下、警備を厳重にするオドーだったが、彼はシャカールとキラ少佐が仲良くしているのが気になって仕方がなかった・・・。

 
 なんてことのない地味な話なのだが脚本の出来が素晴らしく、まさにDS9の真骨頂と言えるエピソードに仕上がっている。
ネメシスを観た直後ということもあって、キャラクターの立ちっぷりが桁違いなのに感動した。
とりあえずはDS9のメンバーの精神的な距離感の近さが心地よい。
ウォーフもオドーと共通の悩みを話し合ったりといい感じに。
メインはクワークとオドーの関係で、これまた非常にいい感じに描けていて、オドーがキラのことを好きなのだと気づいたときのクワークの表情とか、展開に応じたオドーの表情など、素晴らしい演技も見逃せない。
名作。
それにしてもキラはなんであんなにモテるのか(笑)?
20220427

86 新たなる戦線 Return to Grace
 
 クリンゴンのカーデシア侵略により、カーデシアの健康衛生制度が崩れ、病気や伝染病が猛威を振るい始めていた。
ドクター・ベシアから予防接種を受けるキラ。
これからキラはカーデシアの前線基地に行き、ベイジョー情報部のメンバーと共にクリンゴンに関する情報交換を行うことになっていた。
彼女を迎えに来たのはなんとガル・デュカットだった。彼は隠し子の発覚によって輸送船の船長に左遷されていたのだ。
彼の船、輸送船グロウモールにはトーラ・ジヤルも乗船していた。
 目的地に到着したグロウモールは、基地が破壊されているのを発見する。
そこに現れるクリンゴン・ウォーバード・・・。

 
 ちょっと駆け足な感じが強かったが、なかなか面白かった。
それにしてもカーデシアの落ちぶれぶりがすごい(汗)
しかしほんとになんでキラはあんなにモテるんだ(笑)?
20220505

87 モーグの息子たち Sons of Mogh
 
 ホロスイートでの戦闘訓練を行うウォーフとジャッジア。
なんかイチャイチャしているようにも見える(笑)
 酔っ払ったクリンゴンがウォーフを呼んでいると言うので行ってみると、そこにはカーンがいた。
カーンはウォーフにモクトヴァの儀式を依頼する。それはカーンの命を絶つという意味だった・・・。

 
 カーンの言うことが最もすぎる(汗)
自分はガウロンに大見得を切ったがDS9でぬくぬくしてて、一族はガウロンの膝下で一方的に経過を聞いたんだからたまったものではないだろう。
それにしてもTNGからのカーンとの付き合いもこれで終わりかと思うと非常に寂しい。
一貫して兄想いのいいやつだった。
20220505

88 ロムの反乱 Bar Association
 
5日間のガンマ宇宙域探査を終えて帰還するディファイアント。
司令官のウォーフはディファイアントを気に入ったらしい。
クワークの店では、閑古鳥が鳴いており、クワークは売上の低迷にため息を付いていた。今月はベイジョーの浄化月間で、様々な娯楽が自粛されるのだ。
その隣でロムが右耳が痛むと薬を作っていたが、結局倒れてしまう。
クワークは従業員を集め、明日から従業員の給料を3分の1ずつカットすると宣言する。
ドクターやオブライエンの話を聞いていたロムは、この宣言に対して労働組合の設立を決意し・・・。

 リータの登場が久しぶりすぎる。相変わらずいいおっぱいなので化夢宇留仁的には嬉しい(笑)
そしてこちらもお久しぶりのFCA監査官ブラント。ノーシカン人2人を引き連れているのがいかにもやばそうで面白いが、このノーシカン人って、身体を的にしあってダーツで遊んでるとか、ほんと謎だよね(笑)?
ロムの今後の活躍を期待したい。
20220505

89 選ばれし者の困惑 Accession
 
 ケイコが帰ってくるのに備えて部屋を片付けるオブライエンとそれを手伝うベシア。
帰ってきたモリーは弟ができたと言う。オブライエンはそれが彼女が抱いている人形(どう見てもベイジョー人/笑)のことかと思うが、モリーはケイコのお腹の中だと言う。
 ヴェデク・ポルタが新婚夫婦を連れてシスコのところにやってくる。
シスコは2人に祝福の言葉を贈るが、気乗りしない様子。相変わらず自分のことを選ばれし者として考えられないのだ。
そんなところにワームホールからベイジョーのソーラーシップが現れる。
それはかつてシスコが再現してカーデシア領域まで旅をしたものと同型だった。
そしてそれに乗っていたのは200年前のベイジョーの詩人で、彼は自分を選ばれし者だと言った・・・。

 
 シスコがとうとう選ばれし者としての責任感に目覚める話だが、興味深いのはベイジョーにはかつて厳格なカースト制度があったという事実で、言われてみればありそうな世界ではある。
それにしてもキラが芸術家は無理がありすぎる(笑)
20220515

90 裁かれるウォーフ Rules of Engagement
 
 ディファイアントの船内に、多数のクリンゴンの子どもたちの死体が転がっている。雄叫びを上げるクリンゴン戦士たち。
という悪夢を見て冷や汗を流すウォーフだが、彼は監禁室の中にいた。
 クリンゴン帝国から殺人容疑でウォーフ少佐の身柄を引き渡すようにという要請があり、その審議を始めると宣言するタララ提督。
クリンゴンから派遣されたチュポック訴追人が、宇宙暦49648にウォーフが艦隊宇宙艦ディファイアントを指揮してペンタス星系近くでクリンゴンの民間船を攻撃して441名の一般市民の命を奪ったと言い、それはウォーフの判断ミスで、戦闘にはやるクリンゴンの血がそうさせたのだと宣言した・・・。

 
 定番の法廷物。証人たちが回想シーンでカメラ目線で話すのが面白い。
また訴追人チュポックのキャラクターもよくできていて面白く描けていた。
最後の名簿の件はちょっと適当すぎるように感じたのは残念だったが、だいたいいい感じだったと思う。
しかしジャッジアの証言には少し違和感が。
同じ内容でもあくまで過去の歴史や倫理観の再現であると胸を張って言えばいいのに、なんであんなに不安そうな顔をしてウォーフを不利にするのか(笑)?
そして驚いたのがこの時点でのオブライエンの戦闘経験がなんと235回(汗)!
超歴戦のツワモノ(笑)
 気になったのは回想シーンのクリンゴン艦で、旧式の巡洋艦と呼ばれているのはクティンガ級でいいとして、戦艦と呼ばれていたのがバード・オブ・プレイだったのだ。
しかしどうもこれは翻訳時のミスらしい。
ちうかシリーズ通して艦種の翻訳がいい加減なのはなんとかしてほしかった(汗)
20220515

91 つくられた記憶 Hard Time
 
 約20年の刑期を終えて釈放されるオブライエン。しかしそれは作られた記憶だった。
ドクターの質問に20年間ずっと1人だったと答えるオブライエンだが、彼の記憶の中には囚人仲間がいた・・・。

 オブライエンを酷い目にあわせるシリーズ(笑)
落ちは予想できるものの、非常に完成度の高い脚本で素晴らしい出来。
シチュエーション的にはドラえもんでのび太が無人島で過ごした日々を思い出した(笑)
20220515

92 鏡あわせのジェニファー Shattered Mirror
 
 ジェイクが部屋に戻ると、なんとそこに死んだはずの母親ジェニファーが。
彼女は鏡像世界のジェニファーだった。
はしゃぐジェイクは彼女とともに鏡像世界に。しかしそれは罠だった・・・。

 
シリーズ物ではメインキャラクターを簡単に殺すわけにはいかないが、鏡像世界ではその鬱憤を晴らすように殺しまくる(笑)
クワークなんて鏡像世界が初登場した話で殺されてたし(笑)
シスコはキラ少佐を連れて行こうとしていたが、その判断はどうかと思った。
もっと死人が増えそう(笑)
この話では鏡像世界版ディファイアントとクリンゴン戦艦&カーデシア巡洋艦との派手な戦闘シーンも観ることができる。
それはそれでなかなか盛り上がっていいのだが、前から思うのだがスタートレック世界の宇宙戦闘シーンって、すごく変(汗)
宇宙船どうしがものすごい低速で至近距離で超小回りの旋回を繰り返しながら撃ち合う。
今回なんて敵戦艦の周囲を密着するくらいの距離でぐるぐる回ってる(笑)
シールドが強力すぎるとそんな展開になるのだろうか???
20220515

93 二人の女神 The Muse
 
 ジェイクはプロムナードのテラスで、エアロックから出てくる人々を観察して小説のための人物スケッチを録音していた。
降りてきた人物の中で、一人旅らしい見慣れない異星人女性に興味を惹かれる。
女性の方もジェイクに気づいたようだった。
一方保安室に戻ってきたオドーは、そこでラクサナが泣いているのに気づいて驚いていた・・・。

 
 実に地味な話だが、DS9の地味な話は名作が多いので油断できない。
この話でもオドーとラクサナの距離の縮まり具合が慎重に描かれていて興味深かった。
残念なのはジェイクのエピソードの方で、謎の女性が登場した瞬間にこんなキャラクターかもしれないと想像したそのまま(汗)
ここはもう一つひねりを入れてほしいところだった。
あと気になったのがジェイクが紙に筆記体を書いていたこと。
紙にペンで書くのは初めてだと言っていたし、いつものパッドはブロック体表示なのだが・・・。
20220625

94 裏切り者は誰だ For the Cause
 
 イエイツとラブラブで幸せそうなシスコ。
 クリンゴン帝国の攻撃によって大きな被害を出しているカーデシアにクラス4のレプリケーターを12機譲渡するためにDS9でその積み込みを行うことに。
その報告の後、エディングトンとオドーはシスコにある問題を打ち明ける。
それはイエイツがマキの可能性があるというものだった・・・。

 
 冒頭からシスコが超幸せそうなのが逆に悲劇の予感しかしない(汗)
そして結末は想定を越えるえらいことに(汗)
このオチに関わるキャラクター設定って、最初からあったんやろか???
20220625

95 戦士の宿命 To the Death
 
 宇宙暦49904.2。
ベイジョーコロニーを襲ったブリーン人の略奪船を撃退してDS9へ帰還するディファイアント。
ところがDS9は3つの巨大なパイロンの内の1つが吹き飛ばされている衝撃的な姿で彼らを迎えた。
商船に偽装したジェムハダーが爆破して逃走したのだ。
再びディファイアントでジェムハダー船を追跡するが、遭遇したのは大破したジェムハダーの戦艦だった・・・。

 久々にヴォルタ人が出てきたと思ったら役者がジェフリー・コムズという時点でもう最高(笑)
ジェムハダーに関する様々な新情報と、なんとTNGで出てきたアイコニア人の最終兵器まで絡み、見どころが多い。
それにしても前回から連続してショックなことが続いてシスコたん可哀想(笑)
そしてコムズはそんなにあっさり・・・(笑)
20220625

96 星に死の満つる時 The Quickening
 
クワークがDS9の通信システムに侵入し、クワークの店の宣伝歌を基地中に流していた。
ウォーフもディファイアントのリプリケーターからこんな物が出てきたと言って怒っている。
ウォーフが持っている奇妙なマグカップを傾けると、クワークの店の歌が・・・。
デルタ宇宙域のパトロールの帰りに救難信号を受信したベシア、ジャッジア、キラ。
ベシアとジャッジアが降りてみると、その世界は死病に支配されていた・・・。

 
惑星連邦の医療援助活動の一環・・・な話。
印象的だったのは安楽死の専門家トレヴィアンというキャラクターで、ある意味キリコ先生みたいな(笑)
そして気になったことが一つ。
どうしてベシアはトレヴィアンの身体を調べないんだ???
それとマットペイント合成が見事なカットがいくつかあった。
20220625

97 クワーク、絶体絶命 Body Parts
 
 クワークの店のカウンターにロムが座っていると、2週間の帰省から戻ってきたクワークがカタツムリジュースをおごる。
クワークはしばらく帰省の様子を話していたが、突然俺は死ぬと言い出す。
クワークはフェレンギ人500万人に1人がかかるという不治の病ドレク症候群にかかっており、余命1周間なのだという。
ロムはせめてもの慰めに遺体をオークションにかければ高値で売れると言い、やってみると最初はロムがクワークを喜ばすために入札しているだけだったが、なんとラチナムの延べ棒500本という入札があり、クワークは大喜びで売却するが・・・。
 一方ケイコ、キラ、ベシアの乗ったシャトルの事故でケイコは重症を負い、ベシアは彼女の赤ん坊を助けるためにキラのお腹に赤ん坊を移動させていた・・・。

 
 キラの方は今後の物語のためのとっかかりみたいなもので、あくまでメインはクワークの方。
これが実によくできていて、毎度面白いフェレンギの風習に加えてクワークとDS9の面々との強い絆も表現されている。
ひさしぶりに観るとやはりDS9は脚本が素晴らしい。
20221120

98 可変種の脅威 第二幕(前編) Broken Link
 
 オドーに新しくできたベイジョーレストラン「天空カフェ」のオーナー、シャラン・アロイヤを引き合わせるガラック。
しかしオドーが突然倒れてしまう。
ベシアの診断では、オドーは身体の比重が不安定になっており、このままではヒューマノイドの姿を保つのもできなくなってしまうという。
 一方ガウロンが連邦によるクリンゴンが征服したカーデシアの領地の返還要請を拒否し、更に連邦にアーケイナス星域にある全ての宇宙基地と軍事施設から撤退しないならば戦闘準備を整えろと恫喝していた。
アーケイナス星域はDS9からは遠く離れており、とりあえずできることはなかったが、一同に不安を覚えさせるニュースだった。
 オドーの経過は思わしくなく、もはや治療するにはガンマ宇宙域に行って創設者に助けを求めるしかないという結論に達し・・・。

 
 前編の割には一応ちゃんと終わっていると思ったら、原題では特にそういう内容にはなってなかった。
まあラストは事件が連続した状態で終わっているのだが(笑)
よかったのはウォーフがガラックを叩きのめしたあとで言ったセリフ(笑)
20221120


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